「東京23区の区役所で働くためには、どうしたらいいのかな。」
「特別区の職員になるための試験の申し込み方法って何から始めたらいいのかわからない。」
特別区と呼ばれる東京23区で働く人たちは、特別区職員採用試験という特別区の公務員になるための試験を経て区役所などで働いています。
特別区職員採用試験はインターネットでの申し込み方法が用いられています。
ですが、インターネットで申し込むという点以外は聞きなれない言葉が多く、わかりづらいと感じました。
この記事では、私がわかりづらいと感じた点を解説しながら、特別区職員採用試験の申し込み方法について説明しています。
インターネットで申し込むときの注意点や、受験票に貼る写真の撮り方についても書いているのでぜひ参考にしてください。
特別区職員採用試験の申し込み方法と採用までの流れ
特別区の職員になるために合格する必要がある、特別区職員採用試の申し込み方法について解説します。
「特別区の職員だから、申し込み方法も一般の企業とは違うのかな?」
「特別区の申し込み方法を調べてみたけれど、難しい言葉が並んでいてわかりにくい…。」
上記のような悩みを持つあなたに、わかりやすく特別区職員採用試験の申し込み方法の流れを簡単にまとめました。
- 試験・選考案内を受け取る
- インターネットから特別区職員採用試験に申し込み
- 通知メールを確認して受験票を印刷する
ここからは、試験・選考案内がどこで受け取れるのか、インターネットでの申し込み方法など詳しくまとめました。
申し込み方法から採用までの流れも説明しているので、あなたが受験する時の参考にしてもらえたら嬉しいです。
受験に必要な書類の受け取りと申し込み
特別区職員採用試験に申し込むには、まず東京23区役所(本庁・各出張所)や東京区政会館で配布される試験・選考案内を受け取りましょう。
試験・選考案内は特別区職員の採用区分によって違うので、注意しましょう。
特別区職の採用区分は、以下のように分かれています。
- Ⅰ類(大卒程度)…試験のレベルが大卒程度ということで大卒でなくても受験可能
- Ⅱ類(短大卒程度)
- Ⅲ類(高卒程度)
- 障害者を対象とする採用選考
- 経験者(社会人経験者)…1級職、2級職(主任)、3級職(係長級)
- 就職氷河期世代
毎年同じように募集されるわけではなく、受験する年によって募集している課や人数が変わります。
あなたが受験する年に、どの課で何人の募集があるかは、それぞれの採用区分で告示されます。
それぞれの告示日から試験・選考案内は配布されるので、早めに手に入れておきましょう。
以下の方法で郵送にて受け取ることも可能ですよ。
返信用の封筒(120円分の切手を貼った角形2号の封筒に、あなたの郵便番号・住所・氏名・電話番号を書いておく)を同封して、封筒の表(左下)に朱書きで○○案内請求と書いて送ります。
○○の部分は採用区分によって異なるので、以下を参考にしてあなたの採用区分に合わせて書きましょう。
- Ⅰ類(一般方式)…Ⅰ類【一般方式】案内請求
- Ⅰ類(土木・建築新方式)…Ⅰ類【新方式】案内請求
- Ⅲ類…Ⅲ類案内請求
- 障害者を対象とする採用選考…障害者選考案内請求
- 経験者…経験者案内請求
- 就職氷河期世代…就職氷河期案内請求
請求先は特別区人事委員会事務局の任用課(〒102-0072千代田区飯田橋3-5-1)です。
Ⅱ類に関しては請求方法の記載がなかったので、郵送で試験・選考案内を請求する場合には区役所に問い合わせてください。
請求自体は試験・選考案内の配布前からできますが、返送は配布開始日以降になるので注意しましょう。
「配布場所に取りに行くのも難しいし、郵送で送るのも正直手間がかかるな。」というあなたは、特別区人事委員会採用試験情報というサイトを見てください。
特別区人事委員会採用試験情報の採用試験案内というページからPDF形式でダウンロードすることが可能です。
「Portable Document Format」の略。データを紙に印刷した時の状態を、現物のようにそのまま保存できるファイル形式のこと。
試験・選考案内を手に入れたら、インターネットから特別区職員採用試験に申し込みます。
試験・選考案内に書かれているURLを入力しアクセスすると、特別区職員採用試験の申し込みができるようになっています。
