連絡手段として多くの人が利用しているライン。
メッセージのやり取りはもちろん、無料で通話ができるライン電話も人気の理由です。
以前は電話番号交換、メールアドレス交換が多かったですが、今はラインで連絡先を交換することが主流になりつつありますよね。
私もラインで友だち追加はしているけど電話番号は知らない、という友だちもたくさんいます。
ところがこのライン電話を使って連絡しようとしたら「権限がありません」と表示され、電話できない事態が発生しているというのです。
電話できない友だちが出てきてしまうと困りますよね。
では権限がないとは、いったいどういう意味なのでしょうか。
そこで、なぜ権限がありませんと表示されてしまうのか、電話できない問題を解決すべく、その原因と解決方法を調べてみました。
ライン電話できないのは権限がないから!?その原因!
ライン電話をしようとしたら「この機能を利用する権限がありません。」と表示され電話できないとお困りのあなた。
原因はその字の通り、ラインアプリに権限を与えていなかったからです。
ラインアプリに権限を与えていないってどういうこと?
ラインアプリをインストールする際「電話の発信と管理を許可しますか?」に対して許可していないことをいいます。
スマホでアプリをインストールするときに「電話の発信と管理を許可しますか?」という表示が出ます。
ここで「いいえ」を選択してしまうと、電話ができない状態になってしまいます。
そもそも、なぜ権限を与える必要があるのでしょうか。
悪質なアプリが、スマホ内のデータに不正アクセスしないようにするためです。セキュリティ対策の一つですね。
ライン電話の発信ができるようにするためには、電話の発信の権限を与えてあげる必要があるのです。
ラインアプリをインストールする際、セキュリティ対策のため「連絡帳へアクセスを許可」を「許可しない」にしている方がいます。
そこで誤って電話の発信も許可せず、電話できない問題が起こってしまうということもあるようです。
ラインアプリをインストールする際は、気を付けたほうが良いですね。
権限がないとライン電話できないことは分かりました。
ではラインで電話できない原因は他にはないのでしょうか。調べてみました。
マイクがオフになっている
ライン電話にはマイクのオンオフを切り替えするアイコンがあります。
マイクをオフにすると相手には声が届かなくなります。
お互いマイクをオフにしてしまうと、電話をしていない状態と変わらなくなってしまいます。
マイクのアイコンに斜め線が入って赤くなっている場合は、マイクがオフになっていますのでタップしてください。
通話の着信が許可されていない
メッセージの送受信はできるのに電話ができないという場合は、通話の着信を許可されていない場合があります。
ラインの設定に「通話の着信許可」という設定項目があります。
この項目にチェックが入っていないと着信を拒否にしている状態なので、電話がかかってきません。
電話に出られなかったときは不在通知のメッセージが残りますが、そのメッセージも拒否してしまいます。
ただしこの設定の場合は自分から電話をかけることはできます。
残りのデータ量が不足している
ライン電話は通話料でカウントされるわけではないのです。
ライン電話は何でカウントされるの?
ライン電話はデータ通信料でカウントされますよ。
そうです。ライン電話はデータ通信を利用してかけるインターネット電話なのです。
データ通信料が毎月の上限量をオーバーしてしまい、低速通信になると、インターネット電話のラインは十分な機能が果たせないのです。
通信回線につながっていない
そもそも通信回線につながっていないと、ライン電話は接続できません。
とくにWi-Fi接続をオンにしている時は、気を付けなければなりません。
Wi-Fi接続をオンにしておくと、公衆Wi-Fiに知らないうちに接続されていた、なんていうことありますよね。
公衆Wi-Fiの中にはログインしないとつながらないというものも多く、接続しているが使用できる状態ではない、という事態が発生してしまいます。
また、Wi-Fiは電波の到達距離が短かったり障害物に弱かったり、と意外にデメリットも多いのです。
Wi-Fiをオフにし、LTE回線に接続しましょう。そうすればライン電話も使用できるようになりますよ。
ラインのバージョンが最新ではない
ラインアプリのバージョンが最新ではないと、ライン電話が利用できなくなる可能性があります。
アップデートは多くのデータ通信料がかかってしまうので、つい後回しにしてしまいますよね。
バージョンが最新ではないと、ラインが使えなくなってしまう可能性もあります。
とくに不具合の修正に関連したアップデートは必ず更新しておきましょう。
ここで一つ注意しておきたい事があります。ライン電話したい相手がラインアプリのアップデートをしていなくて、バージョンが古い場合も電話できない可能性があるのです。
電話できない場合は、相手に確認してみても良いかもしれませんね。
ラインアプリの調子が悪い
スマホでアプリを使っていると何だか調子が悪い、なんていうことはありませんか。
例えば通信しているけど遅いなど、上記に述べた内容は全く見当たらないのにラインが使いづらい、という事態が発生することがあります。
もしかすると、バックグラウンドで多くのアプリが動いている可能性があります。
バックグラウンドってどういう意味?
