ノートパソコンを初めて買う時や、練習用、お試し用に欲しい時、できるだけ安く購入したいですよね。
ネット通販やリサイクルショップでは、5000円以下で中古のノートパソコンが販売されていることがあります。
しかし5000円以下などの格安ノートパソコンは、初心者にはあまりおすすめしません。
不具合やトラブルがある可能性があり、対処するにはそれなりの知識と技術が必要だからです。
私も以前、格安のノートパソコンを購入しましたが、使いこなせずに無駄遣いになってしまった経験があります。
この記事では、5000円以下のノートパソコンを使いやすくする方法や、初心者のあなたがノートパソコンを選ぶ時のポイントをご紹介します。
私のような後悔をしないためにも、ぜひ最適なノートパソコンを手に入れてくださいね!
ノートパソコンを5000円以下で購入するのは初心者はNG
5000円以下のノートパソコンは、ネット通販やリサイクルショップで購入できます。
しかし初心者のあなたは5000円以下のノートパソコンを買わないほうが良いかもしれません。
不具合やトラブルがあり、そのままの状態では思い通りに使えない可能性があるからです。
5000円以下のノートパソコンをそのまま使えないなら、初心者の私はどうしたら良いの?
5000円以下のノートパソコンをそのまま使用するのはあまり現実的ではないので、どちらかの方法がおすすめですよ!
- 5000円以下のような格安ノートパソコンを買い、OS変更をして使いやすくする
- 予算を上げて、2万円前後の使いやすいノートパソコンを買う
購入してから後悔しないために、5000円以下のノートパソコンの仕様や購入場所、購入する時のポイントをご紹介します。
5000円以下の格安ノートパソコンの仕様は?
5000円以下のノートパソコンってどんな仕様なの?買ってすぐに使えるのかな?
5000円以下のノートパソコンはスペックが低く、多少の不具合やトラブルがある場合が多いです。
よくある不具合やトラブルをまとめてみましたので参考にしてくださいね。
- 故障している部分がある
- キーボード不良で、反応しないキーがある
- 電源ケーブルを繋ぎっぱなしでないと起動できない
- 処理能力が低い、容量が小さい、などの理由でフリーズしてサクサク動かない
- 傷やほこりが付いている
- OSが古く、サポート対象外
- 保証やサポートが付いていない
- 返品や交換ができない
ネット通販では気軽にポチっとお買い物ができるので、格安のノートパソコンを買ってしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし後悔しないために、少し踏みとどまって考えてみましょう。格安のパソコンは格安である理由があります。
これらの問題点を見た時に、「これでも大丈夫!」と思ったあなたは購入してみても大丈夫かもしれませんね。
しかし、不安に感じたあなたはそのまま購入しても使いこなすことができず、私のように後悔するかもしれませんよ。
初心者に格安のノートパソコンをおすすめしない理由をご説明します。
5000円以下のノートパソコンが初心者NGの理由
先程ご説明したような不具合やトラブルに対処することは知識と技術が必要で、初心者にとっては難しいです。
すぐにパソコンを使いたい!自分でトラブルに対処する自信が無いわ。
こう思うあなたは予算を上げて、使いやすいノートパソコンを購入したほうが良いですね!
私は以前、不具合があった部分の修復にものすごい時間を費やしましたが、結局直すことができずに時間もお金も無駄にしてしまいました。
それでも格安のノートパソコンを購入する場合には、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
- 保証やサポートが付いているか
- ネット通販の場合、お店の口コミはどうか
- 店頭で購入する場合、実際に操作をしてみて問題はないか
- 不具合がある部分は使えなくても問題はないか
- あなたの用途に合っているか
不安なことがある場合はリサイクルショップでは店員さんに相談を、ネット通販では購入する商品を販売しているお店のページを確認するなどしましょう。
また、リサイクルショップなどの店頭で購入する場合には、実際に操作をしてみることをおすすめします。
見た目は問題がなさそうでも、実際に操作をすると一部のキーが押せない!というようなことも考えられますので注意が必要ですよ。
購入後に後悔しないように、店員さんに相談したり操作したりした上で、納得のいくノートパソコンを購入しましょう。
では、実際に5000円以下のノートパソコンを購入した場合、快適に使用する方法はあるのでしょうか。
OSをLinuxに変更して格安パソコンを快適に使おう!
