「永久に語り継がれる冒険を‟オンライン”から」
このキャッチフレーズを掲げ、2015年8月31日にカプコンが運営を開始したドラゴンズドグマオンライン、通称:DDON(ドドオン)というゲーム。
前作130万本を売り上げた「ドラゴンズドクマ」をベースに開発され、サービス初日に70万、3日で100万ダウンロードを達成。
しかし、リリースから4年後の2019年7月に突如サービスの終了が案内され、その年の12月にサービスが終了してしまいました。
どんなことでも終わりには理由があるはずですが、突然のサービス終了の裏には、どんな理由があったのか気になりますよね?
なぜドラゴンズドグマオンラインはサービスを終了したのか、その理由をプレイヤーの声から徹底解明していきます!
そして気になるドラゴンズドグマオンラインの新作情報も紹介します!
ドラゴンズドグマオンラインがサービスを終了した理由とは?
2019年7月4日、ドラゴンズドグマの公式Twitterで突如発表されたオンラインサービスの終了。
その理由は、「今後もお客様にご満足いただけるサービスを継続して提供することが困難である」というものでした。
しかし、あまりにも突然の終了発表に当時のTwitterでは、
「嘘だろ!?エイプリルフールはとっくに過ぎているよ!?」
「ドラゴンズドグマは生活の一部だったのに…。」
という終了を惜しむプレイヤーの声がある一方で、
「課金内容がえげつなかったから仕方がない」
というサービス終了に納得をしているような声もありました。
それでも悲しみの声が多かったサービス終了のお知らせ。それもそのはずです。
ドラゴンズドグマオンラインは、シーズン1からシーズン5まで開発される予定でしたが、リリースされたのはシーズン3までだったのです。
なぜ開発途中で突然オンラインサービスが終了してしまったのでしょうか。
理由である「お客様にご満足いただけるサービス」とは?
これらの理由もプレイヤーの声を参考に解明していきましょう。
ドラゴンズドグマオンラインの評価は?
今回はドラゴンズドグマオンラインのレビューサイトで、このゲームの評価を見てみました。
すると、そこには厳しい意見が何件も並べられていましたよ。なかでも、「運営の対応が課金者に優しくない」という声が多かったです。
それ以外にも出てくる出てくる運営への不満。
そして、星1の評価がどの星の数よりも多かったことも、私には衝撃でした。
一体なぜなのか、ドラゴンズドグマオンラインがどのように評価されていたのか見てみましょう。
先行プレイヤーの努力が粉々にされた
まず目立ったのが、後からはじめたプレイヤーを優遇するようなサービスに、不満をもつ先行プレイヤーの声でした。
ドラゴンズドグマオンラインで、一番先に課金をするのが「冒険パスポート」と呼ばれるものです。
これを使うと、アイテムの保管ボックスが拡張されたり、マイ拠点からほかの場所へ自由に行ったりすることが可能になります。
「冒険パスポート」を使えば無料プレイをするよりサクサクと進めることができるので、まずはこれを入手します。
しかし、これは一度購入したらずっと使えるものではありません。
30日経ったら効果はなくなるので、プレイヤーは毎月パスポートを購入しなければいけないのです。
そのパスポートを携えながらプレイヤーは冒険に出かけ、装備を強くしながら仲間と力を合わせ様々なモンスターと戦っていきます。
冒険パスポートに課金をしているうえ、欲しい装備や武器を入手するため通常のプレイを離れ、武器収集に時間を割いたり、ガチャでさらに課金をしたりします。
さまざまな苦労をして、貴重で強い武器や高級な装備を手に入れたプレイヤーも少なくはないはずです。
しかし、そうして手に入れた武器が、のちに「登録したからプレゼントです」という形で新規参加者に渡されていました。
そのうえ、「レベル〇〇になるオーブ」も渡され、それを使えば新規で参加したプレイヤーもすぐにレベルアップができてしまったとか。
サービス開始時から参加しているプレイヤーからしてみたらとんでもないことですよね!?
自分がお金も時間もかけてやっと手に入れた武器や装備が、新人さんに手渡し同様に配布されているのですから。
これでは苦労して武器を手に入れ、レベルを上げていたプレイヤーが離れていくのも仕方がないですね。
イベントのスケジュールがタイトすぎる
イベントについてもよい評価があまりなかったのですが、一番多かったのは「33時間全コース無料開放デー」のイベントです。
通常であれば、販売されているパスポートやオプションコースを購入しないと追加できないオプションが、決まった時間に3時間ずつ10回無料で遊べるというイベントなのです。
しかし、このイベントの設定時間が「朝4時~7時、10時~13時、16時~19時、22時~深夜1時」などというとんでもないスケジュールでした。
そしてイベントの終了日時が、まさかの日曜朝9時でした。
平日がお仕事のプレイヤーには、厳しい参加条件ですよね。
そして、イベントを開催している最中に新しいイベントが開始されるという始末。
全てのイベントを楽しんでいたら、睡眠時間もろくにありませんね。
敵やマップが前作の使いまわしだった
既出の通り、このドラゴンズドグマオンラインは130万本を売り上げた前作の世界観をベースに制作されました。
しかし、冒険マップや出てくるモンスターの動きまでもが前作の使いまわしだったという話もあるのです。
見たことのあるマップ、初期から最後までモンスターの動きは使いまわし。
これでは冒険へのモチベーションも下がりますよね。
意見や要望があまり反映されなかった
ゲーム内の問い合わせフォームから意見や要望を伝えてもテンプレの返事しか返ってこず、結局何も変わらなかったという声もありました。
バグや不具合の報告も無視され放置状態。これでは楽しくプレイすることは難しいですね。
サービス終了の理由にもあった「ご満足いただけるサービスを継続して提供することが困難だった」とは、要望や改善に応えるのが難しかった、ということなのでしょうか。
ちなみに、レビューサイトには2,727件の書き込みがありました。
同じ方が何度も書き込みをしているものもあるかもしれませんが、この書き込みの数はそれだけこのゲームが好きだったということではないのかなと私は思います。
終了発表の際には悲しみの声が溢れ、プレイヤーの要望もあり、サービス終了時には終了時刻が朝の10時予定から夜の9時に変更されたくらいですからね。
星1の評価、運営に対する厳しいコメントもたくさん見ましたが、これも愛情の裏返しなのかもしれませんね。
ドラゴンズドグマオンライン失敗の噂は本当!?
