学生時代は毎日のように友達と会ったりしゃべったり、友達がいつもそばにいることを当たり前に感じていませんでしたか?
特に自分は変わったつもりがなくても、大人になってから友達がいなくなったように感じている人は、意外に多いようです。
そういえば、学生時代の友達とは連絡を取っていないな…。
特に何かあったわけじゃないのに、友達が減ったかも。
このように私も思ったことがありますが、なんとなく大人はそういうものなのかな、と気楽に考えていました。
中には、友達がいないのが自分だけだったらどうしよう、と不安に思う人もいるのではないでしょうか。
その反対に、友達がいなくなったことに気づいたら、その方が楽だと感じる人もいるようです。
そこで、大人になり友達がいなくなった理由について考察してみました。
友達がいなくなったと感じる大人が多いのはなぜ?
あなたは、「あれ?友達がいなくなったかも…。」と感じたことはありますか?
もしあなたが学生時代にたくさんの友達と関わってきたなら、社会人になってそう思った経験があるかもしれませんね。
また、周りが結婚し始める20代後半から30代にかけての時期も、「いつの間にか遊び友達がいなくなった!」と焦ることがあるかもしれません。
社会人になると、学生時代の友達と疎遠になっていくことは多少なりともあることです。
しかし、そこで新しい友達を作ろうとしていなければ、友達がいなくなったと感じることでしょう。
そもそも連絡を取っていなければ、疎遠になることはある程度わかっているはずです。
ではどうして友達がいなくなったと感じる大人が多いのか、そして新たに友達を作るにはどうしたらいいのか、さらに考えてみましょう。
「社会人になってから」と「周りが結婚し始めてから」の2つがポイントになりそうです。
友達がいなくなったと感じる社会人の特徴とは?
学校を卒業して社会人になると、ほとんどの人はこれまでと生活が一変するのではないでしょうか。
引っ越して一人暮らしを始める人はもちろん、実家から通勤する人も生活のリズムや通勤時間、食生活など、さまざまなことが変わりますよね。
社会人一年目は、特に日々緊張の連続です。
一週間しっかり働いた後の休日はゆっくり休みたい、たまった家事を片付けたい、趣味に没頭したいなど、自分の時間に使ったらもう明日から出勤…。
そんな社会人にとって、友達がいなくなったと感じる人にはいくつか特徴があります。
家と職場の往復だけになった
仕事が忙しいと、朝早くから夜遅くまでを会社で過ごしている人も多いでしょう。
それが自分だけではなく友達も、となると、連絡を取ってもなかなかタイミングを合わせられず、仕事以外で人と会う機会が減ってきますよね。
就職をきっかけに引っ越した人も、家と職場の往復だけになってしまいがちです。
残業が多かったし、休日は家で一人のんびり過ごしたいなぁ。
疲れがたまってくると、時間的にも体力的にも人に合う余裕はなくなっていきますよね。
だんだんと、人間関係が職場や仕事関連のみにシフトしていきます。
学生時代のような友達に囲まれた環境に、あなたはもういません。友達がいなくなったと感じてしまうのは無理もないことですよね。
休日の過ごし方が変わった
学生時代は時間も体力もたっぷりあるので、誰かが声をかければ休みの日でもすぐに集まれました。
春休み、夏休み、冬休みも期間が長く、友達と過ごす時間がたくさんありましたよね。
社会人になると、そんなに長い休みはありません。
休日は疲れを取りたい、掃除や洗濯を済ませたい、恋人や家族と過ごしたいなど、時間の使い方における優先順位が変わってきます。
久しぶりに友達から誘われたけど、貴重な休日だし他にやりたいことが…。
そう思っているうちに、誘われる回数は確実に減っていきます。
人とのコミュケーションが億劫
仕事で上司や取引先などと気を遣うやり取りを毎日行っていると、休日には人とコミュニケーションを取るのが億劫に感じる人もいるようです。
SNSで多くの友達がいる人は、SNS上でコミュニケーションを取っているので、実際に会っていなくてもお互いの近況がわかりますよね。
SNSを見れば今何しているかわかるから、会う必要ないかな?
友達がいなくなったわけではないのでしょうが、友達と会う機会は確実に減ります。
友達がいなくなったのは独身だから?
20代後半くらいから30代にかけて、友達が次々に結婚していきます。
女性なら結婚や妊娠を機に仕事をやめたり、地元を離れたりするケースも多いでしょう。
独身の側だと、周りが次々と結婚していく中、自分だけが取り残されているような孤独を感じてしまうこともありますよね。
周りがみんな結婚してしまって、友達がいなくなったみたい…。
もしあなたが独身なら、こんなことを思った経験はありませんか?
