あなたは奨学金を利用していますか?約半数の大学生が奨学金を利用して大学に通っているというデータがあるので、珍しくはないですよね。
私も奨学金の返済が終わっていないので、毎月支払いをしています。
このまま変わらず支払いを続けていたら将来が不安だ…と結婚や子育てへの不安を感じたことはあるのではないでしょうか。
そこで使えるのがシュミレーションです!シュミレーションをすることで、これからの返済計画が目で見てわかります。
また繰り上げ返済をすると、支払期間を短縮することができるので利息の支払いを減らすことができます。
そんな奨学金の繰り上げ返済をした時のシュミレーションができたらとてもわかりやすいですよね。
それでは、奨学金の繰り上げ返済シュミレーションする方法を詳しくご紹介します。
奨学金の繰り上げ返済シュミレーションする方法
奨学金の返済シュミレーションとは、どの学校でいくら奨学金を借りたかなど入力すると、月額の返済額やいつ返済が完了するのかがわかるものです。
また繰り上げ返済とは、生活に余裕ができた時や、ボーナスなどでまとまったお金が用意できた時に、一定期間分をまとめて返済することです。
もちろん全額を一気に返済することも可能です。
その繰り上げ返済をする時に、返済シュミレーションができたらわかりやすいですよね。
奨学金専用の返済シュミレーションをできるサイトはいくつかあります。
しかし、繰り上げ返済をした時のシュミレーションができる専用サイトは残念ながらありませんでした。
ですが普通のローンでシュミレーションできるサイトはあり、奨学金専用ではないですがこれを使えば繰り上げ返済のシュミレーションができます!
これでも十分なシュミレーションができるので、やり方を詳しく説明していきます。
奨学金の種類を調べる
まずはあなたの奨学金の種類について調べてみましょう。
ここでは、一番利用率の高い日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金制度について解説していきます。
JASSOの貸与型奨学金制度には第一種と第二種があり、違いを表にまとめてみました。
種類 | 第一種(無利子) | 第二種(有利子) |
対象 | 国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在学する学生 | 高等専門学校1~3年生は対象外 他は第一種と同じ |
利子 | なし | 年3%を上限とする利子が付く (在学中は無利子) |
選考 | 特に優れた学生で、経済的理由により修学が困難な人に貸与する | 第一種奨学金より厳しくない基準で選考された人に貸与する |
貸与額 | 入学年度、対象学校、通学形態などによって定められた貸与額を選ぶ | 大学院以外月額2~12万円の間で選ぶ(1万円刻み)
大学院のみ月額5万、8万、10万、13万、15万円の中から選ぶ |
あなたの利用している種類はどちらかわかりましたか?貸与額も合わせて確認しておきましょう。第一種は選考条件が厳しいですが、無利子で貸してもらえるのでありがたいですね。
第二種の利率を調べる
第二種には利子が付きますが、この利率は奨学金の貸与終了時の市場金利に基づいて決まります。
そして、奨学金申込時に選択した利率の算定方法によって適用される利率が異なるのです。その利率の算定方法は2つあります。
- 利率固定方式:貸与終了時に決定した利率が、返済完了まで適用される方式です。
- 利率見直し方式:貸与終了時に決定した利率を、約5年ごとに見直す方式です。
市場金利は変動するので、金利が低いときを狙って利率固定方式にできれば低い利率のまま返済ができます。これができればとてもお得ですね。
利率見直し方式では、市場金利が変動した時それに伴って返還利率も変わるので、将来金利が低下するならこちらの方がお得になります。
それではあなたの奨学金貸与終了時の利率と、自分が利率固定方式か見直し方式かを確認しましょう。
利率見直し方式でしたら、何年目から利率が変わったのかもチェックしておいてください。
返済期間を調べる
奨学金の返済は、貸与終了月の翌月から数えて7ヶ月目に始まります。
そして、奨学金の借りた総額によって返済期間は変わってきます。
返済方式によっても期間が変わるのですが、この方式には所得連動返還方式と定額返還方式の2つがあります。
所得連動返還方式は、毎年の所得によって返済金額が変わるので、期間は定まりません。
一方、定額返還方式は完済できるまで毎月一定額を支払い続けるので、いつ終わるのかがわかるのです。
定額返還方式だと返済期間がわかるので、この方式であれば期間を調べましょう。
借りた金額の総額を、JASSOの奨学金返還年数算出表にある割賦金の基礎額で割ると返済年数が出ます。それに12倍したものが返済回数です。
この算出表で計算するか、奨学金返還の振替案内としてJASSOから送られてくると思うので、そこで確認しても大丈夫です。
シュミレーションしてみよう
あなたが借りている奨学金のことがわかりましたか?
