プログラミングは、オンラインの教材や参考本などで気軽に勉強を始めることができますよね。
しかし、いざ始めてみると「思うようにできないな、辛いな…。」と思ったのではないでしょうか。
プログラミングができないから辛いと感じる原因は様々で、対処法も異なります。
私の友人も独学でプログラミングを始めてみたものの、なかなか技術が身につかないことに悩んでいました。
プログラミングは、言語や勉強方法によって辛いと感じることがあるようです。
なかなかできないことが原因で、途中であきらめてしまうケースも多いです。
そこで今回は、プログラミングができなくて辛いと感じるときの対処法と、そう感じる原因をご紹介します!
原因が分かって対処できれば、あなたの抱えている悩みもスッキリするかもしれませんよ。
プログラミングができないので辛い!そんな時の対処法
プログラミングだけでなく、何か新しいことを始める際に辛いことはつきものですよね。
しかし、辛いと感じてすぐに諦めてしまうのではなく、どうすれば乗り越えることができるか対処法を考えることが大切ですよ。
プログラミングができないと感じた時の、主な対処法を8つ厳選しました。
- 何が分からないのかを明確に理解する
- あらかじめ目標とその期間を設定しておく
- プログラミングの勉強を細分化を習慣化させる
- 勉強するプログラミング言語を見極める
- スクールやコミュニティに入って環境を変える
- インプットとアウトプットを意識して行う
- タイピングの練習をする
- すでにあるプログラミングのコードを模写する
それでは早速、詳しい内容を順番に見ていきましょう。
何が分からないのかを明確に理解する
プログラミングの勉強で大切なことは、あなたにとって一体何が分からないのかを特定することです。
プログラミングは、用語や概念などが複雑ですよね。
分からない部分を特定して、それを理解するためにはどうしたらいいのかを考えて行動することで、あなたのスキルは自然と上がっていくはずですよ。
しかしそれでも解決しない場合には、そのままプログラミングの勉強を進めてしまっても構いません。
ずっと立ち止まっているのではなく、先に進めることで後になってから分かるということもあるのです。
何事も、臨機応変に進めていくのがポイントですね!
あらかじめ目標とその期間を設定しておく
あなたはどんな理由でプログラミングの勉強を始めましたか?
「なんとなく役に立ちそうだから。」「勉強しておけば、便利になると思ったから。」などのあいまいな理由でも、もちろん大丈夫です。
しかし勉強を始めたからには、まず目標とその期間を設定しておきましょう。
すでに目標や期間がある場合には、その内容が理想的なものでなく現実的かどうか、改めて確認するといいですよ。

どうしてプログラミングをするのに目標を設定する必要があるの?
それは、目標があった方が、あなたにとって今何をするべきかが分かりやすいからです。
目標を設定していないと、「勉強ができない、辛い。」と悩んでいる途中で挫折しやすくなってしまいますよ。
ちなみに目標には以下ようなものがあります。
- 趣味でホームページを作れるようになること
- 自分で1からアプリケーションを作れるようになること
- エンジニアとして就職して仕事ができるようになること
- AIの開発を携われるようになること
人によって目標は様々で、1つだけである必要はありません。
私の友人は、「自分用にホームページを作って、そこから転職をしたい。」と目標をたててプログラミングの勉強をしています。
目標を段階的に設定していて、やるべきことが明確ですよね。
小さな目標でもいいので設定をすることで、できたときは達成感が得られます。
こうすることで、少しずつではありますが、確実にプログラミングをマスターしていくことができますよ。
プログラミングの勉強の期間は、あなたの決めた目標や勉強する言語によって異なります。
まずは明確な目標を設定することから始めましょう!
