恋愛と友情の違いで同性との関係に迷ったら確認する6つのポイント | オンライン総合研究所

恋愛と友情の違いで同性との関係に迷ったら確認する6つのポイント

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恋愛

「同性の友達なのに、もしかしたらあの子のこと好きなのかもしれない。」

「自分があの子に対して感じている気持ちは友情とは違い恋愛感情なのかも。」

同性の友達に対する気持ちが恋愛感情なのか友情なのか違いがわからず、悩んでいるあなた。

この記事では、同性との恋愛感情と友情の違いを判断する方法をご紹介しますよ!

耳にすることが増えたLGBTの1つでもあるクワセクシュアルは、恋愛感情と友情などその他の気持ちの違いがあいまいだと感じます。

このように性のあり方が多数派ではないのかもしれません。

また性のあり方が多数派であっても、普段から自分の気持ちがわかりにくくなっている可能性があります。

同性に対する恋愛と友情の違いについて迷うのはなぜか、恋愛と友情がわからなくなる原因と解決法についてもまとめました。

 

 

恋愛と友情の違いを同性間で迷ったら確認すること6つ

同性に対しての自分の感情が、恋愛感情と友情のどっちなのか迷ってしまった時、気持ちがどっちに傾いているのか確認したくなりますよね。

恋愛感情と友情ははっきりと線引きできるものではありません。

ですが、相手に対する気持ちが恋愛感情と友情のどっちに近いかを確認する目安はあります。

今、あなたが同性に対する気持ちに迷っているなら、きっと参考になるはずです。

 

もっと触りたいと強く思うかどうか

相手に対して「もっと触りたい」と強く思うかは、恋愛感情と友情の境目です。

相手ともっと親しくなりたいと思った時、心の距離は縮めたいと多くの人が思いますが「肉体的な距離も縮めたいか…。」と聞かれるとNOだと思います。

対して、恋愛対象としてもっと親しくなりたいと思った時は、心の距離を縮めるとともに「手を握ったり、ハグしたりしたい」と感じるでしょう。

相手の身体に触れたいと感じる、つまり性的な気持ちを特別強く抱くかどうかは、恋愛感情と友情のどっちかを確認するもっともわかりやすいポイントです。

私も学生時代に、仲が良くちょっとした憧れをもっていた同性の友達がいました。

ボーイッシュな感じの子で、明るくさばさばした性格からクラスの人気者でした。

「彼女の一番になりたい!」とよく感じていましたが、身体に触れたいと思ったことは不思議とありません。

きっと彼女に対する気持ちは、恋愛感情ではなく深い友情や憧れだったからだと思います。

 

義務のようなものを感じるかどうか

性格によるところもあると思いますが、恋愛感情を抱いている相手に対しては一種の義務を感じるといわれています。

「LINEが来てるからはやく返さなくちゃ」「最近遊んでないから、予定合わせて遊ばなきゃ」と相手に対して感じることはありませんか?

これは好きな相手にならこうするべきという気持ちが義務感を感じさせています。

「好きな相手なら、LINEしたらすぐに返信するはず」「好きな相手なら最低1か月に1回は遊びに行くはず」という思い込みから○○しなきゃと感じるのですね。

友達はたとえ関係性が悪くなって疎遠になったとしても、また友達として仲良くすることができるかもしれません。

ですが恋人は一度別れてしまうと、再び恋人関係に戻る可能性は限りなく低くなるでしょう。

友達に「さようなら」はないけれど、恋人に「さようなら」はあります。

そのため、慎重になる気持ちも重なり、義務感を感じやすくなるのかもしれませんね。

 

他とは違う独占欲があるかどうか

同性・異性問わず自分が好意を寄せている相手に対して、独占欲を感じるのは当たり前のことです。

しかし相手に対する気持ちが恋愛感情の場合は、どうしても独り占めしたい!と感じます。

小さい頃に兄弟とお母さんを取り合ったり、自分の友達がお兄ちゃんやお姉ちゃんと仲良くしているのを見ると、なんとなく面白くなかったり…。これも独占欲ですね。

友達とも2人で遊びたいと思うことはあると思います。

ですが何が何でも2人きりになりたい!と強く思うことは少ないのではないでしょうか。

相手に対する気持ちが友情の場合、独り占めしたいけれどできないのは仕方ないと割り切ることができます。

冷静に考えれば割り切れることが、割り切れない。この気持ちの差が恋愛感情と友情の違いです。

同性の相手に対しての気持ちが、恋愛感情なのか深い友情なのか迷った時は、相手のことをどれだけ独り占めしたいと感じるかを掘り下げて考えてみると良いですね。

 

なにかを共有できないと寂しくなるかどうか

なにかを共有できなかった時の寂しさが強いときは、相手に対する気持ちが恋愛感情に傾いています。

恋人でも友達でも、楽しいことや大変だったこと、好きなことを共有できると関係性は深まりますよね。

ですが反対に何かを共有できなかった時、なんだか寂しい気持ちになりませんか?

