最近ノートパソコンの内部から変な音がするな、と感じませんか。
もしかしたらノートパソコンの内部にホコリが溜まっているからかもしれません。ノートパソコンの内部は定期的な掃除が必要です。
ノートパソコンの内部の掃除は業者に任せてみましょう。内部の掃除だけでなく点検も一緒に頼むことができます。
しかし、毎回ノートパソコン内部の掃除を業者に依頼することは、金銭的にも難しいですよね。
ノートパソコンの内部の掃除は自分では難しいですが、簡単なお手入れをすることで内部へのホコリの侵入を軽減することができます。
こちらでは、自分で分解せずに安全にノートパソコンの掃除の仕方を解説します。

でも、私不器用だから壊しちゃうかもよ?
大丈夫ですよ、あなたのノートパソコンを少しでも長持ちさせましょう。
ノートパソコンの内部を掃除して長持ちさせよう

あなたがノートパソコンで作業している時に「音がうるさい」と感じたことはありませんか?
もしかしたら内部にホコリが溜まってしまっているかもしれません。
冷却ファンを正常に稼働させるには、ノートパソコンの内部を定期的に掃除しなければいけません。
内部の冷却ファンは周囲の空気を循環させています。そのため、ファンにはホコリが集まり溜まってしまいます。
ノートパソコンの冷却が正常になればパソコンは長持ちします。内部の掃除はどうやってできるのでしょうか、見ていきましょう。
ノートパソコンの内部の掃除は業者に任せよう
ノートパソコンの内部の掃除をした方が、パソコンのトラブルや防止への効果は確かに高いです。
内部の掃除をしたい場合は、業者に頼みましょう。綺麗に掃除してくれますし、他の部位の点検もしてくれます。
ノートパソコンの内部の掃除の仕方を自分で行うには、専用のドライバーが必要となります。パソコンは多くのネジでパーツを止めています。
使いやすいドライバーの方が手の負担が軽くてすみます。
しかし、自分で分解し掃除することは、故障の原因にもなりかねません。
慣れている方なら掃除することができますが、初心者の方には不安があるはずです。また、全てのノートパソコンが同じ作りではありません。
「A社のホームページで載っていたから」と違う会社のノートパソコンで試すと「外れない」や「これは何?」といった問題がおこることがあります。
長持ちさせるために内部を掃除をするのに、故障してしまっては元も子もありません。心配な場合は業者に依頼しましょう。
ノートパソコンの内部を開けない掃除の仕方
ノートパソコンを自分で分解して掃除する方法があります。しかし、素人からすると「分解して元に戻らなかったらどうしよう」と思いますよね。
また、ノートパソコンの形状によっては分解できない機種もありますし、工具も必要となります。
ノートパソコンを開けなければ本格的な内部掃除はできません。しかし、内部を分解しなくてもある程度の掃除は可能です。
内部を分解しない掃除も定期的に行うことでノートパソコンを長持ちさせてくれますよ。手順を見てみましょう。
- ノートパソコンの電源を切る
- キーボードの隙間を掃除する
- 通気口に溜まったホコリを取る
簡単ですね、注意する点など具体的に見てみましょう。
<ノートパソコンの電源を切る>
当たり前のことですが、ついつい「すぐ使うし」と電源を入れたままで行いそうになります。
しかし、故障の原因になりますので、電源は必ず切ってから掃除を始めましょう。
<キーボードの隙間を掃除する>
掃除機の先にハボキのアタッチメントを装着して掃除してください。吸引パワーは弱でやさしく吸い込みます。
キーボードの隙間に入り込んでいるゴミやホコリは、手動で空気を吹き出す道具が便利です。100均などで売っています。
また、セロハンテープや養生テープで掃除機で取れなかったゴミやホコリを取り出すやり方もおすすめです。
<通気口に溜まったホコリを取る>
通気口やプラグなどに溜まったホコリを掃除機で吸い込みます。同じようにハボキのアタッチメントを使って下さい。
通気口は細かいので、掃除機では取れにくい場合があります。その場合は、エアダスターがおすすめです。
エアダスターとは、気体を吹きかけてゴミやホコリを取り除くことができるお掃除グッズです。ボールの空気入れでも代用ができます。
上記の「手動で空気を吹き出す道具」でも良いのですが、風量が少ないのであまり効果が出ないかもしれません。
通気口のホコリはしっかり取る必要があります。冷却ファンが周囲の空気を循環させているためです。
ですので、少しでもホコリが入り込まないように丁寧に掃除を行いましょう。こうすることで、ノートパソコンが長持ちしますよ。
ノートパソコンに付いている手垢やシミも掃除しよう
ノートパソコンの汚れはキーボードや通気口のホコリやゴミだけではありません。
飲み物や食べ物のシミや手垢も目立つ汚れです。液晶にもホコリやシミがついていますよね。
ついでにそれらの汚れも綺麗にしてしまいましょう。
<乾いたやわらかい布で拭きとる>
乾いたやわらかい布で拭き取ります。基本的にはこれで取れるなら他にすることはありません。
布も「マイクロファイバー」のような超極細繊維で作られた布があり、パソコンのお掃除グッズとしても販売されています。
ノートパソコンを掃除する時は、このような布を使いましょう。
特に、液晶画面を掃除する際は画面が傷つきにくく静電気からのホコリも取れやすいのでおすすめです。
<かたく絞った布で水拭きする>
落としきれなかった汚れは、かたく絞った布で水拭きします。
パソコンは基本的に湿気は大敵なので水分が入り込まないように気を付けるようにしましょう。
液晶画面を拭くには、ほんの少しだけの水分量にしましょう。拭きむらが出来てしまいます。
<それでも取れない場合>
水拭きでもどうしても取れない汚れは中性洗剤を使います。中性洗剤とは台所用洗剤が一番分かりやすいですね。
液晶画面には使わないで下さい。こちらも拭きむらが出て見にくくなります。
中性洗剤は、そのまま使うのではなく、十分に水で薄めてから使用します。
水性と油性の両方の汚れを取ってくれますよ。ただ台所洗剤全てが中性とは限りません。使用前に確認しましょう。
ドラッグストアで売っているアルコール消毒液も有効です。希釈していない「エタノール」と書かれているものです。
揮発性があるので湿気の心配がありません。布にアルコールを染みこませて使います。
ただし、発火性があるので、ノートパソコンが高温の場合は使用しないようにしましょう。
また掃除全般に言えることですが、手が荒れやすいのでゴム手袋などを使用した方が良いでしょう。
ノートパソコン内部の掃除を業者に頼むメリット

