中古車でも人気のランドクルーザープラド90/95って気になるんだけどこの2つの違いってなんだろう?
この2つの違いは、プラド90は2ドアでショートボディ、そしてプラド95は4ドアのロングボディである点です。
中古車市場で未だに人気の高いプラド90/95は値段も安くはありません。
アウトドアにも都会の街中でも似合う、プラド90/95かっこいいですね。
人気のプラド90/95ですがやはり中古車、新車と違い修理することも認識した上での購入になります。
買った直後にすぐ故障とならないために、少しでも知識を持っておいたほうがいいですね。
ではどういった点に注意して購入すべきか、また故障した場合のパーツや中古車の値段はどれくらい?
こういったことを先に知っておくと、何かあったときも対処しやすいですよ。
プラド90と95の違いはドアの数とボディの長さ!
乗用車からの乗り換えユーザーが急増した1996年当時の4WD市場に浸透したのがこのランドクルーザープラド90/95です。
2台目プラド90/95は歴代のプラド70とはまったく異なる、曲線を基調としたスタイルで近代的なボディになりました。
それまでのモデル、ランドクルーザー70バンやプラド70は仕事用の硬い車のイメージでヘビーデューティーなイメージでした。
そのため、乗用車から4WDに乗り換えたいと思っていた人達からはなかなか支持されませんでした。
その当時4WD市場でトップだったのは三菱パジェロ、それに立ち向かったのが、ランドクルーザープラド90/95ということです。
では、プラド90と95の違いをご紹介しましょう。
プラド90は2ドアショートボディで小回りが良い
- 2ドアで5人乗りのタイプ
- ボディサイズが短いので小回りが良い
- 車高があるので大きく見えるが、その分前方も後方も見晴らしが良く、女性の方でもとても運転がしやすい
- ヘッドライトは丸めクラシックと呼ばれ、丸い形で可愛らしく、おしゃれで幅広いユーザーに人気
ショートボディはあまり数が多く出回っていないので、もしあなたが狙っている場合は、早い決断が大事です。
プラド95は4ドアロングボディでたくさん物が積める
<プラド95ロングボディ4ドア>
- ミドル座席3人、その後ろにも3人と最大8人まで乗ることができ、大人数で移動可能
- キャンプなどや荷物をたくさん積みたい場合は、後ろの座席を取り外し5人乗りにすることも可能
- ルーフラック(車の上)やヒッチメンバー(車の後ろ)を付けて車の外にも積める
- ヘッドライトは角目ライトですが、ショートボディと同じ丸目ライトにカスタムすることもできる
幅と高さはショートボディの90と同じですが、少し長いロングボディとなります。
プラド95のヘッドライトは角目ライトがオリジナルです。
しかしショートボディと同じ丸目ライトにカスタムすることでクラシックスタイルになり人気のあるデザインにもできます。
国内での販売台数の大半はプラド95ロングボディーが占めているため、90ショートボディより気に入ったものが見つかりやすいという魅力があります。
プラド90と95歴代モデルとのボディサイズ比較
歴代モデルとボディサイズの違いを比較して見ましょう。
プラド70 | プラド90 | プラド95 | |
全長 | 4615mm | 4255mm | 4690mm |
幅 | 1790mm | 1820mm | 1820mm |
高さ | 1900mm | 1915mm | 1915mm |
乗車人数 | 8名 | 5名 | 8名 |
4WD方式 | パートタイム | フルタイム | フルタイム |
新車時の価格 | 246~321万円 | 266~352万円 |
4WD方式のパートタイムとフルタイムとの違いを記述しておきますね。
- パートタイム:手動切り替えによって2輪駆動と4輪駆動を選択
- フルタイム:ドライバーによる切り替え操作が必要なく4輪駆動
<歴代モデルから変わったデザインや仕様>
- バンパーは金属製から樹脂製に変更
- フロントウィンドウは傾斜角度のついたスポーティーなデザイン
- 後ろのドアは観音扉スタイルから片側横開き
- 内装はシートの位置を高めにし、広い視野を確保しランクルの伝統のスタイル
- インパネ(計器盤)はドライバーを保護するために衝突時の安全性を大幅にアップ
プラド90と95の魅力!なぜ今でもそんなに人気なのか?