いつも一緒に遊ぶ友達が、別の友達と遊びに言っていたのをSNSを通して知ったり、自分が知らないことで、好意を寄せている相手と別の人が盛り上がっていたり…。

なんとなく仲間はずれにされたような気がして、相手とちょっと距離を感じることも。

好きな相手との価値観の違いは、異性でも同性でも寂しいもの。

友達に対しては「こういうのも好きなのね」と理解することができても、恋愛感情を持っている相手に対してはそうはいきません。

みんな違ってみんないいという考え方ができなくなってしまいます。

恋愛感情をもっている相手が異性の場合は、性別の違いを理由に無理やり納得することも可能です。

しかし、恋愛感情を持っている相手が同性の場合、相手の好きなものが好きになれない、理解できない、共有できないということをとても寂しく感じます。

 

自分が幸せにしたいと感じるかどうか

自分が好きな相手には幸せでいてほしいですよね。

幸せでいてほしいというのは、友達でも恋人でも同じように感じる気持ちです。

もし、相手を自分の手で幸せにしたいと考えるのであれば、それは相手に対して恋愛感情を抱いているということでしょう。

自分の手で幸せにしたいということは、あなた自身の未来に好きな人がいてほしいということであり、反対に好きな人の未来にも自分がいたいということです。

友達であれば、もし別々の道を歩むことになったとしても「寂しいけれど幸せになってくれたらそれでいいかな」と感じます。

自分のいないところでも幸せでいてほしいということですね。

しかし恋愛感情の場合は、自分の隣で一緒に幸せになりたいと感じます。

 

将来のことを考えるかどうか

私が一番、恋愛感情と深い友情の違いだと感じるのが、2人の将来のことを考えることがあるかどうかです。

どんなに仲の良い友達でも、将来をともに生きたいと考えたり、身内や親子関係になりたいと考えることは少ないと思います。

相手に何かあった時は一番そばで支えたい、自分に何かあった時にどうするかの判断をゆだねたいと考えるのは友情ではなく恋愛感情です。

異性では相手と結婚したいと感じるか、家庭を築きたいと感じるかということですね。

そう考えると、同性同士では未来がないと考えてしまう人も多いと思います。

しかし同性同士でも、異性間とは違う形ではありますが、全く未来がないということはありません。

具体的にはどのような形があるのでしょうか。

〈同棲する〉

一般的に同性同士で暮らす場合は、同居やルームシェアということが多いです。

あえて「同棲」ということで、気持ちの面で恋愛感情をもって一緒に暮らしているんだと表現します。

最も手軽にカップルとして過ごせる方法であるというメリットはあります。

同性同士のカップルでは一番多い形でしょう。

しかし同棲には法的な効力がないので、お互いに何かあったときに相手に重要な判断をゆだねるということは難しいでしょう。

〈養子縁組をする〉

手続きが必要になりますが、養子縁組をすることで法的に身内の関係になれます。

成人していれば誰でも養子縁組することができますが、年上を養子にすることはできず、1日でも先に生まれた方が養親となります。

法的に身内となるので、家族割引などの家族を対象にしたサービスが受けやすくなります。

またどちらかが亡くなった時に、相続が発生します。遺言を書いて遺産を引き渡すことも可能ですが相続税がかかります。

養子縁組をしている場合は、控除が受けられ相続税がかからない、もしくは少額で済むようになります。

しかし、養子にあたる人が名字を変更しなければならなかったり、養子縁組したことを知らない他の親族とトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。

〈パートナーシップの証明書を交付してもらう〉

日本では同性同士の結婚は現段階では認められていません。

しかし自治体によって、パートナーシップ制度を導入しています。

全国110以上の自治体で導入されていて、いくつかの条件をパスすればパートナーシップ証明書を交付してもらうことができます。

パートナーシップ制度を導入している自治体(一部)

