保存版!奨学金の繰り上げ返済はいくらからできるの?分かりやすく解説 | オンライン総合研究所

保存版!奨学金の繰り上げ返済はいくらからできるの?分かりやすく解説

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奨学金

「奨学金の返済が負担で…」こんな話題をニュースで耳にすること、ありますよね。

もしあなたがすでに奨学金を受けていたり、これから奨学金を受けたいと考えたりしているなら、この話題は他人事ではないかもしれません。

「できることなら、負担を軽くしたいな。」と思いますよね。私もそう思っていました。

そんなあなたのために、「繰り上げ返済」という制度があります。気になるけど…いくらからできるんだろう?と、すでに調べていましたか?

奨学金は難しくて調べるのが大変ですよね。繰り上げ返済がいくらからできるのか知りたいのに、どこにもない!と思われていたあなたに。

奨学金の繰り上げ返済は、いくらからできるの?奨学金の負担は軽くなるの?ということを分かりやすく解説します。

制度を賢く使って、負担を少しでも軽くしましょう!

 

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知識をつけることで、損をしない方法がわかるかもしれませんよ!

 

 

奨学金の繰り上げ返済はいくらからできるの?

奨学金の繰り上げ返済はいくらからできるのか?という疑問にお答えする前に、必要な奨学金の基本について、簡単に整理しておきましょう。

奨学金には、返す必要のない「給付型」と、返す必要のある「貸与型」の2種類があります。

多くの方が受けているのが、返す必要のある貸与型奨学金です。また、給付型と貸与型を併用して受けている場合もあります。

奨学金の2つの種類
  • 給付型奨学金…返す必要のない奨学金
  • 貸与型奨学金…返す必要のある奨学金

あなたも返済について考えているということは、貸与型奨学金を受けているか、これから受けようとしているということですよね。

貸与型の奨学金は、貸与が終わってから毎月決まった金額を返済していきますが、返済期日の前に返済することを「繰り上げ返済」と言います。

繰り上げ返済と聞くと、「残った返済額を一気に返済すること」だと思われますか?

ある程度まとまった金額を返済しなければならないような気がしますよね。それでは、ここで本題です。

繰り上げ返済はいくらからできるの?

繰り上げ返済は、1か月分から、いつでも繰り上げて返済することができますよ。

奨学金の繰り上げ返済を申し込むときは、このような2つの申請の仕方があります。

繰り上げ返済の2つの申請の仕方
  • 〇か月分を返済希望
  • 上限〇円分をまとめて返済希望

そのため、「いくらから」という正確な金額はないのですが、それぞれ毎月返済している1か月分の返済金額から繰り上げ返済することが可能です。

じゃあ今月、1か月分を繰り上げ返済することもできるの?

はい。その場合は、今月分+繰り上げ返済の1か月分で、今月は2か月分の金額を返済することになります。

繰り上げ返済の申し込みは、インターネットで簡単にできます。

ただ、「わざわざ1か月分のために申し込みするのは面倒かな」と思われる場合は、数か月分まとめて繰り上げ返済した方がいいかもしれませんね。

繰り上げ返済は1か月分からでもできるということが分かりました。

では、繰り上げ返済をすることで返済の負担を軽くすることはできるのでしょうか?

奨学金の繰り上げ返済は利息ナシでもアリでも必要?

先ほど、奨学金には給付型と貸与型があるということを説明しましたが、貸与型にも「第1種貸与型」と「第2種貸与型」の2つの種類があります。

2つの違いは、利息の違いです。第1種貸与型は利息がなく、第2種貸与型は利息があります。

貸与型奨学金の2つの種類
  • 第1種貸与型…利息がない
  • 第2種貸与型…利息がある

ではどちらの場合でも、繰り上げ返済をすることで、返済の負担を軽くすることはできるのでしょうか?

利息がない場合

ここで1つ、確認しておきたいことがあります。

繰り上げ返済をすると、「毎月の支払額が少なくなる」と思われている方もいるようですが、あなたはどうでしょうか?

念のため確認しておきましょう。繰り上げ返済をすると、毎月の支払額が少なくなるのではなく、返済期間が短くなります。

じゃあ、例えば残り35回の返済があって、1か月分を繰り上げ返済した場合はどうなるの?

1か月分短くなって、残りが34回になります。

なんだか算数の問題みたいになってきましたね(笑)

「繰り上げ返済する」イコール「早く返すことができる」という認識で間違いありません。

利息のない第1種貸与型だったとしても、繰り上げ返済をすることで返済を早めに終わらせることができる、ということになります。

それだけでも、十分負担を軽くすることができますよね!

利息がある場合

では利息のある第2種貸与型の場合はどうでしょうか?

もちろん第1種貸与型と同じく、繰り上げ返済をすることによって返済を早く終わらせることができます。

それだけでなく第2種の場合は、繰り上げ返済をした分の利息はかかりません。

つまり、早めに返した分は利息を払わずに済むわけです。

もともと奨学金の利息は、通常のローンなどと比べるとかなり少ないです。

それでも「利息を気にしないといけない」というのは結構ストレスですよね。

繰り上げ返済をして返済を早めに終わらせ、利息の支払いも減らして負担を軽くしましょう。

繰り上げ返済例

負担を軽くするために、繰り上げ返済を使ってみたいと思われましたか?