パソコンだけでなくスマホからも申し込みできますよ。
記入漏れなどの不備があった場合、受付できないので期限ぎりぎりではなく、はやめに申し込むのがおすすめです。
特別区の採用区分のなかで「障害者を対象とする採用選考」のみ、郵送で特別区職員採用試験の申し込みにも対応しています。
もちろん「障害者を対象とする採用選考」でも、インターネットから申し込み可能なので、あなたにあった方法を選んでくださいね。
Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類、経験者、主食氷河期世代の採用区分の場合は、インターネットでの申し込みのみとなっているので注意しましょう。
申し込む時に、就職を希望する区を第3希望まで書くことができます。
必ずしも希望が通るわけではないですが、きちんと書いておきましょう。
また経験者採用試験・選考を受験する場合、申し込む時に職務経歴の入力が必要です。
今までの職歴を確認してまとめておくとスムーズに入力できますね。
受験票発行通知メールを受け取る
特別区職員採用試験の申し込みをすると、受験票発行通知メールが届きます。
試験・選考案内に受験票発行通知メールが届く日程が書かれているので、確認しておきましょう。
書かれている日時にメールが届かない場合は、翌日の午前10時以降に特別区人事委員会採用試験情報のサイトでダウンロードできます。
日程通りに届かなくても、焦らなくて大丈夫ですよ。
受験票発行通知メールが送られてきたら、受験票をダウンロードして印刷します。
第1次試験・選考日には紙の受験票が必要になるので、忘れずに印刷しておきましょう。
プリンターが家にない場合は、学校などの印刷機器がある施設を利用するか、コンビニなどのプリントサービスを利用してくださいね。
受験票を印刷したら必要事項を記入し、所定の位置に写真を1枚貼ります。
写真は以下の条件に合うものを準備しておきましょう。
- 大きさ…【縦4cm×横3㎝】
- 最近3か月以内に撮影したもの
- 上半身(胸から上)
- 正面向き
- 背景は無地のもの
受験票に貼る写真の服装や髪型などについては、後ほど詳しく書いているので、参考にして下さい。
特別区職員採用試験は筆記と面接がおこなわれる
特別区職員採用試験は、第1次試験(筆記試験)と第2次試験(面接)がおこなわれます。
第1次試験は受験する人数の多いⅠ類を例に挙げると、教養試験、専門試験、論文という試験内容です。
教養試験は複数ある選択肢の中から1つ解答する択一式で知能分野と知識分野に問題が分かれています。
知能分野は出題される28題全てに答えなければいけませんが、知識分野は出題される20題のうち12題を選択して解答します。
教養試験の解答時間は2時間なので、時間配分を考えて問題を解きましょう。
専門試験も教養試験と同じく、択一式で55題出題されます。
憲法、行政法、民法(債権・親族・相続)、民法(総則・物権)、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、政治学、行政学、社会学から40題選択して解答します。
専門試験の解答時間は1時間30分と教養試験より短いので、事前に過去の試験問題を解くなどして対策しておくと良いでしょう。
論文は2題の課題から1題選び、1000文字から1500文字程度にまとめます。解答時間は1時間20分なので自分の考えをまとめる練習をしておく必要がありますね。
試験の日程は試験・選考案内に、会場は受験票に書かれているので、事前に調べておきましょう。
試験当日に電車が遅れるなどのアクシデントに見舞われることもあります。
試験会場への行き方を何パターンか考えておくと安心ですね。
第1次試験と第2次試験に合格後提示がおこなわれる
第1次試験に合格していれば、特別区人事委員会採用試験情報のサイトで合格者の受験番号が確認できます。
合否にかかわらず、受験者全員に郵送で結果が送られてくるので確認してください。
第2次試験は第1次試験の合格者のみ受けることができます。
試験の日程や集合時間、試験・選考会場は第1次試験の結果と一緒に知らされるので、結果と一緒に忘れずにチェックしてくださいね。
第2次試験の結果は、第1次試験の結果と同じ方法で発表されます。
第2次試験に合格すれば、最終合格者ということですね。おめでとうございます!