プログラミングの勉強を細分化と習慣化させる
プログラミングの勉強を一気にやろうとすることも、実はできないことにつながってしまいます。
もしあなたがそんなケースに陥っているのであれば、細分化と習慣化させることで対処ができるかもしれません。
一気に勉強を進めようとすると、ハードルが高くなり過ぎてしまい、続かなくなりますよね。
そんなときは、勉強の範囲を細かく設定して細分化させてあげることで、実行しやすくなります。
実行できれば、自然ともっとやりたくなるはずです。
無意識に行動できる状態になって、いつの間にかプログラミングの勉強が習慣化されていきますよ。
ちなみに私はこの方法を仕事で取り入れています。
作業を一気にやろうとせず、例えば「納品期限はこの日だから、逆算をして今日はここまで進めよう!」と行動を最小限に設定して、毎日習慣的に行っています。
達成できれば、今後のモチベーションもあがるのでおすすめですよ!
勉強するプログラミング言語を見極める
プログラミング言語は、コンピューターに命令を出すプログラムを書くための言語のことです。
プログラミングを勉強するにあたって、プログラミング言語の選択はとても重要になってきます。
プログラミング言語を使用することで、コンピューターにやりたいことを命令することができるのですね。
そして、言語といっても色々な種類があり、難しさや使用用途もそれぞれ異なってきます。
あなたの勉強の目標や期間などに合わせて、選ぶことが大切ですよ。
主なプログラミング言語と使用用途は以下の通りです。
主なプログラミング言語 | 使用用途 |
Webサイトの開発 | Ruby・HTML,・CSS・ JavaScript,・PHP など |
サービスの開発 | Ruby・ PHP・ Python など |
スマートフォンアプリの開発 | Swift・Kotlin・Java など |
ゲーム・ソフトウェアの開発 | C#・Unity など |
AI・機械学習 | Python・R言語など |
エンジニアの就職 | Java・Ruby など |
一例を紹介しましたが、必ずしもその使用用途でしか使えない、というわけではありません。
あなたがどんな目的で使用するのかを良く考えて、その目的に合ったプログラミング言語を決定してくださいね。
スクールやコミュニティに入って環境を変える
勉強を継続していくうえで、プログラミングに関するサークルやコミュニティなどに参加することはとてもおすすめです。
プログラミングを学ぶ環境を変えることで、理解しやすくなったり、あなたが悩んでいることの対処法が分かったりするかもしれません。
また、サークルやコミュニティなどに参加して環境を変えることで、勉強仲間が自然と見つかります。
仲間がいると、辛いことがあったときにお互いに励ましあったり、分からないところを教えあったりすることができますよ。
ちなみに、サークルやコミュニティにはオンラインとオフラインの2つ種類があります。
料金に関しても、無料で参加することができるものから有料のものまであります。
あなたが本格的にエンジニアとしての転職や就職を目指している場合は、就職支援、キャリアカウンセリングを受けることができるスクールを利用しても良いですね。
インプットとアウトプットを意識して行う
インプットとアウトプットを意識して行うことは、プログラミングの勉強で大切になってきます。
インプットとは必要な知識を自分の頭の中に取り込むことをいい、アウトプットとはインプットで学んだ知識を外へと出すことをいいます。
プログラミングの勉強がある程度進んだ段階で、疑問点が生まれて解決することができないと困ってしまいますよね。
勉強をして必要な知識を頭の中に取り入れるだけでなく、アウトプットを意識しながらこれまで学んできたことを復習してみましょう!
「これまで分かっていたつもりで勉強を進めていたものの、実はいまいちよく分かっていなかった。」と新しい発見があるかもしれませんよ。
ちなみにインプットの方法は、プログラムをマネする、誰かに教えてもらう、といった方法があります。
インプットをしたあとは、練習アプリや、すでにあるサービスの模範サイトを作るなど自分で開発を行ってアウトプットしてみましょう!
タイピングの練習をしてスキルを上げる
プログラミングにおいて、タイピングは必須の項目です。
タイピングの速度が速いほうがたくさん入力できますよね。
速度と精度のスキルが上がることで、あなたのプログラミングのスキルも自然と上がっていくはずです。
プログラミングは、普段あまり使わないような記号を使うことがよくあります。
「普段の文章のタイピングは得意でも、プログラミングのタイピングはどうも苦手…。」と頭を抱えて悩んでいるのではないでしょうか。
タイピングの速さは作業の時間にも関わってくるので、プログラミング用のタイピング練習をすることをおすすめしますよ。
スピードも大事ですが、同時に丁寧に入力することも忘れないようにしてくださいね!