格安で買ったノートパソコンを使いやすくしたいなぁ。
5000円以下の格安ノートパソコンもOSをLinux(リナックス)に変更すれば、サクサク快適に使えるようになるかもしれません!
OSはノートパソコンを使う上でとても重要な部分です。
「Operationg System(オペレーショング・システム)」の略
パソコン操作やアプリ使用のための土台となる基本ソフトウェアのこと
一般的には「Windows」や「macOS」が使われていることが多い
ノートパソコンにはWindowsのOSが搭載されている場合が多いですが、Windowsは重いためスペックの低いノートパソコンでは使いづらい場合があります。
また格安ノートパソコンにはWindowsXPや7のOSが搭載されている場合がありますが、これらは既にマイクロソフトのサポートが切れています。
そのまま使い続けるとサポートが継続できない、セキュリティが弱くなりウイルス感染の可能性がある、などのリスクがあります。
そこで、思い切ってOSをWindowsからLinuxに変更して、サクサク快適に使えるようにしましょう!
WindowsやMacOSと同じOSの一種
無料で誰でも使えて、用途に合わせて選べる
必要最低限の機能だけが備わっていて、低いスペックのパソコンでも動きがスピーディー
WindowsやMacのようなソフトは使うことができないので注意が必要
Linexにはたくさんの種類があるので、用途に合わせて選ぶことができます。
特に人気があり、使いやすいと評判の種類を表にまとめました。
<Linuxのおすすめ>
Linux Mint | 難しい設定が不要で、簡単に使うことができる MicrosoftOfficeに似た機能をもつOfficeアプリケーションを使える |
Ubuntu | シンプルなデスクトップ画面が特徴 インストールするとすぐに使うことができ、日本語での説明も充実している |
ZorinOS | Windows風のOSで、日本語表示もできる |
elementaryOS | Mac風のOSで、日本語表示もできる |
これ以外にもたくさんの種類があるので、あなたの用途に合わせて選ぶことができますよ。
OSを自分好みに変更して使うなんて、なんだかわくわくしてきますね!
しかしOSの変更は、初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれませんね。
難しいようであれば、5000円以下のノートパソコンを買うことを諦めたほうが良いと思います。
その場合は予算を少し上げることで、初心者にも使いやすいノートパソコンが手に入りますよ。
ノートパソコンは5000円より2万円前後の中古が最適!
なるべく安いノートパソコンが良いけれど、すぐに使える性能のものがいいな。
2万円前後の中古のノートパソコンは、必要最低限のメモリやOS、ストレージが搭載されていて、すぐに使用できるものが多くあります。
また、保証やサポートが付いている中古のノートパソコンもあるので、何かトラブルがあった時にも安心ですよ。
予算は少し上がりますが、5000円以下のノートパソコンを購入して使いこなせずお金も労力も無駄にしてしまうよりは、断然良いですよね!
