ノートパソコンのサイズを調べたいんだけど、どうすればいいの?
ノートパソコンのサイズを調べようと思ったとき、まずぶちあたるのが調べ方でしょう。
液晶パネルのサイズを測ればいいのか、パソコン全体のサイズを測ればいいのか、ちんぷんかんぷんという方もいるのではないでしょうか?
そもそも表記が日常で使う機会の少ない「~インチ」や「~型」というものばかりで、イメージがわきませんよね。
サイズの違いによって持ち運ぶ用、家に置いておく用と、使い方も変わってきます。調べ方はとても簡単なので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
今回は、ノートパソコンを買いかえたいけどサイズの調べ方がわからないというあなたに、さまざまな調べ方を紹介していきたいと思います。
持ち運びに便利なコンパクトな14インチのノートパソコンです。重量も1.13㎏と軽いので外出先でPCをよく使うあなたにおすすめです!
ノートパソコンサイズの調べ方
ノートパソコンサイズの調べ方は、大きく分けて2つあります。
- インチ数を計算する方法
- 型番から調べる方法
普段使っているサイズ表記としてはセンチ(cm)が一般的かと思いますが、液晶パネルのサイズ表記はインチで表されることが多いです。
身近な家電ではスマホやタブレット、テレビも同じくインチや型で表されています。
インチは対角線の長さを表します。インチの調べ方を覚えることで、ノートパソコンだけでなく家電のサイズを調べるときにも応用することができますよ。
それでは早速、ノートパソコンサイズの調べ方を詳しく説明していきます。
インチ数からサイズを調べる方法
液晶パネルは、海外の製品が多いためインチという単位が使われているのですが、日本ではあまり馴染みのない表現なので「型」とも呼ばれています。
例えば、14インチと14型は呼び方が違うだけで、同じ対角線の長さということです。
インチ数を調べるにはまずメジャーや定規を使って、液晶パネルの縁から対角線で長さを測ってみましょう。
1インチが2.54cmなので【液晶パネルの対角線(cm)÷2.54】でインチ数を求めることができます。
そして、液晶パネルの横幅×縦幅で求められる比率を「アスペクト比」と言います。
一般的に液晶パネルで主流と言われているのが、アスペクト比16:9のワイドサイズ画面です。
多くの製品やコンテンツがアスペクト比16:9で作成されています。
例えば、パソコンで視聴する場合のYoutubeプレーヤーもアスペクト比が16:9です。スマホでYoutubeを視聴する場合は、自動調整されるため縁に黒帯がでます。
インチ数が同じでも、アスペクト比が違うだけでサイズが変わってくるので注意が必要です。
今回は主流とされているワイドサイズ画面の目安でサイズ表を作成してみました。
インチ | 横幅(cm) | 高さ(cm) | 対角線(cm) |
10.1インチ | 22.5 | 12.7 | 25.65 |
11.6インチ | 25.6 | 14.4 | 29.46 |
12.1インチ | 26.79 | 15.07 | 30.73 |
13.3インチ | 29.44 | 16.56 | 33.78 |
14.0インチ | 30.99 | 17.43 | 35.56 |
15.6インチ | 34.54 | 19.43 | 39.62 |
17.3インチ | 38.30 | 21.54 | 43.94 |
ご自分で液晶パネルを測ってみたときに、近い数値があれば参考にしてみてください。
注意していただきたいのですが、インチはあくまで液晶パネルのみの対角サイズなので、実際には縁にフレームがついている分、ノートパソコン本体はひと回り大きくなります。
型番からサイズを調べる方法
基本的にノートパソコンには型番の記載されたシールが貼られています。
そのシールを確認して、型番とメーカー名をネット検索することで調べるという方法もあります。
型番を確認できる場所はメーカーによって違いますが、ほとんどはこの3つのどこかにあるはずです。
- 液晶のフレーム部分
- ノートパソコン本体裏面
- キーボードの近く
もしシールを見つけるのが難しければ、ノートパソコンを購入した際の保証書などでも確認できます。
シールは見つけたけど、どれが型番なの?
メーカーによって表記は違いますが、このように表記されていることが多いです。
- 型番
- 型式
- 品名
- MODEL
- 形式
- product name
型番さえ見つけることができれば、ネットで検索にかけてメーカーサイトでインチを調べるのが一番確実な方法です。
それ以外にも、型番に含まれている数字がそのままインチ数を表していることもあるため、型番を見るだけでインチ数が判断できる場合もあります。
ノートパソコンのサイズ比較
ノートパソコンのサイズも種類が多いため、買い替えを検討している方は今使っているものと比較してみて選ぶのがいいですよ。
ノートパソコンのサイズを比較した図を作成したので、センチ(cm)に換算してもいまいちイメージがわきにくいあなたもぜひ参考にしてください。
このように比較して見てみると、10.1インチと17.3インチのノートパソコンではサイズが2倍ほど違うことがわかります。
身近な物でサイズ感を確かめたい場合は、A4用紙を用意してみて下さい。A4用紙のサイズは14.3インチです。
使う機会の多い用紙なので、大きさのイメージが把握しやすくなりましたよね?
