自分で決めた3dや2dモデルに声や動きを付けて、YouTubeで配信するvtuber、そのモデルの価格はどれくらいか知っていますか?
3dモデルは2dモデルより価格が上になるのは、なんとなく分かりますが、実際にどれくらいなのか気になりますね。
そこでvtuber用3dモデルの価格がどれくらいなのか、依頼する時の注意点、制作指示書の作り方を、まとめました。
そして3dモデルを自分で制作する時の作り方や、動かすのに必要な機材もご紹介します。
また、はじめて3dモデルを制作するあなた向けの、ノウハウ本もご紹介します。
vtuberを始める前にしっかり確認しておけば、準備するものも確認できて安心ですよ。
はじめて3d制作をするあなた向けに、基礎知識やBlender2.8のインストールから解説している本です。
Blenderの機能を一通り実践していく内容になっていて、基礎の中の基礎をしっかり学べます。
自作モデルを制作したいあなたにおすすめの本です。
vtuber用3dモデルの価格はどれくらい?

vtuber用3dモデルの価格は数万円~数百万円と幅が広くなっています。
3dのvtuber用モデルを制作する場合、どこに依頼するかでも価格はだいぶ違います。
そこで、依頼先別の相場価格を調べてまとめました。
既にvtuberとして人気のあるモデルを制作担当された方は値が張るようです。
人型ではない3dモデルだと、お手頃な価格になっている場合もありますので、人型でないモデルでチャレンジするのも良いですね‼
依頼先によりクオリティや、アフターサポート等も違いますので、価格と一緒にしっかり確認しましょう。
3dモデルの依頼先別の価格をご紹介
vtuber用3dモデルを制作する依頼先は、大まかに分けると3つあり、相場価格を調べてまとめました。
企業 | 20万円~数百万円 |
有名個人デザイナー | 10万円~100万円 |
個人デザイナー | 1.5万円~50万円 |
3つの依頼先の特徴もあり、まとめましたので確認しましょう。
- vtuber用の2dや3dモデルを制作している
- 納期は長いが、サポートがしっかりしている所が多い
- vtuberとしての立ち上げまでフォローしてくれる企業もある
企業は値は張りますが、安心して任せられ、サポートやフォローがしっかりしていますね。
- 既に活動しているモデルを制作担当された方
- 制作したモデルを実際に見ることができ、モデルの外見的な特徴が分かりやすい
有名デザイナーは実績があるので、値が張りますが、クオリティが高いモデルが期待できますね。
- coconalaなどのスキルマーケットで依頼を受けている
- モデル制作を始めたばかりの方も多く、お手頃価格が多い
- 修正時の対応やサポートが違うので、しっかり確認が必要
個人デザイナーはモデル制作を始めたばかりの人もいますが、お手頃価格で頼みやすいですね。
お手頃価格に設定している方の中には、Vroidというソフトを使っている場合もあります。
Vroidは人型のみ制作できて服装も数種類と、自由度が少なくなってしまうので、人型以外を希望する場合は注意しましょう。
3dモデルを依頼する時の注意点
vtuber用3dモデルの制作を依頼するに、注意点があります。
- 3dモデルの完成イメージを決める
- 依頼する前に予算を決める
あなたのイメージ通りに仕上がり、余計な手間も省けるので、きちんと決めておきましょう。
〈3dモデルの完成イメージを決める〉
あたながどういうモデルを制作したいかを、性格や髪の色など、細かい所まできちんとイメージしましょう。
モデルの性格は、表情につながりますので、とても大事になります。
制作する3dデータにより、セットアップ方法が変わるので、使う機材を決めておくのも、おすすめです。
また知識がなく、分からないあなたは依頼先に相談して、一緒に決めていくこともできますので安心してくださいね。
〈依頼する前に予算を決める〉
依頼先にお願いする前に、だいたいでも良いので予算を決めておきましょう。
何件かの依頼先に見積もりをお願いし、提示プランの内容が似ている時、どこの依頼先にするか迷ってしまいますよね。
予算を決めておくと、さまざまなプランを提示された時の判断する1つのポイントとなります。
3dモデル制作指示書の作り方
イメージが決まったら、依頼先へ出す、制作指示書を作ることをおすすめします。
制作指示書は、あなたが決めた3dモデルのイメージを、イメージ通りにデザイナーに伝えるために必要です。
指示書はExcelやPowerPointで作ることが多いようですが、依頼先より書式の指定をされることもあるので、注意しましょう。
細かいところまで具体的に入れ込むことで、依頼先とのイメージの食い違いを防ぐことができますよ。
- 3dモデルの三面図
- デザインの細かい設定
- 必要な表情や動作
- 髪や服に動きをつける、物理演算の有無
- 使用用途
主な内容は上記の通りです。3dモデルのイメージを、誰が見ても分かるようにしましょう。
〈三面図制作のポイント〉
- 正面、側面、背面から見た画像
- 「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形と、喜怒哀楽の表情
- 両目のまばたきと、あれば髪の毛をとった丸坊主のときの頭部
- 色は「8A2BE2」など、カラーコードで指定する
三面図の制作は、依頼先にお願いすることもできますが、費用がかかります。
事前に準備すると、費用が抑えられて経済的ですよ!
