地番の調べ方を知りたいあなた。私も住宅ローン控除申請のため、登記事項証明書が必要で、地番を調べる方法を探していました。
地番を調べる方法の1つに、ブルーマップがあります。
JTN MAPというサービスであれば、オンラインから無料で、ブルーマップを閲覧することが可能です。
オンラインから無料で地番を調べることができるなんて、便利ですね。
ただし、JTN MAPを個人が利用する場合、申し込めるのは弁護士などの士業と呼ばれる専門的な資格職業のみです。
しかし、JTN MAPにてブルーマップを閲覧する方法の他にも、地番検索サービスを利用することにより、地番をオンラインから無料で調べることができます。
無料でブルーマップを閲覧する方法や、地番を調べる方法も併せて紹介していますので、詳しく見ていきましょう。
ゼンリン住宅地図に法務局備え付けの地図とそれに準ずる図面、都市計画情報を重ね合わせた最新版のブルーマップです。
地域ごとに冊子が分かれているので、購入時は欲しい地域のものか要チェックしてくださいね♪
ブルーマップはオンラインから無料で閲覧できる
ブルーマップネット配信サービス、JTN MAPはオンラインにて、ブルーマップを無料で閲覧できます。
表札名なしのブルーマップは無料で閲覧できるため、地番を調べるだけであれば十分なサービスです。
私もさっそくサービスを利用しようと思ったところ、申込書に注意点が書いてありました。
弁護士や税理士など、士業以外の個人申し込みはしていないということ。
士業とは、弁護士など専門的な資格職業のことをいいます。士業とよばれる職業を、以下にまとめました。
- 弁護士
- 公認会計士
- 税理士
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 行政書士
- 不動産鑑定士など
残念ながら、士業と呼ばれる仕事に就いていない私は、申し込みできませんでした。
オンラインからブルーマップを無料で閲覧する方法がないか調べたところ、ブルーマップの他に地番を調べられる地番検索サービスを知ったのです。
地番検索サービスであれば、オンラインから無料で地番を知ることができます。
地番検索サービスとはどのようなものか、ご紹介していきましょう。
地番検索サービスとは?
登記情報提供サービスに登録すると、地番検索サービスをオンラインで利用することができます。
地番を検索するだけなら、誰でも無料で登録が可能です。
登録情報提供サービスに登録しないで、地番検索サービスだけ利用できるの?
登記情報提供サービスを登録しなければ、地番検索サービスの利用はできません。
地番検索サービスの利用可能な時間は、午前8時30分から午後9時までです。
土日、祝日や年末年始(12月29日から1月3日まで)は、利用できないので注意してください。
午後9時までと、遅い時間まで利用できるのは嬉しいですね。
ブルーマップとの違い
ブルーマップとの違いは何かしら?
ブルーマップと違い、地番検索サービスには以下の表示がありません。
- 住宅の表札(居住者の確認)
- 用途地域
- 容積率
ブルーマップなら土地の正しい位置や容積率などがわかるため、相続税を計算することにも有効です。
地番を知りたいだけであれば、とくに必要ではないので、表示がなくてもよいでしょう。
一時利用の登録方法
地番検索サービスを無料で閲覧するためには、登記情報提供サービスの一時利用を登録する必要があります。
一時利用の登録手順についてご紹介していきましょう。
- 登記情報提供サービスにアクセスし、一時利用の「利用申込」を選択
- 利用者登録画面で氏名、住所、生年月日、メールアドレスなどを入力し、ログインパスワードを設定
- 登録すると、入力したメールアドレスに仮登録メールが届く
- 届いたメールに記載されている、お客様IDとログイン画面URLを確認
- ログイン画面URLより必要な情報を入力し、個人情報の取り扱いについて「同意する」を選択
これで、一時利用の登録が完了します。手順も簡単ですね。
ログインすると、マイページ画面へ切り替わります。
一時利用は、初回ログイン時のみ、登記情報を無料で請求できます。
ログアウトやログイン中、30分以上パソコンの操作を行わずにセッションタイムアウトとなった場合、初回ログインが終了してしまうので注意してください。
次は、地番検索の使い方をご紹介していきます。
地番検索の使い方
地番検索サービスを利用してみましょう。使い方の手順をご説明します。
- 一時利用を登録後、「不動産請求」の画面から住所を入力
- 住所を入力後、「地番検索サービス」を選択
- 住所に対応する、地番の地図が表示される
知りたい地番の住所を入力するだけで、地図が表示され、地番を調べられるのです。
有料にはなりますが、不動産の登記事項証明書を取得し、PDFデータからダウンロードすることもできます。
登記事項証明書を取得するためには、法務局へ行く必要があります。
しかし、ダウンロードできるのであれば、法務局へ行く手間もなくなるため便利ですね。
法務局へ行く時間がない場合は、地番検索サービスからダウンロードすることをおすすめします。
JTN MAPを個人で申し込む場合は、士業でないとブルーマップをオンラインから無料で閲覧できません。
地番を知りたいのであれば、登記情報提供サービスに登録し、地番検索サービスをオンラインから無料で利用することがおすすめです。
ブルーマップが閲覧できる法務局に問い合わせるとよい
地番を調べる方法として、ブルーマップが閲覧できる法務局に問い合わせる方法もあります。
