現在流行しているFPSゲームの中でも特に人気のあるエーペックス。
PS4やSwitchでも配信されているものの、ノートパソコンでプレイしたいという人は多いのではないでしょうか。
エーペックスは普通のノートパソコンでもプレイできます。しかしグラフィックボードが搭載されていませんので、快適なプレイはできません。
エーペックスで勝ちたいのであれば、ゲーミングノートパソコンの購入をおすすめします。
パソコンは何を基準に選べばいいの?
そんなあなたに、エーペックスを快適に楽しむことができるノートパソコンのスペックを詳しく解説します。
さらにゲーミングノートパソコンの選び方からおすすめの機種もご紹介します。
あなたに合ったノートパソコンを見つけて、エーペックスを快適な環境で楽しみましょう!
ノートパソコンでエーペックスはプレイできる?
エーペックスは普通のノートパソコンでもプレイできます。
しかし、グラフィックボードがない普通のノートパソコンでは快適にプレイすることはできません。
快適にプレイしたいのであればゲーミングノートパソコンを購入した方がいいでしょう。おすすめの機種や選び方を、後ほど詳しくご紹介します。
ゲーミングノートパソコンって高いんじゃないの?
ゲーミングノートパソコンの相場は、大体15万円~25万円です。ハイスペックなノートパソコンほど価格も上がっていきます。
どのくらいのスペックが必要なのか、エーペックスの公式サイトで発表されている動作環境を見てみましょう。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7 64ビット版 | Windows 7 64ビット版 |
CPU | Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz | Intel i5 3570Tおよび同等品 |
RAM | 6GB | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
GPURAM | 1GB | 8GB |
ストレージ | 22GB以上の空き容量 | 22GB以上の空き容量 |
エーペックスの公式サイトで発表されている動作環境です。
できるだけ安い方がいいから、「必要動作環境」程度のノートパソコンでいいや。
「必要動作環境」はエーペックスをプレイするのに最低限必要な環境です。
必要動作環境しか実現できないのであれば、フレームレートが30fpsも出ないので、動画が粗く見えて、乱戦時に負ける確率が高くなります。
快適にプレイしたいのであれば「推奨動作環境」以上のスペックが必要です。
推奨動作環境を実現できれば、滑らかな60fpsのフレームレートでプレイできます。
「1秒間に何フレームの画像を表示しているか」を表す値です。フレームレートの値を上げれば上げるほど、画面が滑らかに動きます。
「推奨動作環境」を満たしたノートパソコンなら60fpsでプレイできますが、それでも物足りないと感じるかもしれません。
なぜなら、エーペックスがデフォルトで設定しているフレームレートの上限は144fpsだからです。
エーペックスをより快適にプレイするには、144fps以上の値が出せるスペックのゲーミングノートパソコンを準備しましょう。
それではどんなゲーミングノートパソコンを選べばいいのでしょうか。
ゲーミングノートパソコンの選び方や、おすすめの機種をこの後ご紹介します。
ノートパソコン版エーペックスにおすすめの機種
PC版のエーペックスをより快適にプレイするためには、ゲーミングノートパソコンが必須です。
数あるメーカーの中でも「フロンティア」のモデルがおすすめです。期間限定セールが頻繁に開催されていますので、お得に購入できます。
- FRXN1010/A
- FRZN712/A
どの機種を買おうか迷った時には、パーツのスペックに着目しましょう。
パーツにはたくさんの種類がありますが、ゲームプレイに影響する主なパーツは次の通りです。
- グラフィックボード
- CPU
- ディスプレイ
- メモリ
ゲーミングノートパソコンの選び方とともに、おすすめの機種を詳しくご紹介します。
グラフィックボードはRTX2060以上がおすすめ!
ゲームをプレイする上でグラフィックボードはとても重要です。
グラフィックボードを選ぶなら「RTX2060」以上のモデルをおすすめします。
「RTX2060」以上のモデルを選べば、大半の最新ゲームが推奨しているスペックを満たせるでしょう。
しかし、そこまでスペックにこだわらないのであれば、「GTX 1660 Ti」でもいいでしょう。
「GTX 1660 Ti」でも十分にフレームレート60fps以上を維持できます。
ただし、乱戦時には60fpsを下回る可能性があります。
やはり、少し値段が高くなりますが、すぐに買い換えるものではありませんので、長く使うことを考えて「RTX 2060」や「RTX 3060」をおすすめします。
ちなみに、エーペックスの公式サイトが推奨している「GeForce GTX 970」の性能は、ライトゲーマー向けなので、物足りないと感じるかもしれません。
ロースペック | GeForce GTX 970 |
ミドルスペック | GTX 1660 Ti |
ハイスペック | RTX2060以上 |
CPUは標準搭載されたもので十分プレイできる
エーペックスをプレイする際に、CPUは攻撃の当たり判定に影響します。
現在販売されているノートパソコンであれば、グラフィックボードを基準に選ぶと、それに適したCPUが標準搭載されています。
標準搭載されているCPUで十分ですので、カスタマイズする必要はありません。
もしあなたが、エーペックスプレイ中の動画を撮影したい場合や、動画編集をしたい場合は、上位のモデルに変えてもいいかもしれません。
現行モデルでは、第10世代の「Core i5」や「Core i7」が一般的です。
ディスプレイを選ぶ時はリフレッシュレートを重視!
