勉強や仕事でノートパソコンが必要になった場合、どれくらい通信料がかかるの?と心配になりますよね。
スマホは持っているだけで月額料金が必要になりますが、ノートパソコン自体には維持費はかかりません。
しかしノートパソコン単体でネットに接続することはできませんので、ネットに接続するなら通信料がかかります。

スマホだけでも通信料が負担なのに…。
通信料を節約するためには、あなたのライフスタイルや用途に合った方法を選ぶ必要があります。
例えば、ノートパソコンでも格安SIMは使えますので、格安SIMを使えば通信料を抑えることができます。
その他、気軽にネットを利用したいのであればタブレットにするのもおすすめです。
ノートパソコンにかかる通信料を節約したいというあなたに、お得で便利に使う方法をご紹介します。
ノートパソコンにかかる通信料とネットに接続する方法
ノートパソコン自体には維持費はかかりませんが、ネットに接続するのであれば毎月の通信料がかかります。
接続方法によって通信料が異なるため、あなたのライフスタイルや用途に合わせて接続方法を選びましょう。
ノートパソコンを自宅や外出先でネットに接続する方法は4つあります。
- 固定回線を契約して接続する
- モバイルWi-Fiルーターを契約して接続する
- スマホのテザリングを利用して接続する
- フリーWi-Fiを利用して接続する
それぞれ、ノートパソコンにどれくらいの通信料がかかるのか詳しく解説します。
固定回線を契約して接続する
固定回線にかかる通信料はプロバイダによって異なりますが、月額4,000円〜6,000円程です。
月額料金は通信速度が速いほど高くなりますが、通信データは使い放題です。
家の中だけでノートパソコンを使うのであれば、固定回線がおすすめですよ。
- 高速で安定した通信
- 通信制限がなくデータ容量が使い放題
固定回線であれば通信が安定しているので、家族でパソコンやゲーム、スマホなど複数台同時に接続しても快適に利用することができます。
データ容量を気にせず使えるのは嬉しいですね。では、デメリットは何かあるのでしょうか。
- 引っ越しをすると契約変更が必要な場合がある
- 回線工事が必要
- プロバイダを解約すると違約金がかかる場合がある
引っ越しをすると、建物によって契約できるプロバイダが限定されているため、契約変更が必要な場合もあります。
新たにプロバイダと契約した場合は、固定回線は工事が必要となりますが、申し込みをしてから2〜3週間待つこともあります。
固定回線の申し込みには手間がかかりますが、工事が完了すれば無線LANを使って、家の中でどこでもネットに接続できるので便利ですよ。
モバイルWi-Fiルーターを契約して接続する
モバイルWi-Fiルーターにかかる通信料の目安は毎月2,500円〜3,500円程です。
モバイルWi-Fiルーターとは、ネットに接続するために利用する小型の通信端末のことです。
自宅や外でもWi-Fiを使いたいというあなたには、モバイルWi-Fiルーターがおすすめです。
- 申し込んでから使えるまでの時間がとても短い
- 自宅や外出先でも使える
- スマートフォンのデータ通信量を節約できる
- 引っ越しの時も解約せず継続して利用できる
- プランによってはデータ通信量が無制限で使える
モバイルWi-Fiは固定回線と違ってルーターが手元にあれば、工事不要ですぐに使えるのでとても便利です。
ルーターは申し込みをすると、2〜3日で手元に届きますよ。
スマホと同じくらいの大きさなので、バッグやポケットに入れて手軽に持ち運ぶこともできます。
そのため、スマホと一緒にモバイルWi-Fiルーターを持って出かけて、スマホの通信量を節約するというような使い方も可能です。
メリットがたくさんあるモバイルWi-Fiルーターですが、デメリットもあります。
- 電波の届きにくい場所がある
- 通信量無制限のプランでも通信制限がかかる場合がある
モバイルWi-Fiルーターは電波の届きにくい場所があります。
私も過去にモバイルWi-Fiルーターを利用していましたが、電車の移動中や地下では通信速度が遅くなり、全く使えないこともありました。
しかし最近では、契約している通信会社にもよりますが、都市部であれば電車内や地下でも使用できることが多くなっています。
通信容量無制限で使えるものが多いので、動画をたくさん見たいというあなたにおすすめですよ。
しかし通信量無制限のプランでも、速度制限がかかる場合があります。
例えばWiMAXであれば、直近3日間で使用した通信量の合計が10GB以上を超えると、速度制限がかかってしまいます。
