在宅勤務になって会社から貸出されたノートパソコンと私用のノートパソコン2台をデスクに置くことになったのはあなただけではないはず。
デスクが小さくて2台置くスペースがなくて置き方に悩んでいる。
「在宅でパソコンに向かう時間が増えて姿勢が悪くなった」など。
置き方に悩んでいる声や、体に負担もかかるというお悩みも少なくないです。
便利なグッズを活用して置き方を変えれば、作業スペースを確保でき体に負担をかけずに済みます。
縦型2台PCスタンドや、ノートパソコン用スタンド、机上ラックなどを活用すればスペースを確保することができますよ!
さらに、ノートパソコン2台を有効活用して作業効率をよくする方法も解説します。
置き方を工夫して在宅ワークも体に負担がかからず快適に仕事も作業効率アップを図れることでしょう!
ノートパソコン2台の置き方は便利グッズで解決!
作業デスクに十分なスペースがあればノートパソコンを横に2台置けば済みます。
ですが2台置くスペースがなかったり、もう少し作業環境を良くしたいと思ったりすることもあるでしょう。
そんなときは、便利なグッズをつかって作業スペースを確保することをおすすめします。
グッズの使い方、工夫次第であなたにとって快適な作業環境を再現することができます。
あなたにピッタリのグッズでお気に入りの心地いい空間をカスタマイズしてはどうでしょうか。
縦置き2台PCスタンドを使う
例えば、メインで使うのは会社からの貸し出しノートパソコン1台で、私用の1台はしまっておきたいとき。
縦置き2台PCスタンドをつかって使わないほうのノートパソコンを収納するとスッキリします。
スマホやタブレットの機器をまとめて置くこともできる優れものです。
ノートパソコンを通常の置き方で2台置くよりも、作業スペースを確保することができます。
メインで使用するノートパソコンはそのままで、使わないノートパソコンはスタンドに立てかけておけばいいんだね。
どちらのノートパソコンも使わないときは、2台同時に立てかけておけるので違う作業をしたいときにも便利です。
MacBookのクラムシェルモードで利用したいときにも便利ですよ。
※クラムシェルモードとは、ノートパソコンを閉じて、外付けモニターやプロジェクターに接続して使う方法です。
ノートパソコン用スタンドと外付けキーボード
長時間ノートパソコンを使用していると、姿勢が悪くなったり、肩がこったり、腕が痛くなったりしますよね。
そんなときはノートパソコン用スタンド+外付けキーボードの置き方で解消できます。
ノートパソコン用スタンドは、ノートパソコンを斜めに立てかけることができるスタンドです。
外付けキーボードを接続すれば、自分のお気に入りのキーボードを使うことで作業効率も上がります。
ノートパソコン用スタンドのメリットは以下3つあります。
- キーボードに傾斜が付き、タイピングしやすくなり作業効率が上がる
- 画面の位置が高くなると、視線が上になり姿勢が正しくなる
- 放熱効果でノートパソコンの動作が安定する
仕事で使うノートパソコンは、このノートパソコン用スタンドを使い、私用のノートパソコンはスペースがあればそのままの置き方で横に置いておきましょう。
置くスペースがなければ先ほど紹介した縦置きPCスタンドも同時に活用すればスッキリするのではないでしょうか。
机上ラックと外付けキーボードとマウス
横長の机上ラックの上にノートパソコンを2台置き、台下の空いたスペースに外付けキーボードとマウスを収納する方法です。
「キーボードとマウスを専用の切替器」を使うことによって、2台共有して使うこともできます。
メリットはノートパソコンを2台置いたまま、少し視線を上げて作業することができることです。
また外付けキーボードとマウスを下に収納することができるので、限られたスペースを占領することがなく、デスク回りを整理しやすくなります。
横におけなくても、ラックの上に仕事用のノートパソコンを1台、ラックの下に私用ノートパソコン1台ずつ収納できるね。
仕事用のノートパソコンに外付けキーボードを付けて、手前において置けば、仕事用ノートパソコンは机上ラックの上に置いたまま作業ができます。
私用のパソコンをつかいたいときは、ラックの下から手前に移動させて使用すればいいわけです。
その際、仕事用の外付けキーボードは空いたスペースによけておけばいいです。
キーボードスライダータイプの机上ラック
どうしてもノートパソコンを横に2台置くスペースがないときは、キーボードスライダータイプの机上ラックが上手く使えます。
例えばちょっと強引かもしれませんが、机上ラックの上に仕事用のノートパソコンを置き、下のスライダーに私用のノートパソコンを置きます。
さらに私用のノートパソコンの上に外付けキーボードを置くという構造です。
私用のノートパソコンを使うときは、スライダーを引き出し、外付けキーボードを仕事用のノートパソコンの上に置いておきます。
あまり効率のいい使い方とは言えませんが、スペースを最大限に活かすことはできますね。
また、デスクに後付けできるタイプのキーボードスライダーにそのままノートパソコンを置いて使うのもありです。正解はありません。
高さを調節できるタイプがより使い勝手がよさそうです。
ノートパソコンを2台収納できるグッズは?