バックグラウンドとは背景という意味ですよ。
ここでは、今開いているアプリの裏側で他のアプリが動作をしていることを言います。
スマホでアプリを使った際、しっかりと終了しておかないと他のアプリを利用する時に支障をきたす場合があります。
ホームボタンを押せばアプリが終了するわけではありません。
ラインにも同様のことが言えます。多くのアプリを動いた状態にしてしまうと、アプリの通信速度が遅くなってしまうこともあるのです。
まずラインアプリを再起動してみましょう。そして多くのアプリがバックグラウンドで動いているのであれば、すべて終了しましょう。
スマホの調子が悪い
スマホは精密機器です。動きが悪くなった、動きに違和感がある、という時はパソコンと同じで再起動してみるのも良いです。動作が改善されたということもあるのです。
私もスマホの調子がおかしいなと思った時は、必ず再起動させるようにしていますよ。
意外とそれで解決することも多いです。ライン電話ができないときは焦らず一つ一つ確認してみましょう。案外、あっさりと解決するかもしれませんよ。
ライン電話できないときにアンドロイドで解決する方法
ではアンドロイドスマホでライン電話できない時は、どうすれば良いでしょうか。
ラインに権限を与える方法
必ずスマホにも設定がありますので、そこから解決していきましょう。
ラインアプリを開いても権限の許可はできませんので、スマホの設定から行ってください。
- 設定画面を開く
- 「アプリ」または「アプリ管理」を探しタップする
- アプリ一覧が出たら「LINE」を探してタップする
- 「権限」または「アプリの権限」をタップする
- 「アプリの権限」の設定画面が出てきたら「電話」の右側にあるスイッチボタンをタップする
ちなみに私のスマホはアンドロイドですが、電話のスイッチボタンをタップすると、拒否しているときはボタンが左側になり色はグレーです。
逆に許可しているとき、ボタンは右側、色は青緑のような色に変化しますよ。
アンドロイドスマホは端末のバージョンやメーカーによって設定方法が少し異なるので、他のバージョンで設定する方法もお知らせしますね。
- 設定画面を開く
- 「アプリを管理」をタップする
- 「LINE」をタップする
- 「アプリのアクセス許可」をタップする
- 「電話」をタップする
- 「許可」の左側にチェックを入れる
これでラインアプリに「電話の発信」権限を許可した形になるので、電話できない問題も解決するかもしれませんね。
通話の着信を許可する方法
これはラインアプリ内で行います。スマホ本体の設定はいりません。
- ラインアプリを開く
- 一番下左側の「ホーム」をタップする
- 一番上右側に歯車のような形をした設定ボタンがあるのでタップする
- 設定画面が開いたら「基本設定」の欄にある「通話」をタップする
- 通話の設定画面が開いたら一番上にある「通話の着信許可」にチェックを入れる
このチェックがされていないと、通話の許可がない状態になってしまい電話できないのです。
初期設定では許可された状態になっています。ただ間違ってチェックを外してしまうこともありますので確認しましょう。
ラインをバージョンアップする方法
アンドロイドスマホの場合、アプリのバージョンアップはPlayストア内で行います。手順は下記のようになっています。
- Playストアアプリを開く
- 一番上の左側に横3本線のマークがあるのでタップする
- GooglePlayの設定などの画面が開く
- マイアプリ&ゲームの項目をタップ
- アップデートの中に「LINE」があれば更新ボタンをタップする
ちなみにアップデートの中に「LINE」がなければ、最新状態になっているので、アップデートはいりません。
アンドロイドでは100MBを超える大きな更新ファイルでも、Wi-Fiに繋いでいない状態でアップデートすることはできます。
ただし、モバイルデータ通信時に更新すると大きく容量を使ってしまいます。Wi-Fiのある環境での更新をお勧めします。
電話できない問題が解決すること間違いなしです。
ライン電話できないときにiphoneで解決する方法
