「それぞれのキャラクターに個性的な特徴があっておもしろい。」「画像がきれいで、移動しているだけでも楽しい。」と人気のバトルロイヤルゲーム、apex legends。
こんなに面白いゲームが無料で楽しめるなんて、apex最高!何も言うことなし!と言いたいところですが…。
「しょっちゅうラグが発生する」という不満の声もチラホラ聞こえてきます。
バトルロイヤルゲームでラグが発生するのは致命的。
「建物の陰に隠れたはずが、ラグのせいで相手に撃たれた」「動きが重いせいで、撃ったはずの敵に逃げられた」となったら、楽しさが半減してしまいます。
この記事では、apexのプレイ中にラグが発生し、重い場合の対処法8選に加え、スイッチでの対処法2選、計10選の対策をご紹介します。
重い場合の対処法をマスターすることで、ラグを減らして快適にapexを楽しみましょう。
apexがラグで重い!対処法8選をご紹介
初めに、apexでラグが発生して重い場合の対処法を8つご紹介します。
なるべく手早く、お金のかからない方法で解決できたらいいな。
重いのはストレスだから、多少お金がかかっても解決できる方法を知りたい!
無料で手軽にできるものから解説するので、やってみてもまだ重い、ラグが改善しない、という場合は次の方法に進んで試していくとよいでしょう。
ラグの解消方法を試す前にここをチェック
apexのラグ解消方法をいろいろ試してみる前に、まず大前提として、プレイする機器が重い状態になっていないかを確認してみましょう。
これらに当てはまると、せっかくいろいろ試しても効果が十分に出ない、ということがあります。
- 他のアプリが起動していたり、他のゲームをアップデートしたりしていないか
- ゲームをする機器の空き容量は十分か
apex以外にアプリやゲームが作動していると、どうしても重い状態になるので、同時進行の作業は避けることをおすすめします。
また、空き容量の少なさも、動作が重い要因になります。使わないデータは削除したり移動したりして、容量を十分空けておきましょう。
ゲームの設定を変更する
ゲームの設定を変更することでラグの発生が改善されることもあります。
設定の変更は、無料ですぐにできるので、まずはここから試してみましょう。
- 「Origin In-Game」の無効化(PCの場合限定)
- 画質設定を下げる
あなたがPCでプレイしている場合、Origin In-Gameの無効化は、1番に試すべき方法と言われています。
Origin In-Gameは配信やチャットが行えるアプリで、apexの起動と同時に起動する設定となっています。
起動すると重くなってしまうので、どうしても使う場合以外は無効化しておくのがおすすめです。
- originアプリを起動し、左下のアイコンとプレイヤーネームが書かれている場所をクリック
- アプリケーションを選択し、上部にある「ORIGIN IN GAME」のタブをクリック
- 「Origin In-Gameを有効にする」の横にあるバーが緑色になっていたら、クリックして灰色に変更する
以上の手順ですが、プレイしながら設定変更することはできません。apexは切った状態で設定変更をしてください。
次に、ゲームの画質を下げる方法について紹介します。
画質に関する全ての項目を最低基準にしてしまうと、画質がガタガタすぎて、ゲーム自体を楽しめなくなってしまいます。
おすすめの設定を載せておくので、「設定」→「ビデオ」から画質を調整してみてください。
垂直同期 | オフ |
アンチエイリアス | 無効 |
テクスチャトリーミング | なし |
テクスチャフィルタリング | 異方性4X |
アンビエントオクルージョン品質 | 無効 |
サンシャドウ範囲 | 低 |
サンシャドウディティール | 低 |
スポットシャドウディティール | 無効 |
空間光 | 無効 |
ダイナミックスポットシャドウ | 無効 |
モデルディティール | 低 |
エフェクトディティール | 低 |
インパクトマーク | 低 |
ラグドール | 低 |
項目が多く大変そうに見えますが、ビデオ設定を開くとすべて並んでいて、チェックするだけなので、あっという間ですよ。
ただ、画質設定変更をしてもラグが改善しない場合もあります。
まず試しにやってみて、それでも改善しない場合は変更した画質の設定を元に戻しておくとよいでしょう。
サーバーを変更する
サーバーの回線が混雑していると重くなりやすいので、サーバーを変更することでラグが改善することがあります。
サーバーの変更も無料です。すぐにできるので、試してみましょう。
- apexを起動し、タイトル画面を表示する
- PCの場合は「Tab」キー、PS4の場合は「右スティック(R3)」を押し、「データセンター」を開く
- サーバー選択の画面で、「ping」「パケットロス」という項目の下に数字が出るので、その数値が低いサーバーを選ぶ
apexのサーバー設定は、デフォルトで日本サーバーが選択されています。
一度ゲームを終了してから、また始めるときにはサーバーが日本に戻っているので、必要な場合はその都度設定を変更してください。
サーバーを変更すると、普段は一緒にプレイすることがないような外国のプレイヤーとプレイすることもできるので、apex仲間が増えるチャンスになるかもしれませんね。
DNS設定を変更する
DNS設定の変更は、いくつかあるDNSサーバーの中から、応答速度が速いサーバーを選ぶことで、ラグを解消する、という方法です。
DNS…?何のこと?