友達が既婚者なら、以前と変わらず気軽に誘うのを遠慮してしまうかもしれません。子どもがいればなおさらです。
しかし、友達がいなくなったと感じるのは決して独身者に限ったことではありません。
結婚して子どもができると、家族に使う時間が増えますよね。仕事も育児も、となるとなかなか友達に合う余裕はなくなってきます。
私の友人は結婚後、子どもが生まれてからは家庭のことにかかりきりで、しばらくは周囲からとり残された感覚になっていたそうです。
ママ友が増えるということはありますが、学生時代の友達はいなくなったなと感じていたそうです。
男女関係なく、独身者と既婚者、育児中の人が久しぶりに会うと、お互いの状況がすっかり変わってしまっていることに気づくでしょう。
なんだか共通の話題が減ってしまったな…。
何でも話せた学生時代のように会話が盛り上がらない、と感じるケースもあるようです。
仲が悪くなるわけではありませんが、そこからしばらく疎遠になることは私も経験があります。
友達がいなくなったというよりは、関係性が少し変わったように思ったのを覚えています。
友達がいなくなった方が楽?
「友達がいなくなったかも?」と思い、孤独を感じてしまう人がいる一方で、「友達が少ない方が楽になった!」と感じる人もいます。
学生の頃は周りもほぼ同じ環境で生活しています。大人になればその環境が一番変わるので、友達付き合いは同じままというわけにもいきません。
社会人になって友達がいなくなったと感じてしまったのは、あなただけではありません。
自分からコミュニケーションを取りにいっていないのなら、友達がいなくなったからといって落ち込んだり孤独を感じる必要はなさそうです。
それにしても、友達がいなくなった方が楽だと思うのはなぜでしょう。
話が合わなくなった
これまでにもお伝えしたように、生活環境が変わることによって、あなたの関心ごとや話題も変わってくるものです。
久しぶりに友達と会ったのに、つい仕事や家庭の愚痴ばかりになってしまって前ほど楽しくなくなったよ。
私以外みんな育児の話ばかりになって、共通の話題が少なくなってきたみたい。
そのほか、社会人になって収入に差が出てくることにより、生活レベルの違いを感じて話が合わなくなったという話も聞いたことがあります。
決して友達が嫌いではないのですが、話が合わないな、と感じるとやはり疎遠になっていきますよね。
無理に話を合わせて疲れてしまうなら、会わない選択をした方が楽だと思ってしまうのかもしれません。
単独行動に慣れてしまった
社会人が休日を一人で過ごすうちに、一人でできる趣味にたどり着くこともあります。ゲームや読書、映画やドラマ鑑賞など家に居ながら楽しめます。
外出するにしても、外食、旅行、映画館、ライブなど割となんでも一人で行動できるようになります。
時間や待ち合わせ場所などを考えず、気ままに行動できる気軽さを体感したら、一人の方が楽!という気持ちになるかもしれませんね。
自分をアップデートしよう!
学生時代からの友達がいなくなったとは言え、社会人になり、さらに歳を重ねても、友達を増やすことはいつでもできます。
気が合わない人と無理して付き合う必要はありません。しかし先の長い人生を考えると、友達はいないより、一人でもいた方が人生は豊かになるはず。
一人が楽という感覚もとても理解できますが、ちょっとしたきっかけで新しい出会いは作れるものです。
友達を作るのは学生時代まで、とは決まっていませんよね。それでは、社会人が新たに友達を作るにはどうしたらよいのでしょうか。
少し勇気が要るかもしれませんが、いくつか例を挙げてみましょう。
- SNSを活用してみる
- 習い事を始める
- 趣味のサークルに参加してみる
- とりあえず誘われたら参加してみる
- 行きつけのお店を見つけてみる
これが直接友達と結びつくかどうかはわかりません。しかし、自分から行動を起こさないと、出会いのチャンスさえありませんよね。
いきなり、友達を作ろう!と意気込まずに、新しい自分にアップデートする感覚で何か気軽に始められるといいですね。
その結果、自分の世界が広がり、気の合う友達までできていたならラッキーです。
社会人になってからの友達は年齢層が広がり、学生時代とは違う出会いになるはずです。
まとめ
- 友達がいなくなったと感じている社会人は意外に多い
- 社会人は家と職場の往復になりがち
- 休日の過ごし方で、友達に会う優先順位は下がってくる
- 友達がいなくなったと感じてしまうのは独身も既婚者も同じ
- 友達がいなくなった方が楽だと感じる人も多くなる
- 新しい友達と出会うために少しの勇気で自分をアップデートしよう
学生時代からの友達、社会人になってからの友達、一人の時間、とどれもバランスよく付き合っていけるのが理想ですよね。
それができていたら苦労はありません。
友達がいなくなったな、と思ったら、勇気を出して一歩踏み出してみることをおすすめします。
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