メタバース現行サービス一覧!日本企業の試みや新しい開始分野も紹介!

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将来有望な分野一覧に必ず名前が挙がるほど、大変期待されているメタバース。

アメリカのSNS最大手のFacebook社などが、このメタバースを今後の主力サービスにすると宣言し、社名も「メタ・プラットフォームズ」に変更しました。

メタバースでどういった活動ができるかと言えば、利用者同士のコミュニケーション、仮想通貨での商品の売買、仮想世界の冒険、コンサート等のイベント興行などですね。

上記の活動に加えて、今後リリースされるサービスによって、出来ることはどんどん増えていくと予想されます。

この記事では、2022年2月現在利用できる主要なメタバースのサービス一覧を紹介します。

それ以外に、日本企業のメタバースに対する取り組み、開始予定の新しいサービス一覧などもまとめました。

 

メタバースのサービスを一覧にまとめてみた

将来有望な分野一覧に、名前が挙がるのも当然とばかりに、進化を続けるメタバース。

2022年2月現在、仮想空間で様々な体験ができるメタバースのサービスを一覧にまとめました。

 

The Sandbox

The Sandboxは、ブロックチェーン技術をフルに活用したNFTゲームです。

NFTとブロックチェーンとは
「Non – Fungible Token (=非代替性トークン)」の略称です。
鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータであり、仮想通貨と同様にデータ管理にブロックチェーン技術が用いられ、改ざん・偽造ができない仕組みになっています。
そして、ブロックチェーン技術とは、行われる取引を一台ではなく、多数のコンピューターに共有し、保存することで、安全に取引データを保持する仕組みのことです。

キャラやアイテム、土地をNFT化して唯一無二の資産にすることができます。

ゲーム内で購入した土地(LAND)をNFTとして、Coincheck NFTやOpenSeaなどの外部のNFTマーケットプレイスに持ち出して売買できるのが大きな特徴です。

ゲーム業界大手のスクウェア・エニックスから出資を受けていたり、Coincheck NFTと提携しているので、今後、どんどん発展していくことが期待されます。

 

VRChat

VRChatは、2013年にVRChat Inc.がサービス開始した、VR対応仮想空間プラットフォームです。

普通のボイスチャットとは違って、アバターを使ってボディーランゲージをすることができるので、実際に会って話している感覚が強いのが特徴です。

またアバターをプレイヤー自身で作成することもできます。

「VRChat」内では、特定の趣味を持つ人同士で集まる個人開催のイベントや、音楽を楽しむクラブを模したワールドで行われるイベントなどが毎日のように開催されています。

その中でも最大規模なのが、1100超の個人、70社超の法人が出展した株式会社HIKKY主催の「ヴァーチャルマーケット」です。

KDDIやディズニー、テレビ東京、松坂屋百貨店などが出展しており、「VRChat」の仮想空間プラットフォームとしての注目の高さが伺えます。

 

Cluster

2017年よりクラスター株式会社によって運営されている、VR対応の国産仮想空間プラットフォームです。

元々は、バーチャルライブや、仮想空間内での企業カンファレンスなどの開催をメインとしていました。

2020年のサービスアップデートにより、ワールド機能やフレンド機能が追加されたことで、他者との交流にも利用されはじめています。

初期は、アバターが一覧から選んだものしか使用できませんでしたが、現在は3Dモデリングを利用して、自分で作成したアバターを使用できます。

さらにバーチャル配信アプリの「REALITY」で作成したアバターも使用できるようになったため、簡単にユーザーの個性を表現できるようになりました。

 

フォートナイト

EpicGames社より2017年から配信されているシューティングゲーム、「フォートナイト」は、2022年2月現在、理想的なメタバースに最も近いと言われています。