最終合格者は採用区分ごとに採用候補者名簿に載ります。
採用候補者名簿に載ると、申し込み時にあなたが記入した希望する区などを考慮したうえで各区から連絡(提示)があります。
受験生の区への訪問などは必要ありません。区からの連絡を待ちましょう。
あなたが希望した区に希望が集中している場合もあるので、希望通りの区から提示がない場合も、もちろんありますよ。
各区の面接に合格したら採用の内定がもらえる
各区から提示があったら、それぞれの区で面接がおこなわれます。
この面接に合格すれば採用の内定がもらえますが、合格できなかった場合は次の提示を待ちます。
面接をした以外の区からの連絡を待つということですね。
提示は7回予定されているので、途中であきらめない限り採用漏れはほぼ無いといわれていますが、欠員状況によっては提示されず、採用されない場合もあります。
経験者と障害者を対象とする採用選考の採用区分は、提示が1回とされていて、他の採用区分とは異なるので注意してください。
無事に採用の内定がもらえた後は、試験を受けた年の翌年の4月1日以降に採用となります。
以上が特別区職員採用試験の申し込みから採用までの流れです。
特別区の仕事は区民の生活に繋がる事務をおこなうこと
この記事を読んでいる方は、特別区の職員になって働きたいと思っている方が多いと思います。
では、特別区の職員は実際にどのような仕事をしているのかご存じですか?
特別区の職員は一般的な市役所と同じように、区に住む人たちに身近な行政をになっています。
児童福祉として保育園の整備や、生活保護関連、証明書の発行、ごみ処理やリサイクル関連の業務など区民の生活に直結する仕事がありますね。
他にも区を活性化させるために企業を誘致したり、他の自治体と連携して区民の生活がより良くなるよう話し合ったりなどの仕事も特別区の職員がおこなっています。
主な部署や仕事内容、課は以下のとおりです。
- 政策経営部…区民のより良い未来を描く(政策企画課、財政課、広報広聴課、情報システム課、区政情報課)
- 総務部…職員がいきいきと働ける環境づくりをする(総務課、人事課、契約管財課、営繕(えいぜん)課、法務課、施設管理課、危機管理課)
- 区民生活部…区民の身近な相談役(戸籍住民課、国保年金課、税務課、観光課、産業振興課、区民事務所、消費生活センター)
- 保健福祉部…健康で安心できる生活を実現する(生活衛生課、健康推進課、保健予防課、高齢福祉課、介護保険課、障害福祉課、福祉事務所)
- 子ども家庭部…安心して子育てできるまちづくり(子育て支援課、保育課、青少年課、子ども家庭支援センター、児童相談所)
- 環境清掃部…地球に優しい環境づくり(環境計画課、環境保全課、温暖化防止対策課、清掃リサイクル課、清掃事務所)
- まちづくり推進部…区民が愛着をもてるまちづくり(都市計画課、土木工事課、道路管理課、みどり公園課、住宅課、建築課、土木事務所)
- 教育委員会事務局…区民の生涯教育に携わる(教育総務部、指導課、学務課、学校施設課、生涯学習課、スポーツ振興課、図書館)
目にしたことのある部署や課もあると思います。
私は子どもがいるので、子育て支援課や図書館は日常的にお世話になっている課です。
このように区に住んでいる人と深くかかわる仕事の為、特別区は職員に以下のような人材を求めています。
- 聴く…人の思いを理解し、誠実に聴くことができる人材
- 学ぶ…向上心を持って自ら学ぶ人材
- 考える…想像力や創造力豊かな人材
- 行動する…チャレンジする気持ちを忘れずに、周りに働きかけて行動する人材
ただ指示を待って、マニュアル通りに仕事をこなす人間ではなく、職員自ら考え行動する人材を特別区は求めているということですね。