シーズン5までの構想がありながらシーズン途中でサービスが終了した一つの理由に、「ドラゴンズドグマオンライン失敗」という厳しい声もありました。
けれど、終了のお知らせに悲しみの声もあったことから、心から楽しんでいたプレイヤーも数多くいたはずです。
肯定的な意見もたくさんあったので、完全に「ドラゴンズドグマオンライン失敗」とは言えないでしょう。
どのような意見があったのか紹介していきます。
最低限の課金で楽しめた
先ほども書いたとおり、まず多くの人が購入するのが、「冒険パスポート」です。
このパスポートにさえお金を払ってしまえば、あとは自分のペースで冒険を進めることができるのです。
武器を作るのだって、地道に素材をコツコツ貯めていけば、有料級の武器も作ることができたのです。
何をするにも課金しなければいけないゲームよりは、お得な感じがしますよね。
完全無課金だと、やはりいろいろな行動範囲やアイテムボックスの収容量に差が出てしまうので、最低限の課金でゆっくり楽しんでいた方は高評価をつけていました。
素材は一流なものが用意されていた
無料で遊べるものとは思えない綺麗なグラフィック。
高度だが、リアル感や躍動感のあるアクション面。
キャラクターやモンスター、周りの建物などのデザイン性や、ゲーム内で流れる音楽。
ゲーム内の素材は、どれをとっても一流だったというコメントがたくさんありましたよ。
素材が良いからこそ、このゲームへの期待は高まっていたのでしょう。
期待値が高まりすぎて、運営の仕方とサービスの提供方法にがっかりしたプレイヤーが多く、マイナス意見が目立ったのかもしれません。
最低限の課金をすれば楽しめるゲームだったのに、多くのプレイヤーが「プレイヤーの声に対応できていない」と感じてしまったのが残念ですね。
しかし、「ドラゴンズドグマオンライン失敗」とささやかれている裏で、純粋にゲームを楽しんでいたプレイヤーもいたので、完全な失敗ではない、と言えるのではないでしょうか。
ドラゴンズドグマオンラインに新作がある!?
前作のゲームでは130万本も売り上げ、オンラインサービスが開始された時には100万ダウンロードも達成し、プレイヤーの期待も高かったドラゴンズドグマオンライン。
低評価をされていた方の中にも、もし新作が出るならプレイしてみたいという声が多数ありました。
終了から1年以上たった今、新作が出るなら情報があるかも!?と調べてみました!
すると、「ドラゴンズドグマディレクター伊津野さんが新しいプロジェクトに取り組んでいる」という情報がありました。
オープンワールドでのゲームを開発しており、お披露目は先になるが開発は順調に進んでいるそうです。
ゲーム名など詳細は書かれていなかったのですが、オープンワールドでの開発ということから、ドラゴンズドグマオンラインの新作という可能性もありそうです。
しかし、今は焦らず詳細が出るのを待ちましょう。
まとめ
- ドラゴンズドグマオンラインは2019年12月5日にサービスが終了した
- サービス終了の理由は「今後もお客様にご満足いただけるサービスを継続して提供することが困難である」というものだった
- ドラゴンズドグマオンラインは、開発途中でサービス終了となった
- プレイヤーからは、課金内容、イベント内容、マップや敵に対して低い評価が多かった
- ドラゴンズドグマオンラインは、最低限の課金をすれば自分のペースで楽しめるゲームだった
- ドラゴンズドグマオンライン失敗と言われるが、ゲームの素材は素晴らしいものが揃っていたり最低限の課金で遊べたり、評価されている部分もあった
- ドラゴンズドグマオンラインの新作が出るという正式な発表はない
厳しいコメントを目の当たりにして、ドラゴンズドグマオンラインがサービス終了になった理由が少し分かった気がします。
しかし、コメントを読んで、プレイヤーたちがドラゴンズドグマオンラインに期待し、楽しみたかったのだなと感じました。
サービス終了を迎えることになった本当の理由は分かりませんが、たくさんの人々を楽しませてくれたことに変わりはありません。
また新たなゲームとして、生まれ変わってくれることを期待しましょう。
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