先日友人とカラオケに行き、久しぶりにクリスハートさんの歌を歌うことになりました。
そのときふと、クリスハートさんを最近テレビで見ないので、現在は何をしているのかを調べることに…。
すると、現在は芸能活動を辞めて、アメリカのバークリー音楽大学のオンライン授業を受けているのだという記事を見つけました。
偶然ですが、私は友人が、無料でバークリー音楽大学のオンライン授業を受けていると言っていたのを思い出しました。
友人が無料で授業が受けれられると言っていたバークリー音楽大学が、どれだけ有名な大学なのか知らなかった私は調べてみることにしました。
そして、さらに調べてみるとバークリー音楽大学は無料でオンライン授業を提供していたのです!
無料でオンライン授業が受けられる方法についてご紹介していきます!
バークリーのオンライン授業が無料で受けられる!!
超名門音楽大学であるバークリーのオンライン授業が無料で受けられるなんて嘘みたいですよね!
バークリー音楽大学に限らず、大学は本来学費を払って授業を受けるため、無料で受けられるというのは不思議な感覚です。
この無料授業は、バークリー音楽大学の公式サイトからはオンライン授業を受けることができません。
これはスタンフォード大学の教授によって創設された、無料でオンライン授業を受けられる「COURSERA」というサイトで受けることができます。
COUSERAで無料オンライン授業が受けられる
COURSERAは、新たな学習方法として世界的に普及が進んでいる、MOOCs(ムークス)の1つです。
MOOCsとは、Massive Open Online Coursesの略で、世界のトップと呼ばれている大学や企業がオンライン講座を提供しているプラットフォームのことを言います。
バークリー音楽大学も無料オンライン授業を提供しているCORSERAには、2021年3月の時点で54か国231大学や企業が講座を提供しています。
中には、東京大学やスタンフォード大学、マンチェスター大学、メルボルン大学などの有名大学や、Googleやamazonなどの有名企業もありました。
基本的にはCOUSERAは、4000円程度の月額料金を支払って利用します。
もちろん、無料で受講できるオンライン授業もありますよ!
有名大学や有名企業の授業が安価または無料で受講できるなんてこんな贅沢なことはありませんよね!
バークリー無料オンライン授業の内容
2021年3月現在、バークリー音楽大学が無料で提供している授業には、以下のようなものがあります。
- ギターの弾き方
- 音楽的才能の発展
- 音楽ビジネス
- 作曲家へ向けた編曲方法
- JAZZの即興
など…
現在は、約50もの授業が無料で提供されていました。
いろいろな種類の授業が提供されているので、楽器を上手に弾けるようになりたい、作曲を学びたい、音楽の歴史を学びたいなどの多くの希望に対応しています。
バークリー音楽大学に興味はあるけれど、実際にどんな授業が受けられるのか日本に居ながら体験してみたい!という場合にも、オンライン無料授業はおすすめですね!
しかし、安価または無料ということで正規で受けるバークリー音楽大学のオンライン授業とは違う点があります。
- 無料で受講できる
- 証明書を発行するためには45ドルの支払いが必要
- オンデマンド授業なので先生からの評価がない
- コースの選択肢が少なく限られている
- 初歩的な内容の授業のみ
- 卒業単位に含まれない
安価または無料なので、大学で授業を受けるような満足度は得られないかもしれませんが、お試し程度なら十分そうですね。
無料でオンライン授業を受ける方法
本当に自分に合うのかじっくり見極めたいから月額を払うのはちょっと抵抗がある…。
月額料金が安価とは言えども、支払うとなったら少し不安になることもあるのではないでしょうか?
どうしたら無料でオンライン授業を受講できるのか気になりますよね。
COUSERAのオンライン授業が無料で受けられる方法を簡単にご説明していきます。
- COUSERAのサイト開く
- 「参加は無料」をクリック
- サインアップの画面で名前・メールアドレス・パスワードなどの簡単な情報を入力
- 専攻したい授業を検索
- 「無料で登録」を押す
- 「7日間無料トライアル」または「聴講コース」をクリックし受講スタート
手順も複雑なものはないので簡単に受講することができますね!