大都市である東京の中心でありながら、特別区の1つ1つは小さい自治体です。
小さいからこそ区の住民との距離が近く、反応をダイレクトに受け止めることができます。
特別区それぞれの街並みや人柄などの個性に合わせて、職員が区民の声を聴き、自ら考え動くことで特別区だけでなく東京や日本をより良くしよう!と頑張ってくれています。
特別区の試験申し込み時インターネットで気をつける事
特別区職員採用試験の申し込みはインターネットを通じておこなうと、上記で説明しました。
特別区の試験・選考案内に書かれているURLにアクセスすることで、特別区職員採用試験に申し込みすることができます。
インターネットで申し込みができるのは便利ですが、システム障害や回線上の問題が起きる可能性や設定したIDやパスワードを忘れてしまったというミスもあるかもしれません。
システム障害は個人ではどうすることもできませんが、ほんの少し注意することで特別区採用試験のインターネットでの申し込みのミスは防げます。
ここからは、特別区職員採用試験をインターネットで申し込む時に気をつけてほしい点をまとめます。
ミスなくスムーズに申し込みできると、なんだか試験もうまくいきそうだと思いませんか?
実際にインターネットで特別区職員採用試験に申し込む時に思い出してもらえたら幸いです。
申し込みが完了した時の画面は保存しておく
インターネットでの申し込みは、受付期間中であればいつでもどこでもできる便利な方法です。
特別区職員採用試験にインターネットで申し込む時にIDとパスワードを設定する必要があります。
あなたの個人情報が詰まっているページを、だれでも見られる状態になっていたら困りますからね。
申し込み時に設定したIDとパスワードは必ず控えをとって保管しておきましょう。
後日送られてくる、受験票発行メールから受験票をダウンロードする際に必要なのですが、忘れてしまった場合教えてもらう事ができないのです。
「パスワードなどの照会は理由を問わず応じられない。」と試験・選考案内に書かれているので、スマホにメモしたり、紙に書いておいたりしておくといいですね。
ただしスマホのメモを誤ってSNSに投稿したり、パスワードを書いた紙を無くしたりしないように注意してください。
インターネットで特別区職員採用試験の申し込みが問題なく終わると「申込登録完了画面」が表示されます。
きちんと申し込みが完了したという証明になるので「申込登録完了画面」は必ず印刷したり保存したりしておくことをおすすめします。
インターネットを使っていて避けて通れないのが、システム障害や通信回線の障害です。
自分自身ではどうすることもできないトラブルですが、システム障害対応のために申し込み期間中にシステムを停止することがあります。
また、あなたが使っている機器や通信回線上の障害が発生してインターネットに接続できなくなることもありますよね。
上記のようなトラブルで、特別区職員採用試験に申し込みできなかったとしても、特別区に責任をとってもらうことは不可能です。
申し込み期限ぎりぎりでトラブルに巻き込まれ、申し込みできないという事態を避けるために、余裕をもって申し込みするようにしてくださいね。
どうしてもインターネットで特別区職員採用試験に申し込めない場合は、特別区人事委員会事務局の任用課へ連絡して対応してもらいましょう。
申し込む時はチェックする項目を忘れないようにする
上記ではインターネットで申し込む時の注意点をお伝えしましたが、ここからは特別区職員採用試験に申し込む時の注意点をお伝えしていきます。
郵送での申し込みに対応しているのは、障害者を対象とする採用選考の区分だけですが、インターネットで申し込む場合でも郵送で申し込む場合でも気をつけてほしい点です。