〈イメージ通りに制作してもらうために〉
- 使用用途には、使用するソフトを記載する
- テイスト合わせをするために、3dモデルの名前、世界観や質感など、しっかり設定する
- こだわりたい部分や、重要な部分を分かるようにする
言葉で伝えるのが難しい場合は、図や絵を使って説明しましょう。
制作指示書に細かい内容まで入れ込んで作ると、あなたのイメージ通りの3dモデルを制作してくれるので、大変でもしっかり作りましょう!
vtuber用3dモデルの作り方は簡単!?

vtuber用3dモデルの作り方は、2dでキャラクターを描く、キャラクターを3dにする、3dキャラクターを動かす、の手順です。
作り方の手順が3つなんて、意外と少ないと思いませんか?
あなたが思っていたよりも簡単に、vtuber用3dモデルが作れますね。
キャラクターを描くのが好きなあなた、既に3dモデルのイメージが出来上がっているあなた、作り方を確認してチャレンジしてvtuberデビューしましょう!
ソフトを使って2dでキャラクターを描く
まずは、2dでキャラクターをペイントソフトで描きます。様々な角度から描くのがポイントです。
正面だけでなく、横や後ろからも描きましょう。
またペイントソフトの種類はたくさんありますが、あなたに合ったもので大丈夫です。
キャラクターのイメージが決まっていて、でもイラストを描くのが苦手なあなたは、イラストのみ外注するものアリです。
外注する時は、三面図を描いてもらう様にお願いすると良いでしょう。
2dで描いたキャラクターを3dにする
2dで描いたキャラクターを、3dモデリングソフトに読み込んで、3dにしましょう。
モデリングソフトは無料で使えるBlenderや、簡単にできるVroidがおすすめです。
2つのソフトそれぞれの特徴をまとめました。
〈Blender〉
無料で機能も充実しているのに、使い方に慣れれば、クオリティの高いモデルが作れます。
トラッキングをつける事ができ、動画編集もできるのが特徴。
Blenderは使っている人も多く、困ったときにはネットに情報がたくさんあるので初心者でも安心です。
はじめて3d制作をするあなた向けに、基礎知識やBlender2.8のインストールから解説している本です。
Blenderの機能を一通り実践していく内容になっていて、基礎の中の基礎をしっかり学べます。
自作モデルを制作したいあなたにおすすめの本です。
〈Vroid〉
絵を描く感覚で簡単に、パソコンで利用できる3dモデル制作ができるのが特徴。
Webカメラがなくてもトラッキングすることも可能です。
人型以外のモデルは作れませんが、人型の3dモデルを、簡単に短い時間で作りたいあなたにおすすめです。
制作した3dキャラクターを動かす
完成した3dモデルの動かしたい範囲を、「顔のみ」にするか「体全体」決めましょう。
動かす方法はたくさんありますが、webカメラを使う、もしくは、VRを使う方法がおすすめです。
顔のみを動かしたい場合は、webカメラを使うと費用が抑えられて経済的です。
体全体を動かしたい場合は、VRを使う方法が向いています。
ソフトやツールを使えば、簡単にモデルを動かすことができるので、まずはやってみましょう!