実際に使っているノートパソコンにA4用紙をあててみると、大体のインチ数を知ることができるかと思います。
ちなみに普段よく飲まれている500mlのペットボトルは、高さが20.5cmなので15.6インチのサイズ感に近いです。
日本では馴染みのないインチの表現はイメージがわきにくいですが、身近なものに置き換えてみるとグッとイメージしやすくなりますね。
ノートパソコンのサイズ別おすすめ用途
ノートパソコンとひとくくりに呼んできましたが、実は細かく分けるとノートパソコンは3種類に分類されています。
14インチ以下のノートパソコンで、持ち運びを想定して作られているためサイズは小さく軽量、薄型なのが特徴です。
タフな素材で作られていることも多く、衝撃にも強いため、見た目は小さいのに頼もしいノートパソコンです。
バッグに入れて持ち運ぶのに適しているので、自宅以外でもノートパソコンを使うというあなたにおすすめです。
15インチ以上のノートパソコンで液晶パネルが大きいため、細かい作業をしやすくなっています。
光学ドライブ内臓のものも多くディスクを差し込めたり、テンキーがついていたり、機能性が多いのが特徴です。
デスクトップパソコンと同じくフルサイズのキーボードが搭載されているものもあります。
キーボードが小さすぎて文章を打ちにくい…という心配もありません。
持ち運ぶにはサイズが大きい分、少し重たいので基本的には自宅で使うというあなたにおすすめです。
2in1タブレットパソコン
タブレットとしてもノートパソコンとしても使うことができ、タッチ入力にも対応しています。
スマホが普及してからは、調べものをスマホですませることも増えましたが、タブレットパソコンはノートパソコンとスマホの中間サイズとして機種が増えてきました。
キーボードを分離できるデタッチャブル(セパレート)と、360度折り返して使えるコンバーチブルの2種類があります。
もちろん分離して持ち運ぶこともできるので、タブレットとして隙間時間にサッと調べものをすることもできます。
外出や移動の隙間時間を無駄にはしたくないあなたにおすすめです。
これら3つは主にサイズで分類されていますが、機能面の違いや、サイズによる重さの違いなどがあります。
あなたがノートパソコンで主にどんな作業をするかによって、どのノートパソコンが向いているか選んでくださいね。
ノートパソコンのサイズごと人気ナンバー1
ノートパソコンのサイズで一番人気なものは何か気になりませんか?
使用目的でだいたい大きめ、小さめというところまでは決められたけど、サイズが結構分かれていて迷う…。
そもそもノートパソコンに詳しくないし、人気なものを選んでおけば間違いないでしょ?
私ももれなく、まずは人気なものを調べてその中から選ぶタイプです。
多くの人が使っているということは、それだけ良いものだという安心感がありますよね。
実際に使用した人の口コミなども参考にして、気になることがあれば確かめることもできます。
ここではモバイルノートパソコン、スタンダードノートパソコン、2in1タブレットパソコンの3種類から今1番人気のサイズをご紹介していきます。
モバイルノートパソコンの人気ナンバー1
モバイルノートパソコンで一番人気のインチ数は13.3インチです。
A4用紙よりも小さいため、バッグに入れて持ち運ぶことにも適していて、携帯しやすいのが特徴です。
サイズが小さいぶん軽量で、スリムなタイプも多いため、自宅で使う置き型ではなく、持ち運ぶ用のノートパソコンとして人気があります。
13.3インチのモバイルノートパソコンを選ぶ場合、充電できない外出先で使うことを考慮し、バッテリーの駆動時間が長いものを選びましょう。
カフェでコーヒーを飲みながら、外の空気を味わいながら、いろいろな場面で作業できます。
アイデアに詰まったときや、気分を変えたいときは外でパソコンをさわるとリラックスできて、新しいアイデアが浮かびそうですね。
スタンダードノートパソコンの人気ナンバー1
スタンダードノートパソコンで一番人気のインチは15.6インチです。
実は私も15.6インチを使用していて、自宅用とビジネス用で2台を使い分けています。
自宅用は置き型として使用していますが、画面はA4より少し大きいため見やすいですし、事務作業や動画鑑賞にも向いています。
ビジネス用で使用するときは、少し重たいですがパソコン用ケースに入れて持ち運んでいて、外出先でも問題なく使用しています。
テンキーや、光学ディスクドライバーなど、サイズが大きいぶん機能はモバイルノートパソコンよりも多い印象です。
外で作業するかもしれないがメインは家で使用する人、機能性を重視したい人には、15.6インチのスタンダードノートパソコンをおすすめします。
2in1タブレットパソコンの人気ナンバー1
2in1タブレットパソコンで一番人気は、デタッチャブル(セパレート)だと10.1~10.3インチ、コンバーチブルだと13.3インチでした。
デタッチャブル(セパレート)は、キーボードを分離してタブレット単体としても使用するため、小さめのインチ数が人気です。
コンバーチブルは、360度折り返してタブレットとしても使用できますが、90度に折ることでノートパソコンのように使用することもできます。
このような使い方もできるため、モバイルノートパソコンでも一番人気のあった13.3インチが、コンバーチブルでも一番の人気です。
2in1タブレットパソコンは、デタッチャブル(セパレート)もコンバーチブルも、外出先での使用に特化しています。
まとめ
- ノートパソコンサイズの調べ方はインチと型番で2種類
- ノートパソコンのサイズに迷ったら身近なものと比較してみよう
- ノートパソコンのサイズ選びは使用目的と使用環境を考慮しよう
- ノートパソコンに詳しくないあなたは人気なものから選ぼう
- ノートパソコンはインチサイズで3種類に分けられる
- 2in1タブレットパソコンは持ち運びがメインのあなたに最適
ノートパソコンはサイズによって種類が細かく分かれていました。その分、ひとりひとりのニーズに合った1台が選べます。
ノートパソコンを主に何の作業に使うか、という点もサイズを選ぶ重要なポイントになります。
高価な買い物になるので、サイズをしっかりと調べてあなたに合った理想のノートパソコンを手に入れましょう。
コメント