日に当たり始めてから何分で日焼けが始まるのか、肌を焼きたくない私としては非常に気になるところ。
真夏に洗濯物を干していた15分という短時間で…。
車を運転中、腕に日射しがジリジリきているなと思ったら…。
「うっかり焼け」はこうして起こります。なんと、日に当たり始めて3分で日焼けが始まるという研究発表もあるのですよ!
一方で夫は、色白すぎて不健康に見られることがよくあるため、日焼けしたがっています。私からすると羨ましい以外の何物でもないですけれども。
肌を焼きたい人にとっても、日焼けにかかる時間や、肌へ負荷をかけずに小麦色の肌を手に入れる方法は、知りたい情報ですよね!
当記事では、日焼けにかかる時間と、絶対焼かないための対策方法、肌を焼く際の注意点までまるっと紹介します。
紫外線や日焼け対策に日傘はいかがでしょうか?日傘で日陰を作れるので熱中症対策にもなり一石二鳥です。晴雨兼用なのでこの傘1本あれば十分です♪
日焼けが始まる時間は3分!?焼けやすい場所とは
日焼けはなぜ起こるのでしょうか。これは、紫外線から体を守るための正常な防衛反応です。
紫外線にはDNAを破壊するはたらきがあるため、肌に紫外線が当たるとメラノサイトという細胞からメラニン色素が放出されます。
メラノサイトが活性化するまでの時間は、日に当たり始めてからたった5秒。
そこからメラニンが放出し始めるまでの時間は、3分以内と言われています。
メラニンと聞くと、シミの原因物質にもなる悪者というイメージが強いかもしれません。
しかし、メラニンは紫外線を吸収し、肌への紫外線ダメージを軽減してくれるありがたい存在なのですよ。
メラニンが生成されなかったら紫外線が真皮にまで届いてしまい、とても危険なんだって!
とはいえ、美白を保ちたい私たち(私は美白ではありませんが)にとって、肌が黒くなるのは気になってしまいますよね。
日焼けを防ぎたいあなたが、特に注意してほしいポイントがありますので、整理しておきましょう。
日焼けしやすい時間帯
1日のうちで最も日焼けしやすい時間帯は午前9時から14時までです。
この時間帯で、1日に地表へ届く紫外線量の約50%が降り注いでいるのです。
9時に子どもを保育園に送ったあと、ちょうど買い物や洗濯で日光を浴びてる時間帯だわ…。
人間の活動する時間にバッチリ被っているのですよね。送迎も洗濯も、3分では終わりませんしね。
そのちょっとの時間で日焼けは着々と進み、メラニンは沈着していきます。
したがって、少しの時間でも外に出る時は紫外線対策が必要なのです。
日焼けしやすい場所
晴れた日、船に乗って海へでると、水面は太陽を反射してキラキラ…。
潮の香りを含んだ風も爽やかで、遠くの空には真夏の入道雲。
は〜気持ち良い!ずっとここにいたいなぁ!
なんて、そんな悠長なことを言っている場合ではありません!海の上は最も日焼けしやすい場所のひとつです!
理由は水面から反射する紫外線。上から降り注ぐ紫外線だけでなく、反射によって下からも横からも紫外線を浴びる訳です。
水面に日光がキラキラ、は確かに見ていたい素敵な光景なのですが、注意が必要ですね。
日焼けしやすい場所は他にも、以下のような場所が挙げられます。
- 雪の上
- 砂浜
- プール、海
- ビル街
- 標高の高い場所
これらのうち、上から4つまでは反射紫外線によるものですが、標高の高い場所だけは理由が異なります。
標高の高い場所は紫外線を吸収してくれる空気が薄いため、より紫外線が届きやすい環境になっています。
スノボなんて、雪の紫外線反射と標高のダブルパンチということ!?
まさにその通りで、標高が高い場所でのスキー・スノーボードは紫外線を最も浴びやすいシーンです。
私の職場にもスノボ好きがいますが、彼は帰ってくると顔が本格的に赤く焼けていることもあります。
冬だと紫外線対策も油断しがちになりますが、しっかりと対策が必要ですね。
日焼け止めを塗る時間帯は?選び方は?対策まとめ
さて、紫外線の脅威に触れたところで、ここからは日焼け防止に欠かせない日焼け止めの選び方と塗り方を紹介いたします!
焼けたくないあなたは必見ですよ!一方、日焼けしたいというあなたは次章で綺麗に焼く方法を記載しますので、そちらをご覧ください♪
日焼け対策と聞いて、まず思い浮かぶのは日焼け止めではないでしょうか。
日焼け止めと言っても、安いものから高いものまで色々な種類がありますね。
特によく分からないのが、商品に記載されている「SPF」や「PA」というアルファベット!
なんとなく数字が大きい方が良さそうな気がするから、SPF50一択でした…。
これ、高校時代の私です。水泳部に所属していた私は毎日が直射日光との闘いでした。
美白命!ゴーグル焼けなんてもっての外!!打倒日焼け!
