看護師国家試験の申し込み方法と注意点を解説!日程や合格率も紹介 | オンライン総合研究所

看護師国家試験の申し込み方法と注意点を解説!日程や合格率も紹介

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大学や専門学校で単位を取り実習を乗り越えた、准看護師免許を取得して実務経験も積んで単位も取れた。次に待つのは国家試験!

国家試験を受けたいけれど、申し込み方法は?何をどうすればいいの?何か必要なものはあるの?注意しておくことはあるの?

はじめて国家試験を受ける人は、不安でいっぱいですよね。

年に1回しかないせっかくのチャンスを逃すわけにはいきません。

申し込み方法がわからなくてあたふたするのではなく、勉強することに時間を使いたいですよね。

この記事では、看護師の国家試験を受けるための申し込み方法をご説明します。

そのほかにも、看護師国家試験の日程や合格率もご紹介します!

これから受験の準備をする方も、まだ勉強中の方も確認してみてください。

 

 

看護師国家試験の申し込み方法は?注意することはある?

看護師国家試験の申し込み方法は、受験願書を取り寄せて写真や返信用封筒、収入印紙などと一緒に提出します。

現在大学や専門学校に在籍しており、卒業見込みで受験する方の多くは学校で申し込み手続きを行う場合が多いです。

一括で行うので、願書を記入したりする時間が授業内に設けられる場合が多いです。

その場合は学校の指示に従い、申し込み方法を確認してください。

個人で申し込み手続きを行う場合は、以下に記載する看護師国家試験の申し込み方法を確認していきましょう。

詳しくは毎年8月上旬に厚生労働省のホームページで公開されます。

 

看護士国家試験の申し込みに必ず用意するもの

まず必ず全員が提出する必要のある書類等がこちらです。

  • 受験願書
  • 写真
  • 返信用封筒
  • 収入印紙 5,400円

受験願書は、看護師国家試験運営本部事務所や看護師国家試験運営臨時事務所、厚生労働省からもらうことができます。

直接上記の場所に訪れるか、郵送での対応もしています。

郵送の場合は、看護師国家試験運営本部事務所に送るようにしましょう。受験願書は例年10月中旬から配布されています。

既卒受験の場合、卒業校でもらうことができる可能性があるので、一度卒業校に尋ねてみてもいいかもしれません。

 

看護士国家試験の受験願書をもらう際に注意すること

看護師国家試験運営本部事務所や看護師国家試験運営臨時事務所の住所は、以下の通りです。

〈看護師国家試験運営本部事務所〉
東京都江東区有明3丁目6番11号
TFTビル東館7階
郵便番号 135-0063
電話番号 03(5579)6903

〈看護師国家試験運営臨時事務所〉

試験地 看護師国家試験運営臨時事務所
北海道 ランスタッド・札幌支店 国家試験係
北海道札幌市中央区北四条西4丁目1番3号
伊藤ビル5階
青森県
宮城県
ランスタッド・仙台支店 国家試験係
宮城県仙台市青葉区中央1丁目2番3号
仙台マークワン15階
東京都
新潟県
ランスタッド・試験監督事業部  国家試験係
東京都江東区有明3丁目6番11号
TFTビル東館7階
愛知県
石川県
ランスタッド・名古屋伏見事業所 国家試験係
愛知県名古屋市中区栄1丁目24番15号
JPR名古屋伏見ビル2階
大阪府 ランスタッド・難波支店 国家試験係
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー10階
広島県 ランスタッド・広島支店 国家試験係
広島県広島市中区本通6番11号
明治安田生命広島本通ビル8階
香川県 ランスタッド・高松支店 国家試験係
香川県高松市番町1丁目6番8号
高松興銀ビル8階
福岡県 ランスタッド・福岡支店 国家試験係
福岡県福岡市中央区天神1丁目6番8号
天神ツインビル9階
沖縄県 人材派遣センターオキナワ 国家試験係
沖縄県那覇市久茂地1丁目7番1号
琉球リース総合ビル9階

その他行政機関の休日もありますので、お近くの看護師国家試験運営臨時事務所の開いている日を確認してください。

上記の窓口でもらう場合の受付時間は、平日の午前9時から午前12時までと午後1時から午後5時までの間です。

郵送の場合は、返信用封筒と請求用紙が必要になります。

封筒の大きさは、角2(縦33cm×横24cm、A4版の用紙が折らずに入るもの)で、封筒には、自分の郵便番号、自分の住所、自分の氏名を記載してください。

記載漏れ等がある場合には返信できないこともあるので注意しましょう。210円の切手も貼っておいてください。

請求用紙には、希望する試験の職種である看護師を記載し、自分の連絡先(自宅電話番号、携帯番号等)も記載します。メモのような紙でも構いません。

こちらも記載漏れ等がある場合には返信できないこともあるので注意しましょう。

返信用封筒と請求用紙が準備できたら、封筒に返信用封筒と請求用紙を入れて郵送します。

この時の封筒のサイズに規定はないので、返信用封筒を折って入れても構いません。94円切手を貼って、ポストに投函しましょう。

 