実際にどのように繰り上げ返済を使えば、どれくらい早く返済することができるのでしょうか?分かりやすい返済例をひとつご紹介します。

返済例は、〇〇〇円や〇回など、数字がたくさん出てきて複雑になりがちですよね。何度も読まないと理解できません(笑)

ここでは、ごく簡単にイメージできるように金額を当てはめてご紹介しますね。

Aさんの返済例
  • 借用金額…300万円
  • 毎月の返済額…14,000円
  • 返済回数…214回

通常通り返済した場合、返済回数が214回なので17年と10か月で返済終了となります。

Aさんは、年に2回のボーナスのときに毎回3か月分を繰り上げ返済することにしました。

ボーナス月は通常の返済額+42,000円を支払うことになります。

このように繰り上げ返済をした場合、12年で返済終了となり、結果的に5年と10か月も返済を早めることができました。

いかがでしょうか?ボーナスのときだけだったら、現実的にできそうだなと思われましたか?

それだけで5年と10か月も返済を早められると思うと、負担が軽くなりますよね。

奨学金の繰り上げ返済を全額すぐにした場合は?

これまでは、繰り上げ返済をしながら返済を早めていくケースについてご紹介してきました。

繰り上げ返済について考えていると、こんなことも疑問に思われるかもしれません。

卒業までお金を貯めておいて、卒業したらすぐ全額返すこともできるの?

すぐに全額を返済することもできますが、1点だけ注意が必要です。

大学在学中にアルバイトなどをして貯めたお金や、親御さんの援助などと合わせて、卒業後すぐに奨学金の全額返金をするということは可能です。

すぐに全額返金すれば、一番少ない負担で終わらせることができますよね。

ただ利息のある第2種貸与型の場合、注意が必要なことが1つあります。

先ほど、繰り上げ返済をした場合、その分の利息はかからないと説明しましたよね。

そうであれば、全額返済すると利息もゼロになりそうなのですが、全額をすぐに返済した場合でもかかってしまう利息があるのです。

え~!どういうこと?

簡単に説明すると、奨学金の1回目の返済は、卒業の半年後と決まっているため、それまでの半年間の利息は発生してしまいます。

 

奨学金の支払いが始まるまで半年間の「据え置き期間」があり、その間の「据え置き期間利息」というものが、必ず発生してしまうのです。

とはいえ、もともと奨学金の利息は少額です。半年分の利息であれば少額で済むので安心してください。

全額返済する場合は、「あれ?どういうこと?」とならないように、覚えておいてくださいね。

奨学金の繰り上げ返済は返還できないときに役立つ?

繰り上げ返済によって、奨学金返済の負担を軽くできることが分かりましたね。

繰り上げ返済はいつでも申し込むことができるので、負担のないようにできるときだけ活用しましょう。一番大切なのは、毎月の返済を欠かさないことです。

繰り上げ返済をしていれば、そのあと返済できない月があっても猶予してもらえるのかな?

繰り上げ返済した分を、返済できない月にあてることはできません。

繰り上げ返済をしていると、「先に支払っている分を返済できない月にあてることができるのでは?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、繰り上げ返済をしてもあくまで毎月の支払いは変わらないので注意が必要です。

では毎月の返済に行き詰ってしまった場合、なにかできることはないのでしょうか?

人生はなにが起こるか分かりませんよね。いつでも順調というわけにはいかないので、「もしも」を考えて、どんな制度があるか知っておくことは大切です。

ここで、そんなときに使うことのできる2つの制度をご紹介します。

減額返還制度

1つ目の制度は、減額返還制度です。奨学金を返還できないとき、この制度を使って毎月の返済額を減らすことができます。

決まっている返済額の2分の1か、3分の1に減額することができます。最大で利用できる期間は15年間ですが、1年ごとに申請が必要です。

毎月の返済額が少なくなったからといって、返済総額が減るわけではないので注意が必要です。減額した分だけ返済期間が長くなります。

とはいえ、支払いが難しいときに毎月の支払い額を減らすことができるのはありがたいですよね。

返還期限猶予制度

2つ目の制度は、返還期限猶予制度です。奨学金を返還できないときに、一定の期間で返済を先送りにしてもらうことができます。

適応期間は最長で10年間で、1年ごとに申請が必要です。

返済できる状況になったら返済を再開することになりますが、やはり先送りにした分だけ返済期間が延びることになります。

奨学金を返還できないときは、この2つの制度があることを思い出してください。

転職や病気などで一時的に返済が難しくなるということは、誰にでも起こりえることです。滞納したり行き詰ったりしてしまう前に、このような制度を活用しましょう。

まとめ

  • 繰り上げ返済は1か月分からでもできる
  • 繰り上げ返済をすることで返済を早めることができる
  • 繰り上げ返済した分の利息はかからない
  • すぐに全額を繰り上げ返済しても、据え置き期間の利息はかかる
  • 繰り上げ返済した分を返済できない月にあてることはできない
  • 支払いが難しいときに使える制度が2つある

いかがだったでしょうか?奨学金返済の負担を軽くするために、繰り上げ返済をうまく活用したいと思われましたか?

事前に制度をよく理解して、きちんと計画をたてておけば、余計な負担やストレスを感じることはないですよね。

困ったときのための制度もあるので大丈夫です。安心して奨学金制度を活用しましょう!

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