あまりないかもしれませんが、もし重複して申し込んでしまった場合は受信や到着が早いもののみ受理されます。
「申し込む時に間違えちゃったから、もう1度送ろう。」と2回送ることはできないので、注意しましょう。
試験・選考の区分が事務の場合のみですが、第1次試験の点字による受験が可能です。
申し込む時に所定欄に必ずチェックを入れたうえで、必ず特別区人事委員会事務局の任用課へ連絡してください。
所定欄のチェックがない場合や任用課への連絡がない場合は、点字による受験が認められなくなってしまいます。
また車いすや補装具の使用など、試験の時に身体的に配慮が必要な場合は、試験会場の準備をするために申し込む際、特別区人事委員会事務局の任用課へ連絡してください。
身体的に障害がある人が装着することにより、失われた身体の一部あるいは機能を補うもの。
点字による受験や、受験時に身体的配慮が必要な場合、申し込み時のチェックや連絡を忘れてしまうと、試験自体が受けられなくなってしまう可能性があります。
せっかく準備をしてきても、チェックや連絡を忘れたことで試験が受けられなくなるのはもったいないですよね。
所定欄のチェックや特別区人事委員会事務局の任用課への連絡を忘れないように注意しましょう。
特別区職員採用試験は申し込み後に写真の用意が必須
上記でも述べましたが特別区職員採用試験に申し込み、無事に受理されると受験票発行メールが届きます。
特別区から届いた受験票発行メールが届いた後、特別区職員採用試験の第1次試験日までにあなたの写真を貼る必要があります。
申し込み時に記入された人物と試験を受けている人物が、同一人物かどうかの確認に使用するために写真は使われます。
「本人確認のためだけなら、条件に合っていれば適当な写真でもいいかな。」と思ったあなた。
受験票は第1次試験だけでなく、第2次試験でも使われます。第2次試験は面接です。
面接は第一印象が大切と言われています。もちろん写真の印象だけで合否は決まりませんが、印象は悪くないに越したことはありません。
ここからは特別区職員採用試験に申し込み、その後に印刷する受験票に貼る写真の第一印象が良くなる撮り方についてお伝えしていきます。
受験票に貼る写真の服装はスーツが基本
先程も述べましたが、面接は第一印象が大切です。容姿が採点対象となるわけではないですが、清潔感は大事です。
よれよれの服装にぼさぼさの髪、男性の場合は整えられていないひげが生えている状態の写真は全く清潔感を感じないですよね。
また面接を受けるときの服装はスーツが多いですし、髪も整えて、ひげも剃っていきますよね。
あまりにも写真と実際に面接に来た人の印象がかけ離れていると、本人なのか疑わしく思えるかもしれません。
そのため、写真を撮る時は面接当日を意識したスーツを着用しましょう。
ジャケットの中に着ているワイシャツの第一ボタンが開いているとだらしない印象を与えます。
無地や白のワイシャツの第一ボタンまで留めて、ジャケットから襟がでないようにすると清潔感がありますよ。
男性の場合はネクタイにも気を配りましょう。上の方で結び、身体の中心にネクタイが来るようにします。
髪型は写真を撮る前に散髪するのがベスト
服装同様、面接当日を意識した髪型がおすすめです。
髪型の違いは印象を大きく変えます。無造作に伸びた髪はだらしなく見えるので、写真を撮る前にできれば散髪しましょう。
男性は襟足がはねない長さが一般的に受け入れられやすい長さと言えます。
前髪は短すぎても幼い印象を与えるので、長すぎず短すぎない長さに切り、目が隠れないように斜めに流すと好印象です。
女性の場合は髪が長い人もいらっしゃるでしょう。きれいなロングヘアは下ろしておきたい気もしますが、後ろで一つ結びにするのが無難です。