DNSって何?と疑問を持ったあなたに解説します。
ウェブページは、それぞれ「ウェブ上の住所」を持っています。
その住所として、人間が識別するためのドメイン(○○.jpなど)と、コンピューターが識別するIPアドレス(12.34.567など)の両方が与えられています。
DNSとは、そのドメインとIPアドレスを対応させる仕組みのことです。
複数のゲーム解説サイトで、その圧倒的な速度から、「Cloudflare」というDNSサーバーを推す声が多数あったので、そちらに変更する方法をご紹介します。
- 「スタートメニュー」から「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を開く
- 「アダプターのオプションを変更する」をクリック
- ゲームで使用するインターネット接続のアイコン(Wi-Fiまたは有線ならイーサネット)を右クリックし、プロパティをクリック
- 「ネットワーク」画面で、「インターネットプロトコルバージョン4」を選択し、プロパティをクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れる
- 「優先DNSサーバー」に「1.1.1.1」、「代替DNSサーバー」に「1.0.0.1」を入力し、「OK」をクリック
少し工程が多いので大変に見えますが、やってみるとそんなに時間はかかりません。
Cloudflareに次ぐDNSサーバーとしておすすめされているのは、googleのDNSサーバーです。
googleのDNSサーバーを利用したい場合は、工程7で優先DNSサーバーに「8.8.8.8」、代替DNSサーバーに「8.8.4.4」を入力してください。
本来ネットワーク機器でのDNS設定は自動取得となっていて、あるインターネットサービス会社のHPでは、自動取得にしておくことを推奨しています、という記述もありました。
もし変更しても重い、という場合は、そっと自動取得に戻しておきましょう。
ゲームに適したLANケーブルで有線接続にする
apexをプレイする場合、Wi-Fi環境よりも有線接続でプレイしたほうが、断然ラグは少なくなると言われています。
ゲーム以外のPC操作でも、Wi-Fiで速度がイマイチな時、有線接続にしたら状況が改善した、という経験をしたことがあるかもしれませんね。
そして、その有線接続に使うためのLANケーブルですが、オンラインゲームに適した「カテゴリ」というものがあるのをご存じでしたか?
LANケーブルって、どれでも同じだと思っていた!
見た目はどれも同じだよね。どこを見ると違いが分かるのかな?
LANケーブルのカテゴリは、ケーブル部分に書かれている「CAT○」の文字を見ると分かります。お手持ちのケーブルをチェックしてみましょう。
LANケーブルのカテゴリは複数ありますが、apexをプレイするあなたにおすすめなのは「CAT6A」または「CAT7」です。
CAT6A、CAT7のケーブルは、周波数が大きく、最大通信速度も10Gbpsまで対応しています。
CAT8もありますが、業務用になり値段も上がるので、一般家庭には必要ないでしょう。
必要なケーブルの長さによって価格は変わってきますが、1000円くらいの予算設定で購入できますよ。
ルーターを買い替える
リビングからゲーム機がある自分の部屋までLANケーブルを引っ張るなんて無理だよ!
有線接続だと不都合がある場合は、ルーターの買い替えでWi-Fi環境を改善する、という手もあります。
今お使いのルーター、いつ購入したか覚えていますか?
