最近よく耳にするメタバース(仮想空間)の中で「本格的にゲームを始めてみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
私も自分の好きなゲームなら1日何時間でもプレイできますが、なかなかメタバースのゲームには手が出ませんでした。

メタバースのゲームに興味はあるけど、ゲームや仮想通貨の種類をよく知らないし、ハードルが高い。
私も同じところからスタートしたので、全く問題ありません!
今回は、メタバースのゲームの始め方とおすすめのゲーム、関連する仮想通貨を紹介します。
さらに、メタバースのゲームで本当に稼げるのか、日本での動向はどうなっているのかなど気になるポイントも紹介します。
この記事を読んで、メタバースのことはもちろんのこと、ゲームと仮想通貨の選び方や始め方の参考にしてくださいね♪
メタバースのゲーム内仮想通貨と始め方!人気ゲームも!

メタバースのゲームの始め方とおすすめのゲーム、関連する仮想通貨を紹介します。
メタバースのゲームを始めるためには、仮想通貨用の口座開設が必要です。
また、おすすめしたいメタバースのゲームは「Axie Infinity」、「The Sandbox」、「TownStar」の3つです。
3種類とも絵柄もプレイスタイルも全く違いますが、いずれもNFTゲームです。
メタバースのおすすめゲームと関連する仮想通貨を紹介し、改めてメタバースやNFTゲームについて解説します。
今更聞けない?メタバースやNFTゲームとは?

メタバースは、メタ(meta)とユニバース(universe)を合わせた造語で仮想空間のことを指します。NFTゲームはブロックチェーン技術を活用したゲームのことです。
これだけ聞くと何がなにやらという感じになってしまいますが、改めてNFTとは何か、NFTゲームをするための準備をおさらいしていきましょう!
一見難解に見えるだけで、「こんなに面白い世界があったのか!」と私は目から鱗が何枚も落ちました!
ブロックチェーンとは、「分散型台帳技術」とも呼ばれ、取引記録を複数のコンピューターで共有する分散型取引台帳のことです。
情報が一箇所に集中しないので、不正や改ざんが起こりにくく、取引の信頼性を確保することができます。近年の仮想通貨に欠かせない技術の一つです。
Non-FungibleTokenの略で、非代替性トークンと日本語には訳されます。ブロックチェーン技術を応用して、唯一無二が証明されている存在のことです。
NFTゲームとは、ブロックチェーンを活用することで、取引を正しく記録し、キャラクターやアイテムが唯一無二であることを証明できるゲームのことです。
既存のゲームの問題点をクリアできるため、資産性が高いNFTゲームに注目が高まっています。
例えば、NFTゲームではコード改ざんで突然最強プレイヤーが出てくるようなチートプレイに悩まされる可能性も低いです。
NFTゲームをプレイするためには、仮想通貨が必要になるので、事前準備が必要です。
- 国内の仮想通貨取引所で口座開設
- 海外の仮想通貨取引所で口座開設
- メタマスク(お財布)の作成
- 仮想通貨の購入・変換
- メタマスクへ送金・ゲームコインへスワップ(変換)
- ゲーム開始
ゲームによっては手順が前後する場合がありますが、大まかな準備は上記の通りです。
なぜこんなに工程が多いのかと言うと、メタバースで使用する仮想通貨の多くが、国内の仮想通貨取引所では購入することができないからです。
つまり、国内で購入可能な通貨で買い、海外で交換して使用するということですね。