データ容量の使いすぎには注意しましょう。ノートパソコンのアップデートはデータ容量を大量に消費します。
そのため、モバイルWi-Fiルーターを使用中はノートパソコンのアップデートは行わないようにしましょう。
スマホのテザリングを利用して接続する
テザリングはスマホのモバイル通信機能を使いますので、追加費用はかかりません。
しかし、スマホに通信制限がかかった場合の解除料や、テザリングを使用するためのオプション料金がかかる場合があります。
あなたの契約状況によって異なりますが、月額300円~500円程度のテザリング利用料金がかかります。
テザリングに対応しているスマホがあれば、モバイル通信機能を利用して、ノートパソコンでインターネットを利用することができます。
外出先でノートパソコンを使いたいけど、荷物はできるだけ減らしたい!というあなたにはテザリングがおすすめです。
- インターネット環境がない場所でもネットに接続できる
スマホがあればモデムやルーターなど、インターネットに接続するための機器を用意する必要はありません。
テザリングを利用すれば手軽にネットに接続することができますが、長時間の作業には向いていません。
- 通信料が追加でかかる可能性がある
- スマートフォンのバッテリーを消費する
- 通信速度が遅い
テザリングはスマホのデータ容量を消費しますので、ノートパソコンで大きいファイルのやり取りをすると通信制限がかかりやすくなります。
携帯のキャリアと契約している通信量の上限を超えると、通信制限がかかったり、追加の通信料金が発生したりすることがあります。
また、テザリングを使っているとスマホのバッテリー消費が激しくなります。
テザリングはインターネット環境がない場所で、一時しのぎとして使う場合には便利ですが、大容量のデータ通信を必要とする作業には向いていません。
フリーWi-Fiを利用して接続する
フリーWi-Fiを利用すれば、追加で通信料を払うことなくネットに接続することができます。
フリーWi-Fiとは、コンビニやカフェなどの店内で誰でも無料で利用できるWi-Fiスポットのことです。
- 無料でネットに接続ができる
- 公共の場所でフリーWi-Fiを使える場所が多い
飲食店や病院でもフリーWi-Fiが使える場所は増えてきましたね。
私もスマホの通信制限がかかりそうな時には、フリーWi-Fiスポットをよく探して利用しています。
しかし、フリーWi-Fiは誰でも使えて利便性が高い反面、デメリットもあります。
- 通勤中やランチタイムなど接続している人が多い時間帯は通信速度が遅くなる
- セキュリティ面での不安がある
スターバックスのように大勢の人が利用しているWi-Fiスポットは接続が不安定になることがあります。
またフリーWi-Fiスポットはセキリュティ面での不安もあります。
例えば、フリーWi-Fiの中には通信が暗号化されていない回線があります。その他「なりすましアクセスポイント」と呼ばれるものもあります。
「なりすましアクセスポイント」とは実在する正規のフリーWi-Fiと同名またはよく似た名前のネットワークポイントです。
「通信が暗号化されていない公衆Wi-Fi」や「なりすましアクセスポイント」に接続してしまうと、個人情報を読み取られる恐れがあります。
例えば、通信内容が暗号化されていないフリーWi-Fiを利用すると、Webサイトの閲覧履歴やメールの内容などを、第三者が簡単に読み取ることができます。
クレジットカード情報を読み取られてしまっては、取り返しがつきませんので注意が必要です。
フリーWi-Fiを使う場合には、暗号化されているフリーWi-Fiを使用するといったセキュリティ対策もありますが、それだけでは不十分です。
暗号化のためのキーが公開されているので、誰でも暗号化した通信でも復元できる場合があります。

なるべくフリーWi-Fiは使わない方がいいね。
フリーWi-Fiを使うのであれば、IDとパスワードが必要なログイン操作は避けるようにしましょう。
ノートパソコンの通信料がかかる!節約するなら格安SIM
ノートパソコンにかかる通信料や接続方法をご紹介しましたが、もっと通信料を節約したいと思っている人は多いのではないでしょうか。
毎月かかる通信料をできるだけ抑えたいというあなたには、格安SIMがおすすめです。
格安SIMはスマートフォンやタブレットの通信に使うものだと思われているかもしれませんが、ノートパソコンでも格安SIMを使うことができます。
直接ノートパソコンにSIMカードを挿入できる機種もありますよ。
格安SIMを使って、ノートパソコンにかかる通信料を節約する方法を詳しく解説します。
格安SIMは大容量のプランを選ぼう!
