病院を受診する時、待ち時間が長くて憂うつな気持ちになりませんか?
混んでいるときは2時間以上かかることもしばしば…
私も娘を連れて行くのですが、待ち時間が長くてイライラするし子どもは飽きてしまってグズるし…病院に行くだけでぐったりしてしまいます。
帰宅したら家事をしなければと思うだけで、泣きたくなります。
最近、aiを使って問診する病院が増えているそうです。aiの問診を使うと待ち時間が短縮された病院もありました!
aiの問診ってなんか難しそう。簡単に使えるのかな?と思っている人もいると思うので調べてみました。
aiの問診にすると診察までの時間が短くなる!
aiの問診とは、紙の問診票ではなく人工知能を使って行う問診システムです。
タブレットの質問に答えながら問診をしていきます。
回答データは医学用語に変換されるので、自動でカルテが完成します。
病院は受付後、紙の問診と医師による質問で症状を伝えて、問診にたくさん時間を使っていました。
問診をaiにすることで、問診の時間は減って効率よく診察に進むことができます。
aiの問診は診察室へ入る前に患者の情報が伝わっているので、医師から問診されることなく、すぐ診察が始まります。
aiの問診で広く使われているubieのシステムについて
aiの問診で広く活用されているのがubie(ユビー)株式会社のサービスです。
医療機関向けの問診システム「ai問診ubie」を導入している病院が多くありました。
「ai問診ubie」はどのように使われているのか、見ていきましょう。
初診患者への問診
このシステムを使っている病院の多くは、初診患者に対して「ai問診ubie」が入ったタブレットで問診しています。
タブレットでの問診は選択式の回答です。例えば、「お腹が痛い」を選択すると、痛みの程度や表れ方など質問されます。
15~20問質問があり、回答する時間は3~10分程度です。
高齢者がタブレットを使うのは大変そうだな…。
入力画面はタッチパネル式で50音順キーボードになっていて、操作が簡単なのも特徴です。
高齢者でもなじみがあるATMのようなユニバーサルデザインになっているので、誰でも簡単に使えます。
病院へ行く前に問診
病院へ行く前には自分のスマホやパソコンで問診ができます。
回答データが医療機関に送られるので、スムーズに診察してもらえます。
病院の滞在時間が短くなり、小さな子どもを連れたママさんにはとてもありがたいです!
私は慣れない病院で医師や看護師を目の前にすると緊張してしまい、症状について詳しく説明できないことがあります。
自宅で問診ができると、落ち着いて答えることができますね。
問診内容がそのまま電子カルテになる
問診の回答は医学用語に変換され、カルテができあがります。
紙の問診票だとパソコンに打ち込む作業がありましたが、その必要がなくなり業務の効率化になります。
診察まで時間短縮になって、あなたの待ち時間が短くなりますね。
パソコンに打ち込まなくていいので、医師はあなたの顔を見ながら診察してくれます。
また、問診内容がそのまま電子カルテになると、カルテへの写し間違いを防ぐことができます。
他にも、受付でお薬手帳や他の医療機関からの紹介状をタブレットで撮影すると、医師に情報が伝わるシステムになっています。
たくさんの情報を簡単に記録することができて、とても便利ですね!
aiの豊富な情報量
病気に関する約5万件の論文から作られた質問内容は、約3500種類あります。
その中から、患者の年齢や性別、症状に最適な質問を選択してくれます。
また、常に新しい医学情報を追加しているそうです。
日々進化する医療にも対応していて安心ですね。
aiの問診でアプリを使うと簡単に病気がわかる!
ubie株式会社は医療機関向け以外にも、生活者向け問診サービス「ai受診相談ubie」というアプリがあります。
スマホやパソコンで質問にそって体の不調を答えると、関連する病気や対処法がわかるというものです。
「ai問診ubie」をもとに開発された、無料のアプリです。
ウェブサイトにアクセスして、年齢、性別、気になる症状の質問を答えていきます。
質問は20問前後あって、数分で結果がわかります。
アプリにユーザー登録は必要なく、何度でも繰り返し利用することができます。
ちょっとお腹が痛いんだけど…。
原因がわからない体調不良があると、不安になりますよね?
