今流行りのメタバースを使ってイベントを開きたいけど、費用はどれくらいだろう?
メタバースを使って打ち合わせもできるって聞いたことがあるけど、費用がかからないサービスはあるの?
メタバースを有効活用したいとお考えのあなた、こんなお悩みはありませんか?
メタバースの費用は、バーチャル会議なら無料のものから月額税込1万円前後、単発イベントなら税込100万円からが相場です。
最近注目度が上がっている人気急上昇中のサービスなのに、費用がかからない無料のサービスもあるなんて驚きですよね。
今回は会社でメタバースのサービスを利用する場合の費用や始め方、おすすめのサービスをまとめてみました。
記事の後半では、費用がかかるのになぜメタバースのサービスを利用するのかやメタバースの基礎知識なども合わせてご紹介します♪
メタバースの費用は会議なら無料!イベントなら100万円
メタバースの費用は、会議なら無料で利用できるものから月額税込1万円前後、イベントなら税込100万円から利用できるものが相場です。
ただし無料の場合、メタバース内でできることにある程度の制約があります。例えば、次の3点が挙げられます。
- 同時に参加・閲覧できる人数に制限がある
- アバターは初期値の中からしか選択できない
- 3D空間の内装を自由に変更できない
毎月の費用がかからない分、制限があるのは仕方のないことかもしれませんね。
小規模でのバーチャル会議や個人のイベントなら費用のかからない無料サービスでも十分かと思います。
実際に私もスマホで利用できるメタバースアプリをインストールしてみましたが、簡単なやりとり程度なら無料版でも満足のいく使い心地でした。
しかし、大人数での会議や法人が主催するイベントなどは、その分費用はかかりますがやはり有料サービスを利用するのがベターです。
有料サービスなら、無料版のような制約はなく自由にカスタマイズできます。
どの会社を利用するかにもよりますが、イベント運営の事前準備から当日のサポートまでがパックとして組み込まれたサービスを提供している会社もあります。
これからどのようなサービスがあるのかや、徹底リサーチした私のおすすめサービスをご紹介します。
ぜひあなたの理想に合うサービスを見つけて利用してみてくださいね♪
メタバースで費用がかかっても依頼したい優良会社8選!
ではさっそく、おすすめのメタバース事業会社を8社厳選したのでご紹介します。
まずは、メタバースで会議やイベントを行う際におすすめしたい有料サービスの運営会社です。
- 株式会社 ビーライズ
- バルテス・モバイルテクノロジー株式会社
- クラスター株式会社
- ナレッジワークス株式会社
- 株式会社メタバーズ
- oVice株式会社
- 株式会社OPSION
メタバースのサービスを利用する場合、メタバース空間を新しく制作・開発する方法と既存のメタバース空間を利用する方法があります。
新しくメタバース空間を制作・開発する場合は、費用が嵩みますがその分カスタマイズの幅が広く、自社独自のプラットフォームを作成したいあなたにおすすめです。
反対に、費用は抑えたいが多少のカスタマイズをしたいあなたには、既存のメタバース空間を有料で利用する方法がおすすめです。
7社の特徴を下記の画像にまとめてみました。文章でもそれぞれ解説しますね。
画像が見えにくい場合は、こちらのPDFをご覧ください。
新しくメタバース空間を制作開発する会社を利用する
新しくメタバース空間を制作・開発する際におすすめの会社は次の2社です。
- 株式会社 ビーライズ
- バルテス・モバイルテクノロジー株式会社
メタバース空間を制作開発する会社を利用すると、既存のメタバースを利用する場合に比べて費用がぐんと上がってしまいます。
しかし、実装したい3D空間のイメージがあり、既存のメタバースでは対応できない場合は1から制作・開発を依頼することができます。
<株式会社 ビーライズ>
バーチャルイベントや展示場の開発、VRなどを活用した研修・トレーニング、VRなどのシステム・アプリ開発を行っている会社です。
費用は約100万円から要相談で、コンテンツによっては1,000万円以上かかる場合もあるようです。
仮想空間を利用したイベントはもちろんのこと、VRを利用した研修が可能な数少ない会社です。
VRを利用した訓練の主な例は、自動車教習などがあげられます。
<バルテス・モバイルテクノロジー株式会社>
スマホ向けアプリの開発会社で、VRシミュレーション用の3D空間の制作などを行っています。
ホームページを確認しましたが、メタバース関連の製作費は載っていませんでした。
スマホアプリは実際に制作したもので450万円からのようです。
バルテス・モバイルテクノロジー株式会社は保守サービスが充実しているため、
バグなどにもスムーズに対応できます。
