地方上級公務員試験に申し込みしたいんだけど、方法がわからない…。
お任せください。申し込み方法をまとめたので、調べる時間は試験勉強に費やしましょう。
ちなみに、地方上級とは総称であって、試験の正式名称ではありません。
正式名称は自治体により異なるようですが、都道府県、政令指定都市における大卒程度試験のことを言います。
その中でも、上級職、Ⅰ類、Ⅰ種、大卒程度などの表記があります。
各自治体で行われている採用試験のため、試験の運営はバラバラで、申し込み方法も統一されていないようです。
このように地方上級の申し込み方法を調べるのは、複雑そうでいろいろと面倒くさいですよね?
今回は各自治体の地方上級申し込み方法をまとめてご紹介していきます。
地方上級の申し込み方法一覧
地方上級の申し込み方法は、多くの自治体でインターネット申し込みが主流になります。
一部自治体ではスマホから地方上級公務員試験に申し込みできるところもありましたが、基本的にはパソコンからのインターネット申し込みでした。
自分のパソコンを持っていないと申し込みできないの?
パソコンが自分のものである必要はないので、インターネットカフェなどを利用して申し込みできますよ。
郵送での申し込み方法を受け付けている自治体もありましたが、郵送でしか申し込みできない自治体はありませんでした。
郵送の場合は書類を書き間違えてしまい、最初から書き直しになってしまうリスクがあります。
インターネットから申し込みができることで、書類を手書きすることなく申し込めます。
地方上級に申し込むのは、インターネットから申し込む方法がオススメです。
都道府県ごとの申し込み方法
都道府県ごとに申し込み方法は統一されていないため、ひとつひとつ調べるのも大変ですよね?
令和3年度の申し込み方法を都道府県別一覧にまとめたので参考にして下さい。
都道府県 | 申し込み方法 |
北海道 | インターネット+郵送 |
青森県 | インターネットまたは郵送 |
岩手県 | インターネット |
宮城県 | インターネットまたは郵送 |
秋田県 | インターネット |
山形県 | インターネット |
福島県 | インターネット |
茨城県 | インターネット |
栃木県 | インターネット |
群馬県 | インターネット |
埼玉県 | インターネット |
千葉県 | インターネットまたは郵送または持参 |
東京都 | インターネット |
神奈川県 | インターネット |
山梨県 | インターネット |
新潟県 | インターネット |
長野県 | インターネット |
富山県 | インターネットまたは郵送または持参 |
石川県 | インターネットまたは郵送または持参 |
福井県 | インターネット |
静岡県 | インターネット |
岐阜県 | インターネット |
愛知県 | インターネット |
三重県 | インターネットまたは郵送または持参 |
滋賀県 | インターネット |
京都府 | インターネット |
大阪府 | インターネット |
兵庫県 | インターネット |
奈良県 | インターネット |
和歌山県 | インターネット |
鳥取県 | インターネット |
島根県 | インターネットまたは郵送または持参 |
岡山県 | インターネット |
広島県 | インターネット |
山口県 | インターネット |
徳島県 | インターネットまたは郵送 |
香川県 | インターネットまたは郵送または持参 |
愛媛県 | インターネット |
高知県 | インターネット |
福岡県 | インターネットまたは郵送または持参 |
佐賀県 | インターネット |
長崎県 | インターネットまたは郵送または持参 |
熊本県 | インターネットまたは郵送 |
大分県 | インターネット |
宮城県 | インターネット |
鹿児島県 | インターネット |
沖縄県 | インターネット |
このように、インターネットからの申し込みができない自治体はありませんでした。
北海道は少し特殊で、インターネットからエントリーし、さらにダウンロードした書類を郵送するという2つの手続きが必要でした。
インターネットからの申し込みは、受付確認や受験票がメールで届くことも多いため、申し込みする段階でメールアドレスを入力することとなります。
自分のパソコンを持っていないあなたは、事前にフリーメールなどでメールアドレスを登録しておきましょう。
申し込みしてからの流れ
それでは実際に申し込みしてから、合格発表までの流れはどうなっているのでしょう?
