aws(amazon web services)試験とは、Amazonが提供するクラウドサービスの専門知識や技術レベルを証明する認定試験です。
Amazon公式の資格なので資格取得できればキャリアアップにつながります。
aws試験の申し込み方法はWebのみでaws認定サイトから行いますので、申し込み方法を詳しく解説します。
aws試験の試験日は受験者が自由に決めることができます。
また2020年から日本語でのオンライン受験が開始され、自宅でも受験可能となりました。
しかしどんな環境で試験を受けたらいいのでしょうか。
私が持っているPCでも受験できる?
自宅受験と言っても何から準備を始めたらいいのか分からず不安ですよね。
そこで自宅受験に必要なPCや部屋の条件をまとめてみました。
aws試験の申し込み方法や自宅受験の注意点が知りたいあなたは必見です!
aws試験の申し込み方法を画像付きで詳しく解説!
aws試験への申し込み方法はインターネットのみですので、aws認定サイトから申し込み手続きを行いましょう。
個人で受験する場合、支払い方法はクレジットカードのみです。
申し込みの際には、お手元にクレジットカードを用意しておきましょう。
aws試験の申し込みは次の手順に沿って進めましょう。
- aws認定サイトへアクセス
- Amazonアカウントの作成またはログイン
- aws認定アカウントの作成
- プロバイダの選択
- 試験の予約
- 会場受験またはオンライン受験のいずれかを選択
- クレジットカード情報入力
試験を実施しているプロバイダは「ピアソンVUE」と「PSI」の2社があります。プロバイダの違いは後ほどお伝えします。
申し込み方法はどちらを選んでも大きな違いはありませんので、ここではピアソンVUEへの申し込み方法をご説明します。
それでは、試験の申し込み方法を詳しく解説していきます。
aws試験の申し込み方法
aws試験に申し込みをするには、まずaws認定サイトへアクセスし手続きを進めましょう。
- 「aws認定」サイトへアクセスし、サインインをクリック
- 「日本」を選択し「サインイン」をクリック
- Amazonアカウントを作成またはログイン
- Amazonアカウントに国や言語などの追加情報を入力し、保存をクリック
- プロフィール情報など必要事項を入力して、「アカウントの作成」をクリック
- テキストを読み「送信」をクリック
- ①の画面で住所などの人口統計情報を入力して、さらにアンケートに答えると③の画面が表示されるので赤枠内の「ここ」をクリック
- プロバイダである「ピアソンVUE試験の管理」をクリックし、次の画面で住所と連絡先を入力したら「更新/確認」をクリック
- 受験する試験をクリックし、試験オプションの中から受験会場の選択ができるので、ここでは「自宅または職場のオンライン」をクリック
- オンライン試験とawsのポリシーを読み、「同意します」をクリック
- 試験言語を選択の上「次へ」をクリックして、「試験の詳細」を確認したら「次へ」をクリック
- プロクターの言語を選択し「次へ」をクリック
- 「予約の検索」画面で、受験可能な候補日時が表示されたら受けたい日時を選択
- カートの内容を確認の上「次へ」をクリックして、「支払情報と請求情報」を入力したら「次へ」をクリック
- 決済情報を入力し、最終確認の画面が表示されたら「予約内容の確定」をクリックする
「予約されました」と表示されたら申し込みは完了です。
申し込み途中でアカウントがいくつか登場しましたが、どのアカウントのことを指しているのか迷ってしまいますよね。
awsに関連するアカウントは3つあります。先ほど作成したアカウントは「Amazonアカウント」と「aws認定アカウント」です。
Amazonアカウント | Amazonプライムのお買い物などで使うアカウント |
aws認定アカウント | aws試験や試験対策トレーニングを受けるためのアカウント |
awsアカウント | Amazonのクラウドサービスを利用するためのアカウント |
awsアカウントは試験の申し込みには不要です。
aws認定アカウントを作成すると、自動的にAmazonアカウントとaws認定アカウントが紐付けられます。
紐付けが完了するとAmazonアカウントを入力するだけで、aws認定サイトにログインすることができます。
試験の予約を変更またはキャンセルする場合、aws認定サイトにログインしてください。
テスト実施業者であるピアソンVUEとPSIの違い
テストを実施しているプロバイダは「ピアソンVUE」と「PSI」の2社があります。
試験会場で受験する場合は、試験内容や試験環境に大きな違いはありませんので、ご自宅の近くに会場があるプロバイダを選びましょう。
ピアソンVUEとPSI、それぞれの公式サイトから試験会場を検索することができますよ。