内部の掃除は業者に頼む方が良いことは分かりました。
しかし、自分でもできると書いているサイトもあります。なぜ業者に頼む方が良いのでしょうか。
ノートパソコン掃除業者に依頼!プロの仕上がりに満足
ノートパソコンの内部の掃除は素人でもできる場合があります。
しかし、型が統一されているわけではないので、説明書を見てもその通りではないという場合も多いです。
「うっかり外してしまい、故障してしまった」という声も聞かれます。それは避けたいですよね。
業者が持っている工具は、プロ仕様です。そのため掃除後の仕上がりも違います。
エアーダスター1つとってもエアーの威力は違いますし、パソコンのパーツに安全な薬品を使用し、新品のように仕上げてくれます。
また、気になる箇所への相談や点検ができるのも嬉しいですね。
少しでも、長く使用できるようにノートパソコンの内部の掃除を行っておきましょう。
ノートパソコンの平均寿命は5年と言われていますので、3~4年で買い替えを検討する必要が出てきます。
ノートパソコンをよく使用するなら完全に壊れてしまう前にバックアップを取り、買い替えの準備は必要です。
ノートパソコン内部の掃除のおすすめ業者を紹介
ノートパソコンの内部を掃除するには業者に頼んだ方が良い事が分かりました。

でも、どこに頼めばいいのかな?
業者に頼みましょうと言われても、一体どこの業者がいいのか分かりませんよね。
下記が、評価の高いノートパソコンの内部の掃除ができる業者です。
店舗名 | 全機種 対応 | 全国 対応 | 詳細 |
ドクターホームネット | 〇 | 〇 |
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ヤマダ電機トータルサポート | 〇 | 〇 |
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パソコン工房 | 〇 | 〇 |
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パソコン修理本舗 | 〇 | △ |
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パソコンドック24 | 〇 | △ |
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掃除だけではなく修理等もできるので不安なことがあれば相談できるのもいいですね。
ノートパソコンの掃除や点検等の業者を選ぶポイント
ノートパソコンの掃除や点検のために業者を選ぶ際のポイントはあるのでしょうか。
- 料金設定が明確なこと
- サポート実績が豊富なこと
- 修理スピードが速いこと
- 納得できる見積書の提示があること
- 修理前の説明が分かりやすいこと
- 宅配や出張に対応していること
- 全国での修理対応していること
- データは事前にバックアップが必要かどか
- 全機種に全メーカー修理対応しているかどうか
上記が業者を選ぶ際のポイントとなります。機種対応も「Windowsのみ」なのか「Macのみ」なども調べておく必要があります。
宅配のみ全国で、持ち込みと出張は地域のみという店舗もあるでしょう。
あなたの機種やこだわり、ライフスタイルに合った店舗を選びましょう。
パソコンがなくなることはない時代です。1回利用し対応が良ければ、これから長くお世話になるでしょう。
いざという時の為に内部の掃除から利用するのも良いかもしれませんね。
ノートパソコン内部の音の変化を聞いて対策を取ろう