試験内容としては筆記試験と面接があり、このような流れになっています。
- 申し込み完了
- 1次試験
- 1次試験合格発表
- 2次試験
- 最終合格発表
基本的には2次試験までですが、3次試験まである自治体も確認できました。
申し込み受付は6月上旬頃まで、合格発表を8月中に発表される自治体が多いため、最長で2ヶ月かかる試験ということとなります。
2ヶ月も気を張ったままでいるのはすごい体力を消耗しそうだね。
複数の自治体を受験する場合は、2ヶ月の間でいくつも試験が入ってくるためタイトなスケジュールになることもあります。
自治体の公式ホームページはしっかりチェックしてスケジュールを立てるようにしましょう。
地方上級の申し込みは複数の自治体で可能
地方上級公務員試験への申し込みは、日程が重ならない限り複数の自治体に併願申し込みできます。
公務員試験は受験料無料なため、複数の自治体を併願受験することが一般的です。
しかし、複数申し込みができるからといって、やみくもに申し込みすれば良いというわけでもありません。
申し込み先によって受験科目が違う場合は、その分勉強量も増やさなければなりません。
無理に科目は広げすぎず、本命の勉強時間をしっかり確保できるか検討した上で併願先を選びましょう。
また、うっかりミスで併願先の試験日程が絶対かぶってしまった場合は、どちらかを辞退しなければなりません。
せっかく申し込みしたのに辞退しなくてはいけなくなるなんて、とてももったいないので計画的に申し込みしましょう。
複数申し込みするメリットとして、試験会場や面接はどんな雰囲気かをつかむことができるため、本命である自治体の試験へむけて練習にもなります。
また、地方上級の申し込みだけに限らず、民間企業と併願をすることも可能です。
絶対に地方上級しかイヤだ!というこだわりがない場合は、民間企業も視野にいれておくのもひとつです。
民間企業の場合、面接日程なども柔軟に対応してくれる場合もありますので、試験日がかぶるリスクは少なめです。
地方上級の申し込み受付期間
地方上級の申し込み受付期間は独自日程で開催されている自治体を除き、4月~6月上旬頃になります。1次試験の日程は例年6月下旬です。
独自日程の自治体だけスケジュールが異なっているので、受験を考えているあなたは注意してくださいね。
こちらは、令和3年度に独自日程で開催される自治体の地方上級申し込み受付期間です。
自治体名 | 申し込み期間 |
東京都 | 4月2日~4月8日 |
特別区(東京23区) | 3月19日~4月5日 |
大阪府 | 3月1日~4月9日 |
大阪市 | 4月7日~4月28日 |
北海道 | 3月24日~4月23日 |
過去には天災や感性症対策などによって、地方上級公務員試験の日程が変更された自治体もありました。
申し込み時はもちろん試験日程も途中で変わってしまう可能性があるため、必ず最新の情報を自治体公式ホームページから確認してください。
また、申し込み受付期間は自治体によって1週間しかないところもあれば、1ヶ月あるところもあります。
受験する自治体の申し込み期間は、特に注意してチェックしましょう。
まとめ
- 地方上級の申し込み方法はインターネット申し込みが主流
- 一部自治体ではスマホから申し込む方法にも対応している
- 地方上級の申し込みは併願受験するのが一般的
- 民間企業との併願をすることも可能
- 日程変更は少なからずあるので公式ホームページをこまめに確認しよう
- 地方上級の申し込み期間は自治体により異なる
地方上級の申し込み方法は複雑そうなイメージでしたが、インターネットで申し込みすれば手軽にできるということがわかりました。
公務員試験の出題範囲は広いため、申し込み自体を早くすませて試験勉強に集中できる時間を作りましょう♪
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