クラウド上でグリーンファイルが作成・確認できるグリーンサイトの登録企業数は、2021年9月時点でなんと63万超。
国内のスーパーゼネコン5社のうち4社が導入しており、他の元請け会社での利用も毎年増えています。
そんな利用企業数を伸ばすグリーンサイトですが、申込方法がよくわからない!ということはありませんか?
何が必要なの?どのくらいお金がかかるの?
そんなあなたのために、今回はグリーンサイトへの申込方法をご紹介していきます!
昨今の電子化の波に乗り、グリーンファイルもクラウド上で作成や確認ができる時代になりました。
近頃、グリーンサイトを使う現場が多くなってきたな。
建設関係の仕事をしているあなたは、こう感じたことがあるのではないでしょうか。
この記事を読んで、あなたもさっそく申し込んでみましょう。
グリーンサイトへの申込方法と利用料金について
ここでは個人事業主の方の申込方法と利用料金などのサービス概要をご紹介します。
工事の現場で必要になるグリーンファイル(労務安全書類)は作成や管理に手間が掛かります。
現場作業だけでも大変なのに、書類の作成や確認などの事務処理まで…。そんなことを考えるとついため息が出てしまいますね。
株式会社MCデータプラスが提供するグリーンサイトは、そんなグリーンファイルのやり取りをオンラインで行う事ができるサービスです。
利便性の良さからグリーンサイトの利用企業、利用者数は年々増加しています。
大きな会社で導入する場合は、本社の業務部門などで利用申込を全て行う事が多いので、一個人が申込方法を知らなくても大丈夫です。
しかし個人事業主の場合は、そうも言っていられないですよね。これから解説する申込方法を見て、さっそくやってみましょう。
さっそくグリーンサイトへ申し込んでみよう
グリーンサイトの利用申込は、以下の手順で手続きを行います。
- グリーンサイトの公式ホームページから利用申込の登録をする
- 届いたメールを確認し、必要書類をMCデータプラスへ郵送する
- MCデータプラスから届く請求書で、請求金額を確認して支払い手続きをする
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでグリーンサイトと入力するとすぐに公式ホームページが出てきます。
公式ホームぺージのトップには、システムの概要やログインボタンがあります。
申込方法だけでなく、事前にシステムの概要も確認しておきましょう。
- ページの中頃に「お申し込みはこちら」という欄があるので、「協力会社として申し込み」をクリックする
- 申込手順説明の画面にジャンプするので、表示されている内容を確認して「次へ」をクリックする
- 利用約款を確認し、また「次へ」を選ぶと今度は申し込み情報入力のフォームが表示される
- 企業情報・企業担当者・請求担当者・契約内容の入力をする
- 契約内容では利用IDの上限数を指定する
- 建設業退職金共済や労災上乗せ保険への加入情報も入力し、「次へ」ボタンを押す
- 申し込み情報を確認し、問題なければ「この内容で申し込む」ボタンをクリックする
企業担当者を入力する時、それぞれの担当者の情報は重複しても大丈夫です。
- ホームページからの申込が完了すると、利用申込み確認のメールが企業担当者のメールアドレスへ自動送信される
- メールには必要書類の案内などが記載されているので、よく読んで書類をMCデータプラスへ郵送する
必要書類を郵送した後、内容に問題が無ければ請求書が届きますよ。
- 請求書の内容を確認し請求金額を振り込む
- MCデータプラスで振り込みの確認が取れると、申し込み時に入力していた企業担当者へIDと初期パスワードが記載されたメールが届く
- 届いたメールを確認し、ログインする
ログインできたらさっそくサービス利用開始です!ログイン後はセキュリティ上、必ずパスワードを変更しましょうね。
グリーンサイトを使うにはどのくらいお金がかかる?
グリーンサイトの利用料金は工事の元請け会社と協力会社で異なります。
まずグリーンサイトを利用するためには専用のIDが必要になり、その登録や利用については以下の料金が発生します。
初期設定料金 | 11,000円(税込) |
ID利用料 | 1名プラン 5,280円/年(税込)
10名プラン 13,200円/年(税込) |
追加利用料 | 追加10名ごとに1,100円/年が加算(税込) |
元請け会社はこの他にプロジェクト利用料などが発生しますが、協力会社であれば上記の料金だけでグリーンサイトを利用する事ができます。
毎年継続して費用は発生しますが、その分書類作成や管理が効率化できるので他の仕事に集中できますよ。
ID利用料は12か月分を前払いでMCデータプラスへ支払います。グリーンサイトを使う人数分だけ申込みましょう。
グリーンサイトへの申込方法での必要書類はこれ!