え~それでもやっぱり準備が多い!
お気持ちは分かりますが、これから仮想通貨を利用するメタバースの世界は広がりを見せるので、今から準備しておいて損はないかと思います。
ゲームによって使用される仮想通貨が違うので、必ず調べてから準備するようにしてくださいね。
それでは、メタバースのおすすめ人気ゲームを紹介していきます。
圧倒的人気のモンスターバトル型のAxieInfinity
Axie Infinityは、ポケモンや妖怪ウォッチのようなAxie(アクシー)というモンスターをバトルさせるゲームです。
バトルの方法はコンピューターと戦う「アドベンチャー」と他のプレイヤーと戦う「アリーナ」の2種類があります。
また、バトルだけではなく、2体のAxieから新たな個体をつくる「ブリード」機能もあります。
リリース時期 | 2018年 |
ゲーム内の仮想通貨 | AXS、SLP |
報酬の発生条件 | 上位にランキングされて仮想通貨を獲得する |
アリーナで勝利して仮想通貨を獲得する | |
Axieの個体やアイテムをマーケットで売る |
Axie Infinityでは2つの仮想通貨を獲得することができます。
仮想通貨 | 獲得方法 |
AXS | ゲーム内の上位にランキングすると獲得できる通貨でSLPよりも入手が難しい |
SLP | アリーナモードでバトルに勝つと報酬として獲得できる |
以前まではプレイするだけで、月1~2万円を獲得できたこともあり、東南アジア圏で非常に人気が高まりました。
しかし、2022年2月から仕様が変更になりました。アリーナで勝利することができないと報酬が得られないので、報酬をもらうための条件が難しくなってしまいました。
また、初期投資にはAxieの個体を3体購入する必要あり数万~数十万かかる場合もあります。
初期投資をしたくないという人にはAxieを借りてプレイし、報酬の一部をもらうことができるシステムもありますよ。
自分の世界をメタバースで実現するTheSandbox

The Sandboxは、プレイヤーがLANDと呼ばれる土地を購入・レンタルし、オリジナルのキャラクターやアイテムをつくることができるゲームです。
また、自分のLAND(土地)にゲームをつくることも可能で、逆に他のプレイヤーがつくったゲームで遊ぶこともできます。
クエストやゴールがあるわけではなく、自分の好きな箱庭やジオラマをつくっていくような感覚ですね。
リリース時期 | 2012年~ ※ブロックチェーン版は2022年リリース予定 |
ゲーム内の仮想通貨 | SAND |
報酬の発生条件 | LAND(土地)を販売する |
作成したアイテムをマーケットプレイスで販売する | |
自作したゲームを有料で提供する |
The Sandboxは2022年3月現在4,000万ダウンロードを世界的に達成している人気シリーズのゲームです。
サンドボックスシリーズというジャンルの中の1つで、同じジャンルには2010年前後から流行したマインクラフトも入ります。
The Sandboxの世界観もマインクラフト同様のボクセルアート調です。
多くの有名企業がThe Sandbox内にテーマパークを開設する発表をしています。企業や有名人の参入が今後も増加していきそうです。
初心者でゆっくりやりたい人向けのTownStar
世界の中から自分の好きな土地を選び、街をつくっていくゲームです。土地の種類には、森、平野、砂漠があります。
無料で遊ぶこともできますが、開拓したり、水を供給したりするためには有料でアイテムを購入する必要があります。
世界観としては、三頭身くらいのキャラクターが街作りをしていくので、どうぶつの森に近い雰囲気です。
リリース時期 | 2021年〜 ※収益可能バージョン |
ゲーム内の仮想通貨 | GALA |
報酬の発生条件 | デイリーミッションをクリアする(アイテムを購入すると効率的に発生) |
上位プレイヤーにランキングされる |
TownStarは、無課金でプレイすることもでき、日本人にも親しみやすい世界観になっています。
のんびりと自分の好きな街を作りたい方やバトルが苦手という方にもおすすめしたいゲームですね。
今回紹介した3作品以外にも、今年リリース予定の注目タイトルが多くあります。
映画の世界のような美しいCGの作品からファミコン、初期のプレイステーションを思い出すような作品まで幅が広いです。
これからメタバースのゲームを始めようという方も多いと思いますが、自分の好みに合う世界観・プレイスタイルを選びましょう。
私も久しぶりに最新のゲームをやるとCGに目がついていかなくて、しばらく画面酔いが止まらないなんてこともあります。
メタバースのゲームで稼ぐ人は世界に大勢いる!