女子部員は全員、太陽をまるで親のかたきであるかのように思っていましたので、SPF50の日焼け止めを白浮きするほどガンガン塗る日々でした。
時にはプールの水が日焼け止めで濁るほど…。(笑)男子部員にはすごく嫌がられていましたが。
しかし大人になった今、改めて調べてみると、数字が大きければ良いというものではないようです。
日焼け止めのSPFとPAとは
日焼け止めは目的やシーンに合わせて最適なものを選ぶ必要があります。
海や登山などの直射日光に当たるレジャー活動と日常生活では、適した日焼け止めが異なるのです。
まず「SPF」「PA」という用語を説明する前に、二種類の紫外線UVAとUVBについて説明しましょう。
UVA…地表に届く紫外線の95%を占める。波長が長く肌の奥(真皮)まで到達し、シワやたるみの原因になる。
UVB…残りの5%を占める。肌表面に吸収され、赤みや炎症を引き起こす。シミやそばかすの原因にもなる。
ひとまとめに言い表される紫外線のうち、UVA対策に用いられるのが「PA」、UVB対策に用いられる用語が「SPF」です。
PA…Protection Grade of UVAの略。「+」〜「++++」の4段階で表され、「+」が多いほどUVAに対する防止効果が高まる。
SPF…Sun Protection Factorの略。1〜50+で表される。数値が大きいほどUVBによる肌の炎症を抑える効果がある。
PA++++やSPF50+を選んだからといって安心な訳ではありません。
数値の高いものはその分、肌への負担が大きい場合や、洗い落としにくく肌に残留してしまう場合もあるのです。
日焼け止めの選び方
今日はこのあと、どこで、どのくらい紫外線を浴びるかな?
日焼け止めを選ぶ際に考えることはこれです。紫外線に晒される場所と時間ですね。
炎天下で長時間活動する時と、ちょっとした買い物で10分程度外を歩く時とでは、紫外線によるダメージリスクが異なります。
参考までに、必要となる日焼け止めのタイプをまとめてみました。
シーン | 最適な日焼け止めタイプ |
炎天下で長時間のレジャー、マリンスポーツなど | SPF50+、PA++++ |
屋外での軽いスポーツやレジャー | SPF30、PA+++ |
ちょっとした散歩や買い物 | SPF10〜20、PA++ |
日常生活ならば、SPF50以上・PA++++以上の強い日焼け止めは不要だということですね。
強い日焼け止めを選ぶよりも大事なことは、適した日焼け止めをこまめに塗り直して使うことです!
また、日焼け止めには液状のものやスプレータイプなど、たくさん種類がありますね!
ベタベタするのが苦手だからスプレータイプを愛用中。でも効果はどうなんだろう?
それぞれの特長は何でしょうか?こちらも参考までに、タイプ別のメリットやデメリットをまとめました!
タイプ | 良い点 | 悪い点 |
ミルク | 最も汗や水に強い | ベタつく・ニキビや肌荒れを助長する恐れ |
ジェル | のびが良い・みずみずしい使用感 | 汗・水に弱い・紫外線防止効果が弱いものも |
スプレー | 手軽・他のタイプと併用しやすい | ムラになりやすい・持続時間が短い |
ご自身の好みと用途で選んでくださいね。次に、日焼け止めを塗る時間帯と効果的な使い方についてご説明しましょう!
日焼け止めの効果的な使い方
日焼け止めを塗るのは朝、出かける前の時間帯。以上!!
そんな私のようなズボラな考えは、危険すぎます!!もし朝に塗ったきりだとすると、長くても午前中で紫外線防止効果は切れてしまいます。
それ以降は無防備な肌を紫外線に晒すことに…。そしてその結果、うっかり焼けに…。
怖いですよね。日焼け止めは汗や皮脂によって知らず知らずのうちに落ちてしまうのです。
日焼け防止効果を最大限発揮する塗り方はこちらです!
- 朝、出かける前の時間帯にミルクタイプで念入りに塗る
- 塗り忘れしやすい部位(耳、首後ろ、手、デコルテ、唇など)に注意
- 外出先でも2〜3時間おきに塗り直しをする
- スプレータイプ、ジェルタイプの場合は1〜2時間おきが理想
唇にはもちろんリップクリームを塗布してくださいね。結構忘れがちですが、唇も紫外線に当たったあとはガサガサになるので注意です!
日焼けにかかる時間ときれいな小麦肌へ焼く方法!
日焼けしたいというあなた!お待たせしました。ここからは、なるべく肌への負担をかけないように、きれいな小麦肌へ変身する方法を紹介します。
こんがりと焼けた肌は、健康的かつ活動的に見えるだけでなく、細見え効果もあり、良いこともたくさんあります!
黒い色に引き締め効果があるのと同じ原理ですね。
しかし、ただ単に日焼けできればいいというものではないですよね。
むやみに日焼けを繰り返しているとそのうちシミができ、たるみも増え、肌老化に繋がります。
ご自身で肌を焼くときに重要なポイントを4つまとめましたので、ご一読くださいね。
サンオイルを使う
サンオイルは肌を黒くするために必要な波長の光だけを肌へ届かせ、シワやたるみの元になる有害な光線はカットしてくれる働きがあります。
素晴らしいアイテムね!
