最近、ゲーム実況や歌ってみたシリーズだけでなく、情報配信や解説動画でもvtuberを使ってる人が増えましたよね。
2021年10月時点でvtuberとしてのユーザー登録者数は16,000人を超え、ますます身近な存在になってきました。
可愛い女の子やかっこいい男の子だけでなく、獣人や妖精といった人間以外のキャラクターなど、デザインもとてもたくさん増えてます。
vtuberってやってみたいけど、私は絵が描けないから無理だなぁ。
絵が描けないからvtuberにはなれないと思っている方って、結構いるんですよね。
実は、vtuberのデザインにはコツがあります!コツを押さえればあなたのvtuberデビューも夢ではありません♪
今回はvtuberデビューを考えている方向けに、デザインのコツやおすすめのソフトをご紹介していきます!
vtuberデザインのコツとは?初心者さんは要チェック!
いざイラストを描いてみても、なんだかうまく動かせない!という方は多いと思います。
実は普通のイラストと違って、vtuber向けのデザインがあるんです。
これから紹介するコツを押えておくと、後々Live2Dでイラストを動かす時にスムーズですよ。
自分でデザインを考える時はここをチェック!
オリジナリティが欲しい!というあなたは、以下のコツを押えて自分でイラストを作ってみましょう。
- 顔や体が真正面を向いている
- しっかりとした線で描かれている
- 全身が描かれている
フリー素材を使用する場合でも、この点に気を付ける事で後からアバターを動かしやすくなりますよ。
普通のイラストの場合、顔の向きや髪の毛の流れで雰囲気を作っているので、顔の向きが真正面という事は少ないですよね。
その点、vtuberに使用するイラストは、後から動かす事で動画に沿った雰囲気や表情を作ります。
作画の段階では、何もポーズをとっていないフラットな状態がベストです。
また、自分でデザインする場合にはスマホよりもPCの方が断然作業がしやすいです。
vtuberになりたいけどPCを持っていない!というあなたは、これを機に購入を検討してみても良いかもしれません。
まずはポイントを押えてラフ画を描いてみよう
イラストソフトを使って、vtuberにするアバターをデザインしていきます。
ラフ画は以下のポイントに気を付けて作ってみてくださいね。
- 視線や体の向きは真正面にする
- ポージングは無しで、直立の状態を描く
- 目や耳は対称定規を使って左右対称に作る
初心者さんの場合、装飾品などは付けずにシンプルな作画の方が楽です。
慣れてきたら帽子やネクタイなどアクセサリーの装着にも挑戦してみましょう。
とにかくレイヤーはパーツごとに細かく分けよう!
作ったラフ画をもとに線画の作成と色塗りをしていきます。
線画を描く時点で、レイヤーを分けておくと後からパーツごとに切り分けずに済むので楽ですよ。
一つのパーツに対して複数のレイヤーを使いますが、とにかく細かく分けましょう。
目のパーツは、上下それぞれの瞼や瞳、白目やハイライトと全て別々のレイヤーに作っていきます。
髪の毛も、前髪と後ろ髪は最低でも左右中央の3つに分けた方が良いです。髪のひと房で一つのレイヤーを使うと動きを付けやすいですよ。
レイヤーの数が膨大になるので、「レイヤー1」などではなく細かなパーツの名前にきちんと変更しておくことをおすすめします。
また、塗り残しやごみがあると実際に動かしてみた時に目立ってしまいます。
線画や色塗りの時点で、消し残しがないようにしっかりと確認しましょう。
そして、いざイラストを動かした時に途切れてしまわないように、見えないところもちゃんと描きこんでおいた方が良いです。
特にvtuberの首は他レイヤーと被る部分を多めにしておくと、うなずいたり首を傾げたりという動作が自然になります。
それぞれのパーツを動かす事を考えながら作るのがコツです。コツを押えて色塗りやレイヤー分けをしていきましょう!
vtuberのデザインに必要なソフトは?おすすめもご紹介!
準備が大事とは言っても、vtuberのデザインを作るにはまず何が必要になるのでしょうか?
ここでは、vtuberをデザインするために必要なソフトやおすすめのソフトをご紹介していきます。
背景やアバターのパーツなどの素材はもちろん、最近はイラストソフトも無料のものがあります。
はじめから有料のソフトを使用するのはリスクが高いですよね。
もしvtuberのデザイン作成に失敗しても、フリーソフトであれば損する事はありませんよ。
デザインを作る前に必要なものを用意しよう
当然と言えば当然ですが、必要な素材や使用するソフトをダウンロードしてから作業に入りましょう。
ソフトのダウンロードには時間が掛かるものもあるし、初期設定が必要な事もありますよね。
作業が中断されてしまうと、次に自分が何をしたら良いかわからなくなる可能性もあります。
事前に全て用意しておく事でスムーズに作業に入りましょう!
以下でおすすめのソフトを紹介するので参考にしてみてください。
vtuberをデザインするために必要なソフト
デザインするために必要なソフトは大きく分けて3つあります。
- イラストソフト(絵を描く、編集する)
- Live2D Cubism(イラストを動かす)
- Animaze by FaceRig(表情をイラストへトラッキングする)
Live2D Cubismは用意したイラストを自由に動かすソフトです。
Animazeは、webカメラを通じて自分の表情をアバターへトラッキングしてくれるソフトです。
どちらも無料版と有料版が用意されているので、まずは無料版から使ってみましょう!
イラストソフトを選ぶ時のポイントはこれ!