登記事項証明書は、不動産の所在地によって管轄が決まっています。
管轄する法務局の窓口へ、登記事項証明書を申請しなければいけません。
法務局へ電話で問い合わせ、住居表示に表記された住所を伝えると、該当不動産の地番を教えてくれるのです。
法務局には、無料で電話対応してもらえる窓口があります。
地番照会したいのですが、住所は〇〇〇です。
このように、電話で伝えるとたいていは即答してもらえるでしょう。
とくに理由や名前を聞かれることもないので、すぐ地番を知ることができておすすめです。
法務局は、月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで利用できます。
午後5時15分までと時間が短いため、仕事をしている場合、問い合わせることは難しいかもしれません。
その場合は、地番検索サービスを利用するとよいでしょう。
地番を調べたい不動産の所在地を管轄している法務局を調べ、直接訪問する方法もあります。
法務局にはブルーマップが置いてあるため、訪問すると閲覧も可能です。
電話だと心配という場合は、訪問しブルーマップを閲覧して、地番を確認すると安心できますね。
登記事項証明書は、法務局で申請しなければいけません。
訪問すると、地番を教えてもらうこともできるので、ついでに登記事項証明書を申請するとよいでしょう。
ブルーマップが閲覧できる法務局へ問い合わせると、地番を教えてもらえるため、すぐに地番を知りたい場合はおすすめです。
ブルーマップなどを使った地番の調べ方
オンラインから無料でブルーマップを閲覧して地番を知る方法は、他にないか調べてみました。
残念ながら、他にオンラインから無料で、ブルーマップを閲覧する方法はありません。
しかし、ブルーマップなどを使った地番の調べ方は、他にもありますのでご紹介していきます。
国会図書館
国会図書館には、ブルーマップが置いてあります。
国会図書館では、都道府県や市町村にある図書館や法務局と異なり、全国のブルーマップが置いてあります。
図書館といっても、貸し出し対応はしていないため直接図書館に行き、その場でブルーマップを閲覧や複写する必要があります。
全国のブルーマップを閲覧できることは便利ですね。
しかし国会図書館は、東京都本館と関西館の二か所しかありません。
中部地方に住んでいる私は、国会図書館へ行く機会があまりなさそうです…。
全国の大きい図書館
各都道府県や市町村で運営されている図書館のうち、大きい図書館には、ブルーマップを置いてあるところがあります。
全国にある大きい図書館では、近隣のブルーマップを置いているところが多いでしょう。
貸し出し対応はしていないため、図書館内で閲覧や複写する必要があります。
必ずブルーマップが置いてあるとは限りませんので、事前に問い合わせることをおすすめします。
市区町村役場
地区町村の役場にブルーマップは、置いてありません。
しかし、役場では、固定資産税を課税するために利用されている地番参考図があります。
役場にある地番参考図は、ブルーマップの代わりとなるもので、ブルーマップと似た情報が記載されているのです。
地番を知りたいのであれば、地番参考図がある役場に行くこともよいでしょう。
地番参考図は閲覧だけなく、複写にも対応してくれます。
ただし役場によって対応は異なるため、あらかじめ確認することがおすすめです。
ゼンリン
オンラインからブルーマップをゼンリンで見ることができます。
ゼンリンは有料のサービスですが、オンラインからブルーマップを閲覧し、地図を取得することも可能です。
他にもゼンリンでは、住宅の表札(居住者)、用途地域や容積率が表示されています。
固定資産税の課税明細書
ブルーマップではありませんが、毎年6月ごろに、市区町村から送られてくる固定資産税の課税明細書でも、地番を確認できます。
登記事項証明書は、相続税や住宅ローン完済時などでも必要です。
大切に保管しておくと、いざというとき、すぐ地番を調べられますね。
他にも地番を確認する方法として、お持ちの権利証や登記識別情報通知で調べることができます。
権利証などには、土地や建物の、所在または地番が記載されているため確認してみましょう。
地番検索サービスの他に、オンラインから無料でブルーマップを閲覧する方法はありませんでした。
しかし、ブルーマップなどを使った地番の調べ方はいくつかあります。
ぜひ、ご紹介した地番の調べ方を参考にしてください。
まとめ
- JTN MAPならオンラインからブルーマップを無料で閲覧できる
- JTN MAPは弁護士や税理士など、士業以外の個人申し込みを受け付けていない
- 地番検索サービスであれば、オンラインから無料で地番を調べることができる
- 地番を調べる方法として、ブルーマップが閲覧できる法務局に問い合わせるという方法もある
- 図書館や役場へ行くと、無料でブルーマップなど閲覧できて、地番を調べることができる
- ゼンリンは有料のサービスですがブルーマップを閲覧し、地図を取得することも可能
ブルーマップをオンラインから無料で閲覧する方法はありますが、対象の個人でないと閲覧できません。
しかし、地番を調べるだけであれば、ブルーマップ以外にもオンラインから無料で調べることができますね。
もちろん、ブルーマップを閲覧しに行く方法もあります。
ぜひ参考にしていただき、地番を調べてみてください。
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