プラド90/95の人気の秘密
- ランドクルーザーよりひと回りコンパクトで街乗りもしやすい
- 見た目の車体は大きく感じるが意外と横幅は大きくなく小回りもよく路地裏運転もスムース
- 車高が高く視界も見やすく運転しやすい
- 車中泊もできるぐらい広々としている
- 他のランドクルーザーと比べて維持費、燃費が良い
- 在庫が多いので比較的状態の良い中古車が見つかりやすい
ファミリーで出かけるにも乗り心地がよく長距離移動も楽に、荷物もたくさん詰め誰にでも楽しめる4WDのエントリーモデルです。
とはいえ、オフロードでのパフォーマンスはランドクルーザーの持っているタフさや格好良さを残しています。
さらに、カスタムで豊富なパーツを組み合わせ、世界にたった一つの車に仕上げることも可能です。
プラド90と95故障リスクをできるだけ避けるには
プラド90/95でなくても、年数が経っていて走行距離のある中古車はいつ故障が起きてもおかしくはないですね。
リスクを避けるのに一番良い方法は購入する際に「保証」をつけるということをぜひ検討してください。
どんな中古車にもリスクは付き物、あなたのプラド90/95も買ってからすぐに故障する可能性もあります。
中古車販売店が独自に保証を付けている場合や、中古車に有償で付ける場合もあります。
多少のコストがかかったとしても、保証があれば万が一修理が必要になった場合も費用がカバーされます。
場合によってはかなりの出費になることもありますから必須ですね。では、どういった故障が多いのでしょうか?
知っておきたいプラド90と95どんな故障が多い?
プラド90/95で認識しておいたほうが良い故障とはどのようなものでしょうか?
また修理代やパーツ代はどれくらいかかるのでしょうか?
- ステアリングギアボックス
- エアコンのコンプレッサー
- ディーゼル車の場合は噴射ポンプ
- ぶつけた時のボディ修理
<ステアリングギアボックス>
オイル漏れやハンドルをきると異音がします。
新品パーツ価格:約12万円 リビルト部品:約5万円
<リビルト部品とは再度使用できるように設備、検査された中古品です。>
<エアコンのコンプレッサー>
劣化によるコンプレッサーの焼き付きや異音トラブルは避けられない状況が多く、交換だけでは済まない場合もあります。
パーツ代と修理費用で10万〜20万円
<ディーゼル車の噴射ポンプ>
劣化によりエンジンが吹けないまたはかからない、パワー不足または加速しない、煙がすごい、エンストする、燃料が漏れたりします。
リビルト部品でも約10万円と修理費は別
<ぶつけた時のボディ修理>
ドアやバンパー、ヘッドライト、リヤゲート、テーブルランプまでプラド90/95は人気が高く、中古を探してもなかなか見つかりません。
<それ以外に自分でできるセルフチェック>
毎日の簡単セルフチェック、異音がないか運転中にも音楽を消して早い目に察知することで大掛かりな修理を防ぐことができるかもしれません。
プラド90と95失敗しない中古車選びのポイント
中古車を選ぶポイントの一番は「保証」が付いているか。ということです。
ではなぜこの「保証」が一番大事かということをこれから説明していきますね。
今でも人気のあるプラド90/95は中古車市場でもたくさん流通しています。
それは丈夫で長持ちなだけではなく、大切に乗ってきたファンが多いからでしょう。
失敗しないプラド90と95を中古車で選ぶポイント
中古車選びの一番のポイントは「保証」と先ほどお伝えしましたがその他には下記の3点もポイントです。
- 保証
- 仕入先はどこか
- 純正ナビがついていた場合
- 修復歴あり
<保証>
年式が古くそして走行距離の多いプラド90/95はいつ故障が起きてもおかしくはありません。
あなたのプラド90/95だけが問題ではなく、劣化による部品の交換は必ず必要になります。
購入後、すぐに故障する可能性だってあるかもしれません。
その為に是非、多少コストがかかっても保険として保証を付けましょう。
<仕入先はどこか>
