あなたは「スウェーデンリレー」というリレーの種目を知っていますか?
私はスウェーデンに住むYouTuberが好きで、スウェーデンについてもっと知りたくなり調べてみると、スウェーデンリレーという文字を発見しました。
初めて見た名前だったので、どんなリレーなのか気になった私は、スウェーデンリレーについて調べてみることにしました。
その結果、スウェーデンリレーは、100mずつ走る距離が長くなるメドレーリレーだということが分かりました!
運動会の競技にスウェーデンリレーがあった!という人もいるのではないでしょうか?
残念ながら、私が今まで通っていた学校では行われたことがありませんでした。
スウェーデンリレーのルールや、名前の由来、勝つためのコツについてご紹介していきます!
スウェーデンリレーのルールが気になる!
先述した通り、スウェーデンリレーは、100mずつ走る距離が長くなるメドレーリレーです。
スウェーデンリレーは、合計何m走り続けるの?
スウェーデンリレーは、ほかのリレーと何かルールが違うの?
スウェーデンリレーは第1走者が100m、第2走者が200m、第3走者が300m、第4走者が400mと100mずつ走る距離が長くなり、合計1000mを4人でつなぎます。
アンカーだけ距離が長くなるということはよくありますが、走者全員の距離が100mずつ長くなるのは、なかなかないのではないでしょうか?
基本的なルールは、100mずつ走る距離が長くなるということですが、ほかにもいくつかルールがありました!
- 最低でも2チーム以上で行う
- 走者が走る距離は、第1走者100m、第2走者200m、第3走者300m、第4走者400mの計1000m
- それぞれの走者が走る距離を変えてはいけない
- 第1・2走者はレーン上を走るが、第3・4走者のコース取りは自由
- 走者4人の合計タイムを競う
- バトンの受け渡しは決められた区間内で行う
以上が、スウェーデンリレーの簡単なルールになります。
普段運動会などでよく行われるリレーとあまり変わりませんよね。
それぞれの走る距離が違うことに加え、4人の合計タイムを競うので、走ることが苦手な人のこともフォローしやすい種目ですね!
子どもから大人まで、一緒に楽しむことができるリレーなので、家族で出場!なんてこともできます。
事前に誰が何mを走るのか、しっかりと確認しておくことが大切ですね!
スウェーデンリレーの種類とその方法
スウェーデンリレーは、100mから400mへと100mずつ走る距離が延びる1000mリレーが正式なルールですが、地域やイベントによってはアレンジしたものもありました!
正式なスウェーデンリレーを含めた、特徴的なスウェーデンリレーを4つご紹介していきます。
これは、100m→200m→300m→400mの計1000mを走る正式なスウェーデンリレーです。
中学、高校など多くの体育祭や、大学の記録会など多くのイベントで、この正式なスウェーデンリレーが採用されています。
大人向けなのか、多くのイベントで採用されていることが分かりますね!
このハーフスウェーデンリレーは、正式なスウェーデンリレーで走る半分の距離を走るメドレーリレーです。
つまり、50m→100m→150m→200mの計500mを走ります。
ハーフスウェーデンリレーは、よく小学校の運動会で採用されています。
また、保護者が参加するPTAリレーでも、このハーフスウェーデンリレーが採用されることが多いようです。
ハーフスウェーデンリレーは、子どもや、本格的なリレーはしなくてもいい状況のときに採用されることが多いようですね!
このミニマムスウェーデンリレーは、10m→20m→30m→40mの100mメドレーリレーです。
幼稚園や保育園で行われることが多く、小さい子どもでも楽しんで行うことができます。
転ばずに完走することを目的として採用されることが多いです。
競争するという目的ではないときに採用しやすい方法ですよね!
体力や集中力が低い子どもたちには丁度いい距離なのではないでしょうか?
これは正式なスウェーデンリレーの逆で、400m→300m→200m→100mの順で走るリレーの方法です。
ほとんどの大会では採用されることのない方法ですが、大学生の合宿メニューなど変わり種として採用されることはあるようです。
逆スウェーデンリレー、本格的にというよりも遊び感覚で楽しむときに採用するようですね!
それぞれのイベントや参加する人に合わせて、走る距離を変えて実施することも多いです。
走る距離を変えることで、年齢やリレーの得意不得意に問わず楽しむことができますね!
スウェーデンリレーのチーム分け
スウェーデンリレーは、体育祭など小規模な大会だと、男女混合で行われることもあります。
地域の小さな大会だと家族で1チームとして出場!なんてこともあります。
どんな人とでもチームとして出場できるので、年齢・性別問わず楽しむことができますね。
そして、陸上の大会でも走る距離が違うことから、短距離、中距離、長距離それぞれの選手が一緒に出場することができる競技となっています。
実際、そのようにして出場選手を決めている団体もあるようです。
普段は同じ競技に出場する機会がない選手同士が、スウェーデンリレーだと一緒に出場できるので、いつもとは違う盛り上がりも期待できそうです!
