あなたは、大学進学を考えている学生さんですか?もしくはお子さんの大学進学について考えておられる親御さんでしょうか。
もし、授業料を払っていけるだろうか…と悩んでいるなら、まず思い浮かぶのが「奨学金」ですよね。
奨学金について調べると、奨学金には給付型と貸与型があるということが分かります。
「両方ともどんな制度なの?給付型と貸与型の両方申し込むことはできるの?」こんな疑問を持っている方は多いようです。
「奨学金」という言葉はよく聞きますが、実際に調べてみると難しい制度だな…と思いませんか?実は、私がそうでした。
この記事では、奨学金の給付型と貸与型は、両方申し込むことはできるのか?その違いや条件について解説しています。
分かってしまえば難しいことはありません。奨学金を上手に活用しましょう!
大学生の約半分が奨学金を借りているというデータがありますが、延滞者が増えていることも事実です。
あなたは奨学金についての正しい知識をもっていますか?この本は、奨学金の借り方や返し方などのアドバイスが書かれています。まずは知ることからはじめましょう。
奨学金は給付型と貸与型の両方申し込める!
まず奨学金を申し込む前には、どの奨学金に申し込めばよいのか考えますよね。
さっそく質問!奨学金は、給付型と貸与型の両方とも申し込みできるんですか?
はい!給付型と貸与型の両方とも申し込み可能です。
奨学金を申し込んだとしても、必ず受けられるというわけではありません。
給付型も貸与型も両方申し込むことは可能です。両方とも申し込んでおきましょう。
両方申し込んでおいて、受けらえる方で奨学金を受けることもできますし、どちらも採用された場合は、どちらも受けるということも可能です。
「なるほど。両方申し込みできるんだ!」と分かったところで、少し整理しておきましょう。
両方申し込むということは、給付型と貸与型に違いがあるということですよね。どのような違いがあるのでしょうか?
奨学金の給付型と貸与型はどんな違いがあるの?
まず本題に入る前に、必要な情報を簡単に解説しますね。
奨学金についての解説は難しいものが多いので、それで私はあきらめそうになりました(笑)ここでは、とっても簡単に解説します。
まず奨学金には、それぞれの大学が独自で出しているものや、さまざまな団体が出しているものなどたくさんあります。
この時点で「えっ、そうなの?どれにしたらいいんだろう…」となりますよね(笑)
ただ、1番多くの人が使っているのは日本学生支援機構の奨学金制度です。まずはその制度について調べましょう。
ここでは、日本学生支援機構での給付型と貸与型の違いについて解説します。
返済の義務
給付型と貸与型の1番の違いは、返済する必要があるかどうかです。
給付型は返済義務のない、「返さなくてもいい」奨学金です。
へぇ~。返さなくていい奨学金もあるなんていいな。
貸与型は返済義務のある、「返す必要のある」奨学金です。
なるほど。そういう違いなんだ。
また貸与型には、利息がない「第1種奨学金」と、利息のない「第2種奨学金」があるため、まとめると3つのタイプがあることになります。
- 給付型…返さなくてよい奨学金
- 貸与型第1種奨学金…返す必要があり、利息のない奨学金
- 貸与型第2種奨学金…返す必要があり、利息がある奨学金
貸与型を利用する場合は、返済することを考えて、あらかじめ返済計画を考えておく必要がありますね。
条件の違い
給付型と貸与型の2つ目の違いは、受けられる条件の違いです。
奨学金を受けるために必要な主な条件は、本人の学力と、世帯収入がどれくらいかということです。
学力と聞くと、かなり優秀な人でなければ受けられないのでは…と思うかもしれませんが、給付型の場合は「学びたい」という本人の意欲や人となりも見て判断してくれるようです。
貸与型の場合は、学力は平均以上の成績が必要です。
また、世帯収入が基準より高いと申し込むことができません。
貸与型の第1種と第2種はそれぞれの基準があり、利息のない第1種奨学金よりも、利息のある第2種奨学金の方が基準は厳しくありません。
それで貸与型第2種奨学金の場合、基準を満たしていれば受けられる可能性が高い奨学金と言えます。
- 給付型奨学金…世帯収入の基準を満たしていれば、学ぶ意欲で判断してもらえる
- 貸与型第1種奨学金…学力、世帯収入ともに基準は厳しい
- 貸与型第2種奨学金…基準を満たしていれば受けられる可能性が高い
奨学金の給付型は条件が変わった?新給付型とは
ここまでは、奨学金の給付型と貸与型の違いについて簡単に解説しました。
給付型や貸与型にはそれぞれ条件があり、受けられる人に限りがあります。
それで、給付型と貸与型の両方申し込んでおいた方がよい場合があるのです。
返す必要がないなら、できれば給付型も受けたいと思いますよね。給付型について調べていると、こんな疑問を持たれるかもしれません。
給付型について調べていたら、「新給付型」ということばが出てきたけど、これってなんだろう?給付型と新給付型があるの?