初心者のあなたは予算を2万円前後に上げ、買ってすぐに使える保証付きの中古ノートパソコンを買うことをおすすめします。
2万円前後のノートパソコンをおすすめする理由
2万円前後のノートパソコンは、必要最低限のメモリやOS、ストレージが整っている場合が多いので、購入してすぐに使うことができますよ。
5000円以下だとスペックの低いノートパソコンがほとんどですが、2万円前後では以下のようなノートパソコンを購入できます。
- 元々企業がリースしていたノートパソコン
- 人気が無くて売れ残ってしまったノートパソコン
- 数年前の少し古いモデルのノートパソコン
特に元々企業がリースをしていたノートパソコンは、NECや富士通、Dell、HPなど大手パソコンメーカー製のものが多く、必要最低限の機能が整っています。
企業が使ったノートパソコンを中古パソコン業者などが引き取って、使いやすい状態にして販売しているので安心して使うことができますよ。
また5000円以下のノートパソコンはOSが古くサポートが切れていることもありますが、2万円前後のノートパソコンは最新OSが搭載されていることが多いのも嬉しいポイントです。
予算を2万円前後に上げることで、初心者でも安心して使える仕様のノートパソコンを購入できるでしょう。
では、予算を決めた上でどのようにノートパソコンを選べば良いのでしょうか。
ノートパソコンは5000円ではなく初心者も安心なものを
ノートパソコンを選ぶ時には、あなたの用途や目的に合わせて選ぶことが重要です。
あなたがノートパソコンを購入する目的を改めて考え、その目的通りに使用できるノートパソコンを探しましょう。
初心者のあなたもポイントを押さえれば大丈夫ですよ。選ぶ時にチェックするべきポイントは6つあります。
- メモリ
- CPU
- ストレージ(HDDまたはSSD)
- サイズや重量
- バッテリーの駆動時間
- インターフェース
1つずつ詳しくご説明しますので、しっかり理解して最適なノートパソコンを選びましょう!
ノートパソコンはメモリとCPUとストレージが重要
パソコンを選ぶ時に特に重要なのは、メモリ、CPU、ストレージ3つです。
難しい言葉がずらり…。パソコン初心者の私にはよくわからないわ。
難しく考える必要はありません。初心者でもイメージしやすいように、わかりやすい例えを交えてご説明しますね。
メモリ (作業デスク) |
ノートパソコンの容量のこと メモリが大きいほど、複数の作業を同時に行うなど効率よく行える |
CPU (人間の頭の回転速度) |
「Central Processing Unit」を略したもので、中央処理装置のこと 処理速度につながる部分で、高性能であるほどサクサク快適に動く |
ストレージ (本棚) |
HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ) データを保存する場所のことで、容量が大きいほど多くのデータを保存できる |
<メモリ>
メモリは、ノートパソコンの容量のことで、作業デスクに例えられます。
作業をする時には、デスクが広くて大きいほうが作業しやすく、同時にできる仕事も増えますよね。
ノートパソコンのメモリも同様で、大きければ大きいほど処理能力が高く、作業が効率よく行えます。
用途によって必要なメモリの容量が異なりますので、こちらの表を参考にしてみてください。
用途 | おすすめのメモリ容量 |
インターネット検索 ビジネス目的の文書作成 Office(ワード、エクセル、パワーポイントなど)の使用 動画の閲覧 簡単な画像や動画の編集作業 |
4GB |
本格的な画像や動画の編集作業 製図(CADなど) Adobe系のソフト使用 軽いオンラインゲーム |
8GB |
本格的な動画編集 タスクをたくさん開いての作業 本格的なオンラインゲーム |
16GB |
<CPU>
CPUは中央処理装置のことです。こちらは人間の頭の回転速度に例えて考えてみましょう。
頭の回転の速い人は動きに無駄がなく、スピード感をもって物事をこなすことができますよね。
CPUの性能は数字が大きくなるほど性能が高くなり、処理速度が速くなるので作業をサクサク快適に進めることができます。
用途 | おすすめのCPU |
インターネット検索、閲覧 メールの使用 |
celeron (セレロン) |
インターネット検索、閲覧 文書作成などの事務作業 |
pentium (ペンティアム) |
Office(ワード、エクセル、パワーポイントなど)の使用 動画の閲覧 簡単な画像や動画の編集作業 |
Core i3 |
本格的な画像や動画の編集作業 製図(CADなど) Adobe系のソフト使用 軽いオンラインゲーム |
Core i5 |
本格的な動画編集 タスクをたくさん開いての作業 本格的なオンラインゲーム |
Core i7 |
こちらの表で下に行くにつれて、性能が上がり価格も高くなります。5000円以下のノートパソコンは、多くの場合セレロンやペンティアムのCPUが搭載されています。
あなたの目的や用途に合わせてCPUを選ぶことが大切ですよ!