ノートパソコンの液晶ディスプレイを選ぶ際には、「リフレッシュレート」「サイズ」を重視しましょう。
エーペックスをプレイするには、リフレッシュレートが最低でも60Hzのディスプレイが必要です。
快適にプレイしたいのであれば、ディスプレイのサイズは15.6型でリフレッシュレートが144Hzのものがおすすめです。
リフレッシュレートって何?
リフレッシュレート(Hz)とは「1秒間に何回画面が描き換えられるか」という数値です。1秒間につきHzの値の数だけ画面が更新されます。
144Hzや240Hzなどリフレッシュレートの数値が高いほど映像が滑らかで見やすくなります。
では先ほどのフレームレートと何が違うのでしょうか?
- リフレッシュレート(Hz)は「ディスプレイが1秒間に何回画面を描き換えられるか」ディスプレイ側の性能を表す数値
- フレームレート(fps)は「ソフトウェアが1秒間何フレームの画像を表示できるか」ソフトウェア側の性能を表す数値
フレームレートを144fpsまで出したい場合は、リフレッシュレート144Hz対応の液晶ディスプレイが必要です。
この144Hzは、プロゲーマーがプレイする環境です。とても滑らかで見やすいので、多くの人が144Hzに合わせています。
一般的な画面は60Hzですが、人によっては画面にカクツキがあるように感じられて、ゲームがしにくいと思うレベルです。
エーペックスのようなシューティングゲームの場合は、敵の微細な挙動をみて素早くコントロールしたいので、できれば144Hz欲しいところです。
しかしゲーミングノートパソコンといっても、全ての機種がこの144Hzに対応しているわけではありません。
画面が60Hzの場合もあります。その場合は、ゲーム内で設定したとしても144Hzの滑らかな画像にはなりませんので注意しましょう。
メモリの容量は16GBがおすすめ!
エーペックスをプレイする際に、メモリは処理の速さに影響します。
メモリの容量が不足するとクラッシュしたり重たくなったりする原因になります。
エーペックスが推奨しているスペックは8GBですが、16GBをおすすめします。
メモリが16GBもあれば、乱戦時でも重くなることはありません。ノートパソコンを日常で使用する時でも快適に動作します。
ゲーミングノートパソコンはフロンティア
これまで解説したゲーミングノートパソコンの選び方を元に、おすすめの機種をご紹介します。
<FRXN1010/A(フロンティア)>
価格と性能のバランスが取れたコスパの良い機種です。
グラフィックボードは「RTX2060」を搭載しており、高性能なのに税込で16万円と、ノートパソコンとしてはお手頃な価格です。
OS | Windows 10 Home 64bit版 |
CPU | インテル Core i7-10750H |
グラフィック | GeForce RTX 2060 6GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe |
HDD | 無し |
液晶 | 15.6型フルHD非光沢IPS液晶 |
<FRZN712/A(フロンティア)>
ゲーミングノートパソコンの中でもハイスペックな機種です。
高性能なグラフィックボード「RTX2070 SUPER」を搭載しています。
価格は20万円を超えますが、このノートパソコンがあれば、エーペックスだけではなく、他の人気ゲームでも144fpsで安定してプレイできます。
OS | Windows 10 Home 64bit版 |
CPU | インテル Core i7-10750H |
グラフィック | GeForce RTX 2060 6GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe |
HDD | 無し |
液晶 | 15.6型フルHD非光沢IPS液晶 |
ノートパソコン版エーペックスの設定を変更する方法
エーペックスをプレイする時には、忘れずにゲームの設定を調整しましょう。
設定を変更することでノートパソコンでも、より快適な環境でゲームプレイできます。
- エーペックスのゲーム内設定を変更する
- Originの設定を変更する
- Originでフレームレートの上限設定を変更する
- NVIDIAの設定を変更する
以上の設定を変更すれば、フレームレートを高めて動作を軽くすることができ、ノートパソコンでも快適にプレイできます。
エーペックスのゲーム内設定を変更する
ゲーム内設定を変えることで、CPUおよびGPUにかかる負荷を抑えることができますので、フレームレートを上げることができます。
- エーペックスを起動し設定を開く
- ビデオ項目にある全ての項目を「低い」または「無効」に切り替える
エーペックスはオンラインゲームの中でも、あまり画質を重要としていません。
そのため、ビデオ設定を「低い」に設定しても、さほど影響はありません。むしろ、プロゲーマーほど設定を下げているようです。