ではオンラインで受験する場合の違いを見てみましょう。(2021年9月現在)
オンライン受験可能な試験 | オンラインの試験監督員 | |
ピアソンVUE | 全てのaws認定試験 | 日本語と英語(日本語は時間に制約あり) |
PSI | aws認定クラウドプラクティショナー試験 | 英語のみ |
オンラインで受験する場合、PSIはクラウドプラクティショナー試験しか選択することができません。
あなたが受験する資格に合わせてプロバイダを選択しましょう。
またPSIは試験監督員とのやり取りは全て英語で話す必要がありますので、最低限の英語力が必要です。
私は英語力に自信がないので、試験監督員と英語で会話するだけで緊張してしまい、試験に集中できないかもしれません。
ピアソンVUEであれば時間の制約はありますが、オンラインの試験監督員が日本語で対応してくれるので安心ですね。
aws試験の申し込みで自宅受験を選択した時の注意点
aws試験は2020年5月から自宅でも受験することが可能になりました。
しかし自宅受験を申し込みした場合、どんな準備が必要なのでしょうか。
自宅でaws試験を受けるときの注意点は4つあります。
- ウェブカメラとマイク付きの個人PCが必要
- 第三者がいない個室を確保すること
- 試験開始の30分前からサインインすること
- 本人確認書類の準備と写真撮影が必要
aws試験を自宅で受験するまでにどんな準備が必要なのか、それぞれ詳しくお伝えします。
ウェブカメラとマイク付きの個人PCが必要
オンライン受験を申し込みした場合、個人用のPCが必要です。
会社のPCを使用した場合、セキュリティの設定によっては、オンライン受験に必要なソフトウェアが正常に作動しないことがあります。
またウェブカメラとマイクが正常に動くPCを用意しましょう。
試験中は試験監督員がウェブカメラとマイクを通して不正がないようにチェックしています。
必要に応じてチャットでやり取りすることもあります。
試験中は常にウェブカメラで撮影されていますので、安定した通信環境も必要です。
可能であれば、Wi-Fiではなく有線でインターネットに接続することをおすすめします。
もしWi-Fiを使用するのであれば、Wi-Fiネットワークの混雑を避けるために、家族には「試験中はインターネットを使用しないでね」と伝えておきましょう。
試験中に試験画面がフリーズしてしまうと慌ててしまいますよね。
試験の申し込みが完了するとシステムテストを実施することが可能ですので、早めにテストしてみましょう。
第三者がいない個室を確保すること
オンラインでの受験を申し込みした場合、自分以外の人やペットがいない個室で受験する必要があります。
もし第三者が入室してしまった場合、退室するように伝えることはできますが、その他の発言は認められていません。
また受験する部屋から、余計な物は撤去するようにしましょう。
壁にカレンダーやポスターを貼っている場合、試験中はしまっておきましょう。
受験する部屋に不要な物が設置されている場合、布でカバーをかけることや、物が置かれていない部屋への移動を求められることがあります。
何も物がない空き部屋はないな…。
職場でも受験することもできますので、可能であれば会議室が借りられるといいですね。
さらに受験中はウェブカメラの撮影範囲内にいる必要があり、受験中の離席は認められていませんので注意しましょう。
例えば、エアコンの操作や窓を開閉することもできません。試験開始前に部屋の空調を整えておきましょう。
試験開始の30分前からサインインすること
試験当日は写真撮影などがありますので、試験開始の30分前からサインインするようにしましょう。
ピアソンVUEを利用した場合、試験当日は試験開始までに4つのステップがあります。
- サインイン
- アプリケーションの起動
- 受験写真の撮影と送信
- 受付
サインインから写真撮影にかかる時間は10〜15分程です。写真撮影が終わると写真の審査があり待ち時間が発生します。
受付では本人確認や注意事項の伝達があり、5〜10分程かかります。
試験開始まで意外と時間がかかるんだね。
試験開始の予定時刻から15分以上遅れてしまうと、試験は取り消しされるので注意しましょう。
15分以上遅れたからといって即座に試験が中止されるわけではありませんが、受験当日は時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
前日までにシステムテストをしていたのに、PCにエラーが起きるといったトラブルもあるかもしれません。
例えば、バックグラウンドで試験に関係のないアプリケーションが起動して、試験画面が動かなくなったというケースもあるようです。
大事な試験なのに、こんなトラブルがあっては試験に集中できず困ってしまいますよね。
