あなたはノートパソコンをlanポートのありなしで選ぶことはありますか?
私は正直ノートパソコンのlanポートありなしを気にしたことがありませんでした。
lanポートって何に使うものなのかよくわからないですよね。
ノートパソコンを有線で接続するか、無線で接続するかによってlanポートが必要かどうか決まります。
lanポートがなければ、有線でインターネットに接続できませんが、実はlanポートがなくてもアダプタを使い、有線でインターネットに接続することができます。
そのため有線でインターネットを使いたい場合でも、lanポートありのノートパソコンを選ぶ必要はないのです。
この記事ではlanポートがなくても大丈夫な理由や、lanポートがない場合に有線でインターネッとに繋ぐ方法、lanポートが故障したかの確認方法について説明します。
ノートパソコンは有線lanポートありでなくてもOK
ノートパソコンをインターネットに接続する方法は、有線lanと無線lanの2種類があります。
- 有線lan…パソコンにケーブルを挿してインターネットにつなぐ方法
- 無線lan…ケーブルを使わずに、電波でパソコンとインターネットをつなぐ方法
どちらの接続方法でノートパソコンを使うか、正直買う段階ではわかりませんよね。
無線lanしか使わない予定でも、有線lanを使わなければいけないことがあるかもしれません。
そうなるとノートパソコンを買う時に、有線lanポートありとなしの、どちらを選ぶべきか迷いませんか?
結論としては、ノートパソコンの有線lanポートはありでなくでも、インターネットに接続して使うことはできます。
「ありでなくても」というあいまいな表現になってしまったのは、有線lanポートが必要な場合もあるからです。
もしあなたが有線lanを多く使う状況なのであれば、有線lanポートありのノートパソコンを選ぶと良いですね。
ノートパソコンは持ち運びもできるので、外でお仕事をする時に使う人も多いのではないでしょうか。
外でノートパソコンを使う場合には、ケーブルを使えないことがほとんどです。
そのためノートパソコンは、無線lanでの接続に対応しているものが増えました。
反対に、有線lanポートありのノートパソコンは時代のニーズに合わせて、少なくなりました。
インターネットに接続されていない状態では、ノートパソコンでできることは限られてきますからね。
なにかの情報を調べたり、ネットショッピングをしたり、ネット社会となった現代では、インターネットに接続できないことは死活問題に近いです。
無線lanでの接続ができれば、有線lanポートありのノートパソコンを選ばなくても、問題なくインターネットを使うことができるでしょう。
ノートパソコンを無線lanで接続すればどこでも使える
有線lanポートのついていない、無線lanでのみインターネットに接続できるノートパソコンは、無線lanが使えるところなら、どこでも使うことができます。
例えば、以下のような場所でノートパソコンを無線lanに繋いで使うことができます。
- 自宅
- 大学構内
- 飲食店(マクドナルドやスターバックスなど)
- 駅
- 空港
- 大型商業施設
よく耳にする言葉ではWi-Fiスポットと呼ばれ、大手の携帯キャリアやプロバイダ、鉄道事業者や施設運営者が無線lanを提供してくれています。
自宅で使う場合は、無線lan機能がついたモデムやルーターを使う必要があります。
ですが、一度設定すればインターネットに自由に接続することができますよ。
外で利用する機会の多いWi-Fiスポットはメールアドレスを登録すると無料で使うことができます。
待ち時間の間にカフェで仕事をしたり、出張前に空港でメールを確認したりする時に無料で使えると、とても助かりますよね。
どこでも使えて便利なWi-Fiスポットですが、注意すべき点もあります。
それは無料のWi-Fiスポットの中には、通信内容ののぞき見を目的とした、悪意のあるものが存在するという点です。
悪意のあるWi-Fiスポットを避けるためには、メールアドレスを登録しないで使えるところは使わない方が良いでしょう。
無料で使えて、メールアドレスも登録しないで使えるなんて、手間いらずで便利ですよね。
手間を省いて、多くの人が悪意のある無料Wi-Fiを使うようにしているということです。
「FREE」や「Public」と書かれた無料Wi-Fiスポットをむやみに利用するのは、やめましょう。
