「高齢者向けの宅配弁当を始めようと思うけど、儲かるのかな?」
あなたの疑問に答えるなら、「高齢者向け宅配弁当は儲かる!」です。
ただし、やれば誰でも儲かるわけではありません。
儲かるためには何をすればいいかを知らないと、失敗することになります。
日本の人口は、これから65歳以上の割合が増え続け、2040年には35%になると言われています。
高齢化や健康志向により、食事への考え方が変わるだろうと想像されますよね。
これから宅配弁当を始めるなら、儲かるために高齢者をターゲットにするのは、正解だということです。
では、どうすれば儲かるのか、自分で高齢者向け宅配弁当を始めようとしているあなたにお伝えします!
そして、宅配弁当のフランチャイズについても調べてみましたので、参考にしてください。
高齢者向けの宅配弁当は儲かる!!その方法!!
儲かる!!と言いましたが、どうすれば儲かるのか、その方法をお伝えします。
単においしいお弁当を作れば儲かるわけではなく、事前の十分な準備が必要となります。
もちろん、開業資金や事務的な作業でも準備がありますが、今回は儲かるために、何をしておくべきかお伝えします。
一番重要なのは、成功している高齢者向け宅配弁当の会社について知ることです。
成功している会社には儲かるヒントがあります。
今ある宅配弁当を参考にして真似する
まずは基本なんですが、現在続いている宅配弁当の会社を研究しましょう。
続いているということは、儲かっているということですよね。成功するヒントを見つけましょう。
研究するって何をすればいいの?
お弁当を買う立場になって、実際に食べてみてもいいですね。
それから、一度に色々な宅配弁当の資料を取り寄せられるサイトもあります。
取り寄せた資料をじっくりと見て、次のことを調べてみましょう。
- どんなお弁当を売っているか
- どんな場所で売っているか
- どんな人に向けたお弁当なのか
- どうやって売っているのか
- なぜそのお弁当を売るのか
味や値段以外にも何か価値があるから、その宅配弁当は買われているんです。
成功している宅配弁当の会社は、何が客を引き付けるのか、続いている理由は何かを知ることが大切ですよ。
高齢者の悩みを知る
成功している宅配弁当の会社を研究すると、ターゲットの悩みに寄り添ったお弁当を目指していることが分かります。
あなたがターゲットとしている高齢者について、どんな悩みを持っているのかを知る必要があるんです。
高齢者の悩みを知ることで、その悩みに応じた弁当とはどんなものかを考えることができますね。
まずは、私が高齢者になった時のことを想像してみます。
- 自動車免許の返納で、車が運転できなくなり、買い物が不便
- 買い物に行くとしても、重い荷物を持つのは大変
- 一人暮らしならば、料理をしたり、買い物をしたりしても、多過ぎて何日か同じものを食べることになる
- 毎日料理を作るのは面倒
- 毎日コンビニやスーパーの弁当では、栄養バランスが心配
- 病気で制限食が必要となる
私は、こんなことを想像しました。他にもありそうです。
思いつかなくなったら、家族など身近な高齢者から話を聞くのもいいですね。当事者でないと分からないこともあるでしょうから。
なるほど!おばあちゃんに聞いてみよう。
高齢者の悩みが分かったら、その悩みを解決するようなお弁当屋にすればいいですよね。
私が考えた高齢者の悩みを例として考えると、お弁当の宅配は必須条件です。
メニューを考えると、量は少なくてもいいから、栄養バランスを考えたお弁当がいいと決まってきます。
高齢者の悩みを知ることで、どんなお弁当屋にするかを考えていくことができるようになります。
そして、高齢者に便利なお弁当だと思ってもらえれば、買ってもらえるはずです。
コンセプトを明確にする
コンセプトって何だろう?
コンセプトとは、全体的に一貫した基本的な観点や考え方です。
今ある高齢者向け宅配弁当の会社にも必ずありますよ。
例えばあなたが、「子供や働くママを応援するお弁当屋」をコンセプトにするとします。
そして、コンセプトに沿って、次のようなことを考えなければなりませんね。
子供向けのメニュー、ジュースなどの飲み物を置く、魚は骨を取っておく、子供にプレゼントするおもちゃを用意、ママにはおしゃれな容器、少しずつでも買えるお惣菜
コンセプトに合うメニューや接客を考える必要があります。
コンセプトについては分かったけど明確にしなければならないのはなぜ?