しかし、注意してほしいのが「7日間無料トライアル」または「聴講コース」の箇所です。
この2つの受講方法は何が違うのか、簡単にご説明していきます。
「7日間無料トライアル」
- 7日間のトライアル中は完全無料でいろいろな授業を視聴できる
- 7日間の期間が終了すると、月額料金がかかってくる
- COUSERAに提供してあるすべての授業を受講できる
「聴講コース」
- 「専門講座」と書いてある授業は受講できない
- 月額料金はかからない
COUSERAで受けられる授業はバークリーだけで約50ありましたが、聴講コースで受けられるのは約40の授業でした。
どうしても無料で受けたい場合は、「専門講座」と書いてない授業を選択することをおすすめします!
専門講座を受けたいけど、無料がいいから7日間の無料トライアル期間中にすべて終わらせよう!と思う場合もあると思いますが、その方法はおすすめしません。
というのも、本来は数か月に渡って受講をするものなので、それを1週間で終わらせるのは、相当ハードです。
生活のすべてを投げ出した状態でないと厳しいです。
しかし、7日間で専門講座を最後のテストまでやり遂げた方もいます。時間にかなり余裕があって、勉強や覚えることが得意な場合は挑戦してみてもいいかもしれませんね。
バークリー音楽大学公式のオンライン授業を受けたい!
バークリー音楽大学は2014年からオンラインでの音楽学士号取得コースを提供しています。
有名な音楽大学の授業がオンラインで受けられることに驚くのはもちろんですが、内容も充実しています!
日本に居ながらも、バークリー音楽大学の授業を受けられるなんて嬉しいことはありませんよね。
日本で活躍されていた歌手のクリスハートさんも子育てをしながらこのオンライン授業を受けているのだそうです。
COUSERAで無料授業も受けたし、バークリー音楽大学が出している、正規のオンライン授業を受けたい!
そんなあなたに、バークリー音楽大学の正規オンライン授業についてご紹介していきます。
オンラインコースの授業内容
オンラインではどんな授業が受けられるのか気になりますよね。
バークリー音楽大学のオンラインプログラムは大きく分けて3つのプログラムに分けられます。
- 学位取得プログラム
- 修了証明書のあるプログラム
- 修了証明書のないプログラム
これらのプログラムで受講できるオンライン授業は200以上あり、どれも12週間の授業になっています。
オンラインでも、こんなに内容が充実しているなんて驚きです!
学位を取得するためには、以下のようなプログラムを受講する必要があります。
- 音楽制作
- ギター
- 音楽業界
- 作詞作曲
- 学際的な音楽研究
- 作詞作曲と音楽研究
- 電子音楽制作とサウンドデザイン
- 映画、テレビ、ゲームの作曲
これらのプログラムは学位取得のために120単位が必要な単位数となっており、一般教養なども含めさまざまなことを学ぶことができます。
例えば、音楽制作のプログラムではこのような配分で授業を受けます。
- 必要なオンラインコース(30単位)
- 特定の選択科目(15単位)
- あなたの興味のある専門コース(18単位)
- クラス分けに基づく5つの音楽研究(15単位)
- 一般教育(42単位)
音楽の専門的な授業に加えて、芸術の歴史やビジネスコミュニケーションなど、日本の大学のような一般教育も加わってきます。
これはあくまで音楽制作におけるプログラムの単位配分ですが、日本の大学と同じで、各コースの単位を満たすことで学位の取得ができます。
自分の受けたい興味のある授業を選択して受講できるので、とても楽しく受けられるのではないでしょうか?
オンラインコースへの入学方法
申し込みをすれば、だれでも受けられるの?
入学するために必要なことはある?