すでにあるプログラミングのコードを模写する
プログラミングの勉強において実際に手を動かすことは大切ですが、これを実践する最適な方法が、プログラミングのコードの模写することです。
模写とは、すでにあるプログラムのコードをそのまま書き写していくというものです。
すでにあるコードを模写することで、以下のようなメリットがありますよ。
- プログラミング言語の基本的な文法を理解することができる
- タイピングの練習になり、コーディングの速度が上がる
- プロの完璧なコーディングを真似することができる
- デザイン力が上がり、きれいなコーディングができるようになる
プログラミング技術のレベルによって、模写に挑戦するべきサイトは異なってきます。
まずはあなたのレベルにあったサイトを探してみてくださいね。
プログラミングができないから辞めたいと感じる理由
そもそも、プログラミングができないと感じるのはなぜでしょうか。
プログラミングができない理由は人によってさまざまで、色々あります。
あなたも、「プログラミングができない、辞めたい…。」という悩みを抱えながらも勉強を進めているのではないでしょうか。
実際にそういった悩みを抱えている人はたくさんいるみたいです。
ここでは、プログラミングができないから辞めたいと感じる、主な理由をご紹介していきますね。
自分の思うようにコードを書くことができない
プログラミングを趣味程度で少しだけやったことがあったり、コーディングの経験がほとんどなかったりする場合によくある悩みです。
思うようにコードを書くことができないと、作業を進めることができないので悔しいですよね。
分からないところが分からないといった状態が続くのも辛いですし、「自分は向いていないのかな、辞めたいな。」などと思ってしまう気持ちはよく分かります。
しかし、プログラミングの勉強をすることを嫌だと感じていなければ解決できるかもしれません。
コードを書く練習や、プログラミングに対する知識が足りてないだけで勉強をして補ってあげれば、理想のコードを書くことができる可能性もありますよ。
プログラミングが楽しくなくて嫌になる
プログラミングが楽しくなくて、辞めたいと感じるケースもあります。
そんなときは、プログラミングを楽しいと思わない原因を考えてみましょう。
もしかすると、あなたの携わっているサービスやシステムに対して興味を持てないことが、楽しくないという感情につながっている可能性がありますよ。
扱う技術や開発の手法が全く異なるサービスやシステムであれば、楽しいと感じるかもしれませんね!
しかし、プログラミングそのものが楽しくないと感じるのであれば無理に続けていても状況は変わらないと思います。
新しいものが次々と登場するので、プログラミングの勉強に終わりはありません。
ある程度の関心や興味を持って勉強を続けることは大切ですよ。
納期に追われながらプログラミングをするのが嫌だ
どんな仕事でも、納期を守るというのはとても大切なことですよね。
エンジニアとしてシステム開発を行う際には、納期やリリース日が決められています。
そのため、無理をしてでも作業をしなければならない状況もあるでしょう。
もしも、今まで趣味として楽しく開発をしていた場合には、そのギャップに衝撃を受けるかもしれません。
「プログラミング自体が嫌になってしまいそうで辞めたい…。」と感じるケースもあります。
そんなときは心身ともに支障をきたす前に、環境を変えることをおすすめしますよ。
プログラミングができないなら仕事を辞める手もある!