スカラネットパーソナルというサイトにログインすれば、奨学金の情報が24時間確認できますので、ぜひ利用してみてください。
それでは入力する情報がわかったので、さっそくシュミレーションをしてみましょう!
繰り上げ返済シュミレーションのサイトで、調べたことを当てはまるところに入力していくだけです。
このままシュミレーションをすると、繰り上げ返済をしないままの情報なので、今の返済状況がわかります。
繰り上げ金額を入力すると、支払い済みの期間の翌月に繰り上げ返済を行う、という予定でシュミレーションが行われます。
シュミレーションを行い、繰り上げ金額も検討しながら自分に合った返済計画を立てましょう!
奨学金を繰り上げ返済した時のメリットとデメリット
奨学金の繰り上げ返済には良いところがたくさんあります。
しかし、無理な繰り上げ返済は大変なことになるかもしれません。
奨学金の繰り上げ返済をしたいと考えた時に、こちらのメリットとデメリットを考慮してみてください。
メリット
一番のメリットはやはり利子が減ることですよね!
繰り上げ返済をして早く完済することで利子を減らすことができ、結果支払総額も少なくなるのです。
また、早く完済することで将来のライフプランが立てやすくなることもメリットのひとつです。
返済の不安が解消され、結婚や子どもの教育資金、マイホーム購入などの計画が立てやすくなり、明るい未来を想像できますよ。
私も素敵な家に住みたいと夢見ています(笑)そんな時に奨学金の支払いが終わっていたら最高ですよね!
デメリット
繰り上げ返済をする時には、当然支払い額が大きくなってしまいます。
生活に余裕がなかったり、負担になったりするようなら、繰り上げ返済をすることはおすすめできません。
コツコツ返済していれば完済できるので、自分の今の生活に合わせて上手に返済計画を立てましょう。
奨学金を繰り上げ返済するための手続き方法を解説!
奨学金の繰り上げ返済をするためには手続きが必要です。
よし繰り上げ返済してみよう!と思った時に、手続き方法がわからないとやる気を削がれてしまいますよね。
そこでここからは、奨学金の繰り上げ返済をするための手続き方法を詳しくお伝えします。
手続き方法は3つあるので、あなたが手続しやすい方法を選んでくださいね。
スカラネットパーソナルで申し込む
一番手軽に手続きができる方法です。スマホやパソコンからスカラネットパーソナルにログインして、繰り上げ返済を申し込むことができます。
土曜日、日曜日、祝日も申し込み手続きができたり、24時間奨学金の情報を確認できたりするのでとても便利です。
繰り上げ返済をしたい月によって申し込み期間が変わるので、スカラネットパーソナル申込期間詳細を必ず確認してから手続きを行ってください。
ナビダイヤルに連絡する
奨学金相談センターへ電話をする方法です。繰り上げ返済に関して、申し込む前に相談したいことがある時などに使うといいですね。
繰り上げ返済のことだけでなく、奨学金の貸与、給付、返還に関する相談にも対応してくれるので安心です。
繰上返還申込書を送付する
スカラネットパーソナルが利用できない場合は、郵送かFAXで手続きを行うことも可能です。
繰上返還申込書がJASSOのホームページからダウンロードできるので、必要事項を全て記入して送付します。
締め切りは繰り上げ返済をしたい月の1か月前で、締め切り前3か月間が申し込み期間となっています。
また、繰上返還申込書に記入漏れがあると希望月に繰り上げ返済ができなくなることもあるので、提出する前にしっかりと確認をしましょう。
まとめ
- 奨学金の返済シュミレーションの専用サイトがある
- 繰り上げ返済のシュミレーションをするには奨学金専用ではなく、普通のローンで使うサイトを活用しよう!
- シュミレーション前に自分の奨学金に関する情報を調べておくとスムーズ
- 繰り上げ返済をすると利子が減ってお得!
- 無理に繰り上げ返済をすると今の生活が崩れてしまうので注意
- 繰り上げ返済の手続き方法は3つある
- スカラネットパーソナルならいつでも奨学金情報が確認できて便利
いかがでしたでしょうか。奨学金の繰り上げ返済シュミレーションを使えば、将来のプランが見えてくると思います。
奨学金の返済について悩んでいる人は多いと思いますが、繰り上げ返済を上手く利用して、早く完済できるように頑張りましょう!
私も繰り上げ返済を検討しながら、コツコツと返済頑張ります(笑)
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