コンセプトを明確にしなければならない理由は3つあります。
- ビジネスとして成り立つかどうかはっきりする
- 作り上げる途中でブレが起きない
- 強くアピールできる
この3つについて詳しく説明しますね。
<ビジネスとして成り立つかどうかはっきりする>
ビジネスは需要と供給で成り立ちます。供給する側ならば、需要があるのかどうかを知らなければなりません。
コンセプトは、いつ、どこで、何を、誰に、なぜ、どのようにを考えて決めます。
考える途中で需要がないと分かれば、儲からないですね。
先程挙げた「子供や働くママを応援するお弁当屋」を目指しているけれど、その地域に子供が少ないとなると、ビジネスとして成り立ちません。
また、需要が十分あっても、他の会社と似たようなコンセプトでは、価格で対抗するしかなくなります。そうなると、儲けが少なくなりますよね。
<作り上げる途中でブレが起きない>
店を作っていく途中で、どんなことをすればいいか、コンセプトに合わせて考えるのでブレが起きなくなります。
先程と同じ例なら、子供がママと一緒にお店に来ることを想定しなければなりませんね。
子供向けのメニューは、子供が見やすい場所に置いたり、ママと二人で食べる量のお弁当も作ったりするといいかもしれません。
コンセプトによって、メニューを決めたり、接客を考えたり、何をどうやって提供するか自然と決まってきます。
コンセプトがはっきりしていると、必要なことだけを考えればいいので、余計なことをしなくて済みます。
<強くアピールできる>
コンセプトを基本に行動していくことで、お客様に強くアピールできます。
単に「おいしいお弁当屋」というだけでは、独自性がないため、他のお弁当屋と違う所や良い点が分かりにくくなります。
独自のコンセプトがあることで、買う人もどんなお弁当屋なのか分かり、買ってみようかなと思いますよね。
例えば、親子で食べた際、どちらも満足できるメニューが組み込まれたお弁当!!
というコンセプトであれば、ターゲットである親子層に強くアピールできますよ。
コンセプトがはっきりしていると、売る側と買う側両方とも決めやすいのかも!
あなたの宅配弁当屋にしかないコンセプトを決めることで、「売れるお弁当を、売れる場所で確実に売る」ことができるようになります。
高齢者向け宅配弁当は常温と冷凍どちらを選ぶべき?
宅配弁当の常温と冷凍では、それぞれメリットとデメリットがあります。
地域密着型なら常温の宅配弁当がおすすめで、全国の高齢者向けに作りたい場合は、冷凍の宅配弁当が良いでしょう。
常温と冷凍それぞれの特徴を知って、自分のコンセプトには、どちらが合っているか考え、やりやすい方を選びましょう。
常温のメリットとデメリット
宅配弁当が常温の場合は、毎日決まった時間に配達するという特徴があります。
そして、高齢者は一度に食べる量が、一般のお弁当より少なくなりますよね。
一般のお弁当より量は少ないけれど、値段は同じか、または高くても売れるんです。
まずは、常温にするメリットを考えてみましょう。
- お客様の顔が見られるので、お互いに安心感がある
- 毎日の配達で、安否確認ができ高齢者の役に立てる
- 一般のお弁当より利益が高い
利益が高いということは、一般のお弁当ほど大量に売らなくても、儲かるということです。
宅配弁当を常温にするデメリットは、どんなことが考えられるでしょうか。
- 高齢者が少ない地域で、儲かるのは難しい
- 食べる時間が同じくらいなので、調理や配達の時間に追われる
当然なのですが、ターゲットである高齢者が少ない所では、売る数が少なくなってしまいます。
ある程度、高齢者が密集している地域でなければなりません。
お客様の方から考えると、配達の時間には在宅していなければなりません。
また長く保存ができないので、早めに食べなければならないというデメリットもあります。
冷凍のリットとデメリット
宅配弁当を冷凍にするメリットには、どんなことがあるでしょうか。
- 作ったら冷凍保管できる
- 計画的に作れるので、無駄を少なくすることができる
- 全国に配送できるので、ターゲットが多い
お客様にとっても、冷凍であれば長期保存ができ、好きな時に食べられるというメリットがあります。
それでは、冷凍にするとデメリットは何でしょうか。
- 冷凍技術を取り入れるのに、知識と費用がかかる
- 冷凍技術に合う食材の知識が必要
- 冷凍してもおいしいメニューの開発に時間がかかる
冷凍の宅配弁当で肝心なのは、何よりも冷凍技術です。
作り過ぎたカレーとか冷凍したことがあるんですが、解凍すると水っぽくなったり、野菜の食感が悪くなったりしておいしくなくなるんですよ。
最近の急速冷凍技術は進歩しているのですが、冷凍に向かない食材もあるので、解凍してもおいしさを保てるメニューの開発が必要です。
冷凍技術を取り入れるのは、ちょっとハードルが高いかもしれません。
それに営業するのに全国を回るというのは、さすがに難しいですよね。
老人ホームのように高齢者が集まっている所で、試食をしてもらうなど考えなければならないでしょう。
またインターネットでの広告が多いので、高齢者にとっては目にする機会が少ないかもしれません。
子供世代へのアピールも重要になります。
しかし、冷凍技術とそれに伴う知識を手に入れることができれば、メリットも大きいので儲かります。
高齢者向け宅配弁当のフランチャイズって儲かるの?