上記で「変な音がする」と表現しましたが具体的にどのような音なのでしょうか。
ノートパソコンに限らずパソコンは様々な内部から音を出します。問題な音から危険な音までありますので、聞き分けて対処しましょう。
ノートパソコンから聞こえる安心な音とは?
同じ音でも比較的安心な音もあります。見ていきましょう。
音の種類 | 考えられる原因 |
カリカリ | ハードディスク内のデータを検索したり、読み書きを行ったりするときに発生する「シーク音」と呼ばれるものです。 |
ジジジ | 「カリカリ」と同じくシーク音の一種です。 |
キーン | コイルに電流が流れ振動することによって発生するノイズ音。一般的には「コイル鳴き」と呼ばれている現象です。 |
ブーン | CDやDVDなどを読み込む光学ドライブの音です。 |
キュルキュル・ギュイーン | 「ブーン」と同じくCDやDVDなどを読み込む光学ドライブの音です。 |
サー | ファンの回転数が多くなっている音です。 |
確かによく聞く音だなと思いませんか。音が出ると不安になりますが、毎回聞こえる音なら心配無いようですね。
ノートパソコンから聞こえる危険な音とは?
では、気を付けなければいけない音を見てみましょう。
音の種類 | 考えられる原因 |
キュルキュル | ハードディスクの故障の恐れがあります。 |
カラカラ | 冷却ファンに周りのケーブル類が絡んでいる可能性があります。 |
ブオー | 冷却ファンの性能が落ちると動作音がさらにうるさく感じられます。 |
無音 | 今までの音が全く動かないことは故障の可能性が高いです。 |
ピー | エラーなどの電子音(ビープ音)の可能性があります。 |
ビビビ・ビー | 本体のケースがしっかりと閉まっていない時に鳴ることがあります。 |
パソコンに関する危険な音ですね。詳しく見ていきましょう。
<キュルキュル>
上記の「安心な音」の「キュルキュル・キュイーン」はCDなどのディスクが回り画面に映像が出てくるはずです。
しかし、「キュルキュル」はずっと同じ箇所でクルクル空回りしている感じです。
もしかしたら、ノートパソコン自体の故障かもしれません。データの読み書きができているでしょうか?
まだサイトインできる間にデータをバックアップし、修理を依頼しましょう。
<カラカラ>
ノートパソコンは、動作中に熱を持つパーツを冷やすために冷却ファンが設置されています。
このファンに周りのケーブル類が絡むと「カラカラ」という音が聞こえることがあります。
CPUファンにケーブルが触れることで、断線してしまうかもしれません。何かに引っかかっているような音が聞こえてきたら要注意です。
「カラカラ」という音が聞こえたら、パソコンを分解して配線をチェックする必要があります。しかし、初心者では難しいですよね。
やはり業者に依頼しましょう。内部の掃除もついでにお願いできます。
<ブォー>
冷却ファンの性能が落ちるとファンの動作音が大きくなります。ノートパソコン内のホコリが溜まっている可能性があります。
冷却が上手く行えないと熱がこもり故障の原因になります。定期的に掃除することとパソコンを使う部屋も綺麗にしましょう。
<無音>
今まで普通に聞こえていた音が聞こえなくなることも故障の可能性が大きいです。
ちゃんと起動できるか確認し、出来なければ業者に問い合わせましょう。
<ピー>
電子音の「ピー」は、何かしらのエラーの可能性があります。
どの操作をした時に鳴ったかをメモしておき、業者に相談しましょう。
<ビビビ・ビー>
パソコン本体のケースが閉まっていない時に鳴ることがあります。ドライバーでネジをしっかり締めてみましょう。
それでも改善しない場合は、業者に相談しましょう。
他にも聞きなれない音を感じたら早めに業者へ連絡しましょう。
ノートパソコンから音が聞こえた時の対策
ノートパソコン内部からの危険な音の原因は、冷却ファンの回転数が上がり、内部に熱がこもることで起こります。
ファンの掃除をすることも大事ですが、それ以外に冷却ファンに負担をかけない対策があるのでしょうか。
少しでも、ノートパソコンの負担が軽くなるような対策を考えてみましょう。
- 涼しい場所で作業する
- ノートパソコンの下に隙間を作る
- 外付けファンを使う
- 柔らかいものの上に置かない
- 複数のアプリや機能を同時に開かない
- デフラグをかける
- エラーチェックをする
これらの対策が有用と言われています。1つずつ見ていきましょう。
<涼しい場所で作業する>
ノートパソコンは確かに持ち運びができて便利ですが、作業環境が涼しいところが望ましいです。