利用する際にはホームページ等から無料相談をするのが良いでしょう。
既存のメタバース空間を貸し出している会社を利用する
既存のメタバース空間を貸し出している会社のおすすめは次の5社です。
- クラスター株式会社
- ナレッジワークス株式会社
- 株式会社メタバーズ
- oVice株式会社
- 株式会社OPSION
ある程度型が決まっているサービスですが、比較的安価で利用可能なのが最大のメリットと言えます。
会社によっては目的に応じて適切なプランを組んで販売しているところもあります。
事前に下調べや見積もりを依頼したり無料トライアルなどを利用したりしながら、ぜひあなたに合うサービスを見つけてくださいね♪
<クラスター株式会社>
『cluster』というメタバースアプリを開発している会社です。
ライブイベントや展示会など幅広いサービスを取り扱っています。
イベントを行う場合は約100万円から要相談になります。
個人でスマホを用いて利用する場合は、スマホアプリをダウンロードして名前などを設定すればすぐに利用することができます。
私も試しにスマホで登録してみましたが、簡単に始めることができました。
操作方法は荒野行動や第五人格などのゲームと似ているので、スマホゲームに慣れている場合は簡単に操作できるでしょう。
始めるまでの手順がとても簡単で一般ユーザーにも易しいイメージがあるため、集客しやすい可能性がありますね。
法人としてイベントなどを主催する場合には、法人窓口から相談する必要があります。
株式会社ポケモンや株式会社横浜DeNAベイスターズなどがイベント会場として利用しているため知名度が高く、安心して利用できるのが嬉しいポイントです。
イベントの準備は最短で即日での対応が可能ですが、1~3ヶ月前後の準備期間が必要な場合もあります。
イベント開催まである程度余裕をもって相談するのが良いでしょう。
<ナレッジワークス株式会社>
『ROOM』というPCブラウザ型のバーチャル空間を提供している会社です。
残念ながら費用などの詳細はホームページで見つけることはできませんでした。
VRゴーグルや専用アプリの事前ダウンロードは不要で、PCブラウザからアクセスが可能です。
バーチャルヒューマンによるガイド機能がついていたり、商談専用のスペースがあったりするためビジネスでの利用に向いています。
しかし、スマホやタブレットからはアクセスすることができないため、手軽にWeb会議をしたい場合には不向きと言えます。
<株式会社メタバーズ>
『CYZY SPACE』というブラウザ型のバーチャル空間を提供している会社です。
オンライン展示会やバーチャルショール―ムなどのサービスがあります。
基本プランは月額税込11,000円から、1ルーム・アバター25名・閲覧のみ100名まで可能です。
自社独自のサーバを使用したい場合は独自サーバプランがあります。
費用は初期税込55万円+月額税込11万円から、10ルーム・アバター25名・閲覧のみ100名までとなっています。
株式会社メタバーズではバーチャルイベントや展示会を実施する際の運営支援も行っています。
また、オプション機能も充実しており、動画のライブ配信サポートや社内で利用している既存のサービスとの連携、AIコンシェルジュの設置などがあります。
Webブラウザがあれば使用可能で、PCやスマホ、VRゴーグルなど複数の機器にも対応しています。
お試し入室ができるのでPCのWebブラウザから入室してみましたが、若干方向転換の操作が難しく感じました。
しかし、展示スペースなどは実際の展示場の様子にかなり近いため、本当に展示場に来ているような感覚になります。
<oVice株式会社>
『oVice』というバーチャル空間を提供している会社です。
オフィスやイベント、スクール、コミュニティなど様々な用途で使用することが可能です。
継続プランと単発プランがあり、継続プランの場合は月額税込5,500円から、単発プランの場合は週額税込2,750円からとなっています。
ちなみに継続プランは3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月となっており、6ヶ月なら5%引き、12ヶ月なら10%引きとお得な料金設定になっています。
『oVice』はWebブラウザで使用することができ、PC・スマホ・タブレットのいずれも使用可能です。
政府系機関や大学、大手の会社などがバーチャル空間を開設し利用しているため安心して利用できますね。
しかし、2D空間でのコミュニケーションツールのため、よりリアルに近い形での展示会やイベントには不向きです。
2週間無料トライアルがあるので、契約する前に一度利用してみると良いでしょう。
2週間無料トライアル版でも有料版との違いはないとのことです。
<株式会社OPSION>
『RISA』というメタバースオフィスの運営を行っている会社です。