イラストソフトは、これを使う!という決まりはありませんが、以下の機能が備わっているソフトが良いと思います。
- レイヤー機能がある
- RGBモードに設定できる
- PSDファイルで保存ができる
この中でも、一番重要になってくるのがレイヤー機能です。
vtuberの多彩な動きを表現するためにも、レイヤーは体のパーツごとに細かく分ける必要があります。
そのため、windowsに元から入っているペイントのようなソフトだと機能としては足りません。
上記の機能を備えているソフトとしては、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどがおすすめです。
Photoshopは基本的に有料のソフトですが、7日間の無料体験期間があります。
CLIP STUDIO PAINTも有料ソフトですが、iPhoneアプリなら無料で利用できます。
iPhone以外に、タブレット各種も最大3~6カ月間の無料期間が設けられていますよ。
もちろん、レイヤー機能がついていればフリーソフトでも大丈夫です。
スマホで描く、という方にはアイビスペイントというアプリがおすすめですよ。
VRoidなら絵が描けなくても大丈夫!
一から自分で描くのが難しい方には、VRoidというソフトもおすすめです。
突然ですが私は絵を描くのが苦手です。立体を平面で表したり、頭の中で考えている事を絵にしたりするのが、私にとってはとても難しいのです。
そんな私のように絵が描けないあなたにもおすすめのアプリです!
VRoidはプリセットの組み合わせで3Dキャラクターを作成するソフトです。
パーツごとの素材の多さはもちろんですが、直接デザインを描いたり細かな調整も可能です。
絵を描く知識や技術が無くても、オリジナリティあふれるアバターを作ることができますよ♪
まずは作ってみよう!スマホアプリならとても簡単♪
本当に初めてで何から手を付けたらいいのかよくわからない…そんなあなたにおすすめなのが、スマホアプリです。
vtuberをデザインする、と聞くとなんだかとても大変に思えてしまいますよね。
でも、vtuberのデザインをそんなに難しく考える必要はありません!
要は自分が作ったアバターを動かすという事です。
スマホ一つで、顔や体などパーツ別のプリセットから好きなものを選ぶだけで自分のアバターが作れるアプリもたくさんあります。
バーチャルライブ配信アプリのREALITYならアプリをダウンロードしてから5分程度でアバターが作れます。
私も実際に作ってみたのですが、本当に簡単です。REALITYでのアバター作成に限定して言えば、コツも知識もいりませんでした(笑)
アバターが完成したらそのままアプリ内で配信もできちゃいますよ♪
vtuberのデザインを外注する場合の相場はいくら?
デザインのコツは分かった。でもやっぱり難しい…私は絵を描く事もデザインする事も苦手だから、vtuberになるのは諦めよう…。
そんな事を考えているそこのあなた、ちょっと待ってください!落ち込むのはまだ早いです。
vtuber向けのイラストレーターさんや、Live2Dの作成などを依頼できるクリエイターさんがいることをご存じですか?
あなたの目的があくまで動画配信なら、苦手分野はプロに任せてしまう事で、vtuberへの道が開けてきますよ!
外注する場合に費用がどの程度かかるのかを、あなたがお願いしたい工程別にご紹介します。
イラストの作成からパーツ分けを外注する費用の相場
キャラクターの作成からパーツ分けまでを外注する場合の相場は3~5万円ほどです。
クリエイターさんによりますが、デザインの範囲(全身かバストアップか)によって価格設定をしている方もいます。
イラスト作成のみや、パーツ分けだけをお願いをする場合は、上記の相場よりも費用は安くなる事が多いです。
用意したイラストをモデリングしてもらう時の費用相場
モデリングのみをお願いする場合の相場は大体1~5万円です。
モデリングとは、パーツ分けされたイラストを組み合せて表情や動きを付けていく作業の事です。
Live2Dをうまく使いこなせないから誰か助けて!という方は、モデリングもお願いしちゃいましょう。
もしキャラクターデザインを、イラスト作成からモデリングまで一貫してお願いする場合には、大体5~10万円程度の費用が掛かると考えておくと良いです。
セット価格を設定しているクリエイターさんもいるので、少しでも費用を抑えたい場合はチェックしてみてくださいね。
誰にどう頼むかで掛かる費用は変わってくる
企業や実績のあるクリエイターさんにお願いする場合は、その分費用が割高になります。
クオリティの面で見れば安心ですが、大体相場の倍の値段は掛かると考えておきましょう。
人気クリエイターさんにお願いする場合には倍以上の費用を覚悟した方が良いです。
フリーのクリエイターさんの場合は、比較的費用は安く済みます。
しかし人によって対応できる工程が限られていたり、キャラクターのクオリティが違ったりします。
依頼前のチェックは絶対必要ですし、依頼後の打ち合わせも綿密に行う事をおすすめします。
極端な話、絵を描いたり編集したりできなくても、全て外注してしまえばvtuberへの道のりはグッと縮みます。ぜひ自分のお財布と相談してみてくださいね。
まとめ
- 自分でvtuberのデザインを作るコツは、真正面からの構造をしっかりとした線で描く事
- vtuberの動作を自然にするため、レイヤーはできるだけ細かくパーツ分けする
- vtuberをデザインするためのイラストソフトはレイヤー機能のあるものを使う
- どうしても苦手な工程は、外注する選択もある
- イラスト作成からモデリングまで一貫してお願いする場合の相場は5~10万円
VRゴーグルやマイクなどがなくてもvtuberにはなれるんです!
vtuberはコツをつかめば簡単にデザインできますし、もし難しい場合には外注してしまってもいいんです。
まずは作ってみて、楽しめたらいいなと思います。コツを押えてみんなで一緒にvtuberデビューを目指しましょう♪
コメント