vtuber用3dモデルを動かす機材やパソコンをご紹介

vtuber用3dモデルを動かす必要な機材は、配信する内容やクオリティ、操作するスキルにより変わり、動かす方法もさまざまです。
歌う場合は高性能なマイクが必要で、踊る場合は全身をモーションキャプチャーする必要があります。
雑談など顔のみを動かす場合の機材は、webカメラやフェイストラッキングのみで大丈夫です。
またVR機器などで3dモデルを動かすには、ゲーミングパソコンなど高スペックのパソコンが必要になります。
せっかく機材を揃えたのに、パソコンのスペックが足りなくて、3dモデルの動きがカクカクしていたら残念ですよね。
そのため機材は、内容やクオリティに合ったもので、あなたが操作できるものを選び、パソコンのスペックが足りているか確認するようにしましょう!
スマートフォンを使い動かす方法
vtuberを始めるときに、一番手軽なデバイスがスマホです。スマホ1台とアプリがあれば動かすことができます。
フェイストラッキング機能があるスマホが必要ですが、全てのスマホにある機能ではないので、注意しましょう。
ios端末はFaceID対応(ARKit)、android端末はARCore機能がある端末で使用ができ、高性能カメラがあれば、全身を動かすこともできます。
また、vtuber用モデルを作成、配信までできるアプリもあり、初心者でも簡単で手軽にvtuberデビューできますね。
パソコンのwebカメラを使い動かす方法
パソコン内蔵のものや、外付けのwebカメラで動かす方法をご紹介します。
体を動かす場合は、他の機材が必要になりますが、顔のみを動かす場合、無料ソフトを使うと簡単に動かすことができます。
基本的にはソフトをインストールして、3dモデルをインポートすれば動かせます。
ソフトが無料で、すごく簡単に動かせるので、スキルに自信のないあなたや、まずは動かしてみたい、というあなたにおすすめです。
VRゴーグルとコントローラーを使う方法
有名vtuberも使っている、VRゴーグルを使って動かす方法です。
VRゴーグルとコントローラーを使うと、動かすことはできますが、表情をトラッキングできないので、注意しましょう。
表情を変えたい場合、表情を数パターン用意し、手動で操作することが必要になります。
VRゴーグルの価格は5万円~10万円で、インストールにも専門知識が必要になってきます。
せっかく買ったのに使いこなせなかった、という事があると、もったいないですね。
既に別の方法で3dモデルを動かしているけど物足りないあなたや、知識に自信があるあなたにおすすめです。
3dモデルを動かすパソコンのスペック
2022年現在、動画編集や、ライブ配信を行うときに、必要なパソコンのスペックをご紹介します。
- CPU…Intel Core i7以上、第11世代以上
- メモリ…8GB以上
- GPU…RTX3070、RTX3060 Ti、RTX3060
上記のスペックが必ずしも必要ではないですが、vtuberとして活動を考えているのであれば、推奨します。
パソコン自体の金額は10万円~15万円程度になりますので、予算にいれるようにしましょう。
まとめ

- vtuber用3dモデルの価格は幅があり、企業だと20万~数百万円、有名個人デザイナーだと10万円~100万円、個人デザイナーだと1.5万円~50万円
- vtuber3dモデルの作り方は、2dでキャラクターを描く、キャラクターを3dにする、3dキャラクターを動かす、の3つ
- キャラクターを3dにする時につかうソフトは、BlenderやVroidがおすすめ
- 3dモデルを動かすときに必要な機材は、スマホ、webカメラ、VRゴーグル等あり、動かし方もさまざまある。
- 3dモデルを動かすパソコンのスペックは、CPUはIntel Core i7以上や第11世代以上、メモリは8GB以上で、価格は10万円~15万円程度
これからvtuber活動をするなら、お手頃価格のもので始めてみましょう。
本腰を入れて活動するようになった時、モデルや機材にお金をかけるのも良いですね。
はじめて3d制作をするあなた向けに、基礎知識やBlender2.8のインストールから解説している本です。
Blenderの機能を一通り実践していく内容になっていて、基礎の中の基礎をしっかり学べます。
自作モデルを制作したいあなたにおすすめの本です。
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