プラド90/95に関わらず、降雪地で走ってた車の場合、融雪剤などの塩害によってボディの下面や足回り、マフラーにサビや腐食が出てしまいます。
たとえ降雪地ではなく、スキーやスノボーによく行っていた車であれば、同じような状況かもしれません。
その為、お店の人に頼んでボディの下面や足回り、マフラーを確認してもらうようにしましょう。
また、快く対応してもらえるお店であればその後の対応も安心かもしれませんね。
<純正ナビがついていた場合>
新車で発売されていた当時、ディーラーのオプションで純正ナビがついている場合があります。
ディーラーより無償で修理の案内がありましたが、修理していない場合もあります。
その場合、プログラムに不備があり目的地検索ができないという不具合が発生する可能性があります。
ディーラーでの無償アップデートを受けているか確認する必要がありますね。
<修復歴あり>
同じようなスペックで状態も、よく似ているのに一方の車の値段はかなり安く、お買い得!こいう言う場合が特に注意です。
過去に大きな事故をしていて、車の骨格部分を損傷している場合があります。
車は自分の命だけではなく、他人の命も巻き込む恐れがあります。安全性を確かめて購入しましょう。
自動車公正取引協議会の会員店であれば、修復歴有無の表示義務があるのでそういった販売店での購入をするのも良いですね。
一般的なプラド90と95の中古車価格はどれくらい?
プラド90/95の中古車といってもかなりの値段の幅があります。
もっとも安い値段では65万円ぐらい、高いものだと500万円以上することもありますが、平均すると300万円ぐらいです。
中古車ということもあり、それぞれ車の状態が違います。
新車並みに手入れされたものもあり一概には言えませんが、一般的に走行距離の多いものは平均より安くなっているようですね。
10万km以上走っているものは200万円前後のようです。
走行距離が多くても、新車並みにペイントされてメンテナンスが十分されたものはそれなりに高くなっています。
ある程度状態の良いものを購入しようと思っているあなたは300万円前後の予算を組まれているのが良さそうですね。
気に入ったプラド90と95を少しでも安く購入する方法
残念ながら中古車でいまでも人気のプラド90/95のプラドを値引きする。と言うのは難しいようです。
もし仮に安く購入できる販売店がある場合は、もともとその分を見越して車両価格を高めに設定されていると考えたほうが良さそうです。
では少しでも安くするためにはどうするか?それは、現在持っている車、それをいかに高く買い取ってもらうかになります。
少なくても3軒以上のお店で下取り価格を査定をしてもらうようにしましょう。そうすると、数十万円の違いがあるかもしれませんね。
まとめ
- プラド90と95の違いは90は2ドアでショート、95は4ドアのロングという2つのボディサイズ
- プラド90/95はプラド70の後継として誕生したライトデューティーのランドクルーザー
- プラド90/95は歴代モデルとは違い、異なる曲線を基調としたスタイルと近代的なデザイン
- プラド90/95の魅力は街中でもアウトドアでもそして家族皆で楽しめる4WD
- どのような故障のリスクがあるのか事前に認識しておくと対処しやすい
- 中古車購入のリスクはどんな車でもあり得るので多少コストがかかっても保証を付ける
- 今乗っている車を買取に出す場合、最低でも3軒以上に査定をしてもらうと数十万円の違いがあるかもしれない
最後に、プラド90/95に買い替えた方々の意見を伺いましょう。
休みが待ち遠しくなり、仕事のモチベーションも上がりオンオフ、両方楽しくなった。
カスタム箇所がパッケージされている販売店もあり、簡単に自分好みに仕上がり、新車と間違えるほどの出来上がり。
中古車でもこれだけ人気のあるプラド90/95、あなた好みにカスタムすると毎日が楽しくなりそうですね。
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