〈人口100万人以上の都市〉

  • 札幌市
  • 横浜市
  • さいたま市
  • 福岡市 など

〈町〉

  • 群馬県大泉町
  • 宮崎県木城町 など

異性間の婚姻関係と違い、法的な拘束力はあまりありませんが、同棲をしているだけの状態より一歩進んだ関係性といえます。

〈海外に移住して結婚する〉

なかなかハードルが高いように感じますが、同性婚が認められる国に移住して結婚するという未来があります。

同性婚が認められている国(一部)
  • オランダ(2001年から)
  • ベルギー(2003年から)
  • カナダ(2005年から)
  • スウェーデン(2009年から)
  • イギリス(2014年から)
  • アメリカ(2015年から)
  • 台湾(2019年から) など

日本人が移住しやすいといわれている国のなかでも、同性婚が認められている国があります。

今ある生活や、自分が生まれ育った国から離れても、一緒にいたいと思える相手でないとなかなかこの判断はできないように感じます。

どうしても結婚という形を取りたい場合は、考えてみるのも良いでしょう。

〈2人で里親になる〉

異性間では結婚して家庭を築くと考えたときに、2人の間に子どもを授かり一緒に育てていきたいと考える人も多いと思います。

残念ながら同性同士では、2人の間に遺伝子的なつながりのある子どもを授かることはできません。

しかし日本では、同性同士のカップルでも里親認定を受けることができます。

2人で子どもを持つ親になり、ともに子育てしていくことは可能です。

 

 

恋愛と友情どっちか迷うのはクワセクシュアルかも?

同性の友達との関係を、恋愛と友情どっちか迷ってしまうのはなぜでしょうか。

同性との恋愛と同性との友情の違いが、わかりにくいということですよね。

もしかしたら、あなたはクワセクシュアルかもしれません。クワセクシュアルという言葉、あなたは聞いたことがありますか?

クワセクシュアルは相手に抱く好意が恋愛感情か、相手に感じる魅力が性的魅力かどうか判断できない、もしくはしないという本能的な部分をもった人のことを指します。

ほとんどの方は、目にしたことも耳にしたこともない言葉かもしれません。詳しく説明します。

 

クワセクシュアルの具体的な特徴

自分が感じている好意が、恋愛感情なのかどうかわからない…。と考えたことがあるなら、あなたはクワセクシュアルかもしません。

ですが自分がクワセクシュアルかも?と思っても、判断する手段がないですよね。

ここから、クワセクシュアルに当てはまる具体的な特徴となる気持ちについてまとめます。

クワセクシュアルに当てはまる具体的な特徴
  • 仲の良い人に告白されて付き合おうっていわれたけど、自分の気持ちがよくわからない
  • かなり好きな相手だけど、恋人になりたいか、友達のままでいたいのかわからない
  • 恋人と一緒にいても、ときめいたことがない
  • 恋人をかけがえのない存在だと思う気持ちと、友達や家族を大切に思う気持ちが別物だと思えない
  • 付き合い始めは恋愛相手として好きだったのに、スキンシップになんとなく違和感があった
  • 小さい頃、友達が他の友達と仲良くしているのを見て、嫉妬心を感じた

上記のような気持ちになることが多いクワセクシュアル。

もちろん、クワセクシュアルではない人も感じることがある気持ちではありますが、頻繁に感じることは少ないでしょう。

自分が好意を持っている相手に対して、恋愛感情や性的魅力を感じているかに迷うことが多い人はクワセクシュアルかもしれません。

私達が自認してきた女性・男性という性別以外にも、世の中にはたくさんの性が存在します。

自分の性についての感じ方や「好意をもっている」という感情に対しても、人によって感じ方は全く違うのです。

もしあなたが「同性の相手に対して感じている気持ちが、恋愛感情かどうかわからない」「同性を恋愛対象として好きになるのは変なのかな…」と感じていても大丈夫。

それは変なことではありません。あなたが知らない性のあり方、そこから生まれる気持ちを抱えて生きている人がたくさんいます。

世間の当たり前にとらわれず、心で感じている気持ちを自分も相手も尊重しあえると良いですね。

 

色々な性のあり方がある

クワセクシュアルはあまり聞きなれないかもしれません。

では、LGBTはどうでしょう?聞いたことがあるという人、グーンと増えたのではないでしょうか。

LGBTとは

レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と身体の性が一致していない)の頭文字をとった性的少数者の総称。