写真ではきれいに下ろしておけるロングヘアも、面接当日はお辞儀をしたり椅子に座ったりと動く必要があります。
そのたびに髪がバサバサと動くのは、見ていて気持ちの良いものではありません。
後ろで一つ結びにして、顔回りのおくれ毛も写真撮影と面接時は、ぴっちりしまっておきましょう。
男性と同じように、前髪は目が隠れないように横に流すと良いですね。
女性の場合、横に流しただけでは動いた時に前髪が崩れてしまうので、ピンでとめて斜めに流れるように固定しておくと安心です。
眼鏡は面接時と同じものをかけて撮影する
眼鏡をファッションとして日常的にかけている人もいらっしゃいますが、視力的に問題がなければかけないで撮りましょう。
視力矯正として必要な人は、面接時にかけていくものと同じ眼鏡で撮影するのが好ましいです。
受験票に貼る写真の本来の目的は、本人確認なのでパッと見て受験票に貼ってある写真の人物と目の前にいる人物が同じであるとわかる必要があるからですね。
眼鏡をかけて写真を撮る場合は普段使っている眼鏡で良いのですが、細めのフレームにシンプルな色味のものだとスッキリして見えます。
デザインが個性的であったり、色が派手だったりするものは避けた方がよいでしょう。
写真のサイズは指定されたサイズで撮る
「3か月以内に撮った写真があるから、切ってサイズを合わせて使おう。」と思ったなら、それはおすすめしません。
サイズ通りに切れば問題ないように見えますが、実は悪い意味でとても目立ってしまいます。
切ってサイズを合わせても、顔の大きさやバランスが崩れて、すぐにわかってしまいます。
特別区職員採用試験の受験票に貼る写真のサイズは【縦4㎝×横3㎝】なので、サイズ通りに撮影しましょう。
写真館で撮った場合であれば、サイズ違いの焼き増しも可能なところが多いですよ。
見栄えが良いのは写真館で撮影した写真
最後に、受験票に貼る写真を撮る場所についてまとめていきます。
受験票に貼る写真は、カメラマンのいる写真館かボックス型の機械に入り撮影するスピード写真で撮ることができます。
写真館で撮っても、スピード写真で撮ってもどちらでも問題はありません。
しかしお金に余裕があるなら、写真館で撮影した方がきれいに撮ってもらえます。
またサイズのところでも書きましたが、写真館ならば1度撮影すれば焼き増ししてもらう事ができます。
他の履歴書などで使うことがあるなら、写真館で撮ってもらえば何度もスーツを着て髪を整えてという手間がかかりません。
万が一合格しなかった時、スピード写真と写真館で迷った結果、スピード写真で撮った写真を使ったら「写真のせいかも…。」と思ってしまうかもしれません。
せっかく受験するのであれば、悔いなくやり切りたいですよね。
気持ちの面でも万全の用意するために、撮る場所に迷いがあるなら写真館で撮りましょう。
まとめ
- 特別区職員採用試験を受ける時は、まず試験・選考案内を入手する
- 特別区職員採用試験の申し込みは主にインターネットを使った方法でおこなう
- 障害者を対象とする採用選考という採用区分の場合は、郵送を使った方法でも申し込みが可能
- 第1次試験と第2次試験を終えて、提示後に特別区の面接を受け採用の内定がもらえる
- 特別区職員採用試験の申し込み方法にインターネットを使った場合、申し込み完了画面は保存しておく
- 点字での受験や試験当日に特別な配慮が必要な場合、申し込み時の所定欄にチェックと任用課への連絡を忘れないようにする
- 受験票に貼る写真は面接当日を意識した、清潔感のあるものを撮る
特別区の職員は区民の生活に寄り添う大切なお仕事です。
この記事を読んで、特別区職員採用試験の申し込みをスムーズにするお手伝いができたら幸いです。
コメント