大学に進学したいけど、お金がない…。そのような方も大勢いらっしゃると思います。
かく言う私もそのうちの1人でした。国公立大学には落ちてしまい、私立大学に合格。
でも、国公立大学とは違い私立大学の学費はとても高いです。そこで、私が利用したのは奨学金制度。
もちろん、申し込みする奨学金制度によっては、流れも少し変わってくるかもしれません。
しかし、申し込み方法や流れを知っておくだけでも、大学を選ぶ時の選択肢が増えるのではないでしょうか。
せっかく大学に進学しようという心意気があるのに、経済的な問題で諦めてしまってはもったいないです。
そこで、奨学金制度の申し込みから採用までのおおまかな流れを簡単に説明したいと思います。
奨学金を申し込みしてからの流れ
奨学金制度は申し込みすれば誰でも利用できるものではありません。
では、どのような流れで奨学金制度を利用することができるのでしょうか?
そこで今回は、大学に進学しようと考えている高校生の場合の奨学金制度申し込みから受給までの流れを紹介します。
ここでは私も利用した、日本学生支援機構での流れを紹介しますが、申し込みする団体によって異なることもあるのでご注意ください。
申し込み
まず初めに申し込みをしなければ始まりません。先生に伝えて、高等学校等から必要な書類を受け取りましょう。
必要書類を提出した後は、インターネットからの申し込み手続きを済ませます。
マイナンバー提出
奨学金を受け取るためには、マイナンバーを提出しなければなりません。
マイナンバーは高等学校へ提出するのではなく、指定の場所へ郵送します。
採用候補者の決定
採用候補者に選ばれた人には、高等学校から書類が交付されます。とても重要な書類なので、絶対になくさないようにしましょう。
大学進学後に提出しなければならない書類もありますので、大切に保管してください。
進学
進学してからも手続きが必要です。採用候補者に決定された時もらった書類を、提出しましょう。
それに加えて、進学届も提出しなければなりません。もらった書類に記載してあるパスワードが必要となります。
採用
ここまでの流れを経て、採用となります。ようやく奨学金の振込がスタートするのです。
たくさんの書類を提出しなければならず、手続きも複雑ですが、説明をよく読んで不備のないようにしましょう。
奨学金を申し込みする前に要チェック!!
奨学金にはいくつかの種類があることをご存知ですか?
奨学金の種類によって返済金額が変わるので、申し込みする前に必ずチェックしておきましょう。
申し込みしてから、そんなこと知らなかった、と後悔しては遅いのです。奨学金は、大きく以下の3つの種類に分かれます。
- 給付型奨学金
- 貸与型奨学金(利息なし)
- 貸与型奨学金(利息あり)
奨学金は申し込みする団体によっても異なってきます。なかには貸与型奨学金しか扱っていない団体もあるのです。
では一体、給付型奨学金と貸与型奨学金ではどのような違いがあるのでしょうか?
まず、給付型奨学金から紹介します。給付型奨学金は、奨学金を返済しなくても良いタイプです。
ですので、奨学金はもらう形になります。返済しなくて良いのでとても助かりますよね。
次に貸与型奨学金について、説明します。貸与型奨学金は、お金を借りる奨学金です。
つまり、返済しなければならないのです。この貸与型奨学金は、さらに利息のないものとあるものにわかれます。
利息なしの貸与型奨学金であれば、借りた金額だけを返済すれば良いです。
しかし、利息ありの貸与型奨学金は、借りた金額に上乗せして利息も返済しなければならないのです。ただし、普通にお金を借りるよりは安い利息であることがほとんどとなります。
実際に奨学金を申し込みしてみた結果
私は実際に奨学金を申し込み、その結果、給付型奨学金の受給をすることができました。
私の場合は、母子家庭で経済的に私立大学への進学は厳しい状態だったのです。
そこで、奨学金の申し込みを決断しました。結果、学費の半分を受給できることになったのです。
もちろん、全額の給付をしてもらえる場合もあります。でも、私のような状況であると、半額の給付という結果になったのです。
1度奨学金の受給が決まったあとも、1年ごとに審査をし、手続きを行うという流れで奨学金制度を利用することになります。
また、奨学金は経済状況だけで判断されるのではなく、成績がよくて奨学金制度に申し込み、利用している友達もいました。
ですので、あなたの頑張り次第で奨学金制度を利用できる可能性は充分にあるのです。
まとめ
- 奨学金を申し込みしてからの流れを知ると大学進学の選択肢が増える
- 申し込み→マイナンバー提出→採用候補者の決定→進学→採用という流れ
- 奨学金には給付型奨学金、貸与型奨学金(利息なし)、貸与型奨学金(利息あり)の種類がある
- 経済状況により給付型奨学金を受給できることもある
- 成績が良いと奨学金制度を利用できることもある
奨学金制度に申し込みしてからのおおまかな流れはつかめましたでしょうか?
奨学金について何も知らず、進学を諦めてしまっては非常に残念です。
どの大学に進学するかはのちの人生においても、重要となることでしょう。
そのために奨学金制度を利用しようと考えているのであれば、しっかりと調べてあなたに合ったものを選んでくださいね。
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