飲食店や大型商業施設自体が設置しているWi-Fiスポットを使うのも、安心ですね。
無線lan対応のノートパソコンを選ぶメリット2点
〈メリット1:どこにでも持ち運ぶことができる〉
無線lan対応のノートパソコンを選ぶ一番のメリットは、どこにでも持ち運ぶことができるという点です。
我が家にあるノートパソコンも無線lan対応のものなので、子どもが使う時は子どもの机の上、私が使う時はダイニングテーブルと家の中で持ち運び、使っています。
デスクトップの場合、持ち運んで使う人はなかなかいないので、lanケーブルを使ってインターネットに接続するのが一般的です。
ですが、パソコンにはインターネットに接続するためのlanケーブルだけでなくキーボードやマウスなどのケーブルもつながっています。
ノートパソコンにも同じことがいえます。キーボードは一体化しているとはいえ、マウスは有線でつないでいる場合が多いですね。
今以上にケーブルを増やしたくないならば、無線で接続できるタイプを選ぶと良いでしょう。
パソコン周りがすっきりするだけでなく、パソコンを置く場所も制限がなくなります。
部屋の模様替えをした時など、パソコンの位置を動かしたい場合lanケーブルがあると動かしたい場所に自由に動かすことができません。
新たに置く場所によっては、違う長さのケーブルを買う必要も出てくるでしょう。
ですが無線lanに対応しているノートパソコンなら、ケーブルを使わずにインターネットに接続できるので、希望の場所に置くことができますよ。
〈メリット2:ケーブル破損による通信障害が起きない〉
無線lan対応のノートパソコンは、インターネットに繋ぐためにlanケーブルを使わないので、lanケーブルが破損して通信障害が起きる可能性は0です。
lanケーブルは長ければ長いほど、傷つくリスクが高くなります。
自然に劣化することを前提とすれば、耐用できる年数は20~30年程度です。
しかし無理に捻じ曲げたり、踏まれたり引っ張られたりするような環境では数年で劣化することもあります。
また直射日光に当たるような環境は、ケーブルの周りを覆っている被膜がはがれ、中の導線に影響を及ぼすこともあるんですよ。
水分や油分がしみ込むことで、通信障害が起きることも考えられますね。
珍しいケースですが、lanケーブルをシロアリがかじってしまうこともあるそうです。
シロアリがかじるということは、犬や猫などのペットもlanケーブルをかじってしまうかもしれませんね。
このように有線でlanケーブルを繋ぐには、適切な環境が必要だとわかると思います。
無線lanであれば、lanケーブルのことは考えずに使うことができます。
ペットを飼っている場合は、安全面から考えても無線lan対応のノートパソコンを選ぶと良いですね。
ノートパソコンにlanポートがない場合アダプタ使用
上記でノートパソコンは有線lanポートありでなくても良いと書きましたが、ノートパソコンを使用していると、有線lanでの接続でないといけない状況があります。
その時に有線lanポートありのノートパソコンを持っていない場合、どうしたら良いでしょうか。
新しく有線lanポートありのノートパソコンを購入するのは、ものすごくお金もかかるので現実的ではないですよね。
安心してください!有線lanポートありのノートパソコンがなくても、lanアダプターを使うことで有線lanとして使うことができるんです。
lanアダプターを使うことで、有線lanポートを増設できるということです。
ココからは有線lanポートがないノートパソコンに使うlanアダプターについてと、有線lanでの接続が好ましい状況について説明していきますね。
lanポートがない場合はlanアダプターを使用する
持っているノートパソコンにlanポートがないけれど、有線lanでの接続が必要になった時は外付けの有線lanアダプターを使います。
外付けlanアダプターはノートパソコンのlanポートを増設するために使う、パソコンの周辺機器です。
小型で軽いので、ノートパソコンと一緒に持ち運びもしやすいですよ。
価格も1000~2000円程度なので、新しくlanポートつきのノートパソコンを購入するより手が出しやすいのも良いですよね。
外付け有線lanポートは、USBポートに挿して使うだけなので、難しい操作も必要ありません。
私のようにデジタル機器に苦手意識のあるあなたでも、簡単にlanポートの増設ができますよ!