フォートナイトはアメリカンコミックのようなポップなビジュアルと、対応プラットフォームの多さが強みです。

2020年5月にはユーザー数が3億5千万人を突破するなど、バトルロワイヤルゲームとして世界的に人気を集めています。

新しく追加されたフォートナイトの2つのモードはフォートナイトをシューティングゲームとしてだけではなくメタバースに発展させました。

プレイヤーが自由に島(=区切られた空間)を作成出来る「クリエイティブモード」と、仮想空間でのライブや映画鑑賞などを楽しめる「パーティロイヤルモード」です。

これらのモードの追加が、フォートナイトを遊びの場・コミュニケーションの場・仮想空間体験のプラットフォームとしました。

2020年6月にはクリストファー・ノーラン監督の映画「インセプション」の上映会がフォートナイト上で行われました。

同監督の「TENET」の予告編上映会も含め、過去15回以上、様々なイベントが行われています。

さらに同8月7日には米津玄師が、同9月26日、27日にはBTS(防弾少年団)が映像配信をするなど、フォートナイト内で音楽ライブが楽しめるようにもなっています。

 

あつまれどうぶつの森

あつまれ どうぶつの森は、2020年に任天堂からNintendo Swith用に販売されたゲームです。

世界中で大ヒットし、2021年2月には全世界での販売本数が3100万本を超えています。

「フォートナイト」や「VRChat」ほどの自由度はありませんが、プレイヤーが暮らす島を、プレイヤー自身で地形から作ることが出来ます。

ゲーム内での経済活動はできませんが、各企業からの注目度は高いです。

それは、ゲーム内の「夢番地」と呼ばれる機能を使えば、他のプレイヤーが作った島を訪れることができるからです。

2020年のアメリカ大統領選ではジョー・バイデン候補(当時)が選挙活動用に島を公開したことで、話題になりました。

また「マイデザイン」という機能を使うと、プレイヤー自身で洋服や看板などをデザインをすることができます。

Marc JacobsやValentinoなどの有名なアパレルブランドが、「マイデザイン」で自社ブランドの商品を模したデザインを公開して、宣伝に利用しています。

 

Axie Infinity

Axie Infinityは、2018年にサービスを開始したベトナム発のNFTゲームです。

ゲームの内容としては、アクシーと呼ばれるモンスター3匹でチームを組み、対コンピュータ戦の「アドベンチャー」と対人戦の「アリーナ」でプレイしていきます。

ゲーム内で仮想通貨を入手できたり、NFTのモンスターやアイテムなどを売買できたりすることから、稼げるゲームとして人気を集めています。

ただAxie Infinityで手に入る仮想通貨SLPは、日本国内の取引場に上場していないため、日本円に換金するには、いくつかの手順を踏まなければならないことに注意してください。

フィリピンやタイなどの平均月収が低い国では、Axie Infinityだけで生計を立てている方もいるほどで、稼ぐゲームとしてかなりおすすめされています。

 

Decentraland

Decentralandは、ブロックチェーンを利用したVRプラットフォームです。

ゲームの内容としては、広大なVR空間を探索したり、ミニゲームで遊んだりすることができます。

Decentralandは、ブロックチェーン技術を活用することによって、VR空間内の土地や建物、アバターなどあらゆるものがNFTで作られています。

またユーザーがVR空間の中で、新たなNFTのアイテムやコンテンツを創り出すことも可能です。

NFTであるアイテムやコンテンツは、ゲーム内のNFTマーケット上で、独自通貨のMANAを用いて売買ができます。

また作ったNFTを、外部のNFTマーケットに持ち出せば、仮想通貨で売買することも可能です。

そのため需要のあるNFTのアイテムを手に入れたり、作ったりすれば、Decentralandで遊びながら、それらを売って収益を生むことが出来ます。

メタバースの中では早い時期からサービスが開始されており、メタバース上の土地(land)が2億7,000万円で売買されたことが大きく話題になりました。

 

 

メタバースのサービスに日本企業はどう対応しているか

Facebook社やMicrosoft社などの外国企業が、続々とメタバース事業に参入しています。

日本企業はメタバース事業に対して、どのように取り組んでいるのでしょうか?