<ストレージ>
ストレージは主にSSDとHDDの2種類があり、どちらもデータを保管する役割をもっています。
SSDとは
「Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)」を略したもの
処理能力が高く、価格も高い
HDDとは
「Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)」を略したもの
処理能力は低いが、容量が多くても価格が安い
ストレージは、本棚に例えるとわかりやすいですよ。
たくさんの本を保管するには大きな本棚が必要ですよね。同じようにたくさんのデータを扱う場合には、容量の大きなSSDまたはHDDが必要になります。
SSDのほうが性能は高いですが、価格を抑えたいのであればHDDでも問題ありません。
ノートパソコンを選ぶ時には以下の表を参考に、あなたがどのくらいの容量を必要としているのか考えてみてくださいね。
用途 | おすすめのストレージ容量 |
Office(ワード、エクセル、パワーポイントなど)の保存 写真や音楽の保存 ビジネス目的の文書などの保存 |
128GB以上 |
多くの写真や動画の保存 Adobeを使ったデータの保存 |
256GB以上 |
HDDは後から外付けHDDを使って容量を増やすことが可能です。5000円以下などの格安ノートパソコンは、ストレージの容量が小さいことが多いです。
実際に使ってみて、容量が足りないようなら外付けHDDを使って容量を増やす、というやり方でも大丈夫ですよ!
ノートパソコンを選ぶ時はサイズやバッテリーにも注目
ノートパソコンを選ぶ時には、メモリ、CPU、ストレージに加えて以下の3点もポイントです。
- サイズや重量
- バッテリーの駆動時間
- インターフェース
こちらも1つずつご説明しますので、参考にしてみてくださいね。
<サイズや重量>
持ち運んで使う場合には、なるべくコンパクトで軽いものを選ぶと良いでしょう。
小さいと持ち運びは便利ですが、画面も小さくキーボードも打ちにくい可能性があります。
あなたの用途やお好みに合わせて選んでみてくださいね。
<バッテリーの駆動時間>
駆動時間とは、電源アダプタを使わずに連続で使用できる時間のことです。
持ち運んで使う場合、バッテリーの駆動時間は重要です。
何時間ほど使用する予定なのかを考えて、余裕をもって選んでくださいね。
家で置いて使う場合には、電源アダプタを使うことができるのであまり気にしなくてもいいですね。
5000円以下などの格安ノートパソコンは、バッテリーが消耗していて交換が必要な場合もあります。
<インターフェース>
インターフェースとは、パソコンと周辺機器を接続するためのコネクターのことです。
必要なインターフェースが付いていないとやりたい作業ができない可能性があるので、必ず確認しましょう。
以下の5つは事前に確認したほうが良いポイントです。
- LANポート(有線LANを接続する部分)
- USBポートの有無と規格
- メモリーカードスロット
- HDMIポート(映像を出力するための部分)
- 光学ドライブ
あなたが必要としている機能が付いているかどうか、事前にしっかり確認しましょう。
足りない場合や途中で必要になった場合には、Hub(ハブ)を使って拡張することもできますよ。
まとめ
- 5000以下のノートパソコンは、リサイクルショップやネット通販で購入できる
- 5000円以下のノートパソコンは不具合やトラブルがある可能性が高いので、初心者にはおすすめしない
- 5000円以下のノートパソコンでもOSを変更することで、サクサク動くようになる
- 初心者には2万円前後の中古ノートパソコンがおすすめ
- ノートパソコンを選ぶ時には、メモリの容量、CPU、HDDまたはSSDの容量を確認することが重要
- ノートパソコンを選ぶ時には、サイズや重量、バッテリーの駆動時間、インターフェースを確認して用途に合ったものを選ぶことが大切
格安のノートパソコンを購入したい場合、初心者には5000円以下のノートパソコンの扱いが難しいためおすすめしません。
予算を2万円前後まで上げることで、あなたの用途に合うノートパソコンが見つかるでしょう。
選ぶ時のポイントをチェックしながら、あなたに最適なノートパソコンを選んでくださいね。
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