上記の申込方法で自動送信メールが届いた後に用意する必要書類は複数あります。
グリーンサイトの利用が法人か個人事業主かで必要書類は少し異なります。
役所や法務局への交付請求が必要になるので、申込方法と一緒にここで事前に確認しておきましょう。
利用申込書は利用申込完了メールに添付されている
上記の申込方法で送られてきている利用申込完了メールにPDFの申込書が添付されています。
このPDFデータを印刷して、必要事項を全て記載していきましょう。
「社印」の箇所に法人は会社の印鑑登録証明書の印影を、個人事業主は個人の印鑑登録証明書に登録している印影を押印します。
記載内容を確認したら、住民票(法人の場合は謄本)と印鑑登録証明書と一緒にMCデータプラスへ郵送しましょう。
法人は会社の登記簿謄本と印鑑登録証明書が必要
グリーンサイトを法人で利用する場合は、下記の書類を用意する必要があります。
- 利用申込書
- 登記簿謄本の原本
- 印鑑登録証明書
登記簿謄本は最寄りの法務局で取得できるほか、現在はオンラインでも交付請求ができます。
法務局が遠くてすぐには行けなかったり、私のように外に出るのが面倒だったり…。
そんなあなたは、法務局のホームページから郵送での交付手続きを行ってみてくださいね。
交付申請書では「謄本」と「抄本」の取得ができます。必ず「謄本」を請求しましょう。
謄本は、「履歴事項全部証明書」を選択して交付請求してください。
謄本が必要な手続きの多くは、間違えて抄本を提出すると不備になってしまいます。
手間だけではなく謄本を取り直すお金も掛かるので、請求の際はくれぐれも気を付けて下さいね。
印鑑証明書を同時に請求する場合は、「印鑑証明書及び登記事項証明書交付申請書」という書式を使いましょう。
こちらは謄本のみ選択できるので、間違えて抄本を請求してしまう事はありません。
私は確認したのになぜか間違えてしまって頭を抱える事が良くあるのですが、そんな私のような人にもお勧めです。
どちらの必要書類も、発行から6か月以内のものを提出しましょう。
個人事業主は住民票と印鑑登録証明書が必要
グリーンサイトを個人で利用する場合は、下記の書類を用意する必要があります。
- 利用申込書
- 住民票
- 印鑑登録証明書
住民票と印鑑登録証明書はどちらも役所で取得できますが、市町村によっては役所以外でも発行できるので事前に確認してみてくださいね。
地域によってはコンビニで各種証明書が発行できます。発行の際は、マイナンバーカードが必要になるので予め準備しておきましょう。
法人で利用する場合と同様に、必要書類は発行から6か月以内のものを提出しましょう。
グリーンサイトの申込方法がわからない時の問い合わせ先
グリーンサイトの申込画面で必要事項を入力していたり必要書類を用意していたりすると、途中でわからなくなる事もありますよね。
申込方法で確認したい事がある場合の問い合わせ先はどこになるのでしょうか?
トップページに問い合わせ先の案内やリンクが無いので、迷う人もいるかもしれません。
迷っている間にもう一度最初から申込内容を入力しなければいけなくなってしまうと、もう面倒になってしまって申し込むのは諦めよう…。と思ってしまいますよね。
また、申込方法以外で確認したい事やわからない事がある時の問い合わせ方法も知りたいところですよね。
実はグリーンサイトの申込手順説明ページの一番下にリンクがあるのですが、わかりやすく以下に問い合わせ先をまとめました。
問い合わせ内容 | 問い合わせ |
新規申込に関する問い合わせ | 0570-020-140 |
ID・パスワードに関する問い合わせ | 0570-020-240 |
グリーンサイトの操作方法についての問い合わせ | 0570-020-540 |
請求に関する問い合わせ | 0570-020-740 |
受付時間はどの問い合わせ先も土日祝日を除く平日9時~17時までとなっています。
グリーンサイトの申込手順説明の最下部リンクからは申込方法が細かく書かれたマニュアルも見られるので、確認してみてくださいね。
まとめ
- グリーンサイトの申込方法は公式ホームページから行う
- 必要書類を運営元のMCデータプラスへ郵送し、利用料を振り込むとIDと初回パスワードが発行されてサービスが使えるようになる。
- 法人の利用申込に必要な書類は申込書と会社謄本と印鑑登録証明書の3点
- 個人事業主の利用申込に必要な書類は申込書と住民票と印鑑登録証明書の3点
- 申込方法や操作方法などの疑問点はサポートデスクで問合せ受付をしている
申込方法を事前に確認しておけば、グリーンサイトの利用登録もスムーズに行えますよね。
合わせて必要な書類も事前に用意しておきましょう。
現場作業には欠かせないグリーンファイル。その作成や管理はとても大変ですよね。
グリーンサイトを利用し、少しでも効率化を図って日々の業務を削減していきましょう。
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