メタバースのNFTゲームで稼いでいる人は世界的に大勢います。
日本ではあまりテレビで騒がれませんが、東南アジア圏ではAxie Infinityで生計を立てている人々も多数いるようです。
ゲーム内の条件をクリアすると仮想通貨が得られ、その後換金すれば現実のお金として利用できるということですね。
メタバースのゲームで稼ぐ方法とメリット・デメリットについて解説していきます。
メタバースのゲームでの稼ぎ方とP2Eという考え方
メタバースのゲームで稼ぐ方法は主に3つあります。
- ゲーム内で取得したアイテムを販売・レンタルして稼ぐ
- ゲームのシステムで稼ぐ(上位プレイヤーにランキング、クエストクリア、対戦など)
- 初期投資の出せないプレイヤーに融資して報酬の一部を獲得する
また、P2Eとはメタバースのゲームが流行する中で注目されているワードです。
「Play to Earn」の略ですが、「稼ぐために遊ぶ」が直訳になります。実現しているから衝撃ですね。
しかも、eスポーツのように限られた選手のみが稼ぐのではなく、NFTゲームをプレイして条件をクリアすることで誰でも仮想通貨を獲得することができます。
浸透しつつあるメタバースですが、これからP2Eで稼ぐ人も増えていくでしょう。
メタバースのゲームにはまだ種類が少なく、日本語対応しているゲームも限られていますが、きっかけさえあれば爆発的に人気になりそうです。
メタバースのゲームで稼ぐメリット
メタバースのゲームで稼ぐメリットは、何と言っても現実世界のお金に変換できる点です。
ゲームをしながら稼ぐなんて夢のような話ですね。YouTuberの広告収入事情を聞いた時も驚きましたが、それ以上の驚きを持っています。
- 初期投資の額にもよるが、月に数万~数十万、それ以上を稼ぐ可能性もある
- ブロックチェーンの技術により、ゲーム内で不正や改ざんが難しいので、比較的安心してプレイできる
- ゲーム内で取得したものは自分の資産になる
- ゲームのサービスが終了してもアイテムやキャラクターが消えない
ブロックチェーンの技術が応用されているので、既存のオンラインゲームで心配されるようなことはクリアされていますね。
口座の開設の手間はかかりますが、不正や違法プレイヤーが排除できるのであれば、コツコツとやる甲斐があります。
しかし、メタバースという仮想世界で稼いだお金が現実で使用できるという事実を理解しても、私の頭はついていきません。(笑)
メタバースのゲームで稼ぐデメリット
メタバースのゲームで稼ぐデメリットは、初期投資がかかるという点です。
日本でもメタバースのゲームで副収入を得ている人も珍しくありませんが、注意点をしっかり把握していないと痛い目をみる可能性もあります。
- NFT取引のときに手数料(ガス代と呼ばれる)がかかる
- NFTゲームの種類にもよるが、稼ぐためには初期投資が数万~数十万必要な場合がある
- NFTゲームの仕様が変更になったときに、仮想通貨を稼ぐためのハードルが上がる可能性がある
- ゲームの価値が下がった場合、初期投資が回収できない可能性もある
- 仮想通貨取引所やメタマスクの詐欺サイトがある
他にも、デメリットではありませんが、収入次第では確定申告が必要となるところも注意したい点です。
特にNFT取引時の手数料は馬鹿になりません。NFTを取引するとき、ブロックチェーンに記録を残すための費用なので、必要経費ですが、日々高額になる傾向にあります。
ネットワークの混雑時を避けるなどの対策もありますが、今後NFTゲームが普及していくかどうかにも影響するでしょう。
現段階では稼げるかどうかは初期投資次第というところが否めません!
また、メタバースのゲームに限らないですが、詐欺サイトには要注意ですね。
メタバースのゲームで稼ぐにしても、自分の生活と収入にあった投資から始めていくことをおすすめします。
また、メタバースのゲームをするからには稼がなければならないということもありません。
無課金でも十分楽しめる人もいます。自分が安全に楽しめる範囲を見定めてから遊びましょう!
メタバースのゲームは日本企業も続々と参入している!