バークリー音楽大学のオンラインコースへ入学するためにはどうすればいいのか気になりますよね。
オンラインコースへの入学は、以下のような手順で行います。
- オンライン申請フォームへ記入
- 志望動機書、推薦状、高校の成績証明書、デモンストレーション動画や作曲した楽譜などの提出
- アメリカやカナダ以外の国からの出願者は、認定された資格評価機関からの成績証明書、および英語能力テストの結果も提出
- 入学決定の連絡まで2週間ほど待つ
手順自体は簡単ですし、日本の大学のように難しい試験もないので思ったよりも入学がしやすそうですよね!
入学を申請するときには、日本円で約7500円を申請料として支払う必要があるので、こちらも準備しておきましょう。
この申請料は、もし不合格でも返金されないので注意しておいてください。
しかし、アメリカやカナダ以外の国からの出願者は、通常よりも少し集めるものが多くなります。
出願を考えている場合は、早めに英語の試験を受けておいたり、認定資格評価機関へ早めに申し出たりなど、前もって用意しておいた方がよさそうです。
バークリー音楽大学のオンラインコースへ入学するための手続き方法は分かりましたが、入学するために必要な条件も気になりますよね。
入学するために必要な条件は以下の通りです。
- 英語が話せること
- 高校/中学を修了していること
- 専門性と音楽的才能があること
たったこれだけだし、すごく簡単な条件だと思いませんでしたか?
しかし、バークリー音楽大学はアメリカにある大学のため、すべての授業が英語で行われます。
そのため、「英語が話せること」というのは最低条件です。
残念ながら、オンラインコースで必要な英語のレベルは、バークリー音楽大学オンラインのホームページには記載されていませんでした。
しかし、バークリー音楽大学本部へ入学するために必要な英語のレベルは記載があり、TOEFLまたはIELTSでの提出が求められています。
必要な英語のスコアですが、TOEFL IBTは72以上、IELTSは6以上であることが望ましいようです。
これは英検で例えると準1級、TOEICだと740~820以上相当になります。
私の友人にも英検準1級レベルの友人がいますが、その子の場合、英語を使う仕事ができているので、かなりペラペラな状態でないと厳しいのだなという印象です。
しかし、あくまでも「望ましい」という条件なので、必ずしもそのスコア以上でないといけないということではないようです。
音楽を学んでいて、英語が使える場合には、そこまで高くないハードルなのではないでしょうか。
バークリーはオンライン授業も学費が高い?
アメリカにあるバークリー音楽大学本部に通学をしようとすると、滞在費も含めると1年間の学費は約1000万円と言われています。
日本の私立大学だと、実家通いでも年間約100万円、一人暮らしの場合を200万円と見積もっても大学4年間通えちゃう金額を1年間で支払わなければいけません。
途方もない金額に、私も調べていて驚いてしまいました…(笑)
しかし、オンラインコースへの入学だと、学費は通学するよりも安く学ぶことができます。
バークリー音楽大学では、オンラインコースごとの学費が決まっており、1科目12週で、約15万円となっています。
つまり、年間10コースを専攻している場合だと、年間約150万円で学ぶことができます。
4年間、オンラインコースで学ぶとすれば、合計約600万円ということになります。
日本の大学と学費を比較すると少し高額なように感じますが、バークリー音楽大学本部へ通学することと比べるとかなり安く感じますね。
まとめ
- バークリー音楽大学のオンライン無料授業は、COUSERAというサイトから受講できる
- COUSERAの中でも無料で受講できるオンライン授業は40コース程度でかなり限られている
- 無料のオンライン授業で受けられる内容は、初歩的なもののみ
- レベルの高いオンライン授業を求めるなら、バークリー音楽大学の正規授業がオススメ
- 正規のオンライン授業は200以上のコースから受けたい授業が選べる
- 授業は全て英語なので英語力は必須
- 正規のオンライン授業だと、年間150万円で学位取得も可能
超名門音楽大学である、バークリーのオンライン授業が無料で受けられることにはとても驚きました。
日本にいながらアメリカにある大学の授業を受けることができるので、興味があればぜひ検討してみてください!
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