ストレート(心と身体の性が一致している異性愛者)ではない性のあり方をもっている人ともいえる。

「心と身体の性が一致しないこともあるんだな」「恋愛対象が異性だけとは限らないのか」と性のあり方が多様であるとテレビなどで知識としてしている人も多いと思います。

クワセクシュアルはフランス語で「何」を意味する「クワ(Quoi)」と「セクシュアル(~sexual)」が組み合わさった言葉です。

セクシュアルとは性のあり方のことで、4つの観点から性別をとらえています。

セクシュアル(性のあり方)とは
  • からだの性(身体的性):人間の身体的特徴から見て割り当てられる性別
  • こころの性(性自認):自分自身のこころに対する性別(男性・女性・どっちでもない)の認識
  • ふるまう性(性表現):自分がどの性(男性・女性・どっちでもない)としてふるまうか
  • 好きになる性(性的指向):好きになる対象がどのような人であるか

多くの人がからだ、こころ、ふるまう性が一致していて、好きになる性は同じようにからだ、こころ、ふるまう性が一致している異性だと考えられてきました。

しかし、からだ、こころ、ふるまう性のすべてが一致している人ばかりではありません。

知られることが少なかっただけで、セクシュアルは多岐にわたります。

LGBTの頭文字に使われている4つだけでなく、そのほかにも

  • パンセクシュアル:全性愛者といわれ、恋愛の対象とある相手のセクシュアルに条件がない
  • クエスチョニング:自分の好きになる性、こころの性が定まっていない、もしくは定めていない
  • ノンセクシュアル:他の人に対して性的欲求を抱かない
  • アセクシュアル:他の人に対して恋愛感情も性的欲求も抱かない(エイセクシュアルとも)
  • Xジェンダー:自分のこころの性を男性・女性に定めない

一部ではありますが、これだけのセクシュアルがあります。

LGBTと聞くと、つい頭文字に使われているレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーだけと思われがちです。

どこか自分とは関係ない特別な人達のことだと感じてしまいます。

しかし、セクシュアルはだれもがもつ属性の1つでしかありません。

このことから、LGBTではなくSOGIという言葉が使われるようになってきました。

SOGIとは

SOGIは好きになる性(性的指向)とこころの性(性自認)を指す言葉で、Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)を略した言葉。

SGIはすべての人に何らかの形で等しく存在しているものでそれが様々なセクシュアルとしてあらわされている。

その組み合わせが少数派だからといって差別されてはいけないという観点から、LGBTではなくSOGIという言葉が使われるようになってきている。

クワセクシュアルもその1つで、クォイセクシュアルとも呼ばれ、恋愛や性的な愛情と、友情などその他の気持ちの違いがあいまいだと考えている、ということですね。

クワセクシュアルは、同性・異性に関係なく、自分が相手に抱く気持ちが恋愛と友情どっちなのかわかりません。

「でも、まだ経験が少ないからわかってないだけじゃない?」と決めつけてしまうのはNG!

実は恋愛感情や性的な愛情と、それ以外をはっきり区別できる状態は当たり前ではないのです。

もともと恋愛や性的な愛情と、その他の感情の中で感じている相手への魅力はあいまいなことが多いもの。

恋愛感情と友情を明確に区別することもしないことも、個人の考えとして尊重されるべきことですね。

 

 

恋愛と友情の違いがわからない原因と解消法

クワセクシュアルのように、相手に対して抱く感情が恋愛感情や性的な魅力なのか、友情などの他の感情なのかがわからないと本能的に感じているという人がいます。

しかしクワセクシュアルではないけれど、同性に対して感情が恋愛か深い友情かわからないということも大いにあります。

  • 同性の友達ととても仲良しで、他の子と仲良くしているのを見るとヤキモチを妬いたみたいな気持ちになる
  • あの子との関係に一喜一憂している
  • 同性だけど、触られてちょっとドキッとした

上記のように感じたとき、果たして自分が相手に対して恋愛感情を抱いているのか、それとも深い友情なのかわからないと悩みますよね。

では、なぜ恋愛感情と友情のどちらか、わからなくなってしまうのでしょうか。

 

恋愛か友情かわからなくなる原因は?

恋愛と友情の違いがわからない原因は、自分の心と向き合う機会が少なかったからだと考えられます。

あなたは何が好きかと聞かれて、パッと明確に答えることができますか?

心から自分が好きだと思うものが何か、自分で理解できていますか?

「そんなのわかるよ!」と思った人も、もう少し深く考えてみてください。

あなたが好きだと答えたものは、なんの条件もなしに好きだといえるものですか?