スウェーデンリレーの由来は?
スウェーデンリレーは、発祥地であるスウェーデンの国名が由来となり「スウェーデンリレー」と呼ばれるようになりました。
英語では、「スウェディッシュリレー」とも呼ぶそうです。
スウェーデンリレーは、1910年代にスウェーデンで人気がある1000mメドレーリレーでした。
これにより、スウェーデンリレーという名前の由来が、1910年代に人気なメドレーリレーだったからとする説もあります。
どちらにしても、スウェーデンという地にゆかりがあったことが、スウェーデンリレーという名前の由来になったということですね。
また、日本でも大会によっては「1000mリレーR」や、「メドレーリレー」と呼ぶこともあります。
スウェーデンリレーと呼ぶ方が、初めて見る人はどんな種目なのか興味が湧きそうですよね!
ほかにもスウェーデンは、リレーで使うバトンの発祥地でもあります。
これは1912年のストックホルムオリンピックで、スウェーデン・オリンピック委員会が、リレーで木の棒を手渡すように元のルールを改良したことが起源となっています。
スウェーデンにリレーというイメージが全くなかったので、スウェーデンリレーやバトンの発祥地ということに驚きです!
リレーにゆかりがあるということは、あなたにとって、スウェーデンの意外な一面となったのではないでしょうか?
スウェーデンリレーは体育祭の種目にある!
スウェーデンリレーって体育祭の競技であるの?
見たことないけど、いつどこでやっているの?
スウェーデンリレーは、意外と多くの学校で体育祭の花形競技として取り入れられていました。
私の学生生活では一度も見たことがない種目だったので、驚きです!
体育祭のほかにも、スウェーデンリレーを大学の記録会で行っているところや、大人だと社内運動会で行っているところもありました。
走ることが苦手な人をフォローしやすい競技なので、大会の種目として取り入れやすいのかもしれませんね。
しかし、このスウェーデンリレーは日本大会や世界大会などの有名な陸上競技大会ではほとんどの場合、実施されていません。
唯一、私が見つけた中だと、IAAF(国際陸上競技連盟)主催の「世界リレー大会」では、スウェーデンリレーが採用、実施されていました。
なぜ多くの公式大会で実施されないのかについて調べてみましたが、その理由について見つけることはできませんでした。
このように、スウェーデンリレーは公式大会では基本的に実施されず、体育祭や地域の大会などの小さな大会でしか実施されないので、知らない人も多い種目なのでしょう。
リレーが苦手な人でも楽しむことができるので、もっと普及してほしい種目ですね!
スウェーデンリレーで勝つコツ!!
そんなスウェーデンリレーにせっかく出場するのなら、勝利のコツを抑えておきたいところ。
調べてみると、スウェーデンリレーで勝つためのコツはいくつかありました。
私が調べた、スウェーデンリレーで勝つコツを簡単にご紹介していきます!
- それぞれが得意な距離を走る
- 300mを走る人が鍵
- バトンがスムーズに受け渡しができるようにしておく
- スタートダッシュを練習しておく
基本的なことだと思いますが、これらのコツをしっかりと抑えて準備、練習をしておくと良いでしょう。
そして、なぜ300mを走る人が鍵なのかということですが、100m、200m、400mは独立した種目が存在しているため、それに向けて練習している人はいます。
しかし、300mは独立した陸上の種目としてありません。
そのため200mが得意な人が300mを走るか、400mを得意とする人が300mを走るかが、勝利の分け目になります!
スウェーデンリレーに向けて事前に準備、練習をして勝ちにいきましょう!
まとめ
- スウェーデンリレーは、100mずつ走る距離が増える1000mメドレーリレー
- スウェーデンリレーのルールは、走る距離以外はほかのリレーとあまり変わらない
- イベントや競技する人によって、走る距離などにアレンジが加わることがある
- スウェーデンリレーという名前の由来は、スウェーデンリレーの発祥がスウェーデンだったため
- スウェーデンリレーは、大きな公式大会ではほとんど実施されないが、体育祭など、地域の小さな大会では実施されることがある
- スウェーデンリレーで勝つためには、300mを走る人が鍵
スウェーデンリレーは、年齢・性別問わず楽しむことができる種目だということが分かりました。
走る距離が違うので走りが苦手な人のことも、フォローしやすいリレーですね。
ルールもよくあるリレーと変わらないので、覚えないといけないことも少なく気軽に楽しめます!
スウェーデンリレーに挑戦する機会があれば、ぜひ勝つコツを抑えて参加してみてください!
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