3Dの仮想空間内でアバターを使い、モーション機能やつぶやき機能などでコミュニケーションがとれる設計となっています。
用意されているプランはスモールフロア・スタンダードフロア・ラージフロアの3つです。
費用はそれぞれ、月額税込11,000円・33,000円・55,000円となっています。
株式会社クラウドワークスやChatwork株式会社などがこのサービスをバーチャルオフィスとして活用し、社内交流に役立てているようです。
Google chromeとMicrosoft Edgeブラウザのみに対応しているため、スマホ等では利用できないので注意が必要です。
『RISA』にも2週間の無料トライアル期間があるので利用してみると良いでしょう。
会議向けの無料サービスはMetaのHorizonWorkrooms
次に、メタバースで費用がかからない無料サービスのおすすめ会社をご紹介します。
- Meta(旧フェイスブック)
Metaのサービスを利用する場合は、既存のメタバース空間を利用する方法となります。詳しく見てみましょう。
<Meta(旧フェイスブック)>
『Horizon Workrooms』というバーチャル会議室を運営している会社です。
3D空間でアバターを用いて会議や打ち合わせができ、2022年2月10日現在は無料で利用することができます。
しかし、会議を主催する場合は3万円以上する専用のVRゴーグル「Oculus Quest2」が必要になります。
主催者以外は「Oculus Quest2」がなくても、ウェブブラウザからビデオ通話で参加することができます。
しかし、立体的な空間を利用できないため従来のWeb会議と似たような使い心地となるでしょう。
また、専用のVRゴーグル「Oculus Quest2」が重いためずっとつけて作業するのが難しいといった声もありました。
しかし、対応キーボードを使うとVR空間にキーボードを持ち込めたり、使用中のPC画面もVR空間に持ち込めたりするため、とても魅力的なサービスであることは間違いありません。
配信用のアカウントを作成し、ブラウザから参加した画面をOBS StudioなどでキャプチャーすればYouTubeで配信することも可能です。
無料なのにたくさんの機能がついているのはとても惹かれるものがあり、ぜひ使ってみたくなりました♪
メタバースで費用がかからない場合の始め方を解説!
ここからは費用がかからないため誰でも使用することができる、Metaの『Horizon Workrooms』の始め方を解説します。
メタバース空間を作成する大まかな始め方としては、「会員登録する」→「チームを作成もしくはチームに参加する」の2工程です。
管理者としてチームを作成する場合は、専用VRゴーグル『Oculus Quest』が必須となりますのでご注意ください。
- https://www.oculus.com/workrooms/にアクセスする
- 右上の「登録」ボタンをクリック
- メールアドレスを入力したのち、「次へ」をクリック
- 『Workroomのアクティベーションコード』というタイトルのメールを確認し、認証コードを入力
- 「メールアドレスを認証」をクリック(4でコピペをすると自動的にクリックされる場合があります)
- ①自分が会議の主催者になる場合
→「新しいWorkroomsチームを作成」をクリック
→「チーム名」「氏名」「パスワード」の設定し「次へ」をクリック
→表示された注意事項を確認し「次へ」をクリック
→管理者としてチームを作成する必要があるためOculus Questのペアリングコードを入力し「送信」をクリック
②既存のWorkroomsチームに参加する場合
→「既存のWorkroomsチームに参加します」をクリック
これで『Horizon Workrooms』のメタバースに会議室型の仮想空間を作成もしくは仮想空間に参加することができましたね。
『Horizon Workrooms』の始め方は、これでもう完璧ではないでしょうか♪
利用料は無料といえど、専用VRゴーグルの『Oculus Quest』が必須になるため、大きな費用がかかるのは少し残念ではありますよね。
しかし、公式のイメージ動画を見るとその費用をなかったことにできるくらいワクワクする未来の映像が流れていました。
もしかすると近い将来、当たり前のようにVRゴーグルを使用してメタバース内でお仕事をしているかもしれませんね。
メタバースは費用がかかるのに注目されている理由は?
注目されている理由はズバリ、メタバースはこれまでにない新しいことができる可能性をたくさん秘めているからです。
そのため、莫大な費用をかけながらもメタバースを利用し、仕事を展開する会社が増えており、現在大きな注目を集めているのです。
メタバースではこれまでにない新しいことができる!