日本企業の取り組みを、一覧として表にまとめてみました。

パナソニック・パナソニック子会社 2022年1月上旬にメタバース事業への参入を発表。メタバースをリアルに体感するための製品を開発中です。
ソニー 実際のサッカースタジアムをメタバース上で再現し、クラブやファン同士が交流できるサービスを目指しています。
KDDI 渋谷区公認で東京・渋谷の街をメタバース上で再現した「バーチャル渋谷」を公開しています。今後は、実在の都市と仮想空間を連動させた街づくり事業を始動する予定です。
キヤノン・ソフトバンク・NTTドコモ メタバースをよりリアルに近づけるため、人物の見た目や動きなどを3Dデータ化する専用スタジオの充実に力を入れています。

2022年1月上旬、アメリカ、ラスベガスで開かれた家電とデジタル技術の見本市「CES2022」では、パナソニックがメタバース事業への参入を発表しました。

さらに、パナソニック子会社のシフトールは、メタバースをよりリアルに体感するための新製品を展示しました。

仮想現実を体験できるメガネ型の端末「MeganeX」は重さが約250グラムと一般的なVRゴーグルと比べて軽いのが特徴です。

小型化した有機ELパネルを採用し、高精細な映像が楽しめるという点も特徴ですね。

また、発売予定の「PebbleFeel」は専用のシャツと組み合わせることで、首元を瞬時に冷やしたり温めたりできる製品です。

メタバースと連動させることで、暑さや寒さを体感することができます。

ソニーグループも、メタバース上でファンが交流できるサッカースタジアムを再現するサービスを予定しています。

イギリスサッカーの強豪クラブ「マンチェスター・シティー」と提携し、実際のスタジアムをメタバース上に再現する計画です。

クラブやファン同士が交流できるサービスの提供を目指しており、CESではプロモーション映像を公開しました。

また、4K相当の高品質な映像体験ができるという、プレイステーション用の次世代VR端末機の情報も発表しました。

日本企業で、すでにメタバース事業に力を入れているのがKDDIです。

2020年5月から東京・渋谷の街をメタバース上で再現した渋谷区公認の「バーチャル渋谷」を公開しています。

これまでにハロウィーンのイベントや、サッカー日本代表戦のパブリックビューイングなどをメタバース上で実施して、約100万人を集めました。

今後は、実在の都市と仮想空間を連動させた街づくり事業を本格的に始動する予定です。

また、キヤノンやソフトバンク、NTTドコモなども、人物の見た目や動きなどを3Dデータ化する専用スタジオの充実に力を入れています。

通常なら、膨大なコストと手間がかかる3D映像が短時間で制作できるようになるため、メタバースをよりリアルに近づけることが可能になります。

日本が持つゲーム産業や、ものづくりのサービスを、上手くメタバースのビジネスとして展開できるかに期待が寄せられています。

 

 

メタバースにおける新サービスも開始情報が続々!

日々進歩しているメタバースの分野では、新しいサービスがどんどん開始されています。

それによって、社内イベント専用イベントソリューション・メタバース留学・メタバース旅行などが新しいサービスとして開始されています。

 

大規模社内イベント専用メタバース・ソリューション

株式会社ハシラスは、メタバース社内イベントソリューション「めちゃイベント」をサービス開始しました。

このサービスを使えば、メタバース上で全社員が参加するような大規模社内イベントを簡単に実施することができます。

学内イベントなど、類似の用途でも使用することが可能です。

大規模イベントの開催は、企業内のコミュニケーション課題の解決を目標としています。

社内コミュニケーションというのは、組織において重要な課題ですが、テレワークが普及した中では、全社員が参加するような大規模イベントを行うことは非常に難しくなっています。

そんな中、メタバース上でイベントを開くことで、参加者はアバターの姿で、バーチャル空間を自由に動き回り、コミュニケーションを取ることができるようになります。

 

メタバース留学

オンライン英会話サービスを運営する、株式会社CURIOUS WORLDは、VRによる「メタバース留学」サービスを開始しました。

このサービスは、まず学校側の要望に合わせ、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上でオリジナルのワールドを作成します。