ネットで調べても、情報があり過ぎて結局病気なのかわからないなんてことがよくあります。
医師監修のデータベースから作られたaiなら、症状から病気を導き出してくれるので信頼でできる情報がわかります。
また、どの診療科を受診すべきかわかり、近所の病院・クリニックが見つかります。
「ai問診ubie」を使っている病院であれば問診結果を事前に送ることができます。
病気の早期発見・早期治療につながるので、治療の幅も広がります。
ただ、「ai受診相談ubie」の結果はあくまでも参考程度です。
正しい診断は、医師の診察が必要だということをお忘れなく。
aiの問診を実際に使っている病院の評判はどうなの?
aiの問診を実際に使っている病院の評判は、いいものばかりでした!
どの病院もaiの問診を導入したことで、診察が効率よく進むようになったようです。
病院だけにメリットがあるんじゃないのかな?
病院へのメリットは、ちゃんとあなたのメリットにもなっていますよ!
医師の問診時間が減る
診察前の待ち時間に問診することで、医師は事前に患者の詳しい症状を知ることができます。
患者の情報がそろっているので、すぐに診察が始められて助かります。
ubieを導入して、患者さん一人あたりの初診問診時間が1/3に減ったという事例もあるそうです。
問診時間が減ると、患者と向き合う時間が増えて丁寧な診察ができるようになります。
問診が標準化される
紙の問診票だけでなく、看護師や事務スタッフが問診することもあります。
その場合、問診する人の職種や経験によって内容に違いが出てきてします。
経験が少ない人の問診だと情報不足になってしまい、追加で問診しなければなりません。
aiの問診なら標準化されて診察がスムーズにできます。
質の高い診察
1つ質問を回答するごとに、aiがその患者へ適した次の質問を考えてくれます。年齢や性別、季節なども考慮してくれます。
aiが患者ごとに質問を変えてくれるので、あなたに適した診断へたどり着くことができます。
それから、医師のパソコンには問診から考えられる参考病名が表示されます。
こういう病気の可能性もあるのね!
参考病名から、症状を違った視点で診ることができます。
また、aiは患者の症状から、必要な質問をすべて行ってくれます。
この間、患者が帰ってから「あの症状があるのか聞かなかった」と気づいたんだ。
「ai問診ubie」が質問していたので助かったということがあったそうです。
患者へ確認し忘れたということがなくなり、診察がより充実したものになりますね。
事務作業が減る
問診をカルテに書き写すことが残業の原因になっている病院が多くあるそうです。
aiの問診ではそのままカルテになるので、手作業でカルテを作る必要はなくなります。
事務作業が減り、その他の業務に集中することができます。
ある病院ではubieの導入により、待合室の看護師を減らしました。
その分、点滴や処置など看護師にしかできない業務に専念できるようになったそうです。
患者のメリット
病院のメリットを紹介しましたが、もちろん患者にもメリットはたくさんあります。
- 問診にかかる時間が減る
- 丁寧な診察が受けられる
- aiが質問してくれるので、症状を伝え忘れることがなくなる
- 症状を遠慮なく伝えられる
- 「病院ではこんなことを説明すればいいんだ」ということがわかる
- 病院の待ち時間が減る
「ai問診ubie」は医療機関の効率化になるだけではないのです!
aiを活用すれば、待ち時間が減るだけではなく、丁寧な診察が受けられるようになります。
診察を受けるあなたにとっても、いいことばかりですね!
まとめ
- aiの問診は「ai問診ubie」が多くの病院で使われている
- aiの問診を使うと診察が充実する
- 生活者向けai問診サービス「ai受診相談ubie」で病気や関係する症状がわかる
- 「ai受診相談ubie」を使うとどの病院・診療科に相談すればいいかわかる
- aiの問診を使うと業務効率化につながる
- aiの問診を使うと患者にとってもメリットがある
高齢化社会となり、医療現場はますます忙しくなりそうです。
これまでのやり方では、人手不足が深刻になります。
病院へ行くあなたにとっても、待ち時間がもっと長くなるかもしれません。考えるだけで辛いです…。
aiを上手く活用すれば、医師や看護師は生身の人間でなければできない業務に専念できます。aiが医療の役に立つ場面はどんどん広がっていきそうですね。
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