ノートパソコンを2台収納できて持ち運びもできるビジネスバックやリュックがおすすめです。
また費用をあまりかけたくないあなた、100円ショップの商品で代用する方法もあるんですよ。
ノートパソコンを2台収納したいあなたにおすすめのグッズを紹介します。ぜひ参考にしてください。
仕切りがあるアクリルスタンド
無印良品の「アクリルスタンド」は仕切りが3つあり、ノートパソコンが2台縦に収納可能です。
本来は書類や雑誌を置くものですが、ノートパソコンも置くことができるサイズ感です。
色も透明でどのデスクの雰囲気にも合って使いやすいです。
ノートパソコンだけでなく、キーボードやタブレットも収納できます。
無印良品の仕切りスタンドは他にも「再生材を使ったスチロール仕切りスタンド」などがあります。
100円ショップで代用することもできる
100ショップの商品でも収納グッズとして代用することが可能です。なるべく安く済ませたいあなたにおすすめです。
例えば「A4ファイルスタンド」を並べて置いておけばノートパソコン2台のみならず、タブレットやキーボードも収納できますよね。
「ブックスタンド」や「まな板立て」も、ノートパソコンを縦置きにして収納させることができます。
縦置きできるグッズを活用してノートパソコンを2台とも収納出来れば、かなりの作業スペースが確保できます。
ただ耐久性がないとノートパソコンが倒れてしまう危険もあるので注意も必要です。
持ち運びに便利なリュック
ノートパソコンを2台同時に収納出来て、持ち運びにも便利なリュックも豊富です。
「かわるビジネスリュック」や「サカン haco ブラック」など、13インチから15インチまで大容量で収納できるリュックも選択肢に入れてはどうでしょうか。
デザインも洗練されていており、ビジネスでもカジュアルでも使えるリュックは、ノマドワーカーやライターさんにもおすすめです。
ボックス形のノートパソコン収納バッグ
「モバイルバッグ(mo・baco up)」はボックス型で、ノートパソコンが2台スッキリ入るショルダーバックです。
上部が開放されており、書類や筆記用具が取り出しやすい設計になっています。
ただ社内移動用なので、使う場所が限られるかもしれません。
ボックス型でマチがあるバックであればノートパソコンも入りやすいですよね。
他にも「サンワサプライ テレワークモバイルバッグ」のシリーズなどがビジネスではおすすめです。
DIYで作ることもできる
欲しいものがなければ自分で作ってみるのも手です。
ホームセンターで板を購入し、コの字に組み立てれば簡単なラックを作ることができます。
自分で作ることによって、スペースに合った理想のサイズや形が再現出来たり、愛着が湧いて長く使えたりします。
ノートパソコンを2台重ねると不具合は出る?
どうしても置くスペースがないときは、ノートパソコンを2台重ねるしかありません。
単純にノートパソコンを2台重ねておけばいいと思うけど、何か不具合がでたりするの?
結論から言うと、ノートパソコンを2台重ねても不具合は起きません。
電磁波が影響して故障してしまうのではないかと懸念されますが、重ねているもう1台のノートパソコンに影響を及ぼす程の電磁波はありません。
またノートパソコンにとって「熱」は大敵ですが、もう1台に熱が伝わって故障してしまうこともありません。
ノートパソコンの設計上、2台重ねても電磁波や熱の影響はあまりないようです。
しかし不安定な状態だとノートパソコン内のHDDが振動により故障してしまう恐れがあります。
それと2台重ねるとノートパソコンに傷が付いてしまいます。
どうしても2台重ねる場合は間に机上ラックを置いたり、板を引いたりして対策をし、傷がつかないようにまたは安定させるようにしましょう。
不具合が全くないという訳ではありませんが、意外に問題がないのは驚きですね。
ノートパソコン2台をデュアルディスプレイで接続
「どうせノートパソコン2台あるんだから有効に使いたい」というあなたに、ノートパソコンを2台使用して画面を拡張させるデュアルディスプレイという方法をお教えします。
デュアルディスプレイを設定すればノートパソコン2台同時に効率よく使うことができます。
デュアルディスプレイは必要な機器を用意すれば、有線と無線どちらでもできます。
デュアルディスプレイとは?
パソコンのモニター(ディスプレイ)を2つ同時に利用することを言います。
メインとサブの2つの画面を、つながった1つの画面として映し出すことができます。
「デュアルモニター」「マルチモニター」「マルチディスプレイ」など呼び方は様々です。
在宅ワークになり画面の小ささや、姿勢の取りづらさが原因で作業効率が落ちてしまいがちです。
画面のサイズを大きくすることで、作業スペースを広く取ることができるようになります。
また姿勢が正しくなる位置にモニターを配置することによって、作業効率を高めることもできます。
画面は2つ以上接続することも可能で、より効率を求めたい人には有効です。
私も仕事用のMacBookをモニターにつないで仕事をしているよ!