メタバースのゲームは日本で今まさに注目を浴びている最中で、企業がこぞって出資しているところです。
限定のアイテムや世界観を体験できるとなれば、日本でのメタバースのゲームの浸透も加速する可能性が高いと考えられます。
メタバースのゲームの日本での動向についてお伝えしていきます。
TheSandboxへの日本企業の取り組み
スクウェア・エニックス、エイベックスなどが「The Sandbox」上で新たなプロジェクトを展開することを発表しています。
各企業の具体的な取り組みを紹介していきます。
スクウェア・エニックスのLAND(土地)ではダンジョン・シージという2002年に発売されたRPGの世界をプレイできます。また、LANDの他にも出資を行なっています。
もしもドラクエがThe Sandboxの世界へやってきた日には世界的に大変なニュースになりそうです。
アーティストとファンが交流できる施設をオープンする予定です。ライブ配信やファンミーティングも検討され、ボクセルアートのイメージが公開されています。
音楽業界は新型コロナウィルスの影響でライブやイベントができない状況が続いているので、メタバース内でのファンとの交流が鍵になりそうですね。
「SHIBUYA109LAND」として、SHIBUYA109のオリジナルNFT販売やミニゲームを展開すると発表されています。世界中から渋谷へ集客する狙いがあります。
バーチャルな渋谷だったらどんな格好をしてもいい気がしているのは私だけでしょうか。
全身真っ黒なギャルで歩いてみたいです。(笑)
また、ソフトバンクからは100億を超える出資があったことが明らかになっています。
世界中の企業から出資を受けているので、The Sandboxを体験するには時間がいくらあっても足りないですね。
鉄腕アトムがメタバースのカードゲームへ

観光地のロケーションに鉄腕アトムが登場するトレーディングカードをNFT化し、トレーディングカードゲーム「NFTDUEL」で使用することができるプロジェクトです。
手塚プロとJTBとJCBが共同出資している株式会社J&J、NFTのブロックチェーン技術を有するNOBORDER.zがコラボレーションしています。
「NFTDUEL」は、メタバース「XANA」上でプレイすることができます。第一弾のコラボレーション地域は鳥取県となっています。
メタバースのゲームと日本のアニメやゲームとのコラボレーションは今後も進みそうですね。
エイベックスのように音楽やアート分野とのコラボレーションを通して、より多いプレイヤーを獲得していくと考えられます。
好きなアーティストの限定ライブがメタバースのゲーム上で1回限りなんて言われたら、ゲームに興味がなくても取り組む人も多いのではないでしょうか。
日本の企業からも非常に熱い視線が注がれているメタバースのゲームに今後も目が離せませんね。
まとめ

- メタバースのNFTゲームの仮想通貨はブロックチェーン技術やNFTによって守られている
- 仮想通貨の準備には、国内と海外の通貨取引所で口座開設や、メタマスクを用意する必要がある
- メタバースおすすめのゲームは「Axie Infinity」、「The Sandbox」、「TownStar」である
- ゲームによって使用される仮想通貨は異なる
- メタバースのゲームで仮想通貨を稼ぐことができ、手続きを踏めば、換金できる
- 「稼ぐために遊ぶ」という考えが広まりつつあるが、初期投資が必要なケースが多い
- 日本企業もメタバースのゲームへ注目し、投資している
仮想通貨の使用は危険性のイメージも強く、日本国内で広く浸透しているとは言えません。
しかし、将来性が高いことや企業や世界からの注目度の高さを考えると、今後大きな波となっていきそうです。
メタバースのゲームを1つ体験し、仮想通貨の使い方を勉強する機会にするのもいいと思います♪
是非、メタバースのゲームを始めるときの参考にしてくださいね!
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