今のルーターを使い始めて5年以上経過している場合、性能が落ちてきていることもあります。
一般的なルーターなら、4,000~10,000円程度、より機能性の高いゲーミングルーターなら15,000~45,000円程度が目安となります。
有線接続でプレイする場合、ルーターを買い替えても意味がないので、予算やあなたのプレイする環境に合ったほうを選んでくださいね。
また、ルーターの電源が常にONになっている場合、再起動することで動作が改善される、という情報もあります。
ここ数年、ルーターのスイッチを切った記憶がない、というあなたは、買い替え前に一度再起動を試してみましょう。
インターネットのプロバイダーを変更する
ここまできてダメならば、お金や時間はかかりますが、インターネットのプロバイダーを変える、というのも選択肢に入れましょう。
オンラインゲーム用にプロバイダーを変更するなら、第一候補はNURO光です。
フレッツ光や光コラボ商品の最大通信速度は1Gbpsですが、NURO光の最大通信速度は2Gbps、つまり2倍の速さです。
通信速度が速くなることで、ラグの改善が期待できます。
また、フレッツ光と光コラボは回線を共有しているのに対し、NURO光の回線は他社と共有されていないので、回線混雑のせいで重い、という事態を避けることができます。
その上、月額使用料はメジャーな光コラボの商品と比べても少し安めです。
ただ、NURO光はサービス提供地域が限定されています。
公式ページに郵便番号を入力すると対象地域かどうか調べることができます。
対象地域外の場合、独自回線で安定した通信速度の「auひかり」や、「ドコモ光」「ソフトバンク光」の10ギガプランなどもおすすめなので、検討してみてください。
最終手段!PCを買い替える
どれを試しても一向にラグが改善せず重いまま、という場合は、PCの買い替えを検討しましょう。
この方法は紹介した方法の中で一番お金がかかりますが、スペックの高いPCに投資することで劇的に改善する可能性があります。
apexの公式ページに、PCでプレイする場合の「必要動作環境」と「推奨動作環境」が記載されていました。
「必要動作環境」はapexをプレイする際に最低限必要な環境、「推奨動作環境」は滑らかな画質でプレイするためにおすすめの環境です。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7 64ビット版 | Windows 7 64ビット版 |
CPU | Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz | Intel i5 3570Tおよび同等品 |
メモリ | (RAM)6GB | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
GPU RAM | 1GB | 8GB |
ストレージ | 22GB以上の空き容量 | 22GB以上の空き容量 |
ラグの発生を防ぐためには、「推奨動作環境」を満たしたPCでのプレイがおすすめです。
もし今お使いのPCで推奨動作環を実現できないなら、買い替えを検討してもよいかもしれません。
しかし、ハイスペックを求めれば求めるほど、PCの価格も上がっていきます。
ゲームのプレイに適したゲーミングPCの相場は、大体15~25万円と言われています。お財布や家族と相談した上で、PCの買い替えを検討しましょう。
apexのラグがスイッチで起きた場合の対策2選
スイッチでプレイしていてラグが起きる時は、どうしたらいいの?
apexをスイッチでプレイしているあなたに、ラグが起きた時の対策法をご紹介します。
先ほど紹介したDNS設定の変更、有線接続でプレイする、などの方法は、スイッチの場合でも効果が期待できます。
それに加えて、実際スイッチでやってみて効果があった、と言われる方法2つをご紹介します。
解像度とRGBレンジを変更する
画像の繊細さである解像度と、色の出力であるRBGレンジを設定変更することで、スイッチのラグが改善することがあります。
どちらとも少し低下させることで、画質は多少悪くなりますが、ラグを軽減させる効果があると言われているので、やり方を解説します。
- 「設定」から「テレビ出力」を選択
- 「テレビの解像度」を開く
- 720pを選択
今まで解像度の変更をしたことがない場合、自動や1080pが選択されていると思うので、720pに落としましょう。
選択肢に480pというのもありますが、それを選ぶとかなり画質が落ちてしまい、apexのプレイに支障が出るので、720pをおすすめします。
- 「設定」から「テレビ出力」を選択
- 「RBGレンジ」を開く
- 「リミテッドレンジ」を選択
RBGレンジは、自動、フルレンジ、リミテッドレンジがあります。
リミテッドレンジを選択すると、色の出力が制限される分、ゲームプレイの性能がアップします。
YouTubeで実際に2つの設定を変更してプレイしている動画がありましたが、画質はほとんど違和感なく、動作が軽くなっていました。
スイッチの設定から簡単にできるので、まず挑戦してみてください。
apexを本体メモリーに移動する
apexをスイッチでプレイする時、SDカードにデータを入れた状態でプレイしていませんか?