風通しの良い場所やクーラーが効いた環境が良いでしょう。
自分が熱くなくても、パソコンの中は電気の熱で熱い状態です。少し涼しく感じるぐらいがあなたも作業しやすく良い環境でしょう。
<ノートパソコンの下に隙間を作る>
ノートパソコンによっては、背面に「ツメ」がついていて、傾けることで熱を逃げやすくする工夫がされているノートパソコンがあります。
それでも完全に下に隙間はできません。ノートパソコンの下に隙間ができれば熱がこもることもなく冷却ファンの負担も軽くなります。
そこで、パソコンスタンドがおすすめです。下に隙間を完全に開けてくれます。
<外付けファンを使う>
パソコン冷却用のファンです。扇風機みたいになっており、ノートパソコンの近くで運転することで熱を流します。
直接ノートパソコンの排熱口に直結させて、熱を吸い込み外に放出する冷却ファンもあります。
<柔らかいものの上に置かない>
ノートパソコンの下に直接触れてはいけないからと毛布などの柔らかいものの上にノートパソコンを置いてはいけません。
反対に熱がこもってしまいます。また、毛布の中に保冷剤を入れてもいけません。
パソコンで推奨されている動作環境温度は10℃~35℃。温度が低すぎてもノートパソコンには負担がかかります。
<複数のアプリや機能を同時に開かない>
パソコンへの負担が大きくなりますのでそれだけ熱量が上がり、冷却ファンの作業が大きくなります。不必要なページやアプリは閉じましょう。
<デフラグをかける>
デフラグとは、最適化とも言われており、ハードディスクのデータを整理整頓してくれます。
連続的に配置しなおすことで動作の不安定さなどを解消する役割があります。
パソコン内の動作が遅く感じる時や、音が気になる時に行うと改善する可能性が高いです。
デフラグは、整理するデータが多い場合数時間かかる時があります。時間がかかるのでお時間がある時に試してください。
<エラーチェックをする>
エラーチェックで、ハードディスクに何か不具合が起きていないか検査します。
下記では、Windowsエクスプローラーでエラーチェックする手順です。
動作が遅くなったなどのパソコンの不具合がある場合におすすめです。
- 「Windowsロゴキー」を押し、「Windowsシステムツール」にある「エクスプローラー」をクリック
- エクスプローラーが表示されるので左側のクイックアクセスなど表記があるナビゲーションから「PC」を選択
- 右側の「デバイスとドライブ」が表示されるので、「エラーチェックしたいドライブ」の上にカーソルを動かし、右クリックして「プロパティ」を選択
- プロパティの画面が表示されたら上の「ツール」タブをクリック
- ツールが表示されたら、「エラーチェック」の「チェック」をクリック
- 「このドライブはスキャンする必要はありません」と表示が出たら、下の「ドライブのスキャン」をクリック
- 「お使いのドライブは正常にスキャンされました」という表示が出たら、「閉じる」をクリック
「7」でエラーが検出された場合は「このドライブを修復する」という表示が出るので、下の「ドライブの修復」をクリックします。
それでも改善しない場合は、故障が考えられますので業者に相談しましょう。
外付け冷却ファンはとても便利になっています。外出でも使える差し込み式やノートパソコン専用スタンド型などです。
ノートパソコンのデメリットである「熱がこもる」という問題点をクリアし、快適なパソコンライフを送りたいですね。


まとめ

- ノートパソコンの内部はホコリが溜まっているので定期的に掃除をする必要がある
- ノートパソコンの内部の掃除は業者に頼んだ方がよい
- ノートパソコンの外側の掃除でも内部のホコリが溜まるのをある程度防止できる
- ノートパソコンからの音には安全な音と危険な音がある
- 危険な音がした場合すぐに業者に相談する
- ノートパソコンの熱がこもらないように工夫する必要がある
- ノートパソコンを掃除や点検に出すための業者は自分の機種やライフスタイルに合う店舗で見つけると良い
ノートパソコンを開けずに掃除するだけでも、寿命を長持ちさせることができます。
しかし、完全にはホコリを遮断できませんので、ノートパソコンの内部の掃除は必須です。
変な音が出てからでは遅い時もあります。変な音がした時はもちろんですが、定期的に業者へ掃除を依頼するようにしましょう。
あなたのノートパソコンが少しでも長持ちするとよいですね。
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