スーパーや衣料品店では、自動精算機での清算が当たり前になっていますよね。
自動精算機とは、スタッフの立ち合いがなくても機械1つで会計業務を行ってくれる機械です。
私が働くクリニックでも、診察料の会計を自動精算機で行っています。
クリニックなのに自動精算機で支払いってどうなの?
私が働くクリニックの院長が、導入する前によく言っていたことです。
何事においても、新しいことを始めるのは抵抗がありますよね。
しかし、自動精算機をクリニックに導入することは、さまざまなメリットがありました!
ここでは、私が感じたクリニックに自動精算機を導入するメリットと、機械のサイズや価格についてもご紹介していきます。
自動精算機をクリニックで使うメリットは?
自動精算機を購入しても何も変わらないんじゃないの?
会計に人が立ち会わなくても大丈夫なの?
自動精算機を購入することはコストがかかりますし、今までの仕様と変わることもあるので、慎重になりたいところですよね。
自動精算機をクリニックで導入することの、メリットは多くありました!
クリニックへの自動精算機導入がオススメな理由をご紹介していきます。
会計業務の負担減
会計の業務を行う以外にも、受付は多くの業務があります。
- 患者さんへの予約・電話での対応
- 待合室の管理
- 診察代の会計
- 販売があれば商品の販売
- 医療費の内容を明記した診療報酬明細の作成・提出
受付は、たくさんの業務があるから大変ですよね…。
小さなクリニックだと人数も限られていますし、余計に大変さを感じてしまいます。
正確さを求められるので、タイミングが悪ければ本当に忙しいです。
自動精算機を導入することで、会計業務の負担が軽減されます。
そして、自動精算機には再来院の受付ができる機能のものがあるのでとても便利です。
少し負担が減るので、患者さんへしっかりと対応ができるなど、ほかの業務にしっかりと力を注ぐことができます!
会計時の混雑を改善
会計時、時間帯やタイミングによっては、会計待ちで混雑してしまうことがありますよね。
患者さんにとって、診察後に会計を待つ時間はかなりストレスを感じるのだと聞きました。
保険診療と自費診療で会計を分けなければいけなかったり、金額の入力やお釣りの間違いでレジの金額が合わなかったりなど、患者さんを待たせてしまう理由はいくつかあります。
それに加えて、患者さんが多いときも混雑してしまいます。
待たせてしまうのは、スタッフ側も正直ストレスになりますよね。
自動精算機を導入することで、スタッフは、カルテから自己負担金額のデータを自動精算機に送るだけでよくなり、スピーディーに会計を行うことができます。
患者さん側も待たされなくて済むので、ストレスを感じずに済みますよね!
お釣りの受け渡しミスを改善
このお釣りの受け渡しミスも急いでいるときには、よく起こります…。
そのせいで余計に焦ってまた違うミスを引き起こしてしまうなんてこともありますよね。
私も、時間に追われると焦ってミスをしてしまうことが多くなるので、忙しいときの会計はストレスでした。
しかし、自動精算機での会計は、レジへの金額の入力ミスや、お釣りの受け渡しミスがなくなるので安心です。
それに伴って、ミスがないので毎日のレジ締めがかなり楽になりました!
現金を通じた感染症の対策
病気の患者さんがクリニックにはやってきますよね。
お金の受け渡しをするときに、ウイルスが一緒に移動してしまうなんてこともあります。
クリニックにもよると思いますが、会計時にお金を触った手でカルテや書類を触ることもあり、衛生的とは言えません。
スタッフや患者さんがお互いに、ストレスを感じてしまうこともあります。
自動精算機だと、直接お金の手渡しがないので安心して行えますよね。
現金の受け渡しがないため、衛生的だというところも嬉しいです!
人件費の削減
最初にご紹介した、会計業務の負担減にも繋がりますが、会計業務を担当するスタッフがいなくても代わりに自動精算機が会計業務を行ってくれます。
自動精算機は、スタッフが必要でお金の受け渡しのみを行うセルフレジとは異なり、精算からお金の受け渡しまで1台で行うことができます。
そのため、少人数で受付を回したい場合は、出勤できるスタッフの人数を増やさなくても自動精算機があれば、受付は最低限の人数がいれば大丈夫です。
受付業務を行うスタッフが不足している場合も、新しく雇わなくてもいいので人件費の削減になりますね。
ほかにも、定時でスタッフを帰宅させても自動精算機で会計を行うことができるので、残業代の支払いを減らすことができるというのも嬉しいポイントです!