それではiphoneでライン電話ができないときの解決方法も、説明します。
「通話の着信許可」は、ラインアプリ内で行うことは説明しました。アンドロイドスマホとiphone共通なので、ここでは説明を省きますね。
ラインに権限を与える方法
iphoneでも本体の設定画面で行います。ラインの設定ではできません。
- 設定アプリを開く
- 設定画面の下にアプリ一覧が出るので「LINE」を探しタップする
- 「マイク」のスイッチボタンをタップし右側にする
iphoneの場合は電話の許可ではなく、「マイク」の許可をするのですね。
ラインをバージョンアップする方法
こちらもiphone本体で行います。とても簡単ですよ。
- AppStoreアプリを開く
- 右上にあるアカウントアイコンをタップする
- アカウント画面の下に「利用可能なアップデート」項目がある
- ラインアプリのアップデートボタンをタップする
ここで注意したいのが、アカウント画面で「利用可能なアップデート」のアプリが表示されない場合があるということ。
アカウント画面で下にスワイプをして、その画面を更新してください。
アップデートできるアプリが表示されますので、確認してくださいね。
ライン電話できないのはブロックのせい?
ラインには「ブロック」という相手を拒否する手段があります。
相手にブロックをされることもあるかもしれません。
では電話できないのはブロックされているからなのか、知りたいですよね。
ライン電話はトークの画面にも、通話の有無などが表示されます。
でもここで気になることが一つ、相手にブロックされていたらどうなのかということ。
そこで表示される内容によって、相手にブロックされているのが分かるのか調べてみました。ライン電話で表示されるのは下記の4つです。
- 応答なし
- キャンセル
- 不在着信
- 時間の表示
「応答なし」はブロックされているから表示される!?
先に結論をいいますが、「応答なし」でブロックされているかは分からないということです。
つまり、ブロックされているから「応答なし」なのではなく、何らかの理由で相手が電話に出られない状態だということです。
ちなみに「キャンセル」は電話をかけたけど相手が出ないので自分で電話を切ってしまった場合です。
私はよくこれをやります。電話に出られないのは忙しいからなのかな、と考えて切ってしまうのです。
それに対して、発信し続け、ある一定時間がたつとライン電話は強制終了となるのですが、その場合に表示されるのが「応答なし」です。
ブロックされていても、されていなくても、「応答なし」の表示は一緒です。
ライン電話できないからといって、ブロックされているかどうかは分かりません。
ブロックしている人の不在着信は表示されない!?
不在着信って何?
不在着信は電話がかかってきたけれど、受けられなかった状態のことです。
相手にブロックされている場合、いくらライン電話しても相手に「不在着信」の表示は出ません。
ちなみに「時間の表示」というのは通話できた時の表示ですね。どのくらいの時間話したのかが、分かるようになっています。
電話はやはり相手と話すもの。ライン電話できないのは困りますね。
まとめ
- ラインアプリに権限を与えていないとライン電話はできない
- その他にも電話できない理由は7つある
- 権限を与えるためにアンドロイドスマホもiphoneも本体で設定する必要がある
- アンドロイドスマホの場合、ラインのバージョンアップはPlayストアで行う
- iphoneでのラインのバージョンアップはAppStore内で行う
- ライン電話が「応答なし」だからといってブロックされているかは分からない
いかがでしたか?今や連絡手段としてマストアイテムとなったライン。
長い間ラインを利用してきたとしても、いつ電話ができないトラブルに見舞われるか分かりません。
電話できない非常事態になったら、ぜひここに述べたことを参考にしてみてください。
焦らず冷静に対応すれば、簡単に解決すること間違いなしです。
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