具体的にどんなことができるようになったのかを見ていきましょう。
メタバースでできるようになったことはたくさんありますが、その中でも特に驚いたことをご紹介します。
それは、仮想空間の中で独自の通貨を用いて土地を購入したり、その土地を運用することで仮想空間内で使用できる通貨を増やすことが可能になったことです。
なぜそんなことが可能になったのかというと、仮想通貨で使われたブロックチェーンの技術が進化し、nftによって資産価値を証明できるようになったためです。
nftとはNon-Fungible Tokenの略語で非代替性トークンのことです。
今までインターネット上にあるデータは、誰でもコピーをしたり情報を書き加えたりすることができました。
しかし、nftという技術が開発されたことで、そのデータが『唯一無二のデータ』であることが証明できるようになったのです。
そのため、仮想空間内の土地を『唯一無二の土地』として扱うことができるようになり、それらの売買が可能になりました。
土地を買って運用するということは、現実世界でいうところの不動産投資に当てはまりますよね。
正直、この話を聞いたときはあまりにも現実離れしていて実感がわかず、話の内容が呑み込めませんでした。
ですが、実際にはもう既にこういった取引が行われているそうです。
2021年9月には小学生の男の子が制作したnftアートが、約240万円で購入されたというお話もあり、本当に驚きました。
このようにたくさんの可能性を秘めているメタバースは、まだまだ発展途中なサービスです。
2021年10月28日にはFacebookが「Meta」という社名に変更し、莫大な費用をつぎ込む構想が予想され注目を浴びました。
これからもっと参入する会社が増えれば、たくさんの費用が投下され市場規模の拡大が予想されますね。
最後に、この流行に乗り遅れないためにも、メタバースについて簡単に解説させていただきますね♪
メタバースはインターネット上に作成された3D仮想空間
メタバースとは、インターネット上に作成された3Dの仮想空間のことです。
メタバースという言葉は「メタ=Meta(超越の意)」と「ユニバース=universe(宇宙の意)」からきており、この2語を合わせた造語となっています。
フォートナイトやどうぶつの森なども仮想空間なのでメタバースと言えますね。
メタバースでは、アバターを操作してコミュニケーションをとることができます。
これらを活用してイベントを開催したりWeb会議などを行ったりすることができるため、テレワーク化が進んでいる今とても注目を集めているのです。
メタバースではどんなことでも実現可能!今後に期待!
メタバースは仮想空間ですので、その中ではどんなことでも実現できます。
前述したイベントやWeb会議の他にも、学校として利用するも良し、仲のいい友達と雑談をするために集まるのも良しと様々な活用方法があります。
仮想空間の物体に資産価値をつけることができるnftという技術も確立されたため、メタバースで制作した物の売買もこれから活発的になるのかもしれません。
自分専用の部屋をメタバース上に作り、お気に入りのアイテムを購入してコレクションしていくのも楽しそうですね。
メタバースには展示場や会議室など7つの活用方法が!
メタバースには様々な使い方がありますが、ビジネスとしての主な活用方法は次の7つです。
- 貸会議室として利用し、会議や打ち合わせを行う
- 新商品の展示会や個室を利用した個別商談会を実施する
- 美術作品などの展示会を開催する
- 音楽ライブやトークイベント、スポーツ観戦などライブイベント
- 新年会や忘年会など大人数の飲み会
- 遠方の友人たちとの雑談スペース
- 学校のように教室をつくり授業を行う
その他個人の場合は、ゲームとして登場しているメタバースのサービスもあり、そのゲームの中でお金を稼ぐことも可能なようです。
ゲームでお金を稼ぐことができるなんて、まるで夢のようなお話ですよね。
私が見つけたのは主に上記の7つでしたが、メタバースでは他にももっとたくさんの活用方法があるはずです。
あなたの悩みを明確にしてメタバースの運営・制作会社に相談することで、解決できることがあるかもしれませんね♪
まとめ
- メタバースの費用は会議なら無料で利用できるものから月額税込1万円前後、イベントなら100万円から利用できるものが相場
- 会議やイベントにおすすめの有料サービスは7社ある
- 会議向けの無料サービスはMetaのHorizonWorkroomsがおすすめ
- メタバースで費用がかからない『HorizonWorkrooms』の大まかな始め方は、「会員登録する」→「チームを作成もしくはチームに参加する」の2工程
- メタバースは費用がかかるのに注目されている理由は、これまでにない新しいことができるから
- メタバースはインターネット上に作成された3D仮想空間のこと
- メタバースの活用方法は、会議室・個別商談会場・展示会場・ライブイベント・オンライン飲み会・雑談スペース・学校として授業を行うなどの7つ
このようにメタバースの活用方法はたくさんあることが分かりましたね。
費用がかかる場合でもかからない場合でも、「どのようなことを実現したいか」というイメージが1番大事です。
ぜひあなたに合うサービスを見つけて、たくさん活用してくださいね♪
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