スタッフがいなくても、会計を済ませることができるのはとても便利ですよね!
人件費を削減できるということは、経営者にとっても嬉しいメリットなのではないでしょうか。
自動精算機にはクリニック専用のサイズがあるの?
自動精算機にクリニック専用のサイズはありませんが、クリニックでも使いやすいサイズとなっています。
サイズが大きすぎると、場所も取るし、かえって不便だと感じることもありますよね。
特に、あまり待合室が広くないクリニックだと、圧迫感を感じてしまいます。
クリニックで使用できる自動精算機のサイズはコンパクトなものが多いです。
ここではカウンターに置いて使用するタイプではなく、床に置いて使用するタイプの自動精算機をメーカー別に大きさの比較をしていきます。
メーカー・商品名 | 高さ | 幅 | 奥行 |
GENOVA「NOMOcaスタンド」 | 146㎝ | 55㎝ | 27.5㎝ |
株式会社クリニックキオスクBIZ「Clinic KIOSK」 | 146㎝ | 49㎝ | 29.5㎝ |
インテクア「SMA SEL R1」 | 150.6㎝ | 55㎝ | 36㎝ |
アルメックス「クリニック向け自動精算機 TEX-30」 | 160㎝ | 65㎝ | 30㎝ |
日立オ無リンターミナルソリューションズ「自動受付精算機」 | 148㎝ | 56㎝ | 65.9㎝ |
どのメーカーも、比較的コンパクトな自動精算機を販売していますよね。
実際に来てみると大きいなと感じることもあるそうです。
しかし、自動精算機はお金を扱うものなのでさまざまな規定があるため、最低でもこれくらいの大きさにはなるそうです。
奥行きも薄めなものが多いので、狭い待合室でも圧迫感を感じさせることなく設置できます!
高さがあまりないということも圧迫感をあまり感じない大切な要因ですね!
高さも150㎝ほどと高すぎないので、子どもや高齢者、車いすの方など高い場所だと困ってしまうという人でも安心して使用できるのもいいところです。
自動精算機をクリニックで使うために価格が知りたい!
メリットやコンパクトさは分かったけど、やっぱり高いんじゃない?
クリニックに自動精算機を導入したいと感じても、気になるのはやはりその価格ですよね。
具体的な金額は、メーカーも代理店を通した自動精算機の実売価格が分からないということで、発表していないところもあります。
それらのホームページには金額の記載はなく、「価格は相談してください」という記載がされていました。
具体的な価格が分からないと不安だと感じることもありますよね。
発表されている自動精算機の導入価格は、一番安いものでも200万円ほどからと言われています。
そこから、患者さんを識別するためのバーコード付き診察券も導入すると、さらに金額が100万円単位で上がります。
そして、メンテナンスのために、月に数万円の維持費も必要です。
具体的な価格はお伝え出来ませんでしたが、大体の価格はイメージできたのではないかと思います。
機械ということもあり、安くはないですが、導入するメリットもクリニック側には多くあるので、いい買い物になるのではないでしょうか。
自動精算機を導入しようと考えているクリニックは、ぜひメーカーに相談してみてください!
自動精算機をクリニックに導入すると補助金は出る?
自動精算機をクリニックに導入するためには、多くの金額が必要ということがわかりました。
できるだけ安くクリニックに導入できないかな…?
なにか補助金とかはないの?
できるだけ安く自動精算機をクリニックに導入できるのなら、それに越したことはないですよね!
自動精算機は、補助金を使って購入することができました!
補助金が使えるのなら、積極的に自動精算機をクリニックへ導入したいですよね!
しかし、この補助金が適応できるのかどうかについては、各都道府県への確認が必要となります。
補助金を利用して自動精算機を購入しようと考えている場合は、各メーカーの営業担当へ問い合わせが必要です。
補助金を利用して安く自動精算機を導入してみましょう!
まとめ
- 自動精算機をクリニックへ導入すると、会計業務の負担軽減や会計時の混雑を改善するなどのメリットが多くある
- 自動精算機のサイズは、コンパクトなものが多いので圧迫感を感じにくい
- 価格は代理店を通した実売価格が分からないので、表記されていないことがある
- 自動精算機のクリニックへの導入には、補助金を使うことができるので、メーカーの営業担当へ問い合わせるとよい
クリニックへの自動精算機の導入は、かなりメリットがあることが分かりました。
私の働くクリニックでは、スタッフも患者さんもストレス減につながったので、導入してみてよかったです!
導入する際は、できるだけお得に購入できるように、補助金も利用して購入みてはいかがでしょうか。
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