Originの設定を変更する
「Origin」の設定を変更すれば、負荷を軽くできますので、フレームレートを上げることができます。
- Originのクライアントを起動する
- Origin in-Gameから「Origin in-Gameを有効にする」を「無効」に切り替える
このように設定を変更すれば、ゲーム起動中にバックグラウンドで起動してしまう「Origin In-Game」をオフできます。
意外と負荷のかかる機能なので、オフにすることでフレームレートを向上させることができます。
Originでフレームレートの上限設定を解除する
PC版のエーペックスでは、フレームレートがデフォルト設定だと、144fpsに制限がかかっています。
しかし、フレームレートの制限は解除することができます。
- Originのゲームライブラリを開く
- ゲームバナー上で右クリックをして、ゲームのプロパティを開く
- 詳細な起動オプションの項目に移動する
- コマンドラインの引数に「+fps_max unlimited」と入力し、保存する
以上の操作を行えば、エーペックスプレイ時に144fps以上を出すことが可能になります。
しかし、上限設定を解除すると、必要以上にフレームレートを出してノートパソコンに負荷がかかる場合もあります。
そのような時には、上限を設定することもできます。
例えば、200fps以上出したくないのであれば、手順4でコマンドラインの引数に「+fps_max200」と入力しましょう。
つまり「unlimited」の箇所を好きな数字に置き換えることで、自由なフレームレートで制限をかけることができます。
NVIDIAの設定を変更する
NVIDIAのグラフィックボード、Geforceシリーズが搭載されたノートパソコンをお持ちであれば、ビデオの設定も変更しましょう。
- デスクトップ上で右クリックし、「NVIDIAコントロールパネル」を開く
- 左のメニューから「3D設定の管理」を選ぶ
それぞれの項目を以下のように設定変更しましょう。
CUDA-GPU | すべて |
DSR-係数 | OFF |
DSR-滑らかさ | オフ |
アンチエイリアシング-FXAA | オフ |
アンチエイリアシング-ガンマ補正 | オフ |
アンチエイリアシング-トランスペアレンシー | オフ |
アンチエイリアシング-モード | オフ |
アンチエイリアシング-設定 | なし |
アンビエント オクルージョン | オフ |
コンピューティング パフォーマンス向けに最適化 | オフ |
シェーダーキャッシュ | オン |
スレッドした最適化 | オン |
テクスチャフィルタリング-クオリティ | ハイパフォーマンス |
テクスチャフィルタリング-トリリニア最適化 | オン |
テクスチャフィルタリング-ネガティブ LOD バイアス | 許可 |
テクスチャフィルタリング-異方性サンプル最適化 | オフ |
トリプル バッファリング | オフ |
バーチャル リアリティ レンダリング前フレーム数 | 1 |
マルチディスプレイ/ミックス GPU アクセラレーション | シングル ディスプレイ パフォーマンスモード |
マルチフレーム サンプリング AA(MFAA) | オフ |
レンダリング前最大フレーム数 | 1 |
垂直同期 | オフ |
異方性フィルタリング | オフ |
電源管理モード | パフォーマンス最大化を優先 |
このように設定を変更するとGPUが軽くなります。
しかし、GPU自体の設定を変更しており、他のゲームタイトルにも影響しますので注意しましょう。
まとめ
- エーペックスはグラフィックボードがない普通のノートパソコンでは、快適なプレイはできない
- エーペックスを快適にプレイするためには、公式サイトが推奨している動作環境以上のスペックを満たす必要がある
- 144fps以上出せるゲーミングノートパソコンがあれば、エーペックスを快適にプレイできる
- ゲーミングノートパソコンはフロンティアの「FRXN1010/N」と「FRZN712/A」がおすすめ
- ゲーミングノートパソコンを選ぶ時にはグラフィックボード、CPU、ディスプレイ、メモリのスペックに着目すること
- エーペックスを快適にプレイするにはゲーム内設定、Originの設定、NVIDIAの設定を変更すること
- フレームレートの上限設定は解除することができる
ノートパソコンでもエーペックスをプレイすることはできますが、快適にプレイするにはゲーミングノートパソコンの購入をおすすめします。
さらにゲームの設定を変更をすれば、より動作を軽くすることができます。
あなたに合ったノートパソコンを見つけて、快適な環境でエーペックスを楽しんでくださいね!
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