実は、日本学生支援機構では令和2年度から新しい給付型奨学金が実施されており、それが「新給付型」とよばれることがあります。
給付型と新給付型があるわけではなく、給付型が新しくなったため、以前の制度と分けて「新給付型」とよばれているのです。ややこしいですよね(笑)
この新給付型は、以前の給付型と条件などが変わっています。
給付型について調べるときは、以前の情報ではないか注意してください。
- 世帯収入の基準が厳しくなくなった
- 推薦してもらえる人数の制限がなくなった
- 支給される金額が増えた
- 学ぶ意欲を見て判断してもらえるようになった
- 授業料や入学金の免除や減額も受けられるようになった
条件が厳しくなくなり、以前より受けやすくなっていることがわかりますよね。
ただ、この給付型は全ての大学で受けられるわけではなく、給付型奨学金の対象校として選ばれた大学でしか受けられません。
志望している大学が対象かどうかまず確認してくださいね。
奨学金の給付型と貸与型のリアルな悩みを知恵袋で解決
自分の現在の状況は、奨学金を引き続き受けられるのか不安になるときがありますよね。
そんなときは、知恵袋を活用して質問するというのも一つの手です。
奨学金の給付や貸与に知識のある方が答えてくれることもあるので、気になったらとりあえず質問してみるといいでしょう♪
知恵袋にあった質問を抜粋するので奨学金について疑問を持っているあなたは参考にしてみてください。
奨学金の貸与と給付両方借りてます。前期で2単位落とした場合、後期は相当頑張らないと奨学金を止められますか?
単位を落としそうで焦っているのに奨学金も止らたら、と考えると不安で勉強にも身が入らないですよね。
知恵袋ではこのような回答がありました♪
給付の適格認定は、大学は3月に行われるので後期頑張ってGPA下位1/4にならないようにすればOKです!
著しく学業が悪い場合は、3月を待たず学校側から廃止の判定や状況によっては返還の可能性もあります。
しかし普通に、進学できる状況であればいきなりの廃止にはなることはありません。
このような回答がもらえると安心できますよね。それに一人からの回答ではなく、他にもこのような回答がありました。
以下の警告を連続で受けると、学業不振とみなされ給付型奨学金が止まります。
以下のいずれかにあてはまる場合は、警告となりますので注意が必要です。
- 修得単位数の合計数が標準単位数の6割以下の場合
- GPA(平均成績)等が下位4分の1の場合
- 出席率8割以下など、学修意欲が低いと学校が判断した場合
このように知恵袋では奨学金の給付型、貸与型を借りている場合の疑問にも答えてもらえるのでわからないときは活用してもいいかもしれませんね!
因みに私もネットで検索してもわからないことがあるときは、知恵袋でも検索してそれでもわからなければ質問した経験もあります。
そのときは、親身になって答えてもらえたので助かりましたよ。
まとめ
- 奨学金の給付型と貸与型は両方申し込める
- 給付型と貸与型の違いは返済義務があるかないか
- 給付型と貸与型は受けられる条件も違う
- 給付型は令和2年度から新しくなっているため注意が必要
いかがだったでしょうか?奨学金制度は難しく感じることもありますが、とても役に立つ制度ですよね。
大学進学をあきらめる必要はありません。奨学金を上手に活用しましょう!
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