ノートパソコンについているUSBポートが1つしかない場合、外付けlanアダプターを使うと、他のUSB接続機器を使用することはできません。
USBポートを増やすためにUSBハブを使うこともできますが、外付け有線lanアダプターはUSBハブを経由すると正常にインターネット接続できなくなることがあります。
パソコンのUSBポートを増やすための機器で、パソコンに接続できる周辺機器を増やしたい時に使います。
使い方は本体のUSBポートにUSBハブを接続するだけと、簡単です。
そのためUSBハブと一体になった外付け有線lanアダプタがあります。
USBポートが1つしかなく、他のUSB接続機器を使用しながら外付け有線lanアダプタを使いたい場合は、USBハブと一体型のアダプタを使用しましょう。
有線lanでインターネットに接続するメリット
同じようにインターネットに接続できるなら、有線lanより無線lanでインターネットに接続した方が便利だと感じる人も多いでしょう。
しかし有線lanには無線lanにないメリットがあります。
〈メリット1:通信速度が速く、通信が安定している〉
有線lanは通信速度や通信の安定性については、無線lanより高く評価されています。
無線lanの品質も向上していますが、ルーターと端末の間に壁や天井などの障害物があると通信速度が低下します。
また電子レンジやBluetooth機器などが発する電波の影響を受けて、電波が減ってしまい通信速度が低下することもあります。
我が家ではルーターの置く位置が悪く、他の機器が発する電波の影響を受け、一時期インターネットがつながりにくくなったことがありました。
日常でインターネットを使う分には、無線lanで多少通信の速度が落ちたり、インターネットに接続しにくくなっても問題はありません。
ですが、動画配信などで生放送などをしている場合、通信速度が落ちたり接続がしにくい状況は避けたいですよね。
また仕事などでノートパソコンを使っている時も、通信速度が速ければサクサク進みます。
有線lanは、直接ケーブルがつながっているので、障害物や他の機器によって影響を受けづらく、通信速度や通信の安定性が保たれますよ。
〈メリット2:情報漏洩が避けやすい〉
ノートパソコンを使用している中で、情報漏洩を避けなければいけない場合は有線lan中心に使用されています。
無線lanは電波で情報を飛ばしているようなものなので、対策をしていてもどこかで情報を抜き取られるという問題と、いつも隣り合わせです。
上記でも少し触れましたが、無料のWi-Fiスポットの中には情報ののぞき見を目的とした悪意のあるものがあります。
それに比べて、有線lanであれば電波にただでのられたり、悪用される可能性は低くなります。
社内機密などビジネスにおいて情報漏洩を避けたい場合は、あえて無線lanを選ぶ必要はないと感じますね。
〈メリット3:設定が簡単にできる〉
有線lanはモデムやルーターにlanケーブルをプスッと挿すだけなので、簡単にインターネットに接続することができます。
無線lanも、非常に難しいというわけではないのですが、ノートパソコンの設定画面を開いて、ワイヤレスネットワークに接続できているか確認するなどやることが多くあります。
もしパソコンの設定などが苦手なら、有線lanを使うのも1つの手ですよ。
有線lanポートがついているタイプのノートパソコンには無線lanも内蔵されていることがほとんどです。
なのでパソコンの扱いに慣れてから、無線lanに切り替えることもできますね。
無線lanが提供されていないところもある
公共施設や大型商業施設など、Wi-Fiスポットとして無線lanが提供されているところがあります。
しかし、すべての施設に無線lanが提供されているかというと、そうではありません。
大学の構内は使えるけれど、研究室では無線lanでインターネットに接続できないところも多くあります。
あなたが持っているノートパソコンを持って行っても、無線lanしか使えないノートパソコンの場合、研究室のネットワークに接続することができません。
またホテルなどに宿泊したときも、無線lanが提供されておらず使えないことがあります。
出張した際に、宿泊先でも仕事をしたい場合には、ノートパソコンでインターネットが使えないと困ってしまいますよね。
有線lanポートがあるか、アダプタで有線lanが使えるようにしておけば、無線lanが使用できない環境でもインターネットを使うことができますよ。
有線lanも無線lanもどちらも使用できるようにしておくと、どこでもインターネットに接続できずに困るということはなさそうですね。
ノートパソコンのlanポートが故障かも!確認すべき点
ノートパソコンを有線lanで使用していて、インターネットに接続できなくなった場合、有線lanポートの故障が原因かもしれません。