  • 自分のいる環境では、これが好きといっていた方が無難だから
  • これが好きといった方が好印象だから
  • 一般的には、これが好かれているから

上記のような理由で、好きだと思っている人も多いのではないでしょうか。

私もそうなのですが、心から好きと思えるものがないという人が増えています。

もちろん好きなことや好きなものが全くないというわけではないのですが、そのことについて語れるほど好きなものはありません。

これは子どものころから、自分の気持ちを表出したリ、自分で物事を決める機会が少なく、自分の気持ちに関係なく物事が進んでいったことが原因です。

子どもの頃から習い事やどの学校へ行くかなど、自分がやることを大人に決められることがあります。

また、やりたいと思ったことが大人の期待に添わないと「やめておきなさい」「そんなの無理だよ」と否定されてしまう…。

大人にとっての良い子を求められ、自分の意見ややりたいことを主張すると、否定されたり馬鹿にされたりするという生活を続けていると自分を押し殺す機会が増えます。

自分の気持ちを無視し続けた結果、自分が何を感じているのかがわかりにくくなってしまいます。

自分の気持ちが自分でよくわからなくなってしまったのです。

ここで勘違いしてはいけないのが、大人は決してあなたに意地悪をしようと思って、やることを決めたり、あなたがやりたいといったことを否定したわけではありません。

私自身も親になってわかりましたが、自分の子どもにはできるだけつらい思いをさせたくないですし、幸せになってほしいと思う親御さんがほとんどです。

できるだけ大変な道を選ばなくてすむように通う学校を決め、習い事をさせ、自分たちの思い描く成功ルートから大幅にはずれそうになると、やめるよう説得したくなります。

親は子どもに幸せになってほしいと思って、やることを決めたり、子どもがやりたいといってきたことに対して反対したりします。

その行動が行き過ぎた結果、子ども自身で決めるという機会を奪ってしまい、子どもは自分の気持ちに鈍感になります。

自分の気持ちが自分ではっきりわからないので、相手へ抱く感情が恋愛感情なのか、友情なのかわからなくなってしまったというわけです。

自分が何を感じているのかがわかれば、恋愛感情と深い友情の微妙な違いも感じ取ることができるでしょう。

 

恋愛感情と友情の違いがわからないときの解消法

では自分の気持ちが自分でわかるようになるためには、どうすればよいのでしょうか。

自分の気持ちを感じ取るためには、日常生活で少しずつ「自分の好きなものは何か」を考えるという練習をするのが効果的です。

どんな小さなことでも構いません。自動販売機で飲み物を買うとか、外食の時にメニューを決めるとかから始めてみましょう。

自動販売機の前で「今、私は何が飲みたいかな」と考えたり、レストランのメニューを見て「今、私は何が食べたいかな」と考える練習をします。

いつも自分が飲みたいものや食べたいものを選んでいると思う人も多いかもしれませんが、心から「それがいい」と思って選んでいますか?

意外と「いつもこれだから」「この後の予定を考えるとこれにするか」と選んでいることもあります。

私もコーヒーショップで飲み物を選ぶ時に、新作を飲みたいなとどこかで思っていても実際に頼むのはいつも頼むホットのチャイラテ。

新作は高いし、量も多そうだしとあきらめる理由をつけて「いつもの」を選んでしまいます。

私は「こうしたい」という自分の気持ちをあきらめるクセのようなものがついてしまっていますね。

自分が何を好きなのかがわかりにくい人にとって、毎回何かを決めるときに「自分が何が好きか、何を求めているか」を考えるのは、結構めんどくさい作業です。

いつものにしておけば、無難なものを選んでおけば楽だから。

ですが、自分の気持ちがわかるようになるためには、今、自分が何を一番求めているかを自分の心に毎回問いかけていくことが必要です。

自分が心から好きだと思うことは何かを考える習慣をつけることで、自分の心の動きにも敏感になれます。

自分の心と向き合う機会を増やすことで、自分が抱いている好意が恋愛感情なのか友情なのかわからなくなることも少なくなるでしょう。

 

 

まとめ

  • 同性との関係を恋愛感情か友情かで迷った時は、相手に触れたいと強く思うか、自分が幸せにしたいかなどで違いを確認する
  • 同性に対しての気持ちとして、恋愛感情と友情での大きな違いは将来のことを考えているか否か
  • 同性カップルにも養子縁組やパートナーシップ制度など、異性間とは違う形でカップルとしての未来がある
  • 同性との恋愛と同性との友情の違いがわかりにくいのは、あなたがクワセクシュアルだからかもしれない
  • 自分のこころと向き合う機会が少なかったから、同性に対しての気持ちが恋愛感情なのか友情なのかわからない場合がある

恋人として一緒にいたいのか、友達として一緒にいたいのか、同性の相手に対して迷うことは決しておかしいことではありません。

自分のこころの声をしっかりと聴いて、自分が本当はどうしたいのか考えていけると良いですね。

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