フランチャイズとは、本部と加盟店が契約を結び、加盟店が加盟金を支払うことで、お店の名前を使う権利、商品やサービスを販売する権利を手に入れられるシステムです。
本部が持つ経営の知識や方法は、成功事例があるので、儲かるだろうと安心してはいけません。
高齢者向け宅配弁当のフランチャイズでは、「儲かる人もいれば、失敗する人もいる」というのが答えです。
それでは、フランチャイズで儲かるためには、どうしたらいいか考えていきましょう。
フランチャイズのメリットとデメリット
まずは、フランチャイズの特徴を知っておきましょうね。
- 店のブランド力を活用できるので、集客がしやすい
- 店舗運営に向けた研修や、開業前の準備サポート、開業後もアドバイスがある
- 経営に関して未経験でも大丈夫
- 商品やサービスの開発は、本部が行うので店舗運営に専念できる
フランチャイズの加盟店は、本部が持つ経営の知識や方法を、一度に教えてもらえます。
個人で経営について勉強してから始めるより、短期間で、しかも安心して開業できるということですね。
それでは、フランチャイズのデメリットにはどんなことがあるでしょうか。
- 定期的にロイヤリティ(権利使用料)を支払わなければならない
- 本部が決めたマニュアル通りに運営しなければならない
- 同業者による出店や、周囲の人口減少で売り上げが落ちても、店舗移転または営業時間変更などができない
- 1つのフランチャイズ店で問題があると、加盟店全てに影響を及ぼす
本部の意向に従わなければならない点が、デメリットになってしまいますね。仕方のないことかなと思います。
フランチャイズで儲かるためには?
フランチャイズのメリットとデメリットを知ったら、次はどうすれば儲かるかを考えていきましょう。
どんな人がフランチャイズで儲かるんだろう?
簡単に言うと、フランチャイズのメリットを生かせる人です。
フランチャイズに向いている人について、詳しく挙げると3つあります。
- 本部の考え方やマニュアルに沿って努力できる人
- 本部のフランチャイズ加盟店担当者と良い関係を作れる人
- ビジネスと割り切って自分の考えでも店舗運営に取り組める人
フランチャイズのメリットとして、店舗運営に専念できるというのがありましたね。
メニューやサービスについては、本部が考えてくれるので、その分店舗が儲かるために、何をすればいいか考える余裕があります。
せっかく研修で経営の知識やマニュアルを学べるので、それを利用しましょう。
また、フランチャイズ加盟店担当者からのアドバイスをよく理解し、守れることも大切。
しかも、実際に経営を行うのは自分自身なので、言われたことだけをするのではなく、状況に応じて自分で考えて行動する必要もありますよ。
個人で宅配弁当を始める場合は、料理に興味があり、メニューを考えたり、味にこだわったりすると思います。
でも、フランチャイズの場合、味やメニューについては本部が考えるので、料理人的作業はありません。
自分の味や考えにこだわりがあるなら、フランチャイズは向かないと言えるでしょう。
じゃあ儲かるためには何をしたらいい?
まずは、どれくらいの給料を得たいか目標を決めることです。そうすると必要な準備が明確になります。
目標を決めていないと、月の売り上げがどれくらい必要か、従業員は何人必要かなどがはっきりせず、結果として儲からないということになります。
目標を決めることで、次のような流れになります。
- 自分の給料の目標額を決める
- 従業員の数を決める
- 毎月かかる家賃や光熱費などのコストがいくらになるか試算する
- 目標達成のために必要な毎月の売上額が分かる
目標を決めて、ビジネスの規模を理解することが重要です。
開店してみて、「あれ?儲かってない」となれば、コストの試算を見直し、売り上げ目標や従業員の数などを変えて、儲かる状態にしなければなりません。
フランチャイズの選び方
フランチャイズで高齢者向け宅配弁当を始めると決めたら、次はどこの宅配弁当を選ぶか考えなければなりません。
儲かる可能性のある、高齢者向け宅配弁当を選ぶポイントは3つあります。
- 本部の方針やコンセプトに共感できるか
- 初期費用や運営資金はどれくらいか
- 本部のサポート体制は整っているか
まずは、フランチャイズ加盟店を募集している会社から、資料請求をしましょう。
「アントレ」「フランチャイズ比較.net」「フランチャイズの窓口」というサイトで、情報が手に入ります。
資料請求をして、興味のある会社の説明会に参加してください。疑問点を質問できます。
契約内容や加盟店の実績などを、情報公開していない会社は信頼できません。
それでは最後に、私のおすすめのフランチャイズチェーンをご紹介します♪
まごころ弁当
コンセプトは、食べやすさ、味、見た目、安全性、栄養バランスを考えた高齢者向けの食事です。
- 加盟金・保証金(審査あり)・ロイヤリティ・研修費(2人まで)全て0円
- 物件を取得する費用や設備の準備で資金が必要、本部の融資制度がある
- 調理経験不要、自社工場から届く冷蔵食材を加熱し盛り付け、バイク便で配達する
- 本部の加盟店担当者からサポートやアドバイスを受けられる
- 会費として毎月33,000円(税込み)の支払い
まごころ弁当の特徴は、開業資金が少なくて済むことです。
加盟金などの初期費用が0円で、家賃が高くない地域での出店を目指しています。
設備は中古品を活用するなど、最初にかかるコストを低くなるように考えられています。
本部の加盟店担当者は、全員が店長経験者なので、経験を生かしたアドバイスが受けられますよ。
ライフデリ
コンセプトは「美味しい食事で健康管理」「豊富なメニューで毎日でも飽きない」「加盟店が幸せになる仕組みづくり」
- 加盟金、保証金、ロイヤリティ全て0円
- 研修費 110,000円(税込み)
- 物件を取得する費用や備品の準備で資金が必要。
- 調理経験不要、自社工場から届く冷蔵食材を温めて盛り付ける
- 配達する時に、お客様の安否確認をする
- 出店時の物件探しなど、本部のサポートがある
- 出店後はいつでも本部に相談できる
- 加盟前に工場見学ができる
- 会費33,000円(税込み)とシステム利用料19,800円(税込み)を毎月支払う
ライフデリも開業資金が比較的少なくて済みます。
おいしいお弁当を届けるだけでなく、配達した時に安否確認やお弁当の温めなど、お客様に寄り添うサービスにも取り組んでいます。
もしもの場合は緊急連絡先に連絡するサービスもあります。
宅配クック123
食べ残さないちょうどいい量と、ふたを開けた時の感動や驚きを届けたいという「腹八分目、心は十分目」がコンセプト。
- 加盟金198万円(税込み)・保証金50万円(課税なし)・研修費22万円(税込み)
- ロイヤリティ月間売り上げの5%
- 物件を取得する費用や備品の準備で資金が必要
- 冷凍食材を温めて盛り付し配達
- 配達時は手渡しをして安否確認
- 開業前に本部のサポート、開業後も本部から定期訪問有り
- 加盟店同士の定期情報交換会がある
宅配クック123は、宅配弁当業界で一番早く、サービスを開始したフランチャイズです。安定感があります。
地域のお客様にとって、隣人のような存在でありたいという意識での配達を目指しているそうです。
認知症の方にも対応できるよう、認知症サポーター養成講座の受講をする取り組みもありますよ。
まとめ
- 高齢者向け宅配弁当は、成功している会社をヒントにすると儲かる
- 高齢者向け宅配弁当で儲かるためには、今ある宅配弁当をまねする、高齢者の悩みを知る、コンセプトを明確にする
- 高齢者向け宅配弁当は、常温、冷凍両方ともメリットとデメリットがある
- 地域密着型でお客様と直接触れ合いたいなら、冷蔵の宅配弁当がおすすめ
- 冷凍技術とそれに伴う技術を手に入れる余裕があるなら、冷凍の宅配弁当がおすすめ
- 高齢者向け宅配弁当のフランチャイズは、目標を決め、メリットを生かして経営していくことで儲かる
- おすすめの高齢者向け宅配弁当のフランチャイズは、まごころ弁当、ライフデリ、宅配クック123
高齢者向け宅配弁当は儲かることと、その理由についてご紹介しました。
あなたが高齢者向け宅配弁当を始めようと思っているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新しいことを始めるのは、簡単ではありませんが、やってみる価値はありますよ。応援しています!
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