受講者は、VRヘッドセットを使用して、留学先で起こりえる様々な状況でのコミュニケーションを、作成されたメタバース上で体験できるわけです。

空港でのチェックインやホームステイ先でのコミュニケーションなどが、想定されているシチュエーションです。

また、友人と一緒にカフェで話したり、ゲームを楽しんだりといった、海外の学生との国際交流も想定されています。

CURIOUS WORLDはすでに、オンライン上でフィリピンに語学留学する「CURIOUS WORLD ACADEMY」を運営しています。

 

メタバース旅行

ANAホールディングスは、アプリを使ってバーチャル空間で旅行体験などができる新サービスを2022年に開始すると発表しました。

まずは日本語、英語、中国語に対応したアプリを同時リリースし、その後10カ国語以上に順次拡大していき、多くの外国人の利用を狙います。

ANAは非航空分野を強化し、このサービスではターゲット顧客の約8割を外国人と想定しています。

バーチャル空間で旅行の魅力を再認識してもらい、リアルでの日本旅行の需要の増加につなげたい考えです。

サービス開始に向け、昨年8月に設立した子会社ANA NEOが、100人以上が開発を手掛ける仮想空間プラットフォーム「SKY WHALE (スカイホエール)」を運営します。

総合プロデューサーに、人気ゲーム「ファイナルファンタジーXV」の元ディレクターで、ゲーム制作会社JP GAMES最高経営責任者の田畑端氏が就任しました。

また音楽は、ヴァイオリニストで作曲家の葉加瀬太郎氏が監修します。

仮想空間内に世界の都市や観光名所などを3次元CGで再現し、自分の分身「アバター」を操作して、その場にいるような体験を提供することが目的です。

最大8人まで同時にログインでき、目的地に向かうフライトを楽しんだり、旅行先でお土産を買ったり、イベントに参加したりもできます。

さらに過去や未来、テレビや映画の世界にも飛び込める旅行体験も用意する予定とされており、非常に夢がありますね。

仮想空間には、マイルを使って買い物ができるショッピングモールや、アドバイスを受けられる医療サービスなども展開する予定です。

 

 

まとめ

  • The Sandboxはブロックチェーン技術をフル活用したNFTゲームで、ゲーム内のアイテムをNFT化して、唯一無二の資産を作ることが出来る
  • VRChatは仮想空間プラットフォームとして、個人開催のイベントだけでなく、企業も参加する大規模イベントも開催している
  • Clusterは国産仮想プラットフォームで、アバターを自分好みに作成でき、他者とのコミュニケーションに使用され始めている
  • フォートナイトは2022年現在、最も理想的なメタバースとされており、映画の上映会や音楽ライブなど様々なイベントのプラットフォームとして利用されている
  • あつまれどうぶつの森は夢番地や、マイデザイン機能によって、経済活動はできないが、企業からの注目度は高い
  • Axie Infinityはゲーム内で仮想通貨を入手したり、NFTのモンスターやアイテムなどを売買するサービスがあることから、稼げるゲームとして人気を集めている
  • Decentralandは、VR空間内の土地や建物、アバターなどあらゆるものがNFTで作られており、外部のNFTマーケットに持ち出せば、仮想通貨で売買することもできる
  • メタバース事業に、ソニー・パナソニックが参入を発表し、KDDIやキャノン・ソフトバンク・NTTドコモなどもメタバース事業に力を入れている
  • 大規模社内イベントソリューションを使えば、メタバース上で全社員が参加するような大規模社内イベントを簡単に実施することができる
  • メタバース留学やメタバース旅行など、作成された仮想空間上で現地に行ったような体験が出来るサービスも増えている

メタバースのサービスが、今後どのように発展していくのか非常に楽しみです。

この記事で紹介したメタバースのサービス一覧や、ゲーム一覧も、今後メタバース業界が発展していけば、新しい一覧を作ることになりそうです。

どんどん進化していくメタバース業界から、目が離せませんね!

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