apexをSDカードから本体メモリーに移動させるだけでラグが改善された、という証言がありました。
- 設定から「データ管理」を開く
- 「本体/SDカード間のデータ移動」を選択
- 「本体保存メモリーへ移動」で、apexを選んで「移動する」を押す
- 移動が完了するまで待つ
SDカードから本体への移動が完了するまでに少し時間がかかるので、余裕のある時間にやってみてくださいね。
apexのラグはマークを見ると原因が分かる!
apexをプレイ中にラグが発生しているとき、画面上に赤いマークが点灯しているのを見たことはありませんか?そのマークは、エラーが発生していることを示しています。
あのマーク、出てくると気になっていたけど、意味までは知らなかった。
意味が分からないマークが表示されると、少しドキッとするよね。
それぞれのマークが、どんなラグの原因を示しているのか、また、そのマークが出た場合にあなたが対処できることはあるのか、解説していきます。
LATENCY
時計に似たアイコンで「LATENCY」と書かれたマークは、「遅延」を意味します。
apex内で言う遅れとは、例えばボタンを押したのに少し遅れてアイテムを拾う、射撃ボタンを押してから一瞬遅れて発射される、などが挙げられます。
このマークが出た時は、あなたのインターネット環境を改善することで直る可能性があります。
「LATENCY」が表示された場合、ネットを有線接続にするなど、ネット環境を見直してみましょう。
PACKET LOSS
四角が3つ、斜めに重なって並んでいるマークは、「パケットロス」です。
ゲームのデータは、送信時に「パケット」として細かく分けられます。パケットロスとは、そのパケットの一部が紛失してしまっている状態です。
この時、データが欠けた状態でプレイしているのではなく、欠けている状態を補うためにデータが再送され、通信にかかる時間が長くなっているので、ラグが発生するのです。
パケットロスの場合には、ネット環境の見直しに加え、不要なキャッシュやデータを削除すること、他のアプリやブラウザを閉じることも改善につながると言われています。
ゲーム機器がapexに全力を注げるよう、環境を整えてあげましょう。
CONGESTION
USB端子のようなマークは「CONGESTION」つまり、「混雑」です。
この状態は、回線が混雑していることを指し、サーバーに人が集まりすぎている状態です。
サーバーを変更することで改善する可能性があるので、ping値とパケットロスの少ないサーバーに変更してみましょう。
サーバーの変更については初めの方で書いているので、参考にしてみてください。
PREDICTION ERROR
右上がりの折れ線グラフのようなマークは「PREDICTION ERROR」。日本語で、予測誤差という意味です。
ゲームが相手プレイヤーの動きを予測して表示しようとしたけれど、その予想が間違っていた、というときに表示されます。
これはサーバー側の問題なので、あなたができる対策は、特にありません。
この場合は、「まあ、こういうこともある。仕方ない!」と気持ちを切り替えるのがおすすめです。
以上4つが、apexのプレイ中に表示されるマークとその原因、対策法です。
今度マークが出てきた時に、改善できそうなものだったら、紹介した方法を試してみてくださいね。
まとめ
- apexをプレイする時は、ゲーム機器が重い状態を防ぐため、他のアプリを閉じ、空き容量を増やしておく
- ラグを改善するための方法で、ゲーム設定、サーバー設定、DNS設定の変更は、無料ですぐにできる
- 有線接続にするとラグが改善することがあるので、「CAT6A」か「CAT7」のLANケーブルで接続する
- Wi-Fiでプレイする時は、ルーターが古いと動作が重いこともあるので、買い替えを検討する
- インターネットのプロバイダーは最大通信速度の速いNURO光を選ぶことでラグの改善につながる
- apexの公式ページで推奨されている動作環境を満たせない場合はPCの買い替えも検討
- スイッチでラグが起きる時は、テレビ解像度とRGBレンジを変更し、apexのデータを本体に移す
- apexが重い時表示されるマークは「遅延」「パケットロス」「混雑」「予測誤差」の4つがある
以上、apexでラグが発生して重い時の対処法をご紹介しました。
場合によっては、いろいろ試してみてもなかなか改善しない場合もあるかもしれません。
でも、いくつか改善方法を知っておくことでラグが起きた時の焦りやイライラを軽くすることにつながります。
ご紹介した方法で、あなたがもっと快適にapexを楽しめますように!
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