オンラインゲームがサービス終了したらどうなる?課金の返金や払い戻し義務は? | オンライン総合研究所

オンラインゲームがサービス終了したらどうなる?課金の返金や払い戻し義務は?

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生活全般

あなたのお気に入りのオンラインゲームは何ですか。

私はスマホにパズルゲームが入っています。クリアした時のスカッと感が好きで、頻繁にはやらないけれどアプリは消せません。

RPGなどは、この先どうなるの、と気になってなかなかやめられませんよね。

ゲームをダウンロードするだけで楽しめるオンラインゲームはとても快適です。

先日友人とオンラインゲームの話をする機会があったのですが、友人が悲しそうに言いました。

「最近やっていなかったゲームが、サービス終了になっていた…」

オンラインゲームでサービス終了、ということがあるのを初めて聞いた私は、「サービス終了ってどういうこと?どうなるの?」とソワソワ。

さっそく、サービス終了になるとどうなるか、について調べてみました。

 

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オンラインゲームがサービス終了になるとどうなる?

結論から言うと、オンラインゲームのサービスが終了すると、そのゲームはプレイできなくなります。

ハードであるゲーム機や、そのソフトを購入して遊ぶ従来のゲームは、購入したらそのゲームはユーザーの物。

ゲーム機やソフトの故障がない限り、手元にあればいつでも遊ぶことができます。

オンラインゲームでは、サービス終了するとどうなるかというと、そのゲームのサーバーが停止してしまいます。

そのゲームは誰もプレイできなくなり、消滅した、ということになります。

消滅すると、どうなるか。つまり、購入したアイテムや、貯めていたポイント、上がっていたレベルも、すべてが無くなる、ということになります。

オンラインゲームの良いところは初期費用を抑えて気軽にゲームを始められることですが、サービス終了となると、すべてが消えてしまうのですね。

せっかく楽しんでいたオンラインゲームでそんなことが起きてしまったら、とても悲しいですよね。

今まで積み上げてきたものが消えてしまったのか、と思うと、友人の悲しそうだった顔の理由がとてもよく分かりました。

では、なぜサービス終了ということが起きるのでしょうか。サービス終了となる原因を調べてみました。

  • 経営上の問題

運営元の経営破綻・別事業にリソースを集中するための終了・不祥事や肖像権の問題・損益を回収できる見込みがない、など

  • ゲーム側の問題

リニューアル後に再リリースするため・現状以上の改良ができない・著作権の侵害・対応ソフトの更新終了でサービス維持が不可能、など

また、「チーター」と呼ばれる悪質なユーザーが多発することも、ゲームのプレイ人口を減らし、サービス終了につながる要因となるようです。

ゲームが消滅してしまうということは、課金した分はどうなるの?事前にサービス終了を予測することはできないの?といろいろなことが気になりますよね。

課金した分の返金や、サービス終了の前兆についても、まとめてみました。

 

 

オンラインゲームがサービス終了したら課金の返金は?

今まで楽しんでいたオンラインゲームがサービス終了の上に、課金したお金まですべて消えてしまったら、悲しすぎますよね。

オンラインゲームのサービス終了となった場合、課金した分が返金されるよう定めている法律があります。

オンラインゲームを運営していた会社が、「資金決済法」に該当する場合、返金してもらえる可能性があります。

法律を調べてみたけど、書いてあることが難しくて分からなかったよ

サービス終了したオンラインゲーム上での課金が返金対象になるのか、チェックポイントを記します。

 

返金の対象は、未使用分のみ

オンラインゲーム上で課金した分は、サービス終了となったらすべて返金になるのかというと、そうではありません。

返金対象となるのは、ユーザーが支払いをして買った、未使用分のゲーム内通貨のみです。

ゲーム上のキャンペーンなどで、ユーザーが購入せずに配られたゲーム内通貨は、返金の対象にはなりません。購入して使用したアイテムも、返金の対象となりません。

実際のお店が閉店になるとして、プリペイドカード分の返金は対応できても、クーポン券や、実際に買って使った商品の分までは返金しないのと同じことですね。

加えて、購入後6か月以内の使用期限が定められているものも返金の対象外となるそうなので、購入の際には気をつけてくださいね。

 

オンラインゲームの運営会社は資金決済法の対象?