サンオイルはドラッグストアや量販店で手に入りますので、肌を焼く前に購入しておくことをおすすめします!
サンオイルも日焼け止め同様、汗や水で落ちてしまうため2〜3時間おきに塗り直すことを忘れないでください。
何日かに分けて焼く
これもきれいな小麦肌に変身するための大切なポイントです。
観光に訪れた南国で、せっかくだから…。と一気に肌を焼いて後悔した経験はありませんか?
急激に焼きすぎて肌が真っ赤!熱も持っているし痛いよ〜(泣)
日焼けは火傷と同じことですので、一気に焼くと脱水や肌への負担などのリスクが上昇します!
- まずは紫外線の強くなる9時から14時を避けて日に当たる
- 肌を日光に当てる時間を初回は30分程度に抑える
このようにして、お肌の様子を見ながら少しずつ日焼けしていきましょう。
冷やしながら焼く
日焼けは肌が火傷しているのと同じこと。火傷をすると、患部を冷やしますよね。
同様、日焼けする時はお肌をこまめに冷やして水膨れや炎症から守ってあげてくださいね。
冷やすアイテムは次のようなものがおすすめです。
- アイシングスプレー
- 保冷剤や氷のう
- 濡れタオルや凍らせたタオル
水で冷やすよりも氷の方が冷却効果は高まるので安心ですね!
アフターケアも忘れずに
きれいに焼けたと思っても、肌は紫外線によるダメージを受けています。
気になるのは脱水。肌の水分が失われてしまっている状態なのでしっかり保湿しましょう。
肌についたサンオイルや日焼け止めをよくクレンジングしてから保湿してね!
化粧水や乳液に加え、シートパックなどで時間をかけて重点的に保水をするようにしてください。
肌だけでなく、からだ全体の水分も失われているため水分補給も確実に行ってくださいね。
日焼けから時間が経ち皮がポロポロむけた時の対処法!
がっつり日焼けをしてしまうと最初は痛いのですが、時間が経つとポロポロ皮がむけ始めますよね。
そんな時はどうしていますか?床に皮が落ちて汚れるし、むけた箇所も気になるし…。
剥がしちゃいけないことは分かってる。分かってるんだけど止められないよー!
お気持ちはわかりますが、止めてくださいね。むけた皮を無理に剥がしてしまうと非常に危険です!
皮むけは肌の正常なターンオーバー
日焼けにより表皮の細胞が死んでしまうと、新たに次の表皮が作られ、古い表皮は剥がれ落ちます。
これが肌のターンオーバーで、皮がむけているということは正常にターンオーバーが起こっている証なのです。
しかし古い表皮の下にある新しい皮膚は、まだ未熟な状態。皮膚としての役割を担えるようになるまでは時間が必要です。
それを無理に露出させてしまうと、分離しきっていない新しい表皮まで剥がれて激しい痛みを伴うことも。
また、肌がさまざまな刺激に対して無防備の状態になってしまい危険です。
見た目にもよろしくなく、まだら模様になってしまうことも…。きれいな小麦肌には程遠い状態になってしまいますよ!
皮が自然に剥がれ落ちるまでの数日間は我慢です!
皮はむかずに保湿!
肌は日焼けしてから脱水状態が続いています。ターンオーバーを促すためにも保湿は必要不可欠です!
皮が自然にむけ切るまでは大体1〜2週間ほどの時間を要しますから、その期間は入念に保湿をしてあげるようにしましょう。
- 浸透しやすい化粧水を肌にたっぷり染み込ませる
- 乳液やクリーム、シートパックで蓋をして水分の蒸発を防ぐ
新しく生成された皮膚は紫外線ダメージにも弱いので、皮がむけ落ちた後すぐにまた日焼けをするのは避けてください。
まとめ
- 日焼けが始まる時間は日光に当たり始めてから3分といわれている
- 1日のうちで最も紫外線の強まる時間帯は9時から14時の間
- 日焼けしやすい場所は海、プール、雪山や高層ビル街、標高の高い場所
- 日焼け止めはSPFやPAの大きいものが必ずしも良い訳ではない
- 適切な日焼け止めを2〜3時間おきに塗り直すのがコツ
- きれいに日焼けしたいなら、サンオイルを使い、数日に分けて焼く
- 肌をこまめに冷やしながら焼くことも大切
- 日焼け後はとにかく保湿し、皮は絶対強引にむかないよう注意
焼きたくないあなたにも、小麦肌になりたいあなたにも、知ってほしい情報を紹介してきました!
私は焼きたくない派でしたが、シミやしわを防いで日焼けする方法があり、しかも健康的に見えるのなら今夏は少々焼いてみようかという気分になってきましたよ。
きれいな小麦肌を手に入れられたら、湘南あたりをウロウロしたいねと夫と話しています。(笑)
正しいケアを行って、日差しの強い季節も楽しみましょう!
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