スマホと比べてノートパソコンは大量のデータ容量を消費します。
そのため格安SIMは大容量のプランを選択しましょう。
最近では20GBや30GBの通信プランが登場していますよ。
ノートパソコンでしか格安SIMを使わない場合は、データ通信専用プランを選択すれば、毎月かかる基本料金を抑えることができます。
格安SIM事業者によって通信料は異なりますが、20GBのデータ通信専用SIMプランなら通信料は毎月2,000円〜5,000円程です。
格安SIMといってもドコモやau、ソフトバンクのような大手キャリアと同じ回線を使っていますので、通信は高速で安定しているので安心です。
格安SIM事業者をどこにしようか迷った場合は、対応しているエリアや通信速度をチェックしてみましょう。
自宅だけでなく外出先でもノートパソコンを使うのであれば、あなたが利用する地域が対応エリアとしてカバーされているか確認しましょう。
格安SIMを使ってネットに接続する方法
格安SIMを使ってノートパソコンからネットに接続する方法は3つあります。
- SIMフリーのスマホからテザリング機能を利用する
- モバイルWi-FiルーターにSIMカードを挿入する
- 格安SIM対応のノートパソコンに直接挿入する
格安SIMがあれば、フリーWi-Fiを使わなくてもすみますので、場所を気にせずネットに接続することができます。
外出先でテザリングやモバイルWi-Fiルーターを使う場合は、ポータブル充電器も忘れずに携帯しましょう。
格安SIMのデータ通信量が残っていても、スマホやモバイルWi-Fiルーター自体の充電がなくなり電源が切れてしまうと、ネットに接続することができません。
しかし、格安SIMに対応しているノートパソコンを使えば、スマホやモバイルWi-Fiルーターがなくてもネットに接続することが可能です。
SIMフリーのノートパソコンであれば、モバイルWi-Fiルーターのように余計な荷物が増えることもないので便利ですね。
ノートパソコンの通信料をタブレットと比較
勉強や仕事で外出先でもネットに接続する必要がある場合、ノートパソコンかタブレットのどちらを選ぼうか迷ったことはありませんか。
ノートパソコンよりタブレットの方が軽量で持ち運びがしやすいので、電車の中でも使いやすいのは魅力ですよね。
タブレットにはネットの接続方法によって「Wi-Fiモデル」と「LTEモデル」の2種類があります。
それぞれモデルの違いとともに、ノートパソコンとタブレットにかかる通信料や操作性の違いを解説します。
ノートパソコンとタブレットにかかる料金の違い
タブレットはモデルによって本体価格と通信料が異なります。
「Wi-Fiモデル」であれば本体価格を安く抑えることができ、月々の通信料を払う必要もありません。
先ほどお伝えしたノートパソコンと同じように、ネットに接続するには固定回線やモバイルWi-Fiルーターなどの通信環境が別途必要です。
一方「LTEモデル」はスマホのように、携帯電話会社と契約してモバイルデータ通信を使ってネットに接続するため、通信料が必要です。
タブレットでも格安SIMを使うことはできますので、SIMフリーのタブレットであれば、毎月の通信料を節約することができますよ。

出張で使うことが多いから、どこでも使えるLTEモデルの方がいいな!
ノートパソコンとタブレットの本体価格は、機能やメモリ数によって異なります。
ノートパソコンの本体価格は4万円〜20万円程ですが、タブレットであれば1万円〜5万円程で購入することができます。
ノートパソコンよりWi-Fiモデルのタブレットを購入することで、本体価格や維持費の総額を抑えることができますね。
では、ノートパソコンとタブレットの違いをもう少し詳しく見てみましょう。
ノートパソコンとタブレットには操作性に違いがある
ノートパソコンとタブレットでは操作性が大きく異なります。
ノートパソコンはキーボードやマウスを使用することができるため、文字入力や画像編集などの作業を楽に行うことができます。
また、文書作成に必要なWordやExcelのようなソフトは、タブレットよりもノートパソコンの方が使い勝手がよく、性能も優れています。
一方、タブレットはタッチパネルで操作を行います。タブレットはノートパソコンよりスマホに近い感覚で、手軽に使用することができます。
ネット検索や簡単なメッセージのやりとり、動画の視聴が多いのであればタブレットがおすすめです。
タブレットでもBluetooth接続でキーボードを使うことはできますが、マウスが使えないので細かい作業を行うには不便です。
また、タブレットはノートパソコンと比較して、起動にかかる時間が短くなっています。

移動中の隙間時間を活用するにはタブレットが便利だね!
その他、ノートパソコンとタブレットではバッテリーの性能が違うため使用可能時間が異なります。
ノートパソコンはACアダプタを使用することを前提としていますので、充電せず終日利用できるようなノートパソコンはあまり見かけません。
外出先でノートパソコンを使用するのであれば、ACアダプタなどの付属品も携帯する必要があり、荷物もかさばります。
一方、タブレットであれば消費電力が少ないため、長時間利用することができます。
タブレットの本体も軽くて薄いため、外出先で利用するにはタブレットの方が便利ですね。
まとめ
- ノートパソコン自体に維持費はかからないが、ネットに接続するのであれば通信料がかかる
- 固定回線にかかる通信料の目安は月額4,000円〜6,000円程
- モバイルWi-Fiルーターにかかる通信料の目安は月額2,500円〜3,500円程
- スマホのテザリングを利用するには、オプション料金がかかる場合がある
- フリーWi-Fiを利用すれば、通信料は無料でネットに接続できる
- ノートパソコンで格安SIMを使う場合は、大容量のプランを選択すること
- Wi-Fiモデルのタブレットは本体価格がお得で、維持費は不要
- ノートパソコンとタブレットには、キーボードの使いやすさなど操作性に大きな違いがある
ノートパソコンには意外と通信料がかかりますので、ライフスタイルに変化があれば通信料の見直しをすることが大切ですね。
お得にノートパソコンを使って、インターネットライフを楽しんでくださいね!
コメント