運営会社が資金決算法の対象になっているか、基準は以下のようになります。

会社で提供しているすべてのオンラインゲームで、課金によって発行されたアイテムの未使用残高が合計1000万円以上になったことが1度でもある場合は資金決済法の対象です。

合計1000万円ということは、個人の課金や、1つのゲーム内で合計した課金額ではありません。

会社Aが提供するゲーム【1】ユーザーのaさん、bさん、cさん達と、ゲーム【2】ユーザーのdさん、eさん、fさん達が課金した未使用残高の合計、ということです。

つまり、多くのオンラインゲームを提供している会社や、人気のゲームを運営している会社なら、サービス終了後も返金に対応する可能性が高い、ということですね。

資金決済法が適用される会社の場合は、対象であることを明記する義務があります。

利用規約、お問い合わせ、特定商取引法に基づく表示などの欄に記載されていることが多いそうなので、課金する前には一度チェックしておくとよいかもしれません。

 

返金対応の期限内かどうか

オンラインゲームのサービス終了後、課金分の返金に対応してくれる期限は決まっています。

資金決算法によると、運営会社は60日以上の一定期間を決めて返金の対応をすることが定められています。

オンラインゲームの運営会社が定めた期間内であれば、サービス終了後でも、ユーザー自身が手続きを行うことにより課金分の返金をしてもらえる、ということです。

注意しなければならないのは、返金をするための手続きは、期限内に自分で行わなければならない、ということです。

期限が切れてしまうと、返金の対象となる権利は消失してしまうのです。

サービス終了になってしまったあのオンラインゲーム、返金対応しているかな、と不安になったあなた。

独立行政法人国民生活センター、または一般社団法人日本決済業協会の公式ページを調べてみてください。

現在返金の対応をしているオンラインゲームの情報が掲載されています。

実際に私が調べてみた時点で、バンダイナムコ、サイバード、といったオンラインゲームを運営する会社で払い戻しが行われている、という情報が書かれていました。

どうやって調べると、返金の情報を見つけることができるのか、以下にまとめます。

  • 独立行政法人国民生活センター公式ページ

トップページの一番下まで進み、「インフォメーション」と書かれている枠の中にある「回収、修理、払い戻し等」をチェック。

  • 一般社団法人日本決済業協会公式ページ

トップページの右側にある「Information」という枠で、「前払式支払手段についてのお知らせ」という欄の「払い戻しのお知らせ」をチェック。

返金手続きは会社によって異なるので、もしかしたらオンラインゲーム上の情報が必要になる場合もあるかもしれません。

返金手続きが終了するまでは、オンラインゲームのデータを削除しないように気を付けましょう。

返金対応があるとはいえ、普段見ないホームページをチェックしたり、慣れない手続きをしたりするのは、なかなか手間がかかります。

せっかく課金したお金が無駄にならないよう、使いきれる分を計画的に購入するのが一番ですね。

 

 

オンラインゲームがサービス終了になる前兆は?

オンラインゲームがサービス終了すると分かっていたら、課金やアイテム使用の調整などをすることができますよね。サービス終了の前兆はあるのでしょうか。

調べてみましたが、前兆と言ってもあくまで予測であり、こんなことが起きたら確実にサービス終了、と言えるようなものはありませんでした。

いくつかの会社で利用規約を調べたところ、「事前に通知することなくサービスを廃止、削除することができるものとします」という旨が書いてありました。

オンラインゲームがサービス終了する際に、事前告知することは義務ではないようです。

何の前触れもなく突然終了になってしまう可能性もあるってことね

それならなおさら、サービス終了の前兆をキャッチして、心の準備をしておきたいですよね。

オンラインゲームがサービス終了となる前兆としては、以下のようなものが挙げられていました。

  • 広告費を削減しながら新規ユーザーを増やすための策

→レアアイテムのばらまき、今までとは桁違いの無料ガチャ、ログインボーナス増量、など

  • 新しく開発に充てる費用が十分ではないために起こる現象

→アプリの更新が停滞する、新しいアイテムやキャラは更新されず復刻や過去の限定ばかり目立つ、など

サービス終了の前兆と言われているものの原因を考えると、確かに納得できるものばかりですね。

調べていて、私がこの前久しぶりに遊んだオンラインゲーム、ログインボーナスや特典が以前よりずっと豪華になっていたことを思い出し、ドキッとしてしまいました。

あなたも思い浮かべたオンラインゲーム、ありませんか?

このような前兆が見られた時には、あなたの楽しんでいるオンラインゲームがサービス終了になることもあり得るかも、と心の準備をしておくとよいかもしれません。

 

 

まとめ

  • オンラインゲームのサービス終了とはどうなるかというと、サーバーが停止し、ゲームそのものが消滅する、ということ
  • サービス終了後、課金したお金は返金となる可能性もあるので、会社が資金決済法の適応対象か、返金手続きの期限内か、ということをチェックする
  • 返金手続き中のオンラインゲームの情報は独立行政法人国民生活センター、または一般社団法人日本決済業協会の公式ページで調べることができる
  • オンラインゲームがサービス終了となる前兆は、絶対、と言いきれるものはない
  • ボーナスが急に豪華になる、更新が停滞しているなどが重なったときは、今後どうなるか注意しておく

以上、オンラインゲームのサービス終了になるとどうなるか、リサーチした結果をまとめてみました。

あなたが楽しんでいるオンラインゲーム、長く続いてほしいし、損することなく楽しみたいですよね。

ユーザーが適度な課金をしながら、マナーを守って思い切り楽しむことが、オンラインゲームのサービス終了を防ぐ一番の方法かもしれません。

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