トラブルが起きた場合は、試験監督員に電話やチャットで問い合わせをすることが可能ですので、落ち着いて対応するようにしましょう。
本人確認書類の準備と受験写真の撮影が必要
オンラインで受験する場合、「受験者本人」と「本人確認書類」を写真で撮影して本人確認を行います。
本人確認書類として認められている書類は次の通りです。
<ピアソンVUEで受験する場合>
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 「社員証または学生証」と「健康保険証」の組み合わせ
- 外国人登録証(在留カード、特別永住者証明書、ビザ)
<PSIで受験する場合>
- 氏名が英語で表記されている本人確認書類(パスポートなど)
試験当日は本人確認書類とスマートフォンを手元に用意しておきましょう。
SMSに届いたURLにアクセスして、画面の指示に従って写真撮影をします。次の3つのパターンで写真撮影する必要があります。
- 受験に利用する部屋の写真(4枚)
- 本人確認書類(表裏で2枚)
- 受験者の顔写真(1枚)
PCを使って写真撮影することもできますが、PCのインカメラで部屋を撮影するのは難しいので、スマートフォンの使用をおすすめします。
aws試験で申し込みする試験日はいつでも受験可能
aws試験は大学受験や英検などとは違って、試験日は決まっていません。
aws試験は15分間隔でテストが実施されていますので、受験者が都合のいい日時を選んで受験することが可能です。
ただし試験会場で受験する場合は、深夜早朝の時間帯は選べません。
時間帯を問わず受験したいのであればオンライン受験を選択しましょう。
オンラインで受験可能な試験日や、申し込み期限について詳しく解説します。
英語のオンライン受験は24時間365日受験可能
aws試験は英語でのオンライン受験を選択すれば、24時間365日いつでも都合のよい日程で受験が可能です。
予約状況によって希望する日時で予約できないことがありますので、早めに申し込みをしましょう。
ピアソンVUEであれば、時間に制約はありますが、日本語でオンライン受験をすることが可能です。
ではもし試験に合格できなかった場合、次の試験はいつから受験できるのでしょうか。
その場合は、前回の試験日から14日間が経過すると再度受験することができます。
受験の回数に制限はありませんので、受験に合格するまで何度でも再チャレンジすることが可能です。
私もあと1問正解していれば合格できたのに、という悔しい経験があります。
再受験できるのであれば、次の試験こそは絶対合格しようと気合が入りますね。
aws試験の申し込み期限はいつまで?
試験センターで受験する場合は、受験の24時間前までに申し込みが完了するように手続きしましょう。
仕事が忙しいあなたにとって、試験日の直前でも申し込みができるのは嬉しいですね。
オンラインで受験する場合、予約に空きがあれば当日申し込みも可能です。
また予約の変更やキャンセルは、試験開始の24時間前までであれば可能です。
追加料金が発生することもありませんよ。aws認定サイトから試験予約の変更やキャンセルができます。
では試験開始まで24時間を切ってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。
受験できなかった場合は欠席扱いになりますので、試験結果は「不合格」にはなりません。
ただし受験料は返金できないので注意しましょう。
また予約を変更できるのは2回までです。予約を変更する必要がある場合は、一度キャンセルをしてから改めて予約しましょう。
まとめ
- aws試験の申し込み方法はインターネットで、aws認定サイトから申し込み手続きを行う
- プロバイダはピアソンVUEとPSIの2社があり、PSIのオンライン受験は英語対応のみ
- aws試験を自宅で受験する方法は、ウェブカメラとマイク付きの個人PCを用意すること
- オンラインで受験する場合は、第三者がいない個室で受験する必要がある
- 試験当日は写真撮影や本人確認があるため、試験開始の30分前からサインインすること
- aws試験は15分間隔で実施されているので好きな日時を選んで予約の申し込みができる
- 英語でのオンライン試験であれば24時間365日いつでも受験することが可能
- 試験会場で受験する場合の申し込み期限は試験開始の24時間前まで
- オンラインで受験する場合、空きがあれば当日申し込みも可能
aws試験を自宅で受験できるのであれば、試験会場に行くよりも時間の融通が利くので、試験に集中する環境を作りやすいですね。
aws試験を受験したいあなたは、是非今回紹介した申し込み方法を参考にしてみてくださいね。
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