MacBookをチャットなどの画面にしてメッセージのやり取りを、モニターの方は作業用のソフトウェアを起動してそちらをメインとして作業しています。
無線でデュアルディスプレイをつなぐ方法
windows10のノートパソコン2台を活用して、無線でデュアルディスプレイにする方法を解説します。
windows10はデュアルディスプレイを簡単に設定できるMiracast(ミラキャスト)機能が搭載されており、その機能を利用して接続します。
無線でデュアルディスプレイにするには以下のものが必要になります。
- windows10のノートパソコン2台
- Wi-Fi環境
windowsの場合はwindows10のノートパソコンを2台準備してください。
2台とも同じWi-Fi環境でないと接続ができませんので、同じWi-Fi環境でお試しください。
デュアルディスプレイに表示するためには、以下の手順で設定を行ってください。
<①プロジェクションを利用可能にする>
- サブ画面(モニター)として使うほうのノートパソコンを準備する
- 画面左下の「スタート」→「設定」→「システム」を開く
- 「このPCへのプロジェクション」をクリックし、「どこでも使える」または「セキュリティで保護されたネットワーク上のどこでも利用可能」を選択する
選択がグレーアウトして選択できない場合は、「オプション機能」→「機能を追加」→「ワイヤレスディスプレイ」をクリックしインストールすると選択可能になります。
Miracast(ミラキャスト)が使えませんという表示が出ている場合はデュアルディスプレイには対応していません。
<②接続する>
- メインとして使うほうのノートパソコンを準備する
- 「スタート」→「設定」→「システム」を開く
- システムの左メニュー 「ディスプレイ」 から「ワイヤレスディスプレイに接続する」をクリック
- アクションセンターが表示され「接続する」から対象となるノートパソコンを選択
<③接続を許可する>
- サブとなるノートパソコン側の画面右下に「〇〇に映そうとしています」という通知がくる
- 「はい」または「OK」をクリック
- 「〇〇からのプロジェクションを開始しています」の画面が表示される
<④メインPCをサブPCに拡張する>
- メインパソコンの画面上部に「〇〇に接続されました」と表示され、画面右側には「サブノーパソコン名」と表示されます。
- 「このデバイスからのマウス、キーボード、タッチ、ペン入力を許可する」を選択しチェックを入れる
- サブのノートパソコンでもマウス、キーボードが使えるようになる
これでデュアルディスプレイに接続が完了となります。
1つの画面になっていることを確認しよう!使えるかな?
<デュアルディスプレイを切断する>
- 画面上部に表示されている ツールバーの「切断」をクリック
- デュアルディスプレイが切断されます
メインのノートパソコンから「設定」→「ディスプレイ」で向きや位置調整、解像度も変更できます。
有線でデュアルディスプレイをつなぐ方法
HDMIケーブルやUSB Type-Cのケーブルがあれば有線でデュアルディスプレイをつなぐことができます。
有線でデュアルディスプレイにするには以下のものが必要になります。
- HDMIケーブル
- USB Type-C
所有するノートパソコンが何の接続端子に対応しているか確認をしましょう。
<①接続する>
- HDMIなどを用いてノートパソコン2台を接続する
- Windows10のタスクバー右下にある吹き出しの「通知アイコン」をクリック
- 表示されたアクションセンターの中の「表示」をクリック
- アクションセンター内 「映す」から、「PC画面のみ」「セカンドスクリーンのみ」「複製」「拡張」のいずれかを選択
「PC画面のみ」と「セカンドスクリーンのみ」はデュアルディスプレイがオフになり、「複製」は同じ画面を表示します。「拡張」は2画面分の広さになります。
以上が有線でデュアルディスプレイに表示する方法です。
より詳細な設定をしたい場合は「設定」から行うことができます。
<②設定する>
- 設定→「システム」をクリック
- システムの「ディスプレイ」 から、ディスプレイ画面の位置、画面の向き、解像度などを変更する
一般的には画面のスペースが広くなる「拡張」が多く使われます。
HDMIなどで接続できる外部ディスプレイならば、家庭用の液晶テレビなどにも表示させることも可能です。
まとめ
- ノートパソコン2台の置き方は便利なグッズを活用することがおすすめ
- 「縦置き2台PCスタンド」「ノートパソコン用スタンド」「机上ラック」「キーボードスライダー」などを活用して作業スペースを確保することが可能
- ノートパソコンを2台収納できるグッズは「アクリルスタンド」「リュック」「ボックス型の収納バッグ」などがある
- 100円ショップの商品で代用できたり、DIYでオリジナルの収納グッズを作ることも可能
- ノートパソコンを2台重ねる置き方でも不具合は起きない
- ノートパソコン2台をデュアルディスプレイで接続することが可能
- Miracast(ミラキャスト)機能を搭載しているwindows10のPCがあれば無線でデュアルディスプレイにつなぐことが可能
- HDMIケーブルやUSB Type-Cのケーブルがあれば有線でデュアルディスプレイをつなぐことが可能
家にいる時間が長いからこそ、理想の作業環境をつくりたいですよね。
ノートパソコン2台の置き方を紹介しましたが、グッズを紹介どおりに使う必要はなく、工夫次第で自分にあった作業環境をつくれます。
費用は掛かるかもしれませんが、それ以上の作業効率の向上や、精神的な快適さを手に入れられると思えば順当ではないでしょうか。
ぜひ理想の作業環境で、快適な在宅ワークができますように。
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