有線lanポートが故障しているかどうかは、他にインターネットに接続できない原因があるか調べないとわかりません。
そのため有線lanポートの故障が原因なのか、チェックする必要があります。
ノートパソコンの有線lanポートが故障している場合、ノートパソコン自体を修理に出さなければならず、お金もかかります。
まずは有線lanポートの故障なのかしっかりとチェックしましょう。
無線lanの状態でインターネットに接続できるか
有線lanを使っていて、インターネットに接続できない、または接続が不安定な時は、無線lanでインターネットに接続できるか試してみましょう。
無線lanでインターネットに接続できる場合は、ルーターやモデム、ノートパソコン自体に問題はありません。
ルーターやモデム、ノートパソコン自体に問題がないのであれば、有線lanポートやlanケーブルに問題があるということです。
しかし、このチェックだけでノートパソコンを修理に出すのはまだ早いです。他の項目も忘れずにチェックして下さいね。
lanポート付近に静電気が溜まっていないか確認
lanポートの周りに静電気が溜まっていると、インターネットの接続に支障をきたすことがあります。
ノートパソコンのパーツを交換したときなどに起きやすい不具合ですね。
lanポート付近に静電気が溜まっているかは、lanケーブルとlanポートの接続部分が光っているかで確認することができます。
接続部分が光っていない場合は、静電気によるトラブルが発生しています。
lanポート付近に静電気が溜まっていた場合は、一度ノートパソコンの電源を落としましょう。
電源が落ちたのを確認したら、コンセントも抜いて溜まった静電気を逃がします。
しばらくたったら、コンセントを挿して再びノートパソコンの電源を入れると、問題なくインターネットに接続できますよ。
lanケーブルがきちんと挿し込まれているか確認
無線lanで問題なくインターネットに接続できたなら、lanケーブルがきちんと有線lanポートに挿し込まれていないことも考えられます。
lanポートのLEDが光っていない場合、高確率でlanケーブルの挿し込みに問題があります。
lanケーブルの接触不良でインターネットにうまく接続できていないということですね。
まずはlanケーブルを抜きさしして、最後までささっているか確認します。
その時に、挿し込む向きがあっているかも、しっかり確認しましょう。
lanケーブルを抜いた時に、lanケーブルの先端にあるツメ部分も劣化したり折れたりしていないか見てくださいね。
lanケーブルのツメ部分が劣化したり折れたりしていると、lanケーブルがきちんと固定されず不具合の原因になります。
lanケーブルの向きもあっていて、最後までささっているのにインターネットの接続ができない、または不安定な場合はlanポート自体が故障している可能性があります。
lanポートのピンが曲がっていたり、ピンの位置がずれていたりすれば、lanケーブルはうまくささりません。
lanケーブルの向きを逆向きにして挿してしまったり、lanケーブルの向きは合っていても無理やり力で押し込んだりした時にlanポートは故障することがあります。
lanケーブルのコネクタ部分が硬く挿しづらい時に力が入りやすいので、注意しましょう。
lanポートのピンが曲がっていたりピンの位置がずれている場合は、lanポートの交換が必要になります。
しかしlanポートはノートパソコンの内部にある精密機器と繋がっているので、簡単に取り換えることはできません。
自分でなんとかするのは難しいので、修理に出すのが無難でしょう。
有線lanでノートパソコンを使っていて、インターネットに接続しにくかったり、繋がりにくかったりした時は上記のような方法でlanポートに原因があるかわかります。
1つずつチェックして原因を確認していきましょう。
まとめ
- ノートパソコンは有線lanポートありでなくても問題なく使える
- ノートパソコンは無線lanに接続できればどこでも使える
- lanポートなしのノートパソコンをlanポートありの状態にしたいなら、lanアダプタを使用する
- 有線lanでインターネットに接続すると通信速度やセキュリティ面など無線lanより優れている点がある
- 有線lanでインターネットに接続できなくなった場合はlanポートが故障している可能性あり
- ノートパソコンのlanポートが故障していた場合、修理に出すのが無難
有線lanを使えるlanポートがないノートパソコンも増えていますが、lanポートはlanアダプタで増設することができます。
lanポートのあるなしではなく、他の機能面も見てノートパソコンは選びましょう。
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