プログラミングの仕事を始めたばかりの頃は楽しくても、次第に難しくなってできないと感じるようになると、楽しいというより辛くなってくるかもしれません。
仕事が辛いと感じたら、先ほどの6つの対処法で勉強方法を見直してみることをおすすめしますが、それでもどうしても辞めたいと思うときもあると思います。
そんなときは無理をする必要はありません!プログラミングができないと思ったら辞める手もありますよ。
楽しくないことは無理に続けない方が良い
なんでも、楽しくないことを続けるのは良いとはいえません。
楽しくないことを無理に続けることは、なんだか時間を無駄にしているような気がしますよね。
特にプログラミングの場合は、ずっと勉強を続けなければいけません。
あなたが勉強して新しく身につけた技術も、時間とともに古くなったら、さらに新しいことを勉強する必要があります。
こういったことから、楽しくないことは無理をして続けない方が良いと思いますよ。
プログラミングが楽しくないなら、なにか別の仕事に挑戦をしてみても良いですね!
辛いと感じながら勉強をしても上達しない
辛いと感じながらプログラミングをしても、上達はしません。
プログラミングをしている私の友人は、本当に楽しそうにやっています。
友人の周りもそんな人ばかりで、家に帰ってからも自分でアプリケーションを作ったりしているみたいですよ。
そういった人に追いつくには、プログラミングを楽しいと感じなければ難しいでしょう。

今までしてきた勉強が無駄になってしまう…。
もしあなたが、プログラミングを長く続けてきたのなら余計に悩んでしまうかもしれませんね。
しかし、プログラミングの分野は常に技術が変化していくので、そこまで深く考えなくても大丈夫ですよ。
プログラミングの勉強を辞めても辞めなくても、これまで勉強してきたことが後になって無駄になることはよくあるのです。
そのため、今まで勉強したことが無駄になるということを気にしすぎないで下さいね!
無理に頑張って3年間働く必要はない
よく就職してから、「最低、3年は勤務しなければいけない。」と耳にします。
確かに、スキルを身につけたり、自分に向いている仕事かどうかを判断したりするためにも3年間働くことは大切です。
しかし本当に、できない、辛いと感じるのであれば、3年という期間にこだわる必要はありません。
「転職をするときに、根性がないと思われて不利になってしまうかもしれない…。」と悩みますよね。
しかし、根性があるかないかは、プログラミングでは判断することはできません。
周りからそういったことを言われても気にしないようにしましょう!
プログラミングができなくても他にも仕事はある
プログラミングを辞めても、仕事は他にもたくさんあります。
もちろん、あなたに適した仕事は必ずあるはずです。
しかし辞めたい理由が解決できないまま、新しい仕事に就職すると、また退職することにつながるかもしれません。
無理にプログラミングを続ける必要はありませんが、辞めたい理由を明確にしてから辞めましょう。
ちなみに、転職をする際は転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録することで、担当者が1人つき、あなたに合った求人を紹介してくれます。
あなたの希望に合った求人を紹介してくれるので、ミスマッチを防ぐことができますよ。
これなら、自分に合った転職先が見つけられますね!
また、担当者はあなたがどんな仕事に向いているのか、自己分析を手伝ってくれます。
自分だけで自己分析をすると、どうしても主観的になってしまいますよね。
第三者からの視点が入ることで、より正確な自己分析ができますよ!
まとめ
- プログラミングができないから辛いと感じる原因や対処法は、プログラミング言語や勉強方法によって様々。
- プログラミングの勉強を始める前に、目標と期間を設定し、それに合わせてプログラミング言語を見極めることが大切
- プログラミングの勉強は一気にやろうとせずに、細分化と習慣化させる
- プログラミングの勉強を継続するために、サークルやコミュニティに入り環境を変えるのがおすすめ
- プログラミングの勉強において、タイピングやインプットとアウトプットを意識して行うことは必須である
- プログラミングの勉強において、コードの模写をすることは実践で役に立つ
- 無理にプログラミングの勉強を続ける必要は無いが、辞めたい理由を明確にしてから辞めるようにする
プログラミングができないことで辛いと感じ、不安を抱えながらも仕事をしているのはあなただけではありません。
「色々考えたけど、できないからやっぱり辞める!」といった思い切った決断も大切ですよ。
別の職種に転職することも可能ですし、心を入れ替えて全く別のことにチャレンジしてみても良いですね!
プログラミングができなくて悩んでいるあなたの心が、少しでも晴れますように…。
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