看護師国家試験の受験願書の書き方と注意点

1週間程度で届くので、以下の3つが入っているか中身を確認しましょう。

  • 受験願書
  • 受験要領
  • 受験写真用台紙

手元に願書等が揃えば、記入していきます。受験要領に記入例が書いてあるので、それにならって記入していきます。

ここで注意するポイントは、氏名と戸籍の記入です。手書きで書いていくのですが、氏名と戸籍は特に注意して書いてください。住民票に記載されている文字を楷書で記入します。

丁寧に書くというわけではなく、住民票の文字をそのまま写します。

旧字体や異体字ももちろんのこと、とめ・はね・はらい、線が突き出すのか、直角に曲がるのか、線がくっつくのか。そこまで注意深く見てください。

願書に記入した文字で免許を作成するので、間違っていると元も子もありません。

私も別の国家試験ですが、学校で願書を書きました。先生に虫眼鏡まで使われて確認され、何回も書き直しさせられました。

それくらい大事なことです。可能な場合は誰かに確認してもらいましょう。

記入できたら、規定の位置に収入印紙5,400円を貼ります。収入印紙は、郵便局で買うことができますよ。

 

看護師国家試験の写真における注意点

写真は、申し込みの6ヶ月以内に正面から撮影した縦6cm×横4cmのもので、その裏面に撮影年月日及び氏名を記載しましょう。もちろん帽子はNGです。

証明写真ボックスで撮影する場合、注意が必要になります。証明写真ボックスには縦6cm×横4cmのものがありません。

そのため、大判用で撮影して規定の大きさにカットしましょう。

証明写真を撮る場合は、お金はかかりますがスタジオで撮影することをおすすめします!

学生であれば、就職活動でも証明写真が必要になりますよね。

就職活動の際は、履歴書の写真でも合否がわかれるらしいわよ。

国家試験の場合はそんなことありませんが、願掛けや気合いを込めるといった意味でキレイに撮ってもらうといいでしょう。

私も就職活動等で証明写真を何回も撮ってきましたが、証明写真ボックスで撮るよりもプロに撮ってもらった方がキレイですし、気分も上がります♪

証明写真が用意できれば、写真用台紙にノリでしっかりと貼り付けます。

ここでさらに注意点です。この受験写真ですが、本人確認が必要になります。

看護師国家試験運営本部事務所や看護師国家試験運営臨時事務所の窓口で行う場合は、運転免許証やパスポートなどの顔写真付き身分証明書を持参してください。

郵送の場合は、顔写真付き身分証明書を同封する必要があります。コピー不可です。

そのため身分証明書そのものを送る必要があります。

さらに返信用の封筒が別途必要になります。こちらの封筒は自分の郵便番号、宛先及び宛名を記載し、切手を貼り付け書留と書いておきます。一般書留の場合は435円です。

 

看護師国家試験に必要な封筒のサイズや書くこと

次に返信用封筒です。サイズは縦23.5cm×横12cmのものを用意しましょう。

表面に、郵便番号、宛先及び宛名を記載し、529円(定形郵便94円+一般書留435円)の郵便切手を貼り付け、書留と書いてください。

以上が全員申し込みの際に提出が必要なものです。

次に、人によって必要なものが変わる書類をご説明します。

 

看護師国家試験の申し込みに個々で必要なもの

〈大学や専門学校の卒業見込みの方〉

修業証明書、卒業証明書、卒業見込証明書といった、修業や卒業を証明できる書類が必要です 。

これらは学校でもらうことができます。わからない場合は、先生や職員の方に聞いてみてくださいね。

〈准看護師免許を取得している方〉

大学や専門学校の卒業見込みの方と同じように、修業証明書、2年課程修了証明書、卒業見込証明書といった、修業や卒業を証明できる書類が必要です。

さらに准看護師免許証の写しが必要になります。

これで必要なものは以上です。用意するものがたくさんで、忘れたり間違ったりしないか不安になりますよね。ひとつずつ確認していきましょう!

私も別の国家試験の申し込みをする時に、免許申請もかさなっていたので、どれになにが必要なのかこんがらがっていました。

収入印紙と収入証紙を間違えそうになることも……。

学生のうちだと、めったに買うことがなくてどんなものか想像がついていませんでした。

看護師国家試験の申し込みに必要なものは、郵便局で買える収入印紙ですよ!

 

看護師国家試験の申し込み期間と受験票について

記入漏れや書き損じがないことを確認し、看護師国家試験運営臨時事務所の窓口に持っていきます。

郵送する場合は、書留で看護師国家試験運営本部事務所宛で送りましょう。

受験願書の受付期間をしっかり確認し、遅れないようにしてください。

第111回の国家試験は、令和3年11月12日(金曜日)から同年12月3日(金曜日)が受付期間でした。

例年同じ時期だけど、自分が受ける年の受付期間をしっかりと確認しておくといいわね。

受験の1ヶ月前になると、受験票が郵送されます。

1月末になっても届かない場合は、看護師国家試験運営本部事務所に問い合わせてください。

届いた受験票は、受験当日までなくさないように保管しておきましょう。

この受験票に、試験当日の試験会場が記載されています。

自宅から遠い方や県外の方の場合は、事前に近くのホテルを予約しておきましょう。

一番近くのホテルは多くの人が利用する可能性があるから、受験票が届き次第早めに予約しなくちゃ!

自宅から向かう場合はあらかじめ、どうやっていくか、会場はどこにあるのかを確認しておくと当日安心できます。

可能な場合は下見をしに行ったり、場所を知っている友達と行ったりするといいでしょう。不安要素は早めに消しておくと、当日の負担が減りますよ!

私も国家試験ではありませんが、別の試験の時に遠方だったため前日はホテルに泊まっていました。

行き方は調べていたものの、当日駅から迷子に。

同じような年代の人が多く向かっていく方向について行き、たまたま会場に着くことができました。

会場に着くまで不安で勉強したことが抜け落ちそうだったので、事前に行き方を調べておくのがいいでしょう。

遠方で行けない場合は、ストリートビューなどで実際の景色を見るだけでも効果があるので、見てみてください!

 

 

看護師国家試験の日程は?合格発表はいつ?

看護師国家試験の日程と合格発表はいつなのでしょう。

第111回の場合は、試験日が令和4年2月13日(日曜日)で、合格発表が令和4年3月25日(金曜日)です。

合格発表は、午後2時から厚生労働省のホームページで確認することができます。

例年同じ時期に行われますが、自分が受ける年の日程をしっかりと確認しておきましょう。

直近の日程で、助産師や保健師の国家試験も行われます。

同時受験する場合は、看護師の国家試験の日程と間違えないように注意してください。

同年に行われる助産師の国家試験は令和4年2月10日(木曜日)、保健師の国家試験は令和4年2月11日(金曜日)です。

合格発表はどちらも看護師国家試験と同じ令和4年3月25日(金曜日)です。

こちらも午後2時から厚生労働省のホームページで確認することができます。

同じ日程で合格発表が行われる国家試験が多くあります。

午後2時になってすぐはホームページに繋がりにくい可能性があります。時間をあけてから確認することをおすすめします。

 

 

看護師国家試験の合格率はどのくらい?

看護師国家試験の合格率はどのくらいあるのでしょうか。年によって変動はありますが、合格率は90%前後です。

参考までに2015~2021年の受験者数、合格者数、合格率を紹介します。

開催年 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
2021年 66,124 59,769 90.4
2020年 65,568 58,513 89.2
2019年 63,603 56,767 89.0
2018年 64,488 58,682 91.0
2017年 62,534 55,367 88.5
2016年 62,154 55,585 89.4
2015年 60,947 54,871 90.0

かなり合格率が高いことが表からもみてわかりますね。

他の国家試験に比べて、看護師は合格率が高い傾向にあります。

同じ厚生労働省が主体となって行われている国家試験の合格率をみてみると、薬剤師で68.7%、あん摩マッサージ指圧師で84.7%、きゅう師で74.3%、管理栄養士で64.2%です。

看護師と同時に受けることの多い助産師は99.6%、保健師は94.3%です。

看護師は、実習が多い分、国家試験は比較的簡単だと言われています。

現場での実習をしっかりとこなしてきているので、知識がちゃんと定着しているとも言えますね。

手を抜かずに勉強していれば、きっと合格できますよ!

 

看護師国家試験の合格点数やボーダーラインは?

看護師国家試験の合格点数は毎年変動します。

しかし全50問(各1点)の必修問題は、80%以上の40点以上がボーダーラインになります。

その他の一般問題、状況説明問題のボーダーラインは変動します。

一般問題は全130問(各1点)、状況説明問題は全60問(各2点)で、合計で250点満点になります。

2015~2021年の合格点のボーダーラインは以下の表の通りです。

開催年 ボーダーライン(点)
2021年 159
2020年 155
2019年 155
2018年 154
2017年 142
2016年 151
2015年 159

こちらのデータを見てみると、160点以上とれていたら安全圏になりそうですね。得点率でいうと70%程になります。

看護師国家試験には、いくつか間違うと合格点をとれていても不合格判定になる問題がないので、落ち着いて解いていきましょう。

 

 

まとめ

  • 看護師国家試験の申し込み方法は、必要なものを揃えて提出する
  • 看護師国家試験の申し込みに全員が必要なものは、受験願書、写真、返信用封筒、収入印紙 5,400円
  • 看護師国家試験の申し込みにそれぞれ必要なものは、就業証明書や卒業証明書、准看護師免許
  • 看護師国家試験の申し込みは看護師国家試験運営本部事務所への郵送や看護師国家試験運営臨時事務所の窓口でできる
  • 看護師国家試験の申し込み方法の詳細は8月上旬に厚生労働省のホームページで公開される
  • 受験の1ヶ月前になると、受験票が郵送される
  • 看護師国家試験の合格率は90%前後
  • 看護師国家試験の合格点は年によって変わる

国家試験となると、申し込み方法もややこしくなりますね。しっかりと確認して、試験日に備えましょう!

合格のためにも、申し込みからが国家試験だと思って頑張ってくださいね。

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