外に出ると、よく宅配ドライバーを見かけますが、忙しそうにかけ足で荷物を運んでいますよね。
雨の日も雪の日でも、荷物を届けてくれるため、私はとても助かっています。
宅配ドライバーはきつい仕事のイメージだけど、実際はどうなの?
宅配ドライバーに興味があるけれど、自分でも働けるのかと不安に思っているあなた。
はっきりお伝えしますと、宅配ドライバーはきつい仕事です。
この記事には、宅配ドライバーの仕事がきついといわれる理由や、稼げるのかという疑問について書いてあります。
働くことを悩んでいるあなたに、求人を選ぶポイントも教えましょう。
まずは宅配ドライバーについて、知ることが大切です!
きつい仕事の分だけメリットもありますよ。この記事を読んでぜひ参考にしてください。
宅配ドライバーはきつい仕事です!!
宅配ドライバーはきつい仕事です!なぜきついのか、理由を説明しましょう。
体力的な負担が大きい
宅配ドライバーが、きつい仕事と言われる理由で1番多いのは、体力的な負担です。
宅配ドライバーは、1日に数十件という荷物を届けなければいけません。
重たい荷物を持ったまま階段を昇り降りしたり、車に上げ下ろししたりすることが多い仕事です。
確かに、私の住んでいるマンションにはエレベーターがないため、荷物を持ったまま階段を昇り降りしている姿を見ると、きついだろうなと思います。
また、長時間の運転をしなくてはいけないため、「疲れがとれない」「腰が痛い」などといった身体的負担のかかる仕事ともいえるでしょう。
天候の影響を受けやすい
宅配ドライバーは、大雨や台風、雪など天候の影響を受けやすい仕事です。
私は、できることなら天気の悪い日に運転したくありません。とくに雪の日は、スリップなどの危険があって怖いですよね。
しかし、宅配ドライバーはそんなこと言ってはいられません。路面の状態や、事故渋滞などで配送時間が遅れてしまう場合もあります。
配送時間が遅れてしまうと、早く届けなきゃいけないという気持ちの焦りから事故の原因になってしまいます。
どんな天候であっても、運転には十分気を付けなければいけません。
コミュニケーション力が必要
意外に思われるかもしれませんが、宅配ドライバーはコミュニケーション力が必要です。
基本的には、1人で車に乗っていることが多いです。しかし、荷物を届けるときにお届けのサインをもらったり、挨拶をしたり、最低限のやりとりは発生します。
以前、荷物を受け取るときに私の子どもが、宅配ドライバーに好きなアニメの話をし始めました。
忙しいにもかかわらず、嫌な顔1つしないで子どもの話をしっかり聞いてくれて、とても好感をもてました。
他にも、不在票を入れたところから再配達依頼の電話がかかってくるときに、何時に再配達できるのかなどやりとりをすることも必要な仕事です。
相手を不快にさせない程度のコミュニケーションをとることは、頭に入れておきましょう。
人と話すことが好きであれば、おすすめの仕事でもありますね!
時間に追われる
宅配ドライバーは、時間に追われる仕事です。天候や事故などで配達に大幅な遅れが出たとしても、荷物を次の日に持ち越すことはできません。
残業してでも、その日のうちに荷物をすべて届ける必要があります。
とくに年末など忙しい時期は、荷物の量も増えて、時間通りに届けることができないこともあります。
しかし、時間指定がある場合、時間内に届けなければいけないため、宅配ドライバーは、つねに時間に追われて、きついと感じることもあるでしょう。
メリットもたくさんある
きつい部分をご紹介しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
1つ目は、道に詳しくなることです。いろいろな道を運転するため、渋滞しやすい道や一方通行を避ける方法などを身につけることができます。
2つ目は、職場内において人間関係のストレスを受けにくいことです。
1日のほとんどを1人で過ごすため、人間関係のトラブルが少ないことはいいですね!
職場内の人間関係って大変なときもありますよね。私も仕事ではなく、職場内の人間関係で疲れる日があります。
1人で過ごせることは、魅力の1つでもありますね!
3つ目は、車の運転技術が向上していくことです。子どもが多い地域や、死角になりやすい場所など意識して、安全確認が習慣化されます。
自分が事故を起こさないようにと、つねに意識することができます。
4つ目は、土地勘をつかめることです。宅配ドライバーは、その地域の景色を眺めることができるので、ちょっとした旅行気分を味わえますね♪
方向音痴の私にとって、土地勘をつかむことができるのはとても魅力的です。
土地勘をつかむことで、配達の効率がよくなるのも嬉しいポイントですよ。
きつい仕事というイメージがある宅配ドライバーですが、メリットもたくさんあるので、ぜひ参考にして下さい!
宅配ドライバーは稼げるのか調べてみた!!
仕事を決めるときに、収入面は重要なポイントですよね。
宅配ドライバーの求人広告に、「月収100万円稼げます!」という文章を見たけどほんとにそれだけ稼げるの?
100万円!?そんな求人広告が実際にあるわけないと思い、さがしたところ、なんと!!月収100万円と大きく載せている求人広告を見つけました!
疑り深い私は、本当にそれだけ稼げるのか調べてみました。
調べた結果、宅配ドライバーの月収は、平均20~50万円程度と言われています。年収で考えると、平均400万前後です。
これだけ聞くと、月収100万はやっぱりうそなのかと思いますよね?
しかし、宅配ドライバーの働き方は2つあります。
- 会社員として雇われる
- 個人事業主として開業し、企業と委託契約を結び、配送の仕事を請け負う
働き方の違いによって、収入が大きく変わっていきます。
会社員として雇われる場合、毎月固定の給料をもらうことができるので安定はあります。
しかし、給料は会社の規模や経営状況によって異なるため、ハードな割に稼ぐことができないと感じることがあるでしょう。
個人事業主の場合、稼げるか稼げないか自分次第、つまり、働いた分だけ収入を得ることができます。
1件の宅配単価は、平均130~200円とされています。
例えば、単価150円の荷物を、1時間で12個届けた場合、1800円の収入を得ることができます。
しかし、1時間で12個ということは、移動時間を合わせて、5分以内に1件の荷物を届けなければいけません。なかなかハードスケジュールですよね。
未経験のうちは作業に慣れていないため、そこまで稼ぐことが難しいでしょう。
しかし、仕事をこなしていき、効率的に荷物を届けることができるようになれば、その分収入もあがっていきます。
そして、最終的には、月収100万円を目指すことも可能ということです!自分の努力次第で、稼げるのは嬉しいですね!
しかし、個人事業主は会社勤めではないため、税金などを自分で納める必要があります。
他にも、ガソリン代や車の保険料などは、収入から差し引かれるということも、頭にいれておく必要があります。
宅配ドライバーは不足している!!
運送業の大きな問題点は、全業界ワースト2といわれるほど人手不足ということです。
原因は、楽天やメルカリなど、ネット通販やフリマアプリの普及により、宅配取り扱い数が大幅に増えたことです。
宅配取り扱い数が増えた結果、ドライバー1人あたりの負担は大きくなりました。
他にも、20~30代の就業率が低く、将来の労働力不足につながることも問題となっています。
主力となっている宅配ドライバーの多くが40~50代というのが現状であり、ドライバー不足が続いています。
宅配ドライバーを増やすため、労働環境改善などの制度改革が求められており、20~30代にとって働きやすい業界になることは期待されています。
宅配ドライバーの求人を選ぶポイント!!
宅配ドライバーに興味があり、働きたいと思っているあなた。
いくら稼げると言っても、いきなり個人事業主からはじめるのは不安だと思います。
宅配ドライバー不足ということもあり、多くの企業が求人をだしているので、まずはいろいろな求人を見て、自分に合った働き方を選びましょう。
求人を選ぶポイントをご紹介します。宅配ドライバーは、学歴や経験を問われないので、未経験でも挑戦しやすい仕事です。ぜひ参考にしてください。
給与形態
まず一番大事なことは、給与形態です。運送会社の給料は月給以外に、日払いや歩合制などいろいろあります。
歩合制でしっかり稼ぐつもりだったのに、思っていたよりも歩合が低いという場合もあるので、条件の行き違いに気を付けましょう。
他にも、賞与や昇給の規定などについてもしっかり確認する必要があります。
勤務時間
宅配ドライバーは、その日のうちに荷物を届けなければいけません。そのため、求人内容どおりの勤務時間になるとは限りません。
業務内容と照らし合わせて、どのくらいハードな仕事内容なのか事前に、自分自身で調べておくことが重要です。
入社して、思っていたより勤務時間が長いというトラブルにあわないためにも、しっかり確認しましょう。
福利厚生
労働環境改善などの制度改革が求められていることから、企業によっては、宅配ドライバーが働きやすくなる福利厚生を用意してくれています。
懇親会などがあったり、出産一時金や結婚祝い金を支給してくれたりする企業も多いですよ。
これらの福利厚生は、大手企業の方が充実している傾向なので、確認することをおすすめします。
他にも、宅配ドライバーは運転する時間が長いため、つねに事故の危険と隣り合わせです。
何かトラブルを起こしたときに、罰則やペナルティーなどがないか、どのような保証があるのかは企業によって異なります。
万が一の場合にそなえて、しっかり確認することが大切です。
その他注目ポイント
会社の業績を確認することも大切です。業績がよくない会社は、利益を出すために仕事を詰め込みやすくなります。
そうなると、宅配量は増えるため、負担が大きくなるかもしれません。
逆に、業績のいい会社であれば、必要以上に仕事を詰め込む必要はないです。
必要な人数と配達量でやりくりするため、残業が少なくすみ、休みも取得しやすいでしょう。
他にも、求人広告によく載っている企業は注意が必要です。
離職率の高い企業の可能性があるので、複数の求人サイトを確認することをおすすめします。
面接時にもしっかりとヒアリングして、条件に合う企業を見つけましょう!
まとめ
- 宅配ドライバーが、きつい仕事と言われる理由で多いのは、体力的な負担が大きいこと
- きつい仕事と言われる分メリットもたくさんある
- 宅配ドライバーの働き方は2つあり、個人事業主の場合、努力した分だけ稼げる
- ネット通販やフリマアプリの普及により、宅配取り扱い個数が増えて、宅配ドライバーは不足している
- 求人を選ぶポイントをしっかり確認して、条件に合う企業を探そう
宅配ドライバーはきつい仕事と言われる分、運転技術があがったり、土地勘をつかむことができたりメリットもたくさんあります!
働き方を選べて、自分の努力次第で成果が出るという魅力もありますよ!
宅配ドライバーに